■世界観設定 ある日、主人公が住んでいる市の方針で精液を“排出禁止特別処理ゴミ”として処分しなければならなくなり、 ティッシュやトイレ等での処理が禁止されるようになる。 毎週、月・木曜日に精液処理作業員が自宅に精液を“特別処理”しに来る。 作業員は希望者女性の中から市が面接の上選考し、合格者は“特別公務員”として業務に就く。 公務員としては破格の待遇を得られる為、密かな人気職業となっている。 ※市の方針とは? 「精液とは尊い生命の源である」という倫理観の下、 それらを自慰処理後可燃ごみや下水処理等で排出している男性の行動が 問題視され、市議会で大いに議論をされた。 議論の結果、市の方針として“精液処理専門の女性作業員”を単身男性の住居に派遣し、精液ゴミの回収を行う事となった。 原則として処理は手淫もしくは口淫で行われ、排出された精液は作業員が口内処理(飲み込む)を行う事で、従来のようなティッシュやトイレ等への不適切な処理方法を行われないように対策を行う。 なお、男性の希望があっても女性作業員への腟内への排出は許可されない。 腟内への排出が認められた場合、該当の女性作業員は今後作業員としての業務は行えなくなる。 ■プロット 1.プロローグ(市内ニュース)※時間的には初訪問の数ヶ月くらい前 市で行われているテレビのニュース番組で「精液処理問題に関する市の方針」が大々的に報道される。 (主人公はこのニュースは聞いていない) 2.初めての“精液ゴミ回収” 「おはようございます、精液ゴミの回収にお伺いしました。」 月曜日の朝、玄関に作業服を着た女の子が訪ねてきた。 態度は事務的な感じで、素っ気ない。 聞き慣れない言葉に耳を疑い、作業員に質問をしてみる。 これまた事務的に、“市の方針”について説明をされる。 説明の後、精液の処理方法について尋ねられる。 ティッシュでの処理をしていた為注意され、処理したゴミは回収される(特別な精液ゴミ袋に回収) 手コキとフェラチオどちらでの回収を希望するか聞かれた為、フェラチオでの処理をお願いする。 フェラチオ中、少し気まずいので質問をしてみるが(どうしてこんな仕事を?彼氏はいないのか?等々)、事務的な感じ。 射精したあと、口内チェックのお願いをされる。精液がしっかり口内に排出されたかどうか目視をし、飲み込んだ後もそのチェックをお願いされる。 バインダーを取り出し“単身男性精液処理リスト”へのサインをお願いされる。 「では次回は木曜日にお伺いします。今後は精液の処理に気をつけてくださいね。ありがとうございました。」 と、言い残して女性作業員は玄関を出ていった。終始事務的であった。 3.木曜日の“精液ゴミ回収” 木曜日の朝、同じように玄関に作業服の女の子が訪ねてきた。 “市の方針”を説明しようとしたので、月曜日に聞いたと遮る。 作業員も「そうでしたね」と返し、不適切処理がないかの確認をされる。 問題がなかった為、手か口かを尋ねられる。今回は手でお願いしてみる。 手コキをされている間、胸をずっと見ている事を作業員に尋ねられる。 流れでパイズリをする事になる。 手や口以外で処理しても大丈夫なのか?と尋ねると、 男性によっては上手くイけなかったりすることもあるので、柔軟に対応をするようにしている、と答える。 膣はダメですけど、と付け足す。 パイズリ用のローションを塗り、処理を再開。 さっきの手コキ分もあってか、割と早めに射精。 出した精液を手際よく手に溜め、口内チェックと飲精チェック。 月曜日同様バインダーを取り出し“単身男性精液処理リスト”へのサインをお願いされる。 耳元で急に「おっぱい、気持ちよかったですか?」と囁かれる。 びっくりしている間に「ではまた月曜日にお伺いします。」とだけ告げて、作業員は出ていってしまった。 4.オフの作業員と出くわす 土曜日お昼、コンビニにて。店内で商品を物色していると、お菓子コーナーに見覚えのある顔が。先週“ゴミ回収”に来ていた作業員だった。 私服を着ていて、どうやらオフらしい。迷ったが、なんとなく話しかけてみた。 最初は誰だかわかっていないようだったが、 「ああ、あのお兄さん!」と、笑顔で返してくれた。 朝の回収の時は事務的な感じだったので驚かされた。 こちらの表情で彼女にも伝わったようで、仕事中は私語厳禁なので、と平謝りされた後、 この市に越してきた男性大変ですよね、などと世間話をした。 話しているうち、眼の前の女性と事務的処理とはいえ何度もしごかれた事を思い出し、 店内にも関わらず、勃起してきてしまった。 顔が赤くなっていたようで、彼女にも気づかれてしまった。 少し迷ったような表情を浮かべた彼女だったが、「トイレで抜いちゃいます?」と、耳元で提案してくれた。 コクリとうなずくと、「すみません、トイレお借りします!」と店員に伝える彼女。 いそいそと二人でトイレに駆け込んだ。 トイレだとちょっと狭いですね、やっぱり週2日しか性処理できないって人によっては辛いですよね、等々軽く会話を交わす。 「じゃあ、どうします?」いつものように手か口か、と迷っていると 「今は仕事中じゃないですから」と囁かれる。 そういえば、作業中は膣内への排出は禁止、とあった。 答える間もなく、下着をスルスルと脱ぎだす彼女。 「今日は大丈夫な日なので」と、お尻を突き出してペニスを催促された。 とはいえ、いくら性的な条例があるからといって、コンビニで性交することまで認められたわけではない。既に店員にも怪しい目で見られた後である。 お互いに「声や大きい物音を立てないように」と注意しながらの、さながらスニーキングミッション(セックス)であった。 コンビニ内で、恋人でもないただの“精液ゴミ回収”で知り合った同士での性交という、異常な状態にお互いだんだんと興奮が増してくる。 喘ぎ声が漏れないように正常位でキスしながらのセックスに移行する。 射精が近づいてきたのを悟ったのか、「外に出したら店員さんにバレちゃうので、中で」と中出しの催促を受ける。 そのまま彼女の腟内で、果てた。 「スッキリしました?」と笑顔で聞いてくれる彼女。 …ゴミ回収中とはまるで別人のようだった。 「二人で出たら店員さんにバレるので、先に出ますね。ではまた、月曜日に」 と告げられ、トイレで解散することとなった。 色々申し訳なかったので、その日は少し多めに買い物をして帰った。 5.最後の“精液ゴミ回収” 月曜日の朝、いつものように彼女は訪ねてきた。今日は“精液ゴミ回収”の日である。 ただ、態度は相変わらず事務的なままであった。 以前はさほど気にしなかったが、コンビニの一件もあったので少し寂しい気持ちになった。 いつもの説明は省略された後、不適切処理の確認も極めて事務的に行われた。 が、実は今回は不適切処理で引っかかってしまった。土曜~日曜にかけて、我慢できず自慰行為を繰り返してしまったからだ。 気をつけてくださいね、と注意され、手か口か、と問われた。 だが、どういう感情なのかわからないが答える事ができなかった。 「今日は溜められますか?でも不適切処理も確認してますので、次から気をつけてくださいね、では木曜日に…」 と彼女が帰ろうとしたので、思わず引き止めた。 「はい…なにか?」 コンビニで答えてくれた時とは違う、寂しい返事だった。 我慢の限界だった。 思い切って、「セックスがしたい」と伝えた。 「申し訳ございませんが、膣内への精液の排出は許可されていません。」 と、当然の答えが返ってきた。 「ですが」と続ける彼女。 「作業員としての業務を続けるなとおっしゃるのでしたら、個人的にですが精液の排出を許可します。」 どう捉えたらよいのかと迷ったが、お願いしますと答えた。 言われるがまま寝室に移動して、布団に寝そべった。つまり…騎乗位だ。 下着をスルスルと脱ぎだす彼女の姿は、コンビニのトイレで見たそれと同じだった。 しかし今回は、あくまで“精液ゴミ回収”の作業の一環だ。 複雑な思いのまま、こちらもペニスを露出した。 そういえばローションとか大丈夫なのか?と疑問に思ったが、 「こちらが動きますので」と、すんなりとずぶずぶ彼女の中に沈んでいった。 あくまで“ゴミを回収する”為の動きを続ける彼女だったが、 最初は出ていなかった息が、だんだんと漏れるようになり、 それはじきに声へと変わっていった。 「失礼しました…」と声を出すたびに事務的な自分を取り戻そうとする彼女は、 まるであの日の事を必死に隠そうとしているようにも見えた。 だがどちらにせよ、最悪の場合今日で二人の関係は終わりだと思うと、簡単には終わらせたくなかった。 昇ってくる射精感を必死で抑えていると、 「ごめんなさい、私イッ……!!」 と、彼女の方が先に果ててしまった。 一瞬見えた素の彼女を逃したくなかった。 そのまま彼女を押し倒して、正常位で激しく突いた。 彼女も我を忘れて普通に喘いでいた。 それはもはや、普通のセックスだった。 「あ…腟内に……!」 “精液ゴミ”を彼女の中に放った。 しばらく放心状態で、上がった息を整えた。 「先にイッてしまってすみませんでした。」と謝られた。 仕事で来てくれていたのに、こちらも少し申し訳ない気分になった。 そこからは、いつもの事務的な彼女だった。 行為中に見えていた“素の彼女”はすっかり見えなくなってしまった。 別れを惜しんでいる暇もなく、彼女は我が家の玄関を後にした。 6.エピローグ、コンビニにて あれ以来、彼女が家を訪ねてくることはなくなった。 本当に作業員をやめてしまったのだろうか。 自分はというと、作業員の“精液ゴミ回収”の訪問はあれ以来断っていた。 市の方針なので、性処理も長らくしないようにしてきた。 性欲が強くなった時はジムで発散するようにしている。 ジム帰り、いつものコンビニに寄って商品を物色していると、隣から話しかけられた。 「お久しぶりです。覚えてますか?」 それは“あの時”の彼女だった。 結局作業員を解雇されたこと、もう会うつもりはなかったけれど、たまたまジムで見かけて、“いいカラダ”だったのでびっくりしたこと、それでコンビニまで追いかけてきたことを伝えられ、 こちらからは、あれ以来“精液ゴミ回収”の訪問は断っている事、性処理も長らくしていないので、ジムで発散するようにしたことなど伝えた。 「よかったらこの後、お茶しませんか?いいお店、知ってるんで」 彼女の笑顔にはもうあの日の事務的な面影はなかった。 最後に彼女は、耳元で囁いた。 「その後でよかったら、個人的に精液処理、させてもらえませんか。これからも」 彼女の提案に、喜んで応じることにした。