――――――――――――――――――――――――― トラック1:たおやかな小動物系彼女? ――――――――――――――――――――――――― ;本編スタート: ;◆SE: 部屋の呼び鈴が鳴る ;◆SE:13→5→3 リスナー 室内歩行音 ;◆SE:3 リスナー 据え付けられたインターホンの電話を取る ;◆SE: 受話器越しの声なので加工 ;◆声:少し緊張気味 【杏珠】 『こ、こんにちはー。本日お申込みいただいた『いえカノ』です。……ああ、はい、承知しました』 ;◆SE:3 リスナー 電話を元に戻す ;◆SE:3→1 リスナー玄関ドアを開けて、杏珠を出迎える(このトラックの効果音は以降 1;正面 固定です) ;◆声:1 向かい合い話す(このトラックのボイス位置は1:正面固定。ささやき時の台詞だけ指定の位置に動き、喋り終えたら1;正面へ戻る) 【杏珠】 「……こんにちは。こちらのお宅は……ええ、ええ、ああ、合ってました。  ああ、いえ、こちらこそ本日はいい思い出に出来るよう精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いします」 【杏珠】 「ただお部屋に上がる前にこちらのタブレットに書かれた規約に目を通して署名して頂く決まりでして……、  内容は本日『いえカノ』ご利用者様の氏名とお申し込み時と同じ規約が記載されてます」 【杏珠】 「……はい、署名していただき、それを『いえカノ』本部に送るんです。  それが担当のご自宅へ着いた合図になるので……確認の上、書き終えたら私にお返しください」 ;◆SE: 杏珠 リスナーへタブレットとタッチペンを渡す ;◆SE: リスナー 杏珠から受け取ったタブレットをタップしてしばらく確認、確認後サインする 【杏珠】 「……あ! ありがとうございます。じゃあ確認を……ああ、バッチリですね。  では、今向こうに報告するので、少々お待ちいただければ……」 ;◆SE: 杏珠 タブレットを数回タップ ;◆SE: タブレットから完了の音が出る 【杏珠】 「……オッケーです。では今度こそお家に上がらせて頂きます。じゃあ、お邪……いえ、『ただいま』」 ;◆SE:1 杏珠 靴を脱いでスリッパへと履き替えつつ、リスナーからの提案で荷物をリスナーへ渡しつつ部屋へと上がる 【杏珠】 「お部屋広いですね……。あ、はい……そう、ですね。『お邪魔します』でもよかったですが、  『ただいま』の方が距離感がグッと縮まりますし、恋人らしい感じがすると慕っている姉に教えてもらったんです」 【杏珠】 「けど、口に出して実感しました。これで間違えてないと思います。  一日だけといえ、今からもう私は――」 ;◆声:7 ささやき 【杏珠】 「センパイの恋人、になりましたから、こちらの方が自然だと思いますよ」 【杏珠】 「……あ、もちろんお嫌でしたら言い直しますが……、あ、ありがとうございます。  じゃあ、時折今みたいに恋人と感じていただけるような対応でいきますので、受け入れてくださると幸いです」 【杏珠】 「さて、そろそろ名乗らないと、どう呼べばいいかセンパイを困らせてしまうので、自己紹介させて頂ければ幸いです」   【杏珠】 「改めまして今から明日のこの時間まで、センパイの彼女を務めます――  公立光ヶ谷高校一年生の春氷川杏珠(はるひかわ あんじゅ)です。  呼び方は……はい、そちらの呼び方で構いませんよ」 【杏珠】 「じゃあ、私はもう既に口に出してしまいましたが、センパイでお願いします。  ……いえいえ、そんな私よりしっかりしていないし、先輩らしくもないだなんて、滅相もありません」 【杏珠】 「私はいろいろな面においてまだまだ若輩者。いろいろ視点や考えを学ばなければなりません。  ほら今、私がお部屋へ上がるのに合わせて荷物を持ってくださいましたよね?  思い返せば、私の家にお客様や友達が来た時はそこまで気を回せてなかったので、気遣いという面で、いろいろ気付きを得ました」 【杏珠】 「いえ、口調もいけません。そうやって気を遣って頂ける配慮は十分うれしいですが、やはり学ぶ以上この口調が妥当です。  それに私事ですが、幼少期から日舞、日本舞踊をやっていた影響で、どうしても……。  あと、センパイといいながらため口はおかしくもあるので……あ、ご受諾頂けて、ありがとうございます」 【杏珠】 「初っ端から窮屈な思いをさせてごめんなさい。  そのぶんきちんと楽しめるようセンパイの恋人としていろいろと頑張りますので、よろしくお願いしますね」 【杏珠】 「じゃあ、他になにか聞きたいことは……『いえカノ』をはじめたきっかけについてですか? 構いませんよ」   【杏珠】 「そうですね、今言った日本舞踊のお稽古場に通う先輩がこの『いえカノ』の社長をしていまして、誘われたんです。  家からも困っている人や悩んでいる人の手助けをしなさいと常日頃言われてたので、いい機会だと思いました  もちろんやれるかなと最初は思いましたけど始めてみたら意外と楽しくて、続けている感じですね」 【杏珠】 「……あ! あとは『いえカノ』でいえば、私同じ高校に通う一つ上に従姉がいますね。  明るくて人当たりもよくて、けれど意外に理数系が得意な子なんですよ。  仲も良くて、昔から私をよく外に連れ出してくれたりしますね」 【杏珠】 「本人は大したことしてないと言ってたけど、私を気遣ってくれて頼りになる従姉ですね。  はい、彼女のこと、大好きですよ。……と、すみません。なんだか私ばかり……ああ、そうですか。  でも私ばかり喋っていても気が引けるので、今度はセンパイについて教えてください」   【杏珠】 「とくにない? いえ、なんでもいいですよ。センパイの家族とか趣味とか教えてください。  ……あ! ただ教えてもらうのもあれですし、私達はもう恋人同士。なので……こうしますっ」 ;◆SE:1 杏珠 リスナーの手をつなぐ ;◆声:3 ささやき  【杏珠】 「恋人ですからね、こうしてお手手を恋人繋ぎでお話を聞きます」 【杏珠】 「……ふふ、驚きました? これで堅苦しさが少しやわらいだでしょうか?  これからこういうことを挟んで、センパイには私との一日恋人生活を楽しんでもらいますよ」 【杏珠】 「さあ、しっかり手をつなぎながら、あなたについていろいろ教えてください、センパイ」 ――――――――――――――――――――――――― トラック2:首と肩の凝りをほぐしましょう ――――――――――――――――――――――――― ;◆SE:9 杏珠 耳かきや耳ケアの道具一式が置かれる ;◆声:9 正面 遠方  【杏珠】 「……ん、使う道具の準備もできましたが……これはあとで使います。  センパイは用意したこちらの椅子へ……私に背を向ける形で着席をお願い頂けますでしょうか?」 ;◆SE:9→1 杏珠 リスナーに接近(リスナーが頭を乗せていると仮定) ;◆SE:1→5 杏珠 リスナーの背後に回る(リスナーが椅子に座るので) ;◆SE:5(このトラックのボイス位置は以降、5:真後ろに固定。ささやき時の台詞だけ指定の位置に動き、喋り終えたら5:真後ろへ戻る 【杏珠】 「……ん、ありがとうございます。……では、センパイ……まずはセンパイの首と肩のコリをもみほぐしたいと思います」 【杏珠】 「なぜかというと、出会った時はもちろん、こうして座った姿勢を観察していますと……、  首が少し前に出て、釣られて肩も元の位置より上へ上がっています」 【杏珠】 「今はまだいいですが……年齢を重ねると一気に体への負担が来ますから、今ほぐそうと思いまして。  そうなると……まずほぐすのは――」 ;◆声:3 ささやき 【杏珠】 「右の背中と肩からですね……」 ;◆SE:3,4 杏珠 リスナーの右肩と右の背中を中心に指圧マッサージ(開始:肩⇒背中の順) 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『肩からゆっくり、ゆっくりと押してあげて』や『肩甲骨、失礼しますね』や  『ん、ここ痛くて動いちゃいますよね。けどコリがすごいのでしっかりほぐさないと』などと言いながら指圧マッサージ)」 ;◆SE:3,4 杏珠 リスナーの右肩と右の背中を中心に指圧マッサージ(停止:肩⇒背中の順) 【杏珠】 「……ん。では、今度は背中から肩に登っていくように指圧をしていきますね……」 ;◆SE:3,4 杏珠 リスナーの右肩と右の背中を中心に指圧マッサージ(開始:背中⇒肩の順) 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『背中から真っ直ぐ首の付け根……そして肩の方へと』  『ぐっぐっぐっ、痛いところやおかしなところがあれば、遠慮なくお伝えくださいね』 『あともう少しですよ……』とか言いながら、丁寧に指圧マッサージ)」 ;◆SE:3,4 杏珠 リスナーの右肩と右の背中を中心に指圧マッサージ(停止:背中⇒の順) 【杏珠】 「……はい、続けて首から肩にかけてのマッサージ移りますね。  少しコリがほぐれてきてるので……痛みも強まりますが、我慢をお願いします」 ;◆SE:3,4 杏珠 リスナーの右側の首と右肩を中心に指圧マッサージ(開始:首⇒肩の順) 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『頭から首筋、肩にかけて一つ一つツボをグイっ、グイっ』や  『首が凝り過ぎると喉や耳の聞こえが悪くなるんですよ』とか言いながら指圧マッサージ)」 ;◆SE:3,4 杏珠 リスナーの右側の首と右肩を中心に指圧マッサージ(停止:首⇒肩の順) 【杏珠】 「……はい、肩から首へ、また上がっていきますよ……」 ;◆SE:3,4 杏珠 リスナーの右側の首と右肩を中心に指圧マッサージ(開始:肩⇒首の順) 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:なにも言わず息を堪え力を込めるように集中して指圧マッサージ)」 ;◆SE:3,4 杏珠 リスナーの右側の首と右肩を中心に指圧マッサージ(停止:肩⇒肩の順) 【杏珠】 「……ん、これで右側の肩や首周りが左周りより、  かなり楽になったと思いますが……ああ、本当ですか。ならよかった」 【杏珠】 「日舞だと、舞う際に止まる動作が多いので、自然と筋肉も固縮してしまうんです。  なので、それをほぐすために……こうやってマッサージしたりするんですよ。  そうやって正しい姿勢のまま筋肉を着けて、良い姿勢を維持できるんです」 【杏珠】 「百円ショップにあるツボ押しでも構わないので、  今後はそれを利用したりしてコリを取り、正しい姿勢になりましょう。  さあ、正しい姿勢になるべく――」 ;◆声:7  ささやき 【杏珠】 「こっちの左側のコリもほぐしていきますね」 【杏珠】 「こっちは背中から肩、肩から背中の順です。  では……失礼します」 ;◆SE:6.7 杏珠 リスナーの左肩と左の背中を中心に指圧マッサージ(開始:背中⇒肩の順) 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『背中は背骨に沿う形でどんどん上がるように指圧して』  『ん、首と肩の付け根に凝りがありました。ここは丁寧に丁寧に』  『肩筋も凝りがひどいかも、けどそれもほぐすだけ』とか言いながら、丁寧に指圧マッサージ)」 ;◆SE:6.7 杏珠 リスナーの左肩と左の背中を中心に指圧マッサージ(停止:背中⇒肩の順) 【杏珠】 「……ん、では今のと逆走する形で……ツボやコリを押していきます」 ;◆SE:6.7 杏珠 リスナーの左肩と左の背中を中心に指圧マッサージ(開始:肩⇒背中の順) 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『肩からゆっくり、ゆっくりと肩甲骨へとくだって』や『ここの周りもはっています』や  『あまり張り過ぎると心臓に負担がかかるので気を付けてください』などと言いながら指圧マッサージ)」 ;◆SE:6.7 杏珠 リスナーの左肩と左の背中を中心に指圧マッサージ(停止:肩⇒背中の順) 【杏珠】 「……はい、だいぶほぐれたと思いますし、呼吸が楽になったはずだと思います……。  それに……無意識にだと思いますが、背中のコリがほぐれたおかげで背筋もよくなりましたね」 【杏珠】 「ならば、その姿勢のまま保っていてくださいね。その間に首の方もやっていきますよ。さあ、やっていきますね……」 ;◆SE:6.7 杏珠 リスナーの左側の首と左肩を中心に指圧マッサージ(開始:首⇒肩の順) 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『こっちの首筋もかなりコリがすごいですね』  『ん、リンパのところも張っているのでここもほぐして免疫力を上げて』とか言いながら指圧マッサージ)」 ;◆SE:6.7 杏珠 リスナーの左側の首と左肩を中心に指圧マッサージ(停止:首⇒肩の順) 【杏珠】 「……はい、左はあともう少しです……」 ;◆SE:6.7 杏珠 リスナーの左側の首と左肩を中心に指圧マッサージ(開始:肩⇒首の順) 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:なにも言わず息を堪え力を込めるように集中して指圧マッサージ)」 ;◆SE:6,7 杏珠 リスナーの左側の首と左肩を中心に指圧マッサージ(停止:肩⇒肩の順) 【杏珠】 「……はい、こちらも終わりです。じゃあ、仕上げは左右両方やっていきますね……」 ;◆SE;3,4,6,7 杏珠 リスナーの肩と背中と首、左右同時に満遍なくマッサージ(開始) 【杏珠】 「(長い呼吸音:『首から肩へ流すように』『肩から背中へぐっぐっぐっと』『背中から首はバラバラに押してあげて』と  楽しそうに言いながら、時間をかけて丁寧に指圧マッサージ)」 ;◆SE;3,4,6,7 杏珠 リスナーの肩と背中と首、左右同時に満遍なくマッサージ(停止) 【杏珠】 「……ふぅ〜終わりました。さっきより軽くなったと思いますけど……ああ、よかったです」 【杏珠】 「さっきも言いましたが、作業を終えたら肩や首を回すだけでも大分違いますので、よければ……やってみてくださいね」 【杏珠】 「では、首と肩がほぐれたということで、今度はお耳掻きで、お耳をスッキリしましょうか」 ――――――――――――――――――――――――― トラック3:光る耳かき(右耳) ――――――――――――――――――――――――― ;◆SE:5 杏珠 耳かき道具一式と椅子を持ちリスナーの背後から接近して、椅子に着席 ;◆声:5 リスナーに声をかける  【杏珠】 「……では、センパイ。先程もお話した通り、今から耳かきをいたしますね。  合図に合わせて、右耳を上に向ける形で私のお膝に頭をのせてください。では、いきます……三,二,ー」 ;◆SE:5→3 リスナー 杏珠に右耳を上にするように移動(リスナーが頭を乗せていると仮定) ;◆声:3 (以降、このトラックは効果音とボイス位置は3:右 固定です) 【杏珠】 「……ごろぉーーん……」 【杏珠】 「……ん、よくできました。では、センパイのお耳を綺麗にするのはこちらの耳かき棒です」 ;◆SE: 杏珠 光る耳かき棒をリスナーの耳元に近づけてカチカチと鳴らして、ライトをオンオフにする 【杏珠】 「……視界にちらりとスイッチを入れたり切ったりするたび、光が点滅しているのがわかるでしょうか?  こちらは名の通り光る耳かき棒というもので……肉眼で見えない小さい汚れもくまなく取れる代物なんですよ。  これでお掃除をすれば――」 ;◆声: ささやき 【杏珠】 「きっと音の聞こえが段違いによくなりますから、楽しみにしていてください」 【杏珠】 「さて、まずは表面のくぼみや入り口周りから心地よくなる感覚を体感してください」  ;◆声:このトラックと次のトラックは耳かきをしながら話をしてる想定ですので、さらにゆったりめに話してください ;◆SE:杏珠 耳表面の入り口周りと溝を光る耳かき棒で耳かき(開始) 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『まずはよく汚れがつきやすいこのくぼみとか』  『下から真ん中、真ん中から上へと隠れている汚れも多いので』とか言いながら入り口周りと溝を丁寧に耳かき)」 【杏珠】 「……目で見てとれるものはこれぐらいですかね?  じゃあ、目じゃ見えない部分は光で照らして……」 ;◆SE:杏珠 光る耳かき棒のスイッチをカチッと押して、ライトをオンにする 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『ああ、ありましたね。なるほど目が見えないからこういう箇所に垢が溜まりやすいんですね』 『うんうん、ここにも汚れがありましたか。ならピカピカにする勢いで』などと言いながら、入り口周りと溝を耳かき棒で耳かき)」 【杏珠】 「……そのままそのまま楽にしていてくださいね。あともうちょっとで終わりますからね……」 【杏珠】 「(短い呼吸音:熱心になにも言わず入り口周りと溝を耳かき棒の先端で耳かき)」 ;◆SE:杏珠 入り口周りと溝を光る耳かき棒で耳かき(停止) 【杏珠】 「……はーい……これで入り口周りや溝のお掃除はこちらでおしまいです……。  うん、耳かき棒まだまだ働けそうなので……耳裏も一気にやりますよ。  さあ、光はつけたまま……失礼しまーす」 ;◆SE:杏珠 リスナーの耳裏を光る耳かき棒で耳かき(開始) 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:熱心に『付け根に沿って上から下へ流す感じに』  『軟骨の部分に張り付いているのがいましたので、丁寧にいろいろな方向から』と耳裏を耳かき)」 【杏珠】 「……うーんと細かい垢は自分で難しいですが、目で見える箇所は水に浸けると取れやすくなるので……自分でもおためしください。  それをするかしないかで……耳の具合もだいぶよくなるんですよ。たとえばこういう耳たぶとか……」 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『耳たぶ大きいですね、耳たぶが大きい人は福耳だそうです』や  『ここを汚くすると運気が下がると聞いたことがあるので、センパイがよりよく幸せにすごせるように』とか言いながら、丁寧に耳裏を耳かき)」 ;◆SE:杏珠 リスナーの耳裏を光る耳かき棒で耳かき(終了) 【杏珠】 「……はい……こちらで耳周りのお掃除は終わりました。  裏もかなり汚れを取れたと思うので……安心してくださいね」 【杏珠】 「では、このまま耳の穴を『耳かき』していきたいのですが……、  今の表面と裏の耳かきで、耳かき棒がかなり汚れたので、お掃除させて頂きますね。  それを終えたらやりますので……あ、はい、ありがとうございます。それじゃあ、少しお待ちください……」 ;◆SE:杏珠  耳かき棒のスイッチをカチッと押して、ライトを消す ;◆SE:杏珠  おしぼりを取る ;◆SE:杏珠 耳かき棒のお掃除(開始) 【絃葉】 「(短い呼吸音:楽しそうに耳かき棒のおそうじ)」 ;◆SE: 耳かき棒のお掃除(停止) 【杏珠】 「……ん、このくらいでしょうか。じゃあ、いよいよ中のお掃除を始めていきますね……。  もちろんライトを使い照らしますが……痛かったら、痛いと遠慮せずに仰ってくださいね。では――」 ;◆声: ささやき 【杏珠】 「右耳の中の垢を取って、右耳を軽くしましょーね」 ;◆SE:杏珠  リスナーの耳穴の中へ耳かき棒を入れる ;◆SE:杏珠 光る耳かき棒のスイッチをカチッと押して、ライトをオンにする ;◆SE: 耳穴の中を光る耳かき棒で耳かき(開始) 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『あ、入り口入って、さっそくありましたね♪』『ここくっついてしつこいかな。ならこうして引いて』とか  言いながら、熱心に耳穴の中を耳かき)」 【杏珠】 「……ん、手前の部分はほとんど取れたと思います……。  あとは奥へ進んで……耳垢を排除するだけですので……奥、失礼させていただきます」 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『うん、奥にいましたね。大きい奴と少し形がいびつな垢が』『じゃあ、ここをこうして掬ってあげて』  『あともうちょっとです』などと言いながら、楽しそうに耳かき)」 ;◆SE: 耳穴の中を光る耳かき棒で耳かき(停止) 【杏珠】 「……ん、いったん耳かき止めますね。このまま続けたら取った汚れが耳の中へ逆戻りしちゃって……  ええ、仰る通り掃除の意味がありませんので。取った汚れは一度排除させていただきます。  それを終えてから残りのも取りますので少々お待ちを……」 ;◆SE:杏珠 リスナーの耳穴の中から耳かき棒を引き抜く 【杏珠】 「はーい、耳かき棒の方抜けました。じゃあ、すぐに再開できるようにしますので……少々お待ちください」 ;◆SE:杏珠 耳かき棒のスイッチをカチッと鳴らして、ライトをオフにする ;◆SE: 杏珠 用意したおしぼりを取る。 ;◆SE: 耳かき棒をおそうじ(開始) 【杏珠】 「(短めの呼吸音:鼻歌交じりに耳かき棒をおそうじ)」 ;◆SE: 耳かき棒をお掃除(停止) 【杏珠】 「これでいいですね。ライトをつけて――」 ;◆SE:杏珠 光る耳かき棒のスイッチをカチッと押して、ライトをオンにする ;◆声: ささやき 【杏珠】 「残りの汚れも逃がしませんね」 ;◆SE:杏珠  リスナーの耳穴の中へ耳かき棒を入れる ;◆SE: 耳穴の中を光る耳かき棒で耳かき(開始) 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『えっと、奥の袋小路の行き止まりに……』 『あ、ありましたね。ならきちんと取って』や『ん、ここきわどいところに張り付いて……』  『けどライトで照らしているので、あまり意味はありませんけど』と言いながら、丁寧に耳穴の中を耳かき)」 【杏珠】 「手前〜深く〜……深くからの手前〜を交互にして……あともうちょっとです……」 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:熱心になにも言わず耳穴の中を耳かき)」 ;◆SE: 耳穴の中を光る耳かき棒で耳かき(停止) 【杏珠】 「……お疲れさまでした それじゃあ、耳かき棒を外に出してあげて――」 ;◆SE:杏珠 リスナーの耳穴から耳かき棒を引き抜く ;◆声: ささやき 【杏珠】 「これで私の声もさっきより聞こえましたか、センパイ……(軽く息を吹きかける)」 ;◆SE:1 衣擦れ(リスナー身じろぐ) 【杏珠】 「わわ、ごめんなさい、そこまで驚かせるつもりはなく今のふーで……耳が傷つけてないか確かめたかったので。  けど、とくに痛がる様子もなかったし、問題ありませんね」 【杏珠】 「さて、汚れもかなりの大物が取れましたので、今、しっかりと綺麗にしますね。  し終えたら左耳のお掃除に移りますので、それまでの間、落ち着いて寝ていても構いませんからね」 ;◆SE: 杏珠 耳かき棒のスイッチをカチッと鳴らして、ライトをオフにする ;◆SE: 杏珠  おしぼりを取る ;◆SE: 耳かき棒のおそうじ(開始) 【杏珠】 「(短い呼吸音:耳かき棒のおそうじ)」 ;◆SE: 耳かき棒のおそうじ(停止) 【杏珠】 「……ん、準備できました。じゃあ、今度は左耳が上になるようお願いします  では合図しますので、それに合わせて。せーの、三、二、一……」 ――――――――――――――――――――――――― トラック4:光る耳かき(左耳) ――――――――――――――――――――――――― ;◆SE:3→7 立ち位置移動しながら ;◆声:3から移動して、7で言う(このトラックの効果音とボイス位置は7:左で固定) 【杏珠】 「……ごろぉ〜〜〜ん……」 【杏珠】 「……完璧です、センパイ。さて、こっちも……うん、だいぶ汚れが溜まっちゃてますね。  ああ、責めてないですよ。これはこれでお世話のしがいがあるから私は楽しいですので……」 ;◆声:ささやき 【杏珠】 「センパイの大事な左耳も……しっかりとケアしていきますね」 【杏珠】 「……さてこちらは耳裏から、お掃除……していきますね。  まずはなにもせず本来の耳かきだけです」 ;◆SE:杏珠 リスナーの耳裏を光る耳かき棒で耳かき ;◆SE: 耳裏を光る耳かき棒で耳かき(開始) 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『こっちは右と違い大きめな垢が多い印象ですかね』や  『うん、やっぱりこっちも定番の場所に汚れが集中していますね』とか言いながら、熱心に耳裏を耳かき)」 【杏珠】 「ええ、そのままそのまま……楽な姿勢を保ってくださっていいですからね、センパイ……。  さあ、細かい垢も取れるように……今度はライトをオンにして……さらに耳かきをパワーアップします」 ;◆SE:杏珠 耳かき棒のスイッチをカチッと押して、ライトをオン 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『うん、やっぱりこれすごい。肉眼じゃ見えなかった汚れも鮮明に見えて……』や 『耳たぶの上の付け根にも細かい垢がいくつかあるのでそこをしっかりと取ってあげて』といいながら耳裏を耳かき)」 【杏珠】 「……こしょ……こしょ……あともぉ……ちょっと……」 【杏珠】 「(短い呼吸音:無言のまま力を入れラストスパートをかけて耳裏を耳かき)」 ;◆SE: 耳裏を光る耳かき棒の先端でマッサージ(停止) 【杏珠】 「……ん、お疲れさまでした、センパイ。右に比べると……垢が大きくて取りやすかったですね。  それと……かくたび、少し震えてましたね。こちらのお耳の方が敏感だったりするのでしょうか」 【杏珠】 「……あ、いえいえそんな気持ち悪いことはありませんし。  むしろ掃除してあげて、そういった反応されるのは面白いというか……」 ;◆声:ささやき 【杏珠】 「とても可愛らしいですよ、センパイ」 【杏珠】 「だから気にせず、どんどんその愛らしい顔を拝見させてくださいね。  さて、耳かき棒は……まだ問題はなさそうなので、光をつけたまま表面も続けてお掃除します」 ;◆SE:  耳の溝や入り口近くを光る耳かき棒で耳かき(開始) 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『右は上から下へ流れるようにしたので、左は下から上へと少し不自然なやり方で垢を一掃します』や  『入り口周りはやはり汚れの出入りが激しいので、細かいのが多いですね』と言いながら、楽しそうに表面や入り口周りを耳かき)」 【杏珠】 「……ん、目に見えるものはこのぐらいで……さて、目に見えない箇所もどんどんライトを照らして……取りますよ」 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『ここのスジの流れに沿って、先端を少し立てながらかいてあげて』『あともうちょっとですよ』と  声をかけながら丁寧にかつ力を入れながら楽しそうに表面や入り口周りを耳かき)」 ;◆SE:  耳の溝や入り口近くを光る耳かき棒で耳かき(停止) 【杏珠】 「……ん、一度切り上げますね、センパイ。汚れはかなり取れましたので……ええ、そうです。  この勢いのままいざ耳の中へと行くと……汚れがついたままで逆効果なので、耳かき棒のお掃除してからです」 【杏珠】 「ご理解いただきありがとうございます。やはりそういう先回りした読みは見習うべきところです。  ささ、センパイは、お掃除の間、息を整えておいてください……」 ;◆SE: 杏珠 耳かき棒のスイッチをカチッと押して、ライトをオフにする ;◆SE: 杏珠 おしぼりを取る。 ;◆SE: 耳かき棒を掃除(開始) 【杏珠】 「(短い呼吸音:鼻歌交じりで耳かき棒を拭く)」 ;◆SE: 耳かき棒を掃除(停止) 【杏珠】 「……ん、すっかり元通りになりました……。  じゃあ、耳の中……清潔にさせていただきますね」 ;◆声: ささやき 【杏珠】 「センパイの左耳の中も全部私にお任せくださいね。  では、耳かき棒の方……お耳へ入れていきまーす」 ;◆SE:杏珠  リスナーの耳穴の中へ耳かき棒を入れる ;◆SE: 耳穴の中を耳かき(開始) 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『入り口近くにはあまりありませんが、少し入れるといましたね』  『うーんと取りやすい形から採ってあげて……ここは無理するとお耳を傷つけるので後回し』  とか言いながら、いろいろな動きで耳穴のを中を耳かき)」 【杏珠】 「……ん、取れる形のものは取れたので……取りにくい箇所は光を当てていきますね。  少しまぶしいですが……ライト、失礼します」 ;◆SE:杏珠 光る耳かき棒のスイッチをカチッと押して、ライトをオンにする 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『なるほど。そういった形なら……こうして取ってあげて』 『奥まで耳かきを入れつつ、そこからすくいあげるように……ああ、やりました』や 『ここは張り付いているので少し壁の方を掻いていきますね』などと試行錯誤しながら耳穴の中を耳かき)」 ;◆SE: 耳穴の中を耳かき(停止) 【杏珠】 「……ん、これぐらいでまた切り上げますね。ええ、また一旦耳かき棒をお耳から抜いて……  耳かき棒をお掃除してから再開しようと思うので……はい、はい、休んでくださるようお願いします。  じゃあ、そのままの姿勢で……耳かき棒の方、一旦抜きます」 ;◆SE:杏珠  リスナーの耳穴の中へ耳かき棒を引き抜く ;◆SE:杏珠 光る耳かき棒のスイッチをカチッと押して、ライトをオフにする ;◆SE: 杏珠 用意したおしぼりを手に取る ;◆SE: 耳かき棒を掃除(開始) 【杏珠】 「(短い呼吸音:楽しそうに掃除)」 ;◆SE: 耳かき棒を掃除(停止) 【杏珠】 「……ん、これで問題ありません。では」 ;◆声: ささやき  【杏珠】 「お耳綺麗さっぱりして左耳の聞こえもよくしましょうね、センパイ」 【杏珠】 「では、こっちは最初からライトをオンにして――また失礼します」 ;◆SE:杏珠 光る耳かき棒のスイッチをカチッと押して、ライトをオンにする ;◆SE:杏珠 リスナーの耳穴の中へ耳かき棒を入れる ;◆SE:耳の中を耳かき(開始) 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『さっき取った箇所に……ああ、ありました。ここも取ってあげることできちんと聞こえがよくなって』や 『奥の袋小路のとこにちょっと貼りついてるのがありますね』などと言いながら探るようにしつつ丁寧に耳穴の中を耳かき)」 【杏珠】 「……あっ、ごめんなさい……。ちょっと痛かったですね……。  もう少しゆっくり……ゆっくり……ゆっくりを心がけて……」 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『ん、取れました。あとはほんの細かいものを少し』『外に外に出して、ああ、ここも』  『ふふ、くすぐったいですね。はいこのまま楽にして……あ、ここも』とか楽しそうに言いながら耳穴の中を耳かき)」 ;◆SE: 耳穴の中を耳かき(停止) 【杏珠】 「……全部取れました。では耳かき棒、耳から引き抜いていきますね。せーの……」 ;◆SE:杏珠 リスナーの耳穴から耳かき棒を引き抜く 【杏珠】 「……えいっ♪ はい、もう楽にしてもかまいませんよ。  さて……汚れは……うん。さじに付いてるのを見ると、なかなか歪な形してますね」 【杏珠】 「こういうよくないものはさっさとお掃除しますね。  一応耳の中は……うん、大丈夫そうですね。なら楽にしていてください」 ;◆SE:杏珠 光る耳かき棒のスイッチをカチッと押して、ライトをオフにする ;◆SE: 杏珠 用意したおしぼりを取る ;◆SE: 耳かき棒の掃除(開始) ;◆声: 通常 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:耳かき棒を拭く)」 ;◆SE: 耳かき棒の準備(停止) 【杏珠】 「……終わりです。じゃあ、こちらのお耳も最後だけ中に傷がないか確かめさせてくださいね。せーの」 ;◆声:7 ささやき 【杏珠】 「お耳のお掃除、気持ち良かったですか♪ ……(息を数回スタッカートするように吹く)」 【杏珠】 「……ふふ、ちょっと驚かせ過ぎましたでしょうか?  けど、驚くセンパイ、ちょっと可愛かったです、ふふ♪」 【杏珠】 「さて、こうやって声をかけて、耳にふーっとしても心地良さそうにしてたので大丈夫そうですね。  ……あ、本当にですか? なら、もう一回確かめさせていただきますね、センパイ♪」 【杏珠】 「(数回耳に息を吹きかける:一回目は短く、二回目は長くしたりとバリエーションを出す)」 【杏珠】 「……んふふ、やはりビクッと震えちゃいましたね、センパイ♪   でもよかった、これなら大丈夫そうですね ……え、見た目と違って意外?   そう……ですかね?」 【杏珠】 「でも、一日でも恋人関係。ならあまり堅苦しい印象を与えすぎるのもよくないと思いましたので」 ;◆声:ささやき 【杏珠】 「だから、たまにはこうしてからかっちゃいますよ……♪」 【杏珠】 「けど……そんなに驚いた表情をしてくださるなら、もう一つ調子に乗っちゃいますね。  そ・れ・は、こうです……えいっ!」 ;◆SE:杏珠 リスナーの頭をなでる ;◆声:ささやき 【杏珠】 「センパイの頭を、なでなでです」 【杏珠】 「ふふ、どうですか? また驚いてくれましたか?  まあ、これも恋人からの厚意として受け取ってくれれば幸いです。  しばらく続けますので……そのまま楽にしていてくださいね」 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:楽しそうに『なでなで♪』と言いながら頭を撫でる)」 ;◆SE:杏珠 リスナーの頭をなでつつ、徐々に撫でる音でフェードアウト ――――――――――――――――――――――――― トラック5:炭酸泡でお耳キレイキレイです ――――――――――――――――――――――――― ;◆参考動画:https://youtu.be/6RMTejy8BiI ;◆SE:1 杏珠 道具を脇に置く音(炭酸泡のボトルとタオル) ;◆声:1 リスナーの顔を覗き込む形で喋る(このトラックのボイス位置は、以降1:正面で固定です) 【杏珠】 「……さあ、センパイ。そろそろ次のケア……移りますね。  また仰向けになってもらったのは……これをするからです」 ;◆SE:3,7 杏珠 炭酸泡のボトルを左右ランダムにリスナーの両耳の耳元で数回振る 【杏珠】 「聞こえました……でしょうか? 今、振ったのは炭酸泡の入ったボトルです。  これを手に出しセンパイのお耳につけつつ、センパイの凝り固まったお耳をもみほぐします  お耳には全身のツボが集中しているので……押せば、体もより軽くなるんですよ」 【杏珠】 「それに今から押すツボを覚えていただければ……自分でもケアができますからね。  私も日舞の稽古が終わったら、自分の耳を軽くほぐしたりしてます」 【杏珠】  「もちろん押す箇所によっては、激しい痛みも伴いますけど。  それをしっかりほぐすことで……体調も整っていきますからね」 ;◆声:ささやき 【杏珠】 「さあ、しっかりほぐして、健康になりましょう、センパイ」 【杏珠】 「……というわけで、善は急げ。早速、泡を出しますね。  出したら、まずどういったものなのか、お耳の傍で泡立ててるので……音を楽しんでくださいね」 ;◆SE: 杏珠 炭酸泡のボトルから手のひらに炭酸泡を出す ;◆SE:3,7 杏珠 手のひらに出した炭酸泡を左右ランダムにリスナーの両耳で泡立てる 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『こっちのお耳はすり合わせるように』『泡立ってきたので今度は押すように』とか言いながら、手の中の泡を聞かせる)」 【杏珠】 「……いかがでしょうか? 少し耳元から離れてるので聞こえづらいかと思いますが。  今からお耳につけるので……しっかりと聞けるはずですから、安心してくださいね」 【杏珠】 「では、両耳に泡をゆっくりと……つけていきますよ。  音でびっくりするかもですけど……そのままでいてくださいね……」 ;◆SE:3,7 杏珠 手のひらで擦り合わせた炭酸泡をリスナーの両耳に塗り込む(開始) 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『手の中で耳を覆いかぶせるようにしっかり包んで』  『手のひらを耳に押し付けつつ……ゆっくりゆっくりとこねて』とか言いながら両耳に炭酸泡を塗り込む)」 【杏珠】 「ん……全体的に泡で覆ったので……今度は指で溝や入り口周りやり入り口も……すみずみまで塗り込みますね」 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『しっかりと耳に塗り込んで』  『この溝やこの辺りにも汚れが溜まりやすいんですよね』とか言いながら五指を駆使して、指先でしっかり泡を耳に塗り込む)」 ;◆SE:3,7 杏珠 手のひらで擦り合わせた炭酸泡をリスナーの両耳に塗り込む(停止) 【杏珠】 「……はい、このあたりでしょうか。指先で……ツボと凝り固まった箇所をしっかりほぐしていきますね……」 ;◆声: ささやき 【杏珠】 「ゆっくりと息を吐きながらマッサージを堪能してください」 ;◆SE:3,7 杏珠 リスナーの両耳を上部分から丁寧にマッサージ(開始) 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『上にはストレスや精神安定のツボがありまして……そこ痛いですよね』 『うん、腸の部分も弱いかな? ならあとで作るのはお腹にやさしいものを作らないと』 『腰のツボもしっかりほぐして』 とか言いながら耳の上部を丁寧にマッサージ)」 【杏珠】 「……力加減は……あ、はいもっと強くですね。ええ、かまいませんよ。   健康になろうと頑張るセンパイ、とても素敵ですし……私もその気持ちにしっかり応えます」 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『下から上へ引っ張りあげつつ、ギュッと指圧して』や『だんだんほぐれてきました。  あともう少しで終わりです。頑張りましょう、センパイ』と気遣い励ましながら、上半分を丁寧にマッサージ)」 ;◆SE:3,7 杏珠 リスナーの顔上半分を丁寧にマッサージ(停止) 【杏珠】 「……ん、これで……いいと思います……。じゃあ引き続き、下半分もやっていきますよ。  ここは消化や頭痛などのツボがあるので……しっかりほぐしましょう。  泡はなくなってきたので……とりあえず手に足してから始めますね。それじゃあ――」 ;◆SE: 杏珠 炭酸泡のボトルを近くに置いて、手のひらに炭酸泡を出す ;◆SE:3,7 杏珠 手のひらに出した泡をリスナーの両耳につける(開始) 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『マッサージがよりできるように多めに多めに』 『ここも固いので音が響きやすいように泡でさらに覆いかぶせて』とか言いながら、泡を塗っていく)」 ;◆SE:3,7 杏珠 手のひらに出した泡をリスナーの両耳につける(停止) 【杏珠】 「……ん、これなら存分に凝りをほぐしてあげられますね。  では続き、再開しますね……」 ;◆SE:3,7 杏珠 リスナーの両耳の下半分を丁寧にマッサージ(開始) 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『鼻炎のツボは柔らかいでしょうか? お鼻は大丈夫ですかね』や『ああ、首の痛みと頭痛のツボは固いですね。  ならしっかり押して軽減』『代謝もよくないのでここもしっかり』とか言いながら両耳の下半分をマッサージ)」 【杏珠】 「……ん、耳たぶやその周りもやって……もうすこしです……はい」 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『ここ疲れ目がひどいですかね。ああ、最近作業が忙しくて今日休みを貰えたからですか』  『ならせっかくの休みが有意義に過ごせるようさらに頑張りますね』とか言いながら両耳の下半分をマッサージ)」 ;◆SE:3,7 杏珠 リスナーの両耳の下半分を丁寧にマッサージ(停止) 【杏珠】 「……ん、これで大方のコリはほぐしたと思います。  仕上げは……両耳バラバラのリズムでマッサージして終わりにしますね……」 ;◆SE:3,7 杏珠 リスナーの両耳全体を左右バラバラなリズムで丁寧にマッサージ(開始) 【杏珠】 「(長い呼吸音:『先程と違って変な感じでしょうか』『音も合わせて響かせると、泡に溺れている感じがしますよね』 『あ、ここにもほぐれてないコリが。じゃあ、しっかりと』とか言いながら丁寧にけれど楽しそうに両耳をマッサージ)」 ;◆SE:3,7 杏珠 リスナーの両耳全体を左右バラバラなリズムで丁寧にマッサージ(停止) 【杏珠】 「……お疲れさまでした……。今タオルで拭いて……さらに柔らかくなったお耳の感覚を実感してください……」 ;◆SE:3,7 杏珠 脇に置かれた綺麗なタオルを手に取り炭酸泡をタオルでぬぐう(開始) 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『泡を残さないように』や『拭けば拭くほど実感できてるでしょうか……ああ、はいはい、よかった』とか  言いながら丁寧にリスナーの両耳についた泡を取る)」 ;◆SE:3,7 杏珠 脇に置かれた綺麗なタオルを手に取り炭酸泡をタオルでぬぐう(停止) 【杏珠】 「……ん、終わりです。さきほども聞きましたが……いかがですか、センパイ?  ……ぁ、それはよかっtあ。身体の調子がウソみたいに軽くなったなんて……私にとっても光栄な感想です」 【杏珠】 「……なら、軽くなったお耳で今度は耳が幸せになる音を用意してきたのですが……聞いてくださいますか?  これを聞くことで……センパイの心にさらなる安らぎをあげたいと思いまして……あ、ありがとうございます」 【杏珠】 「それじゃあ、道具を片付けて、それようの道具を持ってくるので、しばらく寝ながらお待ちくださいね……」 ――――――――――――――――――――――――― トラック6:テープボールでお耳を幸せに ――――――――――――――――――――――――― ;参考:https://youtu.be/pgByAw_SXxs ;◆SE:9→1 杏珠 テープボールとそれ用の道具をリスナーの頭上の傍に置く ;◆声:1 リスナー寝ているので覗き込むように喋る  【杏珠】 「……さあ、お持ちしました。引き続き横になったセンパイには、  今からこの音を聞いて楽しんでいただきますね……」 ;◆SE:3,7 杏珠 左右ランダムにリスナーの両耳の耳元でテープボールを軽くつぶす(開始) 【杏珠】 「(短い呼吸音:何も言わずテープボールの音だけを聞かせる)」 ;◆SE:3,7 杏珠 左右ランダムにリスナーの両耳の耳元でテープボールを軽くつぶす(停止) ;◆SE:1 杏珠 テープボールを自分の手元に戻す  【杏珠】 「……いかがですか、センパイ……? 軽くギュッとしたのはテープボールというものです。  使い方はとくになく……こうやって触って感触を触ったり、音を響かせるための……道具です。  今こうやって音を聞かせたのもそのためです。さあ、もう一回、今度強めに潰したり指ではじきますね……」 ;◆SE:3,7 杏珠 左右ランダムにリスナーの両耳の耳元でテープボールを強くつぶしたりタッピングする(開始) 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『ギュッギュッと、私の握力でやはり固いかもです』  『じゃあ、今度は指で軽めに叩いたり』などと言いながら楽しそうに音を聞かせる)」 ;◆SE:3,7 杏珠 左右ランダムにリスナーの両耳の耳元でテープボールを強くつぶしたりタッピングする(停止) 【杏珠】 「……ん、叩く音はこれぐらいにしまして……今度はこのボールをいろいろなもので切っていきましょう。  切る音もなかなかにいいんですよ……これ。では、まずは定番のカッターから――」 ;◆SE:1 杏珠 カッターを手に持って、カッターの刃を出す ;◆声:1 ささやき 【杏珠】 「……左右の両耳の耳元でテープが切れていく音に、聞き入ってください……」 ;◆SE:3,7 杏珠 左右ランダムにリスナーの両耳の耳元でテープボールにカッターの刃を入れる(開始)   【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『向こうから私の手前にかけて引くようにゆっくりと』『切った箇所をさらに切ると』 『不思議な道具ですよね。センパイのお耳も心地よくなれますし、切ってる私も楽しいですし』と言いながら、  楽しくリスナーの両耳でテープボールをカッターで切る)」 ;◆SE:3,7 杏珠 左右ランダムにリスナーの両耳の耳元でテープボールにカッターの刃を入れる(停止) ;◆SE:1 杏珠 カッターの刃を戻し、次の道具(ネギカッター)に持ち替える 【杏珠】 「はい、普通のカッターはおしまいで……今度はカミソリを使います。  肌に優しいカミソリを使っているので……繊細な音がするんですよ」 ;◆SE:3,7 杏珠 左右ランダムにリスナーの両耳の耳元でテープボールにカミソリの刃を入れる(開始) 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『刃がギザギザしているので音がさっきと違いますよね』  『こうして丁寧丁寧にやると……ほらまた響きが違います』と楽しそうにカミソリの刃をテープボールに入れる)」 ;◆SE:3,7 杏珠 左右ランダムにリスナーの両耳の耳元でテープボールにカミソリの刃を入れる(停止) ;◆SE:1 杏珠 カミソリを置いて、ハサミへ持ち替える 【杏珠】 「……ん。結構切ったので、あとはハサミでボールをチョキチョキして、ボールを切っていきます」 ;◆SE:3,7 杏珠 左右ランダムにリスナーの両耳の耳元でテープボールにハサミを入れる(開始) 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『カッターやカミソリと違って切る音がまた違いますね』『あとで見せますけど、  これインテリアとしてもいい色合いなんですよね』とか言いながら楽しそうにハサミでテープボールを切る)」 ;◆SE:3,7 杏珠 左右ランダムにリスナーの両耳の耳元でテープボールにハサミを入れる(停止) ;◆SE:1 杏珠 ハサミを置いて、切り終えたテープボールを持つ 【杏珠】 「はい……切り終えました。ほら……これが切った後の形です。  とてもボールの中身とは思えないほど柔らかい素材ですよね。  今度は切ったこれを握りつぶした音です」 ;◆SE:3,7 杏珠 リスナーの両耳の耳元で切ったテープボールを手のなかで混ぜる(開始) 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『右耳はグッグッグッと力を入れて潰して、左は軽く揉み込むように』  『ギュッと握りつぶしたり、こすり合わせて』とか言いながら楽しそうに手の中のテープボールで遊ぶ)」 ;◆SE:3,7 杏珠 リスナーの両耳の耳元で切ったテープボールを手のなかで混ぜる(停止) 【杏珠】 「……はい、このテープボールで出せる音は以上となります。  この中でリクエストとか……ああ、はい、カッターですね。いいですよ。  では、また切ります。今度は丁寧に時間をかけて……いきますね」 ;◆SE:3,7 杏珠 左右ランダムにリスナーの両耳の耳元でテープボールにカッターの刃を入れる(開始)   【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『右耳には左から右へと横線を入れて』『左耳は上から下へと線を入れるように』 『はい斜めから切るとこんな音です』と言いながら、楽しくリスナーの両耳でテープボールをカッターで切る)」 ;◆SE:3,7 杏珠 左右ランダムにリスナーの両耳の耳元でテープボールにカッターの刃を入れつつ、徐々にフェードアウト(停止) ――――――――――――――――――――――――― トラック7:センパイのためにお料理 ――――――――――――――――――――――――― ;◆参考動画:https://youtu.be/SIyxCBHVet4 ;◆SE:16 段々まな板の上で包丁で食材を切る音と沸騰音と炊飯器がぐつぐつと炊飯している音が聞こえる ;◆声:16 杏珠 料理をしている 【杏珠】 「(短い呼吸音:『えっと、次はニンジンを切りつつ……』とか言いながら、食材に包丁の刃を入れる)」 ;◆SE:1 リスナーベッドの上でみじろぐ ;◆SE:16 杏珠 リスナーの布団の音に気づき、見る   【杏珠】 「……あれ? 今音が…………ぁ!」 ;◆SE:16 杏珠 目を覚ましたリスナーと目が合う ;◆SE:16→1 杏珠 リスナーの元へ近づく ;◆声:1 リスナーの顔を覗き込むようにしながら喋る 【杏珠】 「ごめんなさい……少しうるさかったみたいですね。  お布団もずれたみたいですし……今、直しますので……」 ;◆SE:1 リスナー手伝おうと起き上がろうとする 【杏珠】 「……いえいえ、そんな。センパイは気にせずそのままお休みになっていて下さい。  は? はいはい、そうですね。さっきの音が気持ち良かったみたいで寝付いてしまいました」 【杏珠】 「そうなると、手持ち無沙汰になってしまったので、ご飯を作ってあげようと思いまして。私だけでもやれる量なので……」 【杏珠】 「あ、今更ですが、キッチンや冷蔵庫の中の食材とか勝手に使いましたが……、  ありがとうございます。やったあとで聞くのは失礼なのは重々承知ですけど……」 【杏珠】 「え? 今ですか。えっと……豚汁に、炊き込みご飯を作ってます。  お部屋に入った時から、少しやつれている印象だったので……栄養がつくものをと思いました」 【杏珠】 「あとは白菜菜炒めと生姜焼きを作りますので……それを食べればバッチリです。  あ、場所ですか? 大丈夫です。調味料の場所も把握したので……ぇ、普段から?」 【杏珠】 「そう……ですね。自分でも作れるようにと仕込まれているので、少し手の込んだものも作れますよ。  センパイの冷蔵庫の中だと……肉じゃがは多分作れると思いますが……あ、いいですよ。  ならそれも作っちゃいましょう。ただ少し時間がかかりますが……」 【杏珠】 「…………いえ、少し時間がかかるからこそ……作った方がいいかもですね。  なら、センパイ。センパイはそのままお休みして頂き、疲れを取ってください。  出来上がったら起こしますので……あ、はい、センパイのご期待に沿えるよう頑張ります」 ;◆SE:16 沸騰音が響く 【杏珠】 「…………あっ! す、すいません。火を強くしたまま、こちらに来ちゃったので向こうに戻ります。  とりあえず何かあればお呼びください。それまでは作っているので……このずれた布団はお戻しして、キッチンへ戻りますね」 ;◆SE:1 杏珠 リスナーの布団を戻す ;◆声:1 ささやき 【杏珠】 「ん……♪ これで寒くありません、よね?」 【杏珠】 「それじゃあ、料理に戻ります。センパイは引き続きお休みください。  あ、包丁とか着る音もいいので……それをBGMに聞いてゆっくり寝て下さいね。では――」 ;◆SE:1→16 杏珠 リスナーから遠ざかり、キッチンへ戻る ;◆声:16 【杏珠】 「よしつづきつづき……まずは火を小さくしつつ、切りかけののにんじんを切って……」 ;◆SE:16 杏珠 沸騰した鍋の火を小さくして、切りかけの食材を切る(開始) 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:『食べやすいように細かく細かく』『ん。じゃあ、次はじゃがいもを』と言いながら鼻歌交じりに切ったり調理)」 ;◆SE:16 杏珠 沸騰した鍋の火を小さくして、切りかけの食材を切る音でフェードアウトしていく(停止) ――――――――――――――――――――――――― トラック8:ユーはなぜ『いえカノ』に? ――――――――――――――――――――――――― ;参考:https://youtu.be/rfGh8WR1rSg ;◆SE:3 杏珠 お茶の入った湯呑をリスナーの前に置いて、リスナーの横に座る ;◆声:3 普通に話す(以降このトラックのボイス位置と効果音は3:右で確定です) 【杏珠】 「さあ、お茶が入りましたよ、センパイ。……ああ、いえいえ、落ち着いたらでかまいませんよ。  それにそんな謝らずとも完食してくださり光栄です。むしろ張りきって作りすぎた私も悪いですから……」 【杏珠】 「ただ、あんなに召し上がっていただけたのなら、またあとで作り置きしておきますね。  ぁ、キッチンの上の戸棚にタッパーがあるんですね……わかりました」 【杏珠】 「……あ、そうですね。センパイが不快でなければお先にいただきます。  そのいつも目上やお客様より先に手を出さないよう言われているので……ええ、失礼します」 ;◆SE: 杏珠 淹れたお茶に少し口を浸ける(開始) 【杏珠】 「(短い呼吸音:お茶に少し口を浸ける)」 ;◆SE: 杏珠 淹れたお茶に少し口を浸ける(停止) 【杏珠】 「ふぅ〜……市販のものですが、美味しく淹れられましたね。  ぇ? お茶もやってたり、ですか? そう……ですね、お茶とか生け花も倣ってますね」 【杏珠】 「あとは自己紹介の際に話した日舞――日本舞踊に剣道ですね。  そう考えると和にちなんだお稽古はひととおりやっているかも? ですね。  はい、剣道は初段を修めさせていただいてます」 【杏珠】 「ぇ、そんな私が……はいはい、あ〜ですよね。そうですよね。  私が『いえカノ』をやっている理由がイマイチ見えないですよね」   【杏珠】 「えっと、これも自己紹介の際にもお話しましたが……日舞のお稽古場に  『いえカノ』を起業された二歳上の先輩がいましてて、彼女が私を誘ってくれたのがきっかけです。  同じ家のしきたりというか境遇にあるので、私もうってつけであり、やってみないかと」 【杏珠】 「そのあまり自分から口にするのは憚られますが、私の家かなり名家なんです。  でも家は一度慢心せずアルバイトや下働きの経験をしてこそ一流の人間であると言われていて……、  どうしようかと思っていた矢先、そちらの先輩に誘われたんです」 【杏珠】 「ああ、もちろん家に言われて仕方なくではなく、私自身も今後を見据えていろいろ取り組みたいと思いましたし、  『いえカノ』の活動自体が下働きとかアルバイトだなんて思ってませんよ」 【杏珠】 「だって困っている人や少し心の疲れた人が癒されていく様子を見る充足感は何物にも得難いですし。  それに、『いえカノ』で働くたびにいろいろな学びが得られて、とても楽しくいい経験になってます。  もちろん今センパイと過ごしているこの時間も私にとっては大変価値ある者です」 【杏珠】 「ぇ……ああ、そうですね。高校生なのに起業する大胆さがあって純粋に私もすごいと思いました。  雰囲気は大和撫子というか奥手な印象を受けると思いますが、その実は積極的な方ですね。  血はもちろん繋がってないですけど、私としては、尊敬の存在であり頼れる姉のひとりですね」 【杏珠】 「そしてもうひとりの姉は従姉でしょうか。家は違いますが私とは正反対の性格で、私と違ってイマドキの女子高生がしっくりきます」 【杏珠】 「子供の頃から仲良くしてくれて……お稽古で疲れた時を見計らったように、外に連れ出して一緒に遊んでくれたり、  悩みができたら熱心に聞いてくれたりと……身内びいきですが、対人において、彼女ほど右に出る者はいないと思います」 【杏珠】 「なので、彼女を『いえカノ』に誘ったら彼女もはじめてくれて、楽しんでくれてるようです。  そのあとで名前を教えるので、もしよかったら次回の『いえカノ』で恋人にしてみてください。  きっと私とは違った経験をくれると思うので」 【杏珠】 「まあそう言えるほど私はまだまだうまくできないと思いますが……ぁ、そんな。  センパイから、私もいい恋人だなんて言っていただけるなんて、もったいない言葉です。  そのまだまだ拙いところもありますが……時間までどうぞよろしくお願いしますね」 【杏珠】 「まあ、私自身としてはまだまだ力不足な気がしていまして目指すは今挙げた二人のお姉ちゃんたちですね。  彼女たちのように気が利けるようになりたいです。なので、少し言い方は悪いですが――」 【杏珠】 「より彼女たちみたいに恋人らしく振舞えるよう、引き続き、私からの厚意を受け取ってくださいね、センパイ♪」 ――――――――――――――――――――――――― トラック9:子守歌でぐっすり寝ましょう ――――――――――――――――――――――――― ;◆このトラックは就寝トラックなので、布団に入ったら基本的にささやきです。 ;◆SE:リスナーはすでに寝ている状態 ;◆声:2 通常  【杏珠】 「……ん、それではセンパイ……私も失礼しますね……」 ;◆SE:2→3 杏珠 寝ているリスナーの布団をめくり入ってくる ;◆声:3 ささやき(このトラックは 以降ボイス位置は3:右で固定です。また就寝トラックなので喋る時もささやきを強めです) 【杏珠】 「ん……やはりさっき寝ていらしたのと……、  今センパイが先にお布団へ横になっていますので……お布団の中、より温かいですね」 【杏珠】 「……センパイは……いかがでしょうか?   うっ、それは……私も恥ずかしくないといえば……うそになります」 【杏珠】 「けど『いえカノ』では決まりですし一日といえセンパイと私は恋人関係。  別々に寝るのは恋人らしくありません。大丈夫、寝てしまえば気にならなくなりますので……」 【杏珠】 「……とはいえ、それもなかなか難しいですよね。  ですから、センパイが今抱えている恥ずかしさを吹き飛ばす秘策をいくつか行いますので……、  そちらに身を委ねてください……。では、まずはこちらです……」 ;◆SE 杏珠 リスナーの胸元をトントンする 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:リスナーの胸をトントンとする)」 【杏珠】 「……センパイの心臓の鼓動に合わせて……胸をトントンとしています。  この音に聞き入りながら……ゆっくりと深呼吸をしてください……」 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:なにも言わずリスナーの胸をトントンとする)」 ;◆SE: 杏珠 リスナーの胸元をトントン叩きながら子守歌を歌う ;◆声: 童謡『ゆりかごの歌』を歌う。セリフは例なので、ご自身の歌いやすいように安眠させるように優しく歌ってください 【杏珠】 「……ん、いいです。そのまま、次の秘策……子守歌です。この歌に合わせて……ゆっくりと寝てください。  せーの――ゆりかごの上に……びわの実が……ゆれるよ……ねんねこ……ねんねこよ……♪」 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:なにも言わずリスナーの胸をトントンとする)」 【杏珠】 「……声、うるさかったりしませんか……ええ、大丈夫ですか。ならこのまま続きを……おほん。  ゆりかごの歌を……かなりやが歌うよ……ねんね……こね……んねこ……ねんねこよ……♪」 【杏珠】 「え……いいです。そのまま……そのまま……ゆっくりと……寝ましょうね……センパイ」 【杏珠】 「ゆーりかーごのー、つーなーをー木ーねーずーみがー、ゆーするよー。  ねんね……こ、ねんねこ……ねんねこよ……♪」 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:なにも言わずリスナーの胸をトントンとする)」 【杏珠】 「はい……はい、そのまま最後まで……いますから……  怖い夢がみないように……そばに……いますから」 ;◆SE 杏珠 リスナーの頭を撫でる 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:リスナーの頭を撫でる)」 ;◆声:自分も眠くなり、呂律が回らなくなり、最後らへんは一緒に寝てしまう 【杏珠】 「ゆーりーかーごーの……ゆーめに……きーいろーい月がーかーかるよー  みーんなのうーたがー……とーどくとー……いーい……い……」 【杏珠】 「ん……いけない……私も限界で……ああ、でもセンパイも……もう少しで寝るので……そこから……」 ;◆SE 杏珠 リスナーの頭を撫でる 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:リスナーの頭を撫でる)」 【杏珠】 「ゆーりかーごのー、ゆーめにーきーいーろーいーつーきがー、かーかるよー。  ねーんねーこー……ねーん……ね、こ……ねーねんねーこよー」 ;◆SE 杏珠 リスナーの頭を撫でる 【杏珠】 「(少し長い呼吸音:リスナーの頭を撫でる)」 【杏珠】 「……ふわぁ、ごめんなさい……センパイ。  私も思ったより疲れたみたい……なので……このままお休みを……」 【杏珠】 「(長い呼吸音:最初は浅い呼吸から、徐々に寝息へと移っていく)」 ;◆SE: 杏珠の寝息を聞きながらフェードアウト ――――――――――――――――――――――――― トラック10:おはようございます、センパイ♪ ――――――――――――――――――――――――― ;◆このトラックは起こす ;◆声:16 寝ている前提なので、声があまり聞こえない 【杏珠】 「――せーの」 ;◆SE:16 カーテンをがばっと開ける ;◆声:16→8 リスナーのベッドへと接近して布団を取る ;◆声:7 大きい声  【杏珠】 「センパーイ! 朝ですよー!  さあ、布団にいつまでも包まらないで、起きましょうか」 ;◆SE:リスナー 杏珠の大きな声でベッドから起き上がる 【杏珠】 「……ふふ、勢いよく起き上がることができましたね。  それはぐっすりと寝て元気になった証拠ですし……、  『いえカノ』を満喫してくれたということでうれしいです」    【杏珠】 「……じゃあ、そのまま起きて朝ご飯を――え、まさか本当に起こしてくれるとはですか?  えっと……はい。記載通り『いえカノ』は始まった時刻から翌日の時間までは、  センパイの彼女ですし、そうさせて頂きました。えっと……まずかったでしょうか?」 【杏珠】 「……あ、違くて……はいはい、なるほど。なんとも言えないけど、温かいですか。  ふふ、それはよかったです。そう言ってもらえて、私にとっても心が温まりました」 【杏珠】 「でもわかります。誰かが傍に起こしてくれるのは子供までですし……、  私も小学校高学年になってからは……自分で起きるよう言われていたので」 【杏珠】 「だから、こうしてセンパイを起こしてあげられて……私もうれしく思います。  さあ……そのままベッドから起きて時間一杯までもっと交流して、心を温めましょうか。  ……あ、でも今心が温まる方法もあるんですよ。ちょっとそのままでいてくださいね。せーの」 ;◆声:7  ささやき 【杏珠】 「おはようございます♪ 時間まで、今日もよろしくおねがいしますね、センパイ♪♪」 ;◆おしまい