「勇者! 耳かきをしてやるからワガハイのものになるのだっ! 〜わがままドラゴン魔王アスタロト〜」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー トラック1:オープニング。勇者と魔王、対峙 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ;ボイス位置:9 正面から 【アシュ】 「がっはっはー! よく来たのだ! 勇者よ!!」 【アシュ】 「ワガハイはアスタロト!」 ;SE:マントをバサッとさせる音 【アシュ】 「魔王アスタロトォッ!」 ;SE:歩いて近づいてくる音 ;ボイス位置:1 【アシュ】 「ふははははははははははー! この城に来客などいつぶりだろうか!」 【アシュ】 「ワガハイが強すぎてワガハイに挑戦する者が最後に来たのが……ええっと……いち、にい、さん……」 【アシュ】 「とにかくいっぱいここで待っていた!!」 【アシュ】 「さて……どうするのだ勇者?」 【アシュ】 「ワガハイと戦って儚く散るのか?」 【アシュ】 「言っておくが……ワガハイは強いぞぉ……もう滅茶苦茶強いぞぉ……」 【アシュ】 「いいのか? 脆弱な人族なんて一瞬でけちょんけちょんぞ?」 ;ト書き;シャドーボクシングをしています 【アシュ】 「シュッ、シュッシュッ!」 【アシュ】 「今の素振りもお前には見えなかっただろう! そうだろう!」 【アシュ】 「つまり! お前はワガハイの攻撃を受けられないという訳だ!」 【アシュ】 「これが力の差というものだな! うんうん!」 【アシュ】 「さて……ワガハイも戦いにならない一方的な蹂躙に飽きてしまってな」 ;ボイス位置:7 囁き 【アシュ】 「なあ勇者よ……取引をしないか?」 ;ボイス位置:7→1 笑いながら離れる 【アシュ】 「ふっふっふ……」 【アシュ】 「勇者よっ! 耳かきをしてやるからワガハイのものになるのだっ!」 【アシュ】 「ワガハイのものになったらお前が生きている限り長い平和を約束しよう!」 【アシュ】 「どうだぁ? お前にとっても悪くない話だろう?」 【アシュ】 「お前一人の犠牲で世界が平和になるのだ」 【アシュ】 「それに……ワガハイもお前を悪く扱うつもりはない」 【アシュ】 「三食昼寝、耳かき付きなのだ!」 【アシュ】 「なんでも勇者は耳かきが好きらしいではないか!」 【アシュ】 「ワガハイの先代の魔王も耳かきで勇者を陥落させたらしい」 【アシュ】 「という事はつまり、お前も耳かきが好きなのではないか?」 【アシュ】 「がっはっは! ワガハイの名推理、おそれいっただろう!」 ;ボイス位置:7 囁き 【アシュ】 「だから、ワガハイのものになれ、勇者」 ;ボイス位置:7 囁き 低めの声で 【アシュ】 「もしもならなかったら……その時は、分かるな?」 ;ボイス位置:1 【アシュ】 「よし、では決まりなのだ! ワガハイの事はアシュと呼ぶがいい! これからよろしくな! 勇者!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー トラック2:約束の耳かきをしてやるのだ! がっはっは!(耳かき右) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ;ボイス位置:1 【アシュ】 「ふう! ワガハイの巣は落ち着くなぁ!」 【アシュ】 「まあ勇者よ、狭い所だが今日からは自分の巣だと思って過ごすといい!」 【アシュ】 「お前も長い旅で疲れただろう!」 ;SE:アシュが座る音 【アシュ】 「よいしょっと」 【アシュ】 「ワガハイの膝に頭を預けるといい!」 【アシュ】 「約束の耳かきをしてやるのだ! がっはっは!」 【アシュ】 「それともワガハイが怖いか? ふふーん。まあワガハイのあふれ出るオーラを前にしたのならば仕方ない!」 【アシュ】 「だが、お前もワガハイの不意打ち一発程度では倒されるようなタマでもないだろう!」 【アシュ】 「どうしても気になるなら強化魔法でも復活の魔法でも何でもかけるといいのだ」 ;SE:頭を膝に預ける音 ;ボイス位置:3 【アシュ】 「む? 良いのか? お前がそれでいいのならよいのだが」 【アシュ】 「だが嬉しいぞぉ〜ワガハイがお前をもてなす気持ちに嘘偽りはないが、それを信じてもらえるとは思っていなかったからな!」 【アシュ】 「これは、あらかじめ考えていたよりももっともてなしてやらないといけないなぁ」 【アシュ】 「よし、少し待っていろ」 【アシュ】 「ふんっ!」 【アシュ】 「今、この世界で一番の耳かきを召喚した」 【アシュ】 「どこかの国宝か何かだったと思うが、まあちょっと借りるだけなのだ」 【アシュ】 「この一瞬で様々な魔法がかけられて厳重に保管されている耳かきを召喚するなんて、ワガハイすごい? すごいよな?」 【アシュ】 「すごいと思ったらすぐに褒めてくれてもいいのだぞぉ〜」 【アシュ】 「ふふーん! じゃあ、この耳かきで耳掃除を始めてしまうのだ」 ;SE:耳かきの音 【アシュ】 「ふむふむ……これが人間の耳かーワガハイのような竜人とはまったく違うものなのだなー」 【アシュ】 「耳の溝もワガハイたちよりも多い……」 【アシュ】 「すごく興味深いなぁ、食べたら美味いのか?」 ;ボイス位置:3 囁き 【アシュ】 「ふふ、今ちょっと怖かっただろう? 冗談なのだっ」 【アシュ】 「でもお前が食べて欲しいって言ったらいつでも食べてやるからな〜!」 【アシュ】 「がぶがぶ〜、がはは〜言ってみただけなのだ〜!」 【アシュ】 「悪い悪い! お前をからかうのが楽しくてな〜!」 【アシュ】 「ここからはちゃんと真面目にお前の耳をカリカリしてやるから安心するのだ!」 【アシュ】 「よーしいい子だからそのままじーっとしておくのだぞー!」 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「ふ〜、耳かきをされている間のお前は勇者っぽくない顔をするのだな〜」 【アシュ】 「うんうん! この時間の間は、勇者でなくてもいいのだっ!」 【アシュ】 「その代わりにワガハイも魔王ではなくなるがな!」 【アシュ】 「ワガハイも長い事魔王を続けていて飽きたのだ。週に一日くらい魔王じゃなくても良いだろう!」 【アシュ】 「一日で家臣が裏切ったりはせんだろう! まあワガハイは最強だからー? 四天王が束になってかかってきても大丈夫なのだがー?」 【アシュ】 「お前も参加するかー? 敵でも味方でもいいぞー!」 【アシュ】 「まあ味方になったばかりなのだから、お前は味方でいて欲しいと思うがな」 【アシュ】 「うむ、しっかり懐柔しようではないか」 ;SE:耳かきの音 【アシュ】 「この耳かきでな」 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「いやーしかし、お前の耳からは山のように耳垢が出てくるなぁ」 【アシュ】 「いったいどうなっているのだ?」 【アシュ】 「お前の耳の中はマジックバッグにでもなっているというのか?」 【アシュ】 「可能性としては否めぬな……うむ。今度試してみるのだ」 【アシュ】 「今は1にも2にも耳の掃除をしてやらんとな。そのまま、じっとしているのだ」 ;SE:耳かきの音 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「よーし、こんなものかー?」 【アシュ】 「あ、いや待て……まだ奥に塊が残っているのだ」 【アシュ】 「お前の耳の中にある耳垢は全て滅ぼすと決めたからな、このまま、かりかりしていくぞ」 ;SE:耳かきの音 【アシュ】 「カリカリ……、カリ……カリッ……」 【アシュ】 「勇者よ、お前の耳垢はこのくらいではくたばらぬようだな」 【アシュ】 「どれ……ワガハイも少し本気を出すとしよう……」 ;ボイス位置:3 囁き 【アシュ】 「一瞬で、終わってくれるなよ?」 ;SE:耳かきの音 力を入れる感じで 【アシュ】 「ゴリ、ゴリ……」 【アシュ】 「うむうむ。少しずつ削れてきているのだ」 【アシュ】 「この調子でいけば、すぐに終わるだろう」 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「ゴリッ!」 【アシュ】 「ふう……やっと全部取れたのだ!」 【アシュ】 「ねーねーワガハイ偉いー? 偉いかー?」 【アシュ】 「偉いよなー?」 【アシュ】 「わはははっ! めちゃくちゃ偉いから褒めるといいのだ!」 【アシュ】 「ワガハイは褒められて伸びるタイプだからなぁ!」 【アシュ】 「よし、興が乗ってきた。ただ耳かきをするだけじゃない耳掃除をお前にほどこしてやろう!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー トラック3:炎の息なのだ! ごおおおっ!(耳吹き右) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ;ボイス位置:3 【アシュ】 「勇者。お前はワガハイの技をどのくらい知っている?」 【アシュ】 「戦いに発展しなかったから見せられなかったが、いい機会だ。お前にはとっておきの技を見せてやろう」 【アシュ】 「見よ! 炎の息なのだ! ごおおおっ!」 【アシュ】 「ふっふーん! どうだ! 驚いたか?」 【アシュ】 「ワガハイ、すごいであろー?」 【アシュ】 「ワガハイはドラゴンだからな! このくらいは朝飯前なのだ!」 【アシュ】 「今は人の姿をしているが、ドラゴンの姿にもなれるぞー」 【アシュ】 「まあ、そっちは戦闘用だな。ドラゴン形態は腹も減るし、こっちのヒト形態の方が楽でいいのだー」 【アシュ】 「お前がどうしてもと言うなら見せてもいいが、また今度な?」 【アシュ】 「今はお前の耳をこの炎の息で消毒してやろう!」 【アシュ】 「炎耐性は十分か? いくぞっ」 【アシュ】 「ごおおおおっ、ごおおおおおおっ、ふーっ、ふううううううっ」 【アシュ】 「ほおおおおっ、ほーっ、ほっほぅっ!」 【アシュ】 「(十秒ほど耳吹き)」 【アシュ】 「ふーーーー、少し休むのだ」 【アシュ】 「お前もすごいなー、ワガハイの炎の息をくらって平然としているのは」 【アシュ】 「うむ。さすが勇者なのだ」 【アシュ】 「じゃあこのまま、炎の息でお前の耳の中を燃やし尽くしてやろう!」 【アシュ】 「すうううううううっ、ほおおおおおおおおおおっ」 【アシュ】 「ほおおおおっ、ほっ、ほっ、ほおおおおおおおおおっ」 【アシュ】 「(十秒ほど耳吹き)」 【アシュ】 「ほおおおおぅ……」 【アシュ】 「ワガハイの吐息はどうだ〜?」 ;ボイス位置:3 囁き 【アシュ】 「とっても熱いであろう?」 ;ボイス位置:3 囁き 【アシュ】 「お前を溶かしてしまおうとしているのだからな」 【アシュ】 「どうだ? 身体はそのままだが……心は溶かせたか?」 【アシュ】 「強くあらねばならないのは敵と、人間の前だけだ」 ;ボイス位置:3 囁き 【アシュ】 「ワガハイの前では……でろでろに溶けてしまってよいのだぞ」 【アシュ】 「さて……では、お耳のふーふーも仕上げにとりかかるとしようか」 【アシュ】 「ほおおおおおおっふううううううっ、ほおおおおおっ」 【アシュ】 「(十秒ほど耳吹き)」 【アシュ】 「ふうううううっ、ほおおおおっ、ほおおおおっほっ、ほぅっ」 【アシュ】 「炎の息はこのくらいにしておいてやろう」 【アシュ】 「では、次にいくぞ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー トラック4:ぐははは! これがよいのだな?(耳かき左) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ;ボイス位置:3 【アシュ】 「このまま頭をくるっとさせるのだ!」 ;SE:頭を動かす音 ;ボイス位置:7 【アシュ】 「うむ、少し汗ばんでいるな〜」 【アシュ】 「ワガハイの炎の息で温まったようでなによりなのだ!」 【アシュ】 「まあ、熱かったら言うのだ。涼しくなれる息も吐けるからな」 【アシュ】 「では、このまま耳をかいていこうか」 ;SE:耳かきの音 【アシュ】 「おお、耳垢がかきやすいぞ、勇者よ!」 【アシュ】 「ワガハイ天才だからもう耳かきスキルのレベルが上がってしまったかもしれんなー!」 【アシュ】 「さすがワガハイなのだー!」 【アシュ】 「耳が蒸れて耳垢が柔らかくなっただけかもしれないが、そ、それも計算だからな! ほんとだぞっ?」 【アシュ】 「気を取り直して続けるとしようか……お前も待ちきれないみたいだしなぁ?」 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「お前の耳垢、すごくたくさん出てくるなー」 【アシュ】 「耳垢が纏っている魔力も相当なものだし、勇者の体質なのかー?」 【アシュ】 「ワガハイの耳垢でもここまでの魔力はこもらないぞー?」 【アシュ】 「ふむ……もしかすると魔法の才能はワガハイ以上かもしれないなー」 【アシュ】 「今度魔法の試し打ちでもしてみるかぁ」 【アシュ】 「魔王の魔法……お前も放ってみたいだろう?」 【アシュ】 「――世界を燃やし尽くす獄炎、ワールドエンドヘルフレイム!」 【アシュ】 「――裁きを受け氷の棺で眠りにつくがいい……パニッシュエンドブリザードォ……!」 【アシュ】 「とかな」 【アシュ】 「お前が興味あるならいくらでも教えてやるのだー!」 【アシュ】 「まあ、魔法はまた今度にして、掃除をせんとな、掃除を」 【アシュ】 「こんなに耳に魔力がたまっていては、魔力詰まりが起きて激しい頭痛になったこともあるのではないか?」 【アシュ】 「魔力頭痛は痛いよなぁ……」 【アシュ】 「うむ。ワガハイが、全部すくいとってやるぞ。任せるのだ」 ;SE:耳かきの音 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「かーりかーり、ぞーりぞーり」 【アシュ】 「これでー……よーし。大体の耳垢は掘り切ったな」 【アシュ】 「うーん、あとは……こちらも奥にしぶといのが残っているみたいなのだ」 【アシュ】 「こちらも同じくらいの力で大丈夫だろう。ワガハイに任せるのだ」 【アシュ】 「いくぞーっ」 ;SE:耳かきの音 力を入れる感じで 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「ふう……さきほどよりも時間がかかってしまったかもしれんな」 【アシュ】 「まさかこちら側の塊の方が強いとは……やるではないか」 【アシュ】 「まさか無意識のうちに耳垢に強化魔法をかけていたりはしないよな?」 【アシュ】 「そんなに耳かきされたいのなら、特に意味はないが、耳かきを楽しむためだけにぞりぞりとしてやってもよいのだ」 【アシュ】 「うむ。ワガハイもこれで終わるのは惜しいと思っていたからな、やってやろうではないか!」 ;ボイス位置:7 囁き 【アシュ】 「じっくりと、な」 ;SE:耳かきの音 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「今日の耳かきはこのくらいにしておこうか」 【アシュ】 「ワガハイも楽しかったぞ! 勇者っ!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー トラック5:氷の息なのだーっ、ひゅーっ(耳吹き左) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ;ボイス位置:7 【アシュ】 「さて、こちら側もワガハイのすごい息で掃除の仕上げをしてやろう!」 【アシュ】 「ふっふっふ……先ほどまでのワガハイと一緒だと思ってもらっては困るな……」 【アシュ】 「すうううううううううっ」 【アシュ】 「ひゅうううううううううううっ」 【アシュ】 「どわっはっはー! どうだー? 氷の息なのだーっ、ひゅーっ」 【アシュ】 「ワガハイは炎の息も氷の息も自由自在!」 【アシュ】 「炎の息はまだ簡単に出せたが、氷の息を吐けるようになるまでは涙ぐましい修行をな……」 【アシュ】 「そんな氷の吐息で……」 ;ボイス位置:7 囁き 【アシュ】 「お前のことを冷やしてやろう……」 【アシュ】 「ひゅうううううっ、ひゅるっ、ひゅううっ、ひゅううううううっ」 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「どうだぁ? 冷えっ冷えになっただろう?」 【アシュ】 「ワガハイの口の中も今はすごく冷たいぞ! 指で触ったら大変なことになるのだ!」 【アシュ】 「まあ、こんなに吹きかけてもお前は凍ってないからたぶん大丈夫だけどな!」 【アシュ】 「では、このまま続けていくのだ」 【アシュ】 「ひゅるっ、ひゅるるっ、ひゅううううううっ、ふうううううっ」 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「ひゅううううっ、ふううっ、ひゅううううううううっ」 【アシュ】 「さすがに冷えてきたのではないかー?」 【アシュ】 「ワガハイが温めてやってもよいぞー」 【アシュ】 「ちょっとだけなー? すうううっ、ほおおおおおおっ」 【アシュ】 「ふふ……温かいだろう?」 【アシュ】 「それで温かい後に冷たい息を吹きかけると……すううううううっ」 【アシュ】 「ひゅううううううううううっ」 【アシュ】 「ふふっ、冷たさが新鮮な感じになっただろう?」 【アシュ】 「お前は炎耐性も氷耐性もあるみたいだから交互にやってやるのだ」 【アシュ】 「これは結構大変だからな、この世界ではワガハイにしか出来ないぞ! ……多分」 【アシュ】 「では……」 【アシュ】 「ほおおおおおおおおおおおおっ、ひゅううううううううううっ」 【アシュ】 「ふうううううっ、ほおおおっ、ひゅうううううっ」 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「ふううううっ、ほおおおおっ、ほおおおおおっ、ひゅうううううっ、ひゅうううううっ」 【アシュ】 「……ふう」 【アシュ】 「勇者勇者! どうだったのだぁ?」 【アシュ】 「心地よかったか?」 【アシュ】 「気に入ってくれたのならまたやろうな!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー トラック6:最後にクリームマッサージをしてやるのだ、感謝するのだぞ? ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ;ボイス位置:7 【アシュ】 「最後にクリームマッサージをしてやるのだ、感謝するのだぞ?」 【アシュ】 「なんせ、右と左に炎の息と氷の息を吹きかけてやったからな!」 【アシュ】 「エリクサーを配合した、この特殊なクリームを使って、お前の体力を回復してやるのだ!」 【アシュ】 「よいしょ」 ;SE:勇者を起こす音 ;ボイス位置:5 【アシュ】 「このまま動けないように尻尾で固定してやろう」 ;SE:尻尾を身体に巻き付ける音 シュルル ;ボイス位置:3 囁き 【アシュ】 「ふふふ……捕まえちゃったのだ……」 【アシュ】 「ワガハイを前に随分と無警戒になったなぁ……勇者よぉ」 【アシュ】 「ふううううううっ……。ふふっ、それでよい」 ;ボイス位置:3 囁き 【アシュ】 「肩の力を抜いて、ワガハイに身を委ねるのだ」 ;SE:手にクリームをなじませる音 【アシュ】 「お前は一人で旅をしていたからな、多分このようなマッサージをされた事はないだろう」 【アシュ】 「これはすごいぞー、色々な疲れが吹き飛ぶのだからな」 ;ボイス位置:5 体勢を整え直し 【アシュ】 「では手始めに耳をもみもみしていこうか」 ;SE:両耳を揉んでいく音 【アシュ】 「どうだぁ? 耳が温かくなってくるだろう?」 【アシュ】 「エリクサーのほかにも様々な霊薬を使っているからな、肌に触れるとぽかぽかとするようになっているのだ」 【アシュ】 「なんでも、東の方にある植物の楽園にしかない貴重な薬草を使っているとかいないとか」 【アシュ】 「まあ、そちらの方にはワガハイの知り合いもいるからな。今度確かめてみてもいいだろう」 【アシュ】 「アレルギーとかが無さそうなら、このまま続けるぞー」 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「勇者〜マッサージは気に入ってくれているかー?」 【アシュ】 「人間の間でも魔族の間でも有名なマッサージ方法だが、変な所があったら言うのだぞー?」 【アシュ】 「ワガハイも、自分の耳はよくマッサージするが、お前の耳は初めてマッサージするからなー」 【アシュ】 「だが、力加減は大体わかってきたぞー」 ;SE:両耳をもむ音 2回 【アシュ】 「このくらいの強さがよいのだろー?」 【アシュ】 「んむ。このまま続けるからな」 ;SE:両耳を揉んでいく音 【アシュ】 「んしょ……んしょ……」 【アシュ】 「あー、体勢を間違えたかなー、お主の顔を見ながらマッサージできるように向かい合ったままやればよかったのだー」 【アシュ】 「まあ、悪くはなさそうだから今日はこのままでよいかぁ」 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「さて……耳も存分に温まってきた頃合いだろうからな、内側もやっていくのだ」 【アシュ】 「お主の耳にちょっと指を入れるぞ。痛ければ言うといい」 ;SE:両耳の中に指が入ってくる音 【アシュ】 「変な感じはしないか?」 【アシュ】 「よさそうだな。では、動かすとしよう」 ;SE:指を動かしていく音 【アシュ】 「耳の内側からもマッサージはしていかないとな、耳のツボは多いと聞く」 【アシュ】 「このままマッサージして健康的になっていこうな」 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「うむ……このくらいでいいだろう」 ;SE:両耳から指を抜いていく音 【アシュ】 「耳や身体に変なところはないかー?」 【アシュ】 「まあ、エリクサーも配合されているからたぶん大丈夫だろうがな! がはは!」 ;ボイス位置:3 囁き 【アシュ】 「それと……ちゃんと満足できたか?」 【アシュ】 「うむ……大丈夫そうだな。また今度やるとしよう。勇者っ!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー トラック7:焚火に当たりながらお話するのだ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ;ボイス位置:1 【アシュ】 「なあ勇者〜少し話でもしないか?」 ;ト書き;炎の息で焚火に火を点ける 【アシュ】 「少し待っていろよ……ふうううっ!」 ;SE:焚火がパチパチする音(以降、このトラックの間ずっと) 【アシュ】 「よし。ちゃんと点いたな」 【アシュ】 「焚火に当たりながらお話するのだ」 ;SE:アシュが座る音 【アシュ】 「よいしょっ……」 【アシュ】 「ほらほら、勇者もはやく座るのだ! はーやーくー」 ;SE:勇者が座る音 ;ボイス位置:7 【アシュ】 「少し肩を貸してもらうぞ」 ;SE:左肩にアシュが頭を預ける音 【アシュ】 「勇者、お前は温かいのだ」 【アシュ】 「……すりすりすり〜」 ;SE:アシュが頭をこすりつけてくる音 【アシュ】 「お前は不思議なやつなのだ……この魔王であるワガハイでもお前に甘えたくなってしまう」 【アシュ】 「なあ……甘えても……いい、か?」 【アシュ】 「できれば、ずっとすりすりーってして、ずうっとぎゅーってしていたいのだ」 【アシュ】 「お前は何もしなくていい。ワガハイの傍にいてくれれば、それだけで」 【アシュ】 「すーっ……はーっ……」 【アシュ】 「もう少し……このまま……」 【アシュ】 「(十秒ほど息を吸って吐くのを繰り返す)」 【アシュ】 「うむ……この匂い、落ち着く」 【アシュ】 「少し汗の匂いもするが……これでいい」 【アシュ】 「ワガハイが変な好みというわけではないぞっ、勘違いするなよ?」 【アシュ】 「勘違いしたらあれだからなっ、お前を一日中がぶがぶするからなっ」 ;ボイス位置:7 囁き 実際には噛まない 【アシュ】 「がぶ〜っ」 【アシュ】 「ふふっ。お前は面白いやつだな〜」 【アシュ】 「……本当は、いつもと同じようにお前も倒してしまうつもりだったのだ」 【アシュ】 「でもなんか懐かしい感じがしてな、気が付けば……お前をワガハイのものにしようとした」 【アシュ】 「良かった。お前が頷いてくれて」 【アシュ】 「ワガハイは、寂しかったのかもしれないな」 ;ボイス位置:7 ここだけ切り替えるように 【アシュ】 「いやー、ワガハイ、強すぎるからー? つわものゆえの孤独みたいなー?」 【アシュ】 「だから、もしかするとワガハイのそばにいれるのは、お前だけなのかもしれない」 【アシュ】 「その言いづらいのだが……これからはずっと、離れないでいて欲しいのだ……」 【アシュ】 「ワガハイもお前から離れないから」 【アシュ】 「お前も、一人で旅をしてきたのだろう?」 【アシュ】 「動き方で分かる。ワガハイは色々な戦士と戦ってきたからな」 【アシュ】 「お前は、全部を一人で片付けてしまうのかもしれない」 【アシュ】 「ワガハイは、そうだ。一人で全てやってきた」 【アシュ】 「子供の頃は先代魔王が面倒を見てくれたのだがな、独り立ちのタイミングは早かったのだ」 【アシュ】 「先代魔王は、当時の勇者と恋に落ちた」 【アシュ】 「それはもう。今ワガハイ達の目の前にある焚火など比較にならないくらい燃え盛る恋の炎だったらしい」 【アシュ】 「二人はまあ……その、なんだ……そういう仲になってだな……」 【アシュ】 「二人で世界の支配者になり。長い平和が続いた」 【アシュ】 「だが、ずっと同じ支配者のままというのもよくないという話になってな」 【アシュ】 「ワガハイに全部丸投げしてきたのだ」 【アシュ】 「いやー大変だった。それからまた世界の仕組みは変わったり変わらなかったりして、また人間や魔族や獣人族など色々な者が挑戦してくるようになってなー」 【アシュ】 「まあ、魔王になってからのワガハイは負け知らずだったがな! がっはっは」 【アシュ】 「しかし、長い時を経て……だんだんと挑んでくるものも減ってきてな……」 【アシュ】 「部下もいるにはいるが滅多に来なくてな……今頃どこで何をしていることやら」 【アシュ】 「大きい魔王城で一人で過ごしていたという訳だな」 【アシュ】 「寂しくなかった……と言えばウソになる」 【アシュ】 「だが、これからは毎日が楽しいぞ」 【アシュ】 「勇者、お前もやりたいことがあるのならなんでも言ってみるといいのだ」 【アシュ】 「ワガハイとお前、二人で一緒にこれから色々な事をやっていこうな」 【アシュ】 「だけど、今は……こうして一緒に焚火を眺めながらゆっくりしていたい」 ;ボイス位置:7 囁き 【アシュ】 「もうしばらく、肩を貸してもらうぞ、勇者」 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー トラック8:歯磨きをしてやるのだーくふふー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ;ボイス位置:1 【アシュ】 「さてー、良い時間になってきたなー」 【アシュ】 「そろそろ寝るかー?」 【アシュ】 「でもなー、寝る前にまだやることがあるだろう?」 【アシュ】 「ふっふっふーワガハイがじきじきに歯磨きをしてやるのだーくふふー」 ;ボイス位置:3 【アシュ】 「さあ勇者よ、こっちに来るのだ」 ;SE:勇者をひっぱって歩いていく音(フェードアウト、間、フェードイン) ;ボイス位置:3 【アシュ】 「よーし、ワガハイがお主の歯をピッカピカにしてやるからなー!」 【アシュ】 「口を開けるのだ」 ;ト書き;水を流し込む 【アシュ】 「ぐじゅぐじゅぐじゅーぺっ!」 【アシュ】 「よし、そのままあーの口になるがよい!」 ;ボイス位置:1 【アシュ】 「はい、あーっ」 【アシュ】 「おお、結構綺麗な歯をしているなー」 【アシュ】 「ちゃんとこまめに手入れをしていたのだな! えらいぞ! よしよしっ」 ;SE:軽く頭を撫でる音 【アシュ】 「今日からはワガハイがお前の歯を磨いてやるからな」 【アシュ】 「では始めるぞ〜」 ;SE:歯磨きの音 左奥歯 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「人間の作った歯ブラシというものは随分と便利な道具なのだ」 【アシュ】 「ワガハイもスペアを幾つか用意するくらいには気に入っているぞ」 【アシュ】 「昔は歯木(しぼく)というのを使っていたが、あれは奥歯を磨くのが大変でなぁ」 【アシュ】 「あと作るのが面倒なのだ」 【アシュ】 「その点、人が作ったものを買うだけなのは便利なのだ。いい時代になったなぁ」 【アシュ】 「といっても、最近は買いに行けないような状況になっていたが……」 【アシュ】 「ほら、こう……立場というものがな?」 【アシュ】 「でもこれからは一緒に買いにいけるな! まあ、ある程度この世界を立て直してからになるが……」 【アシュ】 「それまではお前にお使いクエストでも出すか……報酬は……んー……」 ;ボイス位置:3 囁き 【アシュ】 「耳かきでいいかー?」 ;ボイス位置:1 【アシュ】 「まあ、他にもワガハイに出来そうな事があれば言ってくれれば用意しておくのだ」 【アシュ】 「こちら側はこのくらいで良いかな? じゃー次はこっち側ー!」 ;SE:歯磨きの音 右奥歯 【アシュ】 「あ、そうだ。痛かったら手を上げるのだぞ」 【アシュ】 「歯ブラシと歯茎の相性とかもあると思うしなぁ」 【アシュ】 「歯並びに関しては多分ワガハイの人間形態とそこまで大きな違いはないだろうから安心していいのだ」 【アシュ】 「ワガハイの手ごたえとしても同じくらいだしなー」 【アシュ】 「んー、ダイジョブ(砕けた感じ)そーだしこのままやっていくぞ」 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「しゅっしゅっしゅしゅ〜」 【アシュ】 「誰かの歯を磨いてやるのも楽しいものだな〜!」 【アシュ】 「一人で磨くのは飽きていたが、お世話になるとまた別みたいなのだ」 【アシュ】 「なにより、お前に触れながら出来るというのはいい! 頭もなで放題!」 ;SE:頭をわしゃわしゃする音 【アシュ】 「にへへ〜これからいっぱいわしゃわしゃできるのだな〜!」 【アシュ】 「おっと、今は勇者をなでなでしている場合ではなかったな。大丈夫だぞ、ちゃんと歯磨きもするからな?」 【アシュ】 「次は歯の裏側がいいだろうか……うむむ……こう? いや、こうか……?」 【アシュ】 「自分の歯とやる感覚が少し違う感じがするのだぁ……」 【アシュ】 「ちょっとゆっくり目になるが慣れるまで許すのだ、勇者」 ;SE:歯磨きの音 右裏歯 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「うむ……うむうむ。大体慣れてきた」 【アシュ】 「ワガハイ、さすがだなー!」 【アシュ】 「いや……こういう時は自分の能力を誇らずにこう言った方がいいかぁ……?」 【アシュ】 「こほん」 ;ボイス位置:3 囁き 【アシュ】 「ワガハイ、お主のためにすごぉーく頑張ったぞ?」 ;ボイス位置:1 【アシュ】 「なーなーどうだったー? こういう感じで聞かれたらどきどきするかー?」 【アシュ】 「んふふ〜ワガハイにドキドキしまくるといいぞー!」 【アシュ】 「歯磨きもドキドキしている間に終わるからなー」 ;SE:歯磨きの音 前裏歯 【アシュ】 「うむ、前歯の裏側はまだ磨きやすいな」 【アシュ】 「ここはささっと終わらせてしまうのだ」 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「よしよーし! ワガハイの思った通り完璧に磨けたな!」 【アシュ】 「この調子のまま次にいくのだーっ! うおーっ!」 【アシュ】 「だが再び奥歯の裏側かー……これは中々クセ者なのだぁ……」 【アシュ】 「いやっ、ワガハイ頑張る! 攻撃力アップの魔法! あと幸運がアップする魔法!」 【アシュ】 「いや攻撃力アップはよくないな、解除」 【アシュ】 「普通に歯磨きをすれば多分大丈夫なのだ」 ;SE:歯磨きの音 左裏歯 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「よーし! 難関の裏側を磨き尽くしてやったのだー! ぐはははははーっ!」 【アシュ】 「口を閉じて大丈夫だぞ!」 【アシュ】 「そしてこのままいーという口にするのだ。ほら、いー」 【アシュ】 「うむ! いい顔だな!」 【アシュ】 「このままにっこりとするのがお前にはよく似合うのだ」 【アシュ】 「では、お前がいーとしている間に磨き尽くしてしまうとしよう」 ;SE:歯磨きの音 左前歯 【アシュ】 「ごしごししゅっしゅ〜ごしごししゅっしゅ〜」 【アシュ】 「いやー前歯は磨きやすくていいなぁ〜」 【アシュ】 「楽しく磨いていけるのだぁ〜」 【アシュ】 「ふふんふんふ〜んっ」 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「勇者〜歯磨き満足してくれているかー?」 【アシュ】 「これからは毎日やってやるからな〜」 【アシュ】 「ワガハイが構う分、ワガハイに構うのだぞ〜」 【アシュ】 「さ、次は反対側の前歯を磨こうかぁ」 ;SE:歯磨きの音 右前歯 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「よしよし、あとちょっとだなぁ」 【アシュ】 「最後は前歯を磨いてぴかぴかと光輝くくらい磨いてやるからなぁ」 ;SE:歯磨きの音 前歯 【アシュ】 「ごしごし、ごしごしごしごし……」 【アシュ】 「うむ……このくらいの力加減で良さそうだな……」 【アシュ】 「最後でも焦らずゆっくりと磨いていくぞ〜」 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「ふう、このくらいかー?」 【アシュ】 「確認は口をゆすいでからだな」 ;ト書き;口をゆすぐ 【アシュ】 「がらがらがら〜ぺーっ」 【アシュ】 「どれ、お前の口の中を見せてもらおうか……」 【アシュ】 「うんうん、よし完璧に綺麗になったな!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー トラック9:やーだーやーだー! ワガハイと一緒に寝るのだー! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ;ボイス位置:1 【アシュ】 「さてー、では歯も磨いたし一緒に寝るとするかー勇者よ!」 【アシュ】 「む……あまり嬉しそうではなさそうだな……」 【アシュ】 「もしかして、ワガハイと一緒に寝るのは嫌か……?」 【アシュ】 「むむぅ……うう……」 【アシュ】 「やだ」 【アシュ】 「一緒に寝るのだ。勇者」 【アシュ】 「やーだーやーだー! ワガハイと一緒に寝るのだー!」 ;SE:尻尾を身体に巻き付かせてくる音 【アシュ】 「ふふふ……尻尾を巻き付けてやった……このまま朝まで離さないからな」 ;ボイス位置:3 囁き 【アシュ】 「魔王からは逃れられんぞ? くふふ……」 【アシュ】 「さー楽しい楽しいお休みの時間なのだーっ!」 ;SE:一緒に倒れ込む音 ;ボイス位置:3 ここからは基本的に穏やかな物腰でお願いします 【アシュ】 「ふふっ……誰かと一緒に寝るなど、初めてのことなのだ」 【アシュ】 「ワガハイはドラゴンゆえ、生まれた時から寝るときは一人だったからな〜」 【アシュ】 「そうかぁ〜こういう感じなのかぁ〜」 【アシュ】 「誰かが一緒に寝ると温かいなぁ、勇者ぁ〜」 【アシュ】 「ワガハイのしっぽがお前の頭の下敷きになっているが、悪くはない」 【アシュ】 「このままワガハイのしっぽを枕にして眠るといい」 【アシュ】 「その代わりにワガハイはお前を抱き枕にしてしまうがな!」 【アシュ】 「がっはっは。ただでやられるワガハイではないぞっ」 ;ボイス位置:3 囁き 【アシュ】 「こういうのは悪くないだろう?」 【アシュ】 「このまま朝までぐっすりしような? 勇者ぁ」 【アシュ】 「なーなー、寝て起きたらどうするー?」 【アシュ】 「世界一周でもするかー? ワガハイのドラゴン形態を見せてやるのだー」 【アシュ】 「お前を背中に乗せて世界を飛び回るのは絶対に楽しいだろうなぁ」 【アシュ】 「各地のお前の話を色々聞かせてくれると嬉しいぞ」 【アシュ】 「もちろん話したくない事は話さなくてよいからな」 【アシュ】 「勇者の旅だ。それはそれは色々あったことだろう」 【アシュ】 「世界は広い。お前の命ある限り、ずっと楽しいことが続くぞ」 【アシュ】 「これまで大変だった分な」 【アシュ】 「ワガハイもこれから楽しい日々が続くのが楽しみなのだ」 【アシュ】 「互いに長い眠りにつくその瞬間まで共にいよう」 【アシュ】 「いやいっそのこと一緒に霊界を旅するのもいいな」 【アシュ】 「きっと楽しいぞぉ。この世界だけじゃなくて、他の世界も含めて全部ワガハイたちのものにしてしまうかぁ」 【アシュ】 「ならば、もっと修行しないとな」 【アシュ】 「まあ、しばらくはゆっくりとこの世界の運営をしていればいいだろう」 【アシュ】 「ワガハイもゆっくりしたい気分なのだ」 【アシュ】 「まあしばらく暇であったがな、急に動くのもあれだからなー」 【アシュ】 「ワガハイはゆっくりするのだーのだのだぁ〜」 【アシュ】 「一緒にだらだらごろごろしようなぁ〜」 【アシュ】 「その時は今みたいにこの尻尾を枕にしてもいいぞ〜」 【アシュ】 「あとは〜あとは……ふわぁ……」 【アシュ】 「むにゃむにゃ……ワガハイはもうおねむなのだ……」 【アシュ】 「勇者も眠くなってきたかぁ……?」 【アシュ】 「いいぞ〜このまま寝よぉ〜」 【アシュ】 「おやすみなさいなのだぁ……」 【アシュ】 「すやぁ……」 【アシュ】 「くー……くーー……」 【アシュ】 「(二十秒ほど寝息)」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー トラック10:おまけ。添い寝〜目覚め ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ;ボイス位置:3 【アシュ】 「(十秒ほど寝息)」 【アシュ】 「すー……すー……むにゃ、そこはげきりんなのだぁ……おこるぞ〜、がおーっ……」 【アシュ】 「(十秒ほど寝息)」 【アシュ】 「ぐぅ……ぐぅぅ……」 【アシュ】 「んん……むにゃぁぁ……」 ;SE:抱きしめる力が強くなる音 【アシュ】 「んむ……?」 【アシュ】 「おお……勇者か……」 【アシュ】 「起きた時に独りじゃないというのは、いいものなのだぁ……」 【アシュ】 「どれ……、ワガハイも勇者を起こしてやるとするか……」 【アシュ】 「ふふ……あまりの幸福に長い眠りについてしまうかもしれないなぁ?」 【アシュ】 「楽しみなのだ」 ;SE:リスナーを揺さぶる音 【アシュ】 「勇者〜勇者勇者勇者ぁ〜〜起きろ〜起きるのだ〜〜」 【アシュ】 「このワガハイに起こされているのだぞ〜」 【アシュ】 「起きないと悪戯しちゃうぞ〜」 【アシュ】 「いいのか〜? ワガハイはやると言ったら本当にやっちゃう魔王だぞ〜?」 ;SE:SE停止 【アシュ】 「ふむ……そうかそうか」 【アシュ】 「にやぁ……覚悟は良いようだなぁ?」 【アシュ】 「じゃあゆくぞ〜……そーれ、こちょこちょこちょこちょ〜〜」 ;SE:身体をくすぐる音 【アシュ】 「わははははははっ! どうだー! 参ったかー!」 【アシュ】 「ようやく目が覚めたようだな勇者よ!」 【アシュ】 「うむ! おはようなのだっ! 勇者っ!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー トラック11:おまけ。耳かき左 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ;ボイス位置:1 【アシュ】 「さて、今日もお前の耳を掃除してやろう!」 【アシュ】 「光栄に思うといいのだ!」 【アシュ】 「ワガハイが誰かの耳かきをするなんてとっても貴重な事なのだからな!」 【アシュ】 「分かったらワガハイのふとももに頭をうずめるがいい!」 ;SE:アシュの膝枕に頭を横たえる音 ;ボイス位置:7 【アシュ】 「うむうむ。いい子だ〜なでなでしてやろう〜」 ;SE:頭を撫でる音 【アシュ】 「よしよ〜し」 【アシュ】 「じゃあ、早速だが耳をかいていくぞ〜」 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「いや〜それにしても相変わらず耳かきをされている間は幸せそうな顔をするものだな〜」 【アシュ】 「そんなに良いものなのか?」 【アシュ】 「うーむ……なら今度お前にやってもらおうか」 【アシュ】 「もちろん、膝枕つきでな!」 【アシュ】 「だが今はワガハイのターンだからな、このまま耳かきを続けていくぞ!」 ;SE:耳かきの音 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「おーおー……やはり耳の中が綺麗になっていくのを見るのは心地よいなぁ」 【アシュ】 「勇者、お前も耳がすっきりさっぱりしただろう?」 【アシュ】 「それに」 ;ボイス位置:7 囁き 【アシュ】 「ワガハイの声が聞こえやすくなって、最高の気分であろう?」 【アシュ】 「ワガハイの寵愛を一心に受ける喜びをかみしめるがよいぞ〜」 【アシュ】 「さて、もう少しだけ、耳の中をぞりぞりとするだけの耳かきでもするとしようか」 ;SE:耳かきの音 【アシュ】 「それ、ぞーりぞーり」 【アシュ】 「ふふっ、気持ちよいかー? よいだろー?」 【アシュ】 「ワガハイの耳かきスキルは500くらいあるからな〜」 【アシュ】 「スキルポイントが余っておったから全部そこに割り振っておいたのだ〜」 【アシュ】 「ワガハイは今の状態でも十分強いからな〜」 【アシュ】 「このままワガハイに身を預けておくがいいのだ〜」 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「ふう……こちら側のぞりぞりはこのくらいにしておくとするかぁ〜」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー トラック12:おまけ。耳かき右 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ;ボイス位置:7 【アシュ】 「では、反対側の耳かきに取り掛かるとしよう」 【アシュ】 「よし、ぐるんと回してやるのだーぐるーんっ!」 ;SE:ぐるんと頭を回す音 ;ボイス位置:3 【アシュ】 「ふっふっふー、勇者は軽いなー」 【アシュ】 「ちゃんとメシを食っておるかー?」 【アシュ】 「耳掃除が終わったらいっぱい肉を獲りに行くぞー、たらふく食うといいのだ」 【アシュ】 「よし、そうと決まれば早速耳かきを始めるのだ」 ;SE:耳かきの音 【アシュ】 「うむ、こちらの方が耳垢が多いようだな」 【アシュ】 「ワガハイが存分に耳かきをしてやろう」 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「結構綺麗に取れたのだ! 塊も結構あるぞ!」 【アシュ】 「なーなー見るかー? 見るよなー?」 【アシュ】 「お前の耳垢はすごいなー、こんなにたまるのは一種の才能であるぞー?」 【アシュ】 「ワガハイも耳かきのし甲斐があるからそのままで良いがな」 ;ボイス位置:3 囁き 【アシュ】 「これからもいっぱいワガハイに耳かきをさせるのだぞ?」 【アシュ】 「さて、少し奥の方を掃除していくとしようか」 【アシュ】 「このまま根こそぎワガハイが耳垢を掘り出してやるぞ〜」 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「よしよし、奥も良い感じに掘ったのだ!」 【アシュ】 「ただ、こっちはちょおっとしぶとい耳垢が残っておるようだなぁ?」 【アシュ】 「少し力を入れるぞ……防御魔法を唱えておくがよいのだ」 ;SE:耳かきの音 力つよめ 【アシュ】 「ごり……ごり……痛くはないか?」 【アシュ】 「うむ。ワガハイも手加減を覚えたからな、多少力を入れても快適なくらいであろう」 【アシュ】 「うーん、ワガハイったら偉いのだ!」 【アシュ】 「今度太陽が昇ってから沈むまでずっとなでなでしてくれてもいいぞー?」 ;ボイス位置:3 囁き 【アシュ】 「勇者の手は……その……嫌いじゃない、からな!」 【アシュ】 「よ、よーし! では耳かきの仕上げといこうか!」 【アシュ】 「(十秒ほど息遣い)」 【アシュ】 「ごりごりごりごり……んんっ!」 【アシュ】 「やったー! 最後のやつが取れたのだー!」 【アシュ】 「ふう……ワガハイ、結構頑張ったのだ……」 【アシュ】 「うむ……少しお前で遊ぶとしようか」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー トラック13:おまけ。耳吹き右 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ;ボイス位置:3 【アシュ】 「じっとしているのだぞー」 【アシュ】 「ふううううううううううううっ」 【アシュ】 「ふふっ。今日は炎でも氷でもない吐息を吹きかけてやるのだー」 【アシュ】 「耳を吹かれている時のお前を見ているのは非常に楽しいからなー!」 ;ボイス位置:3 【アシュ】 「ワガハイの吐息に悶えるがよい」 【アシュ】 「ふううううううううううっ、ふっふううううううううううっ」 【アシュ】 「ふううううっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ」 【アシュ】 「(十秒ほど耳吹き)」 【アシュ】 「むふふ。心地良いか〜?」 【アシュ】 「だがこれで終わりではないぞ〜」 【アシュ】 「まだまだもっと続くのだ〜」 【アシュ】 「ふぅぅぅぅぅぅ、ふぅぅぅぅぅ、ふううううううっ」 【アシュ】 「ふぅぅぅぅぅ、ふっ、ふぅぅぅぅぅぅ、ふううううっ」 【アシュ】 「(十秒ほど耳吹き)」 【アシュ】 「ふう……これも中々修行になるな」 【アシュ】 「楽しいから時間があっという間に経ってしまうし……これは、ワガハイまたまた強くなってしまうなぁ?」 【アシュ】 「よし、これからは毎日ふーふーするぞ!」 【アシュ】 「少なくとも息系のスキルの熟練度が最大になるまでな!」 【アシュ】 「そうと決まれば……ふうううううううううっ、ふううううううううっ、ふうふう、ふううううううううっ」 【アシュ】 「(十秒ほど耳吹き)」 【アシュ】 「よし、こっちはこのくらいにしておくのだ!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー トラック14:おまけ。耳吹き左 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ;ボイス位置:3 【アシュ】 「ではでは〜反対側をやっていくぞー」 【アシュ】 「そーれごろーんっ!」 ;SE:頭をごろんとさせる音 ;ボイス位置:7 【アシュ】 「ふううううううううううっ」 【アシュ】 「ワガハイの膝枕で少し蒸れておるようだな。涼しかったか?」 【アシュ】 「うむ。雑談はせずにさっさとふーふーしてしまおうか」 【アシュ】 「ふーーーーっ、ふーーーーーーっ、ふーーーーーーーっ」 【アシュ】 「ふぅっ、ふーーーーーっ、ふーっ、ふーーーーーっ」 【アシュ】 「(十秒ほど耳吹き)」 【アシュ】 「ふーーーっ、ふーっ、ふー」 【アシュ】 「今度は少し小刻みに吹いてみるとしようか」 ;ボイス位置:7 囁き 【アシュ】 「いくぞ?」 【アシュ】 「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ」 【アシュ】 「ふっふっふっふっふっふっふっ」 【アシュ】 「(十秒ほど耳吹き)」 【アシュ】 「ふうっ、ふうっ、ふうう……」 【アシュ】 「どうであった? よかった? よかった?」 【アシュ】 「ワガハイも腹筋に結構きているぞ、強くなれそうなのだ」 【アシュ】 「鍛えすぎも良くないからな、そろそろ仕舞いにしようか」 【アシュ】 「さて、どのようにするー?」 【アシュ】 「うーん……よし! 色々混ぜてみるとしよう!」 【アシュ】 「ふっ、ふうううううっ、ふっ、ふううううっ」 【アシュ】 「ふーっ、ふっ、ふーっ、ふっ」 【アシュ】 「ふううううううううううううううううっ」 【アシュ】 「ふうふう……ふううううううううっ」 【アシュ】 「ほおおおおおっ、ふうううっ、ひゅううううううっ」 【アシュ】 「(十秒ほど耳吹き)」 【アシュ】 「ふううううううううっ」 【アシュ】 「ふう……」 【アシュ】 「これで今日のふーふーは終わりなのだっ!」 【アシュ】 「なーなーこの後はどーするのだー?」 【アシュ】 「お前さえ良ければおでかけしないかー?」 【アシュ】 「ワガハイなー、色々遊びに行きたいのだー!」 【アシュ】 「よーし、では10分後におでかけなー!」 【アシュ】 「準備しておくのだぞー!」