【2Aフェラチオ1】 ああ、オーラルセックスをご希望ですか! それは何よりですわ、うふふ。 アーティクル21号の種族は、特にこれが上手いのよ。 その理由は、特殊な口腔内のつくりによるもので……いえ、それはプレイの合間にご説明いたしましょう。 では、オーナー様にもご準備頂いて……おっと。既にご立派になりつつあるわね。 早くもペニス……いえ、フロンティア精神をむくむくと腫らして……うふ。 いえいえ、これから常人ではとても味わえない、極めてイリーガルで反道徳的な性体験に、どっぷりと浸るのですもの。当然ですわ。 さぁヴァーサ、お口で、出来る? 〔Article-021-423〕 「できる」 良い子ね。では始めましょう。 ── 〔Article-021-423〕がゲストの下腹へ顔を埋め、プログラムを開始する。 彼女の奉仕は、口唇を用いた軽い愛撫から始まるの。 オーナー様の気持ちの良いところ……もちろん、剥き出しのペニス……そこに、キスでご挨拶といった具合に。 感触は如何でしょう。少しひんやりしているかしら。 オーナー様の局部に、甲斐甲斐しく接吻している……薄い唇。これをこじ開けた中には、尋常ならざる感触がたっぷりと詰まっているのですよ。 例えば……舌。豊かな歌声を作り出すこの舌は、ヒトの倍近く長く、ねっとりと波打つ事が出来ますの。きめ細やかな味蕾がびっしり生えた、とても柔らかいものです。 ご体験頂きましょう……ヴァーサ、ペロペロ、できる? 〔Article-021-423〕 「できる」 うふ……唇の内側から、長ぁい触手のような舌が顔を覗かせましたよ。 それがペニスにねっとりと絡みついていく……そう……巻き取って……ゆっくりしごき上げるように……良いわ。 ああ、この官能的な光景をお見せ出来ないのが歯痒いですわ。 オーナー様も直接肌で感じていますから、お気付きかしら……彼女の舌から分泌される唾液は……量も多く粘度も高いでしょう? 長く糸を引く、とろとろの潤滑液……。 お伝えした通り、アーティクル21号はセックスコミュニケーションに長けているものですから……これもその助けをするものでしょう。 お口から愛液を垂れ流していると言えば、分かりやすいかしら。うふ、ペニスをねっとり覆って、這い回る……巨大なナメクジのようね。 先端で、鈴口とキスをするように覆って……尿道を、優しくカリカリ……うふ。 少々刺激が強いかしら?  大丈夫。ヴァーサは加減を心得ておりますわ。 〔Article-021-423〕 「ん、チュプチュプ」 ── 〔Article-021-423〕がプログラム進行を提案しているように見える。 〔Article-021-423〕 「チュプチュプ」 あら、チュプチュプですって。良いでしょう。 チュプチュプ攻撃、してあげてヴァーサ。 ふふ、亀頭に吸い付いて、薄い唇で吸い上げる……彼女はこれが好きなの。オスがこれに弱いって分かっているのでしょうね。 あったか〜い泥沼の、その浅瀬でちゅぷちゅぷ、ちゃぷちゃぷ……もっと奥深くへ沈んだら、どんな快楽があるんだろう……そんな期待を煽るような、もどかしくも強烈な刺激……。 ああ、ヴァーサったら情熱的ね。 口唇の浅いところで、ちゅぷん、ちゅぷ、ちゅぷっ……って。啄むようにペニスを舐って……ああ……。 インターコース運用に向けて、マネキン相手によくこれを練習させてたのですけれど……うふ。加減を知らなかった頃の彼女は、よくその……備品を壊す事が多くて。齧ったり、ひどい時にはボッキリ……うふふ。 あらオーナー様、今更怖くなりましたか? まぁ無理もございません。 殿方にとっての一番の弱点を、怪物に委ねて頂く……それが当セッションですもの。 しかもお口に含ませて……うふ、調教が行き届いていなければ、どうなることやら。 ご安心ください。ヴァーサはトレーニングの甲斐あって、立派な慰み者に成長を遂げておりますわ。 連盟にとってかけがえの無いパトロン様の、シモのお相手をする性接待用クリーチャー……うふふ。快楽のまま、どうぞお楽しみ下さい……とは、言うまでもありませんか。お顔に不安と戸惑いの色を浮かべながらも……ペニスだけはその気でいらっしゃいますもの。 分かりますわ……危険を感じるほど、昂りますものね。 オーナー様は、リスクのある性体験に強く興奮を覚えるタイプでしょう?不倫、近親相姦、病気持ちの相手とするゴム無しセックス、危険日の中出し……などなど。 わたくしもいたく共感いたしますわ。そして……今受けて頂いているセッションは、そういったアブノーマルでリスキーな性体験の最たるもの。 いくら安全が保障されているとはいえ、違法な手段で産まれたクリーチャーと性的関係を持つだなんて……。 圧倒的な快楽を前に……もう二度とノーマルな性生活に戻れなくなる可能性も。 ここで一つ、そうなってしまったご自分を想像なさって。 この施設に足繁く通い詰めて、エイリアンやモンスターとの性交渉に病みつきになってしまったご自分を。 かろうじて性器らしきものが備わった宇宙人相手に、無理矢理合体を試みて腰を振っているオーナー様……。 認知異常を及ぼす無機物アベラントに、性的興奮を煽られて、縋りついて交尾をせがむオーナー様……。 メスと言えるかも怪しい軟体のUMAに、捕食されるように抱きすくめられながら……不様に絶頂するオーナー様。 うふ、ありありと思い浮かぶの……何故なら、わたくし自身がそうでしたから。うふふ。 ところで、もっと強い刺激が欲しくありませんか?  ではいよいよ……ディープスロートで楽しまれるのは如何かしら。 ディープスロート……口腔内の奥深くまでを使ったお口セックス。 切なくも甘い歌声を紡ぐ、アーティクル21号の細い細い喉奥を……あなたのオスで、征服したくはありませんか? では始めさせましょう……ヴァーサ、くぷくぷ、出来る? 〔Article-021-423〕 「ん……」 「できる……」 うふふ、ああ、可愛い。 さぁ始まりますわよ。アーティクル21号のオーラルセックス。どうぞご堪能あれ。 〔Article-021-423〕 「んー……」 ── 〔Article-021-423〕が口を大きく広げて、プログラム進行を試みる。 ゆっくりと、唇で亀頭を咥え込んで……鼻から空気を少しずつ吐きながら……んふ。 じわじわ奥まで……そう、奥まで呑み込まれていきますわよ。 複雑な突起と舌ヒダが絡み合う……その官能的な肉感……楽しみましょうね! 〔Article-021-423〕 (くぐもった音声) ヴァーサ、ゆっくりで構わないわよ。 うふ……ああ、頑張りましたねぇ。 一生懸命に喉を広げて、オーナー様のものを奥まで咥え込む事が出来ましたよ。 もし良ければ、頭を撫でて、褒めてあげて下さいな。ヴァーサはとてもお利口さん、うふふ。 さぁ、具合は如何かしら? 思っていたより暖かいでしょう……彼女のお口の中。 包み込まれただけで、その異質さ、異様さにお気づきになられたかと。 ヴァーサのえずきが治まるまでの間、中がどうなっているかご説明いたしますわ。 アーティクル21号の口腔内は、その特殊な発声……。 豊かな歌声を作り出す為に発達した、唾液分泌腺、繊細な蠕動を可能とするための咽頭収縮筋、頬と口輪筋によるリズミカルな狭窄……。 などなど、オーラルセックスに都合の良い機能が詰まっているの。 時々思うのですわ。アーティクル21号は、歌が得意だからフェラチオも得意になったのか、それともフェラチオが得意だから歌も得意になったのか……って。これはあくまで、研究者としての知的探究心ですけれど。 如何かしら……ああ、腰から蕩けてしまいそうな心地でしょう? うふ、もう人とのセックスには戻れませんわねぇ。 完全違法の非道徳的な愛玩用クリーチャー……その口腔内に男性器を突っ込んで……しゃぶらせる……うふ。 生命倫理そのものをファックしているようで、実に痛快ですわ。 ──月見山博士はモニタールームで高揚した様子を見せる。 あら、ヴァーサの準備が整ったようですよ。 〔Article-021-423〕 「ン……」 始まりましたわね、彼女のご奉仕が。可愛いお口を精一杯すぼませながら、ゆっくりとしたストロークで行う……ディープスロート。  フェラチオ、オーラルセックス。 ここで一つ、さしでがましいようですが、わたくしからアドバイスがございます。 股の間で一生懸命ご奉仕している女の子が、人ではない怪物、怪人、クリーチャーだと、改めて強く意識することをお勧めいたしますわ。 だって、その方がドキドキしますでしょう? 公に出来ない、不浄の契り……禁忌、異常性愛。背徳はセックスにおいて最高のスパイスの一つ……そう思いませんか? 現に、その内部の感触は……尋常ならざるものとはっきり分かるくらい……。 感じますわよね。彼女の頬の内側の突起。 ずるずると裏筋を撫で上げる、ねっとりした舌ベラの感触……。 鈴口にクリクリと押し当たる、複雑怪奇な粘膜構造の感触も、是非お楽しみになって。 うふふ、すごいでしょう? これがアーティクル21号による性接待……セックスサービスですわ。 参考までに……連盟には、他にも様々な女性型ヒューマノイドが保全されておりますけれど……とてもとても。 こんな甘ったるいオーラルセックスを許すほど従順なものは、ごく一握りなんです。 危険なアベラント相手にそんなことをさせたら……ペニスを噛みちぎられるなんてまだ良い方ですわ。 即死か、逆に永遠に死ねなくされるか、現実改変による存在抹消、スパゲティ化、削除済み、削除済み……ロクな目に遭わなくてよ。 それに引き換え、ヴァーサといったら……甲斐甲斐しくほっぺたを膨らませて、オーナー様の股へ頭を深く沈めながらの、ディープスロート……うふふ。 薄い唇で吸い付いて、媚びっ媚びのあっま〜いストロークで、舐めトロかすみたいなベタベタのご奉仕……。 アベラントはアベラントでも、愛玩用になるとここまで都合の良いものになるのねぇ。 〔Article-021-423〕 (くぐもった発声) あら、ヴァーサったら……何やら恍惚としているわね。 顔もますます赤らんで、スリットからはジュースを溢れさせて……小さなお尻をカクカクさせて。 ああ……そうでした。 極めて重要な事をお伝えし忘れていましたわ。 アーティクル21号は、中咽頭の辺りに持続的な刺激を受けると、軽度の性的快楽を感じるように出来ているのですわ。 喉奥へ異物を含んで、グリグリすると……メスの悦びを得られるの。 つまり彼女達は、オーラルセックスでも絶頂に達する事が出来るのよ……うふ。 膣で味わうそれよりも、ゆったりと緩慢なものではありますが……今、ヴァーサが蕩けた表情をしているのもそのせいで……。 うふふ、奉仕の為に生み出された愛玩動物の末路……といった風で、みじめカワイイ……なんて言いたくなりますわ。 〔Article-021-423〕 「ン……ぷはぁ……ホカホカ……」 あら、そう……うふふ。 えーっと、ヴァーサはあなた様に、おねだりをしているようですわ。 マスターベーションを許してくれって。 ご奉仕中のセルフプレジャーは、必ずお客様のお許しを頂いてから……と学習させておりますの。 如何しましょう……意地悪をなさりたいなら、断って頂いても結構よ。 お許しになるのであれば……少し黙っておけば、勝手におっ始めますわ。 ──僅かな沈黙。ゲストは許可の意思を見せる。 ……ふふ。嬉しいわねヴァーサ。オーナー様は、あなたが気持ち良くなるのをお許しになったわよ。  お礼、言いましょうね。 〔Article-021-423〕 「ウナギ」 うーん、違う。 〔Article-021-423〕 「ありがと、ありがと」 ── 〔Article-021-423〕は腕鰭を自身の股間部へ運ぶ。 よろしい。ふふ、可愛いでしょう……小さなお尻をヘコヘコさせながら、しとどに濡れたスリットへ……手指を這わせて……。 ぐっちゅ……ぐっちゅ……ぐっちゅ……淫猥な水音も聞こえてきたでしょう? ご心配なく……彼女がマスターベーションにかまけて、お口での奉仕を疎かにすることはありませんわ。 先程ご説明させて頂いた通り、彼女にとっては喉奥もGスポット……性感帯ですもの。 ぐぽぐぽと吸い立てて、オーナー様のペニスを内側に擦り付けるのが、この上なく好きなのよ。 ほら……夢中でしゃぶっているでしょう? うふ、可愛いわね。 お気に召したのであれば、頭を撫でてあげて下さいな。 もしくは逆に……そちらから腰をお使いになって、少々手荒に喉を犯して頂いても結構ですわ。どちらでも……彼女は悦ぶの。 時折、その喉から低く切なげな声が漏れているのが聞こえるでしょう。 ほら……今のですわ。 アーティクル21号にとっての、求愛……ラブソングのようなものですわ。 うふ。彼女達は……歌いながらオーラルセックスするの。最高でしょう。 イルカがするそれのように、愛らしく声帯を震わせて……ふふ。 それでするのがフェラチオなのですから……ああ、倒錯した生き物ですこと。 せっかくですわ……もっとはっきりと……歌って頂きましょ? もちろん、咥えさせたまま。 ヴァーサ、ブルブル、できる? ── 〔Article-021-423〕がディープスロートのまま、声帯を振動させる。 ああ、ああ、あはは……如何でしょう。 勢いよくペニスに吸い付かせながら、声帯を激しく震わせる……。 じんわりと沁みるような振動が、心地良く性器に響いて……とても良いでしょう? ラブソングを歌わせながらのオーラルセックス……人間相手では絶対に味わえないわ。 オーナー様のペニスを、ヴァーサの口腔内に咥え込ませて……求愛音波を直浴びさせる……ほぅら、下半身からメロメロにされちゃう……うふ。 良いのですか? あさましいクリーチャーの求愛に負けて……ドクドクって、お射精しちゃいますよ。 まだ人としての尊厳をお捨てになりたくないなら……ペニスを抜いて、逃げて頂いて結構ですわよ。 うん、うん、逃げられませんわね。 というより、はなから逃げる気など有りませんわよね。 とっぷりと背徳の甘い沼に、オスの弱点を浸しながら、尊厳も理性もぜーんぶ舐めトロかされちゃうのが、お望みなんですよね? うふ、うふふ、感じて下さい。びったびたに唾液を撒き散らしながらの、クチ交尾……素敵ね。 アーティクル21号に……超自然神秘で産み出された怪物の口に、ペニスを突っ込んで、グポグポ喉を使わせて……そこから味わう未知の快感……人智を超えた感動……こういうのを、まさしくセンスオブワンダーと言うのでしょうねぇ。   うふ、求愛の声が……ますます色艶を増して……いよいよ、メスのそれに変わりましたわ。 ヴァーサはもう出来上がってしまったみたい。 如何されますか、オーナー様。 このままチューチュー吸い絞られて、精液を出してしまわれますか。うふふ、うふ……。 ヴァーサと、怪人との同時絶頂……なさいますか?