#5  先生、唐突ですが今から反省会を行います。  あ! どこ行くんですか先生‼︎ 逃しませんよ‼︎  なんで反省会するかは、先生がよくわかってるんじゃないですか⁉︎  クラフトチェンバーを使って何かゴソゴソしていると思ったら…! まったくもう!  先生? 先生は〝いちおう〟大人なんですから、しっかりと大人らしく、キーストーンは計画的に消費してください。  自分の性欲のために、パーっと使っちゃうようでは、先生降格になっちゃいますよ⁉︎  そうなったら、まぁ、私がバリバリ仕事してくるので先生はお家で家事育児しておいてくださいね?  あ! ち、違! 今のは言葉のあやというか! そう!例え‼︎ 例えで言ったのであって、今すぐ子供が欲しいとかそういう事を言っているのではないですよ!  ほんとですよ! ホントですからね‼︎  …じゃなくて! 話を逸らそうとしてましたけど、そうはいきません。  クラフトチェンバーで製造するのは問題ありません。問題があるのは、何を製造しようとしたかですよ!  なんですかコレは! ザーメンが満タンに入っているジョッキが、三つも‼︎  これが一体どういうもので、どういう意図があって、どうするつもりだったのか、じっくり教えてもらってもよろしいですか? せ・ん・せ・い〜?  …はぁ〜〜〜。変態度合いがここまでとは、まったく予想できませんでした…。  私の予想を上回らないでください、先生…。  …で、このジョッキ、どうするか聞いても良いですか? 先生。  まさか! 私に全部飲んでほしいとか、そんな頭の悪いことは言いませんよねぇ…?  はぁ…。全部、は流石に無理でしょうけど、飲める範囲でいいのなら、飲んであげてもいいですよ…?  ただし! 一つ条件があります。これからは、必ず何か買う前や、製造をする時は私に一言かけてください。適切に管理します。  そうすることで、先生の部屋はモノで溢れかえらないし、浪費もなくなるし良いことだらけですね!  いつかこの変態プレイが飛躍して、その、あ、赤ちゃんができてしまうことになっても、浪費の分を貯蓄に回しておけば、いざという時に頼りになりますからね。  わかりましたか? 先生。  わ・か・り・ま・し・た・か⁉︎  はい、素直でよろしい♪  じゃあ、このジョッキを…飲んであげないといけないですね…。  うわ! おっも…‼︎ こ、こんなに重たいなんて、一体どれだけの密度で詰まっているんですか…!  普通の精子は、平均一回の射精量で3㎖と言われています。その中には約1〜3億匹ほどの変数が存在してると言われてます。  先ほどからの先生の射精量の多さも異常ですが、このジョッキの中の量を平均値で仮定し計算すると…。  ジョッキのサイズ的にメガサイズなので、容量は1ℓでしょうか…。ということは、単純計算でもこの中に入ってるザーメンの量は、平均333回分の射精量が詰まっているということですね…。精子の数でいうと、約999億匹…‼︎‼︎‼︎  その総数がこれから一気に胃のなかに入る、ということですね…‼︎ 多分ですが、しばらくは胃壁(いへき)に精子がこびりついているんでしょうね…。  先生、何ニマニマしてるんですか? 精子の数や私がこのあとどうなるのかを想像してニマニマしてるんですか⁉︎ 変態すぎます!まったく…‼︎  はぁ〜〜〜…。先生、もっと知的な人だと思っていましたが、今はもうただの変態ですよ…。  でも、そんな一面を知ってるのは私だけなので、許してあげます…。  もう本当に! 本当にこんなことしてくれるのは私ぐらいなんですからね‼︎ それだけはちゃんと理解しておいてくださいよ! もうっ‼︎  では、今から一杯目のザーメンジョッキ、飲み干してあげますからね…‼︎  もう、ほんっとに重い…!  私の使ってるロジック&リーズンよりは軽いんでしょうけど、そういうことじゃないんですよね…。  というよりも、これ先生のザーメンじゃないですよね? 製造されたやつですし、本当に飲んでも大丈夫なんでしょうか…? そもそも誰のザーメンなの?  あまりにも確定要素が少なすぎて不安ですが、実証するためには飲んでみないとわからないことが多すぎる…!  と、とりあえず飲んでみよう…。途中でダメそうなら吐き出す選択肢も入れておかないと…。  じゃ、じゃあ、本当に今からこの、謎のザーメンジョッキ、飲みますからね!  先生のために飲んであげますからね! 聞き逃したりしたら怒りますよ‼︎  ふんっ! 《ごくっ、ごくっ、ごくっ、ごくっ、ごくっ、ごくっ、ごくっ……くんっ!♡♡》  ふ、ふぅぅぅ〜〜〜〜〜…。う、うっぷ。の、飲みきりましたよ。先生。  特に変な感じはなかったので、そのまま飲みきりましたが、そもそも量が…多すぎ…!  うっ、胃の中が…すごく暴れて……せ、制御できない…っ‼  せ、先生。今からまた、すっごいザーメンゲップ、出ちゃうかもしれません…。  その、あの…。は、恥ずかしいから、絶対引いたりしないでくださいよ…!  あっ、ヤバ。でちゃ《ゲェェェェェェェェェェェェェッップ‼‼‼》  おっ、おおおおぉぉぉぉぉ~~~ふ…。すっごい、まだ胃が轟いてる感じがする…。  せ、先生? いかがでしたか…?  あ…また必死になっておチンポしごいてる…。  そ、そんなにザーメン満タンのジョッキを飲み干す姿、良かったんですか…?  あはは…。なんとも言えない複雑な心境ですが、それでもまぁ…先生が喜んでくれてよかったです♪  それにしても、胃の中がもうタプンタプンになってます。999億匹の精子たちに加えて、先ほどまでにごっくんしてあげた先生のザーメンの量も合わさって…軽く1兆を超える数の精子が、胃の中で遊泳しているという事…ですよね。あはは。そんな実感、全然湧かないですけど、胃が轟いてるのは、精子たちの運動エネルギーが胃を動かしているのかもしれませんね。  あまり間をあけすぎると満腹中枢が満たされて、残りのジョッキを飲めなくなる可能性もあるので、このままサクッと飲んでしまいますね? いいですか、先生?  あ! 別にザーメンの味がハマってきているワケではないですからね⁉   人を変態扱いするのはやめてください先生! も~っ!  …あー、コホン。それでは気を取り直して、2杯目のザーメンジョッキ、飲ませていただきますね?  よいしょっと…。んっ♡ 《ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ…ずずずずずずずずずず……♡ ごっきゅんっ‼‼♡♡》  はぁ…はぁ…はぁ…。に、2兆弱の精子たちが…胃の中、バチボコに暴れて…!  ヤバイ、さっきよりも、い、胃が苦しい…‼  あっ、出る。 《ゴゴゴゴ〝オエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェッップ‼‼‼》  め、めちゃくちゃ響いてる…。  こ、この迫力満点のザーメンゲップ、シャーレの外に漏れてないですよね…?  ミレニアムサイエンスガールズハイスクールの、優秀会計係とは思えない声量のザーメンゲップ…ですか⁉ からかわないでくださいよ~!  まったく、誰のためにザーメンゲップしてあげているのかわからないですね!  え、味…ですか? そうですね…。海鮮系の香りが強い時もあれば、栗ご飯のような暖かな香りもあって、私は別にきらいじゃないです…。  味わいも、友達から聞いていたのとは少し違いましたけど、ほんのり甘い…ような?  飲む時のエグさもないですし、私個人としては、まぁ…嫌い、ではないですね…。  ただ、飲み込む際にちょっと喉に引っかかるのが難点かもしれませんね…って、ちょっと! 先生‼ 何ニマニマしながら聞いてるんですか⁉  冷静に分析しながらザーメンへの愛を語っているところが素晴らしかった…ですか⁉  べっ、別に好きで愛を語ってるワケじゃありません‼ 先生が! 教えてといったから言っただけなのにぃ~~~っ‼‼  もうっ! そんなにイジめてくる先生の事、キライになっちゃいそうです‼ 《ゲェェェェェェップ♡》  あ…っ。  な、なんか約2兆の精子たちに仲裁されたような気分ですね…。  は、恥ずかしすぎます……。