【王女・エレノア】 ああ、お待ちしておりました♥ 勇者様、ではなくて、 クスッ♥ 「元」・勇者様♥ まずは一つ、お詫びをさせて下さい♥ 前回、あなたの言うことを疑い、 無礼者と誹ってしまいましたが…、 調査の結果、 あなたのおっしゃっていたことが、 大凡正しかったと判明しました。 あなたがかけられた呪いは、 勇者の紋章の無効化、解除の条件は、聖女との性行為。 聖女とは、神聖な血を引く王族、 および、教会で身を清めた修道女など、 清らかな身と心を持つ女性のことだと考えられます。 つまり、わたくしがあなたと性行為をすることで、 あなたの呪いは解け、勇者としての力を取り戻せる、 ということ…。 「だった」のですが…♥ …うふふふふ♥ もう、その必要も、なくなりました♥ クスクス♥ ああ、すみません♥ あなたはまだ、事情が飲み込めないですよね♥ 本来、もうあなたとは無関係な話ではあるのですが…。 わたくしの、「元」・婚約者…、 「元」・勇者として、 知る権利くらいはあるでしょう♥ 今月の一日が、女神復活の祭日であったことはご存じですね? その日の朝、 日の出と同時に、この世界に再び、奇跡が訪れたのです♥ 新たな勇者が、一人、誕生したのです♥ ふふ♥ これは神学者の考察ですが、 あなたの勇者の紋章が、 呪いによって無効化されたことにより、 この世界は、 「勇者がいない状態」だったと考えられます。 その状態で、祭日を迎えたため、 世界を憂う、女神の加護と導きにより、 この世界に新たな勇者が誕生した、と♥ 新たな勇者の名は、アレス様♥ とても強く、真に勇敢な英雄です♥ ああ、それと。 あれから、勇者の紋章についても、 色々と調査が進み、 新たに多くのことが分かりました。 勇者の紋章の効果とは、 その者の身体能力、および、 魔力を約十倍に高めるというものでした。 逆に言えば、あなたは、 十倍に強化された能力を持ってしても、 魔王に敗北した、ということになるのですが…♥ うふふ♥ でも、気に病む必要はありません♥ アレス様は、あなたとは違いますから♥ 勇者の紋章を授かったとき、 素人同然の子どもだった、あなたとは違い、 アレス様は元々冒険者ギルドに所属する、 Bランクの冒険者♥ 紋章を授かったあとの戦闘能力は、 あなたとは比べものにならない圧倒的なものでした♥ 当然、すぐにギルドのSランクの選抜試験を受けてもらい、 歴代最高の圧倒的な成績で昇格し、 勇者であるだけでなく、英雄アレスとして、 国民の、新たな希望となっています♥ ちなみに…、 紋章の効果はもう一つあり、 その者の心を保護し、 闇の魔法や呪いへの強い耐性を備える、 というものでした。 この保護の力により、 よっぽどのことがない限り…、 重篤な魔法や呪いを無効化することができるのです。 よっぽどのこと…、そう。 例えば、敵の前で、 快感に溺れ、性的に絶頂する、といった、 「ありえない」状況を除けば、 呪いにかかることはないと、判明したのです。 …はぁ~…。 あなたという人は、本っ当に……。 ですが、 それはもう、水に流してあげましょう♥ なぜなら、これからお話しすることの方が、 より大切なのですから♥ まず、あなたの処遇についてですが、 本来ならば、勇者を騙った偽物、 極刑でもおかしくない重罪人という扱いになるのですが、 諸々の事情に鑑みて…、今回は、目をつぶることにします。 それに、何より…、 アレス様のご意向でもありますし…♥ クスクス♥ 「元」・勇者の罪を不問にしてやって欲しい、との、 アレス様の寛大なお心遣いに、感謝して下さいね…♥ その代わり、一つ、条件があります。 今後、あなたの、男性としての性的権利を、 一切剥奪します。 そして、今後、あなたには貞操帯を着用してもらい、 王宮の行政官の手で、 あなたの射精を、管理します。 なぜなら…、 もし、あなたが今後、 聖女に該当する女性と性行為をした場合、 あなたの勇者の紋章が復活する、と、考えられますが…。 その場合、後から覚醒した、 アレス様の勇者の紋章が消えてしまう可能性があるのです。 先ほども言った通り、 アレス様とあなたでは、元々の戦闘能力が桁違いですから、 どちらの勇者の紋章を維持するべきかは、明白。 ですから、その「リスク」を避けるために、 一生涯、あなたが女性とセックスすることを禁止します。 もちろん、その間抜けな呪いの影響で、 貞操帯をしていても、 射精をしてしまう可能性はあるのですが…、 要は、あなたが女性とセックスをしなければいい、 ということですから、問題はありません。 これは、王女としての勅命です。 拒否する場合、 あなたを反逆者として捕らえることになります。 ですから…、 この場で、抵抗せずに、 「去勢」を受け入れて下さい…♥ クスッ♥ 行政官、この者に、 用意していた貞操帯を、着用しなさい。 うふふ…♥ いい格好ですね♥ 弱いあなたにお似合いです…♥ さて、去勢も済んだところで、 もう一点。 あなたにお伝えしておくことと…、 最後に一つ、提案が、あるのです。 今回、あなたがかけられた呪いの効果は、 実際、人類にとって非常に危険なものでした。 今回は、アレス様のお陰で救われたものの、 わたくしたち人類は、あやうく、 魔王に対抗するための、唯一の剣である、 勇者の力を、失うところだったのです。 そこで…、今後はリスクを最小限に抑えるために、 勇者様には、予め、 可能な限り子孫を残してもらうこととし、 その子作りのための、後宮を…♥ この王宮内で運営することを、決定しました♥ 国中から若く美しい女性や、 優れた才能を持つ女性たちを集め、 勇者様に、思う存分、子作りをしていただくための…♥ 子作り専用の施設…♥ アレス様以外、一切の「オス」の立ち入りを禁止した、 「ハーレム」で、すべての女性…、「メス」と…、 独占的にセックスをしてもらい、 次々と妊娠させてもらう…、 そのための、「強いオス」専用の、神聖なナワバリ…♥ 実は、アレス様には、すでに後宮に入って頂き、 この数週間、 王宮の侍女たちとの子作りに励んでもらっているのです♥ うふふ♥ 宮廷侍女といえば、厳しい試験に合格した、 才色兼備、文武両道の才女揃い♥ この国の男性たちなら誰もが憧れるエリート集団ですが…、 アレス様は、そんな侍女たちを、 抱きたくなった者から順番に後宮に呼び出して…、 朝から晩まで、子作りセックス♥ ああ、実は…♥ 勇者の紋章の効果は、身体能力の一部として、 性的能力や、精力までも、十倍に強化してしまうようで…♥ アレス様は、毎日二十回以上、女性とセックスをして、 すでに十人以上の侍女、妊娠させています…♥ …クスッ♥ ち・な・み・に…♥ この効果は、 以前はあなたにも及んでいたはずですが…♥ あなたは、十倍に強化された性的能力と、 勇者という、最高の肩書きを持ちながら…、 長い旅の間に 女性の一人も妊娠させることができなかった、 ということにるわけですが…♥ いったい、元々の能力がどれほど劣っていたら、 このような体たらくになるのか、 理解に苦しみますね♥ ですが、それももう、どうでもいいこと…♥ いえ、むしろ行幸、だったのかも…♥ あなたが子孫を残さなかったからこそ、 そして、サキュバスの誘惑に負けて、 間抜けな呪いにかけられてしまう、 「弱いオス」、だったからこそ…♥ アレス様という、真の勇者様が、覚醒できたのですから…。 あなたが人並み外れて、「低い」性的能力を持つ、 劣ったオスであったことに、感謝するべきかもしれませんね♥ クスクス♥ ああ、それで…♥ 最後に…♥ これは、 あなたへの提案、ですが…♥ あなたは勇者としての能力も失い、 その呪いせいで、 まともな職につくことも難しいでしょう? そこで、あなたには…♥ クスッ♥ 勇者様の後宮にて、「メイド」として、 働いてもらおうと思っているのです♥ クスクス♥ もちろん、本来であれば、 後宮には、アレス様以外の「オス」は一切立入禁止♥ ですが…♥ アレス様も、「あなたなら、構わない」、と、 言って下さっているんです♥ クスクス♥ どういう意味か、分かります? アレス様は、あなたのことを、 完全に格下の存在として、 「オス」であるとすら、 思っていない、ということです♥ クスクスクス…♥ あなたには、王宮の下女のために用意された、 可愛らしいメイド服を着て、 貞操帯の上から、女性用の下着を着用して、 「メス」として、 後宮内で、 アレス様の子作りのお手伝いをしてもらいます♥ 一生女性とのセックスを禁止された、その身で、 アレス様の子作りセックスを、目の前で見せ付けられ続け…♥ ローションやおしぼりの提供、後始末や、掃除、洗濯をして…♥ ときには、 アレス様に気持ちよくセックスを楽しんでもらうために、 あなたが女性の体を支えたり、女性の踏み台になったりして、 他の男性のセックスの、お膳立てをさせられて…♥ もし勇者の能力を失わなければ、 あなたがセックスして、孕ませていたかもしれない、 若くて美しい女性たち♥ そんな彼女たちが、自分よりも強い、 本物のオスによって、次々と孕まされていく様子を、 指を咥えて、見続けること…♥ それが、あなたへの罰…♥ 弱いオスに生まれたことを…、たっぷりと…、 後悔させてあげますからね♥ クスクスクス…♥ では、 もし働くつもりがあるのであれば、 早速、メイド服を着て、アレス様にご挨拶に行きましょうか♥ アレス様の前で、 強いオスのハーレムにお仕えする「メス」として、 そして、完全に去勢された、オス失格の負け犬として…♥ ご挨拶をして、女性たちとセックスを楽しむアレス様の前で、 あなたは、もう一生、女性とセックスをしないことを宣誓するのです♥ わたくしも一緒に参ります♥ わたくしも、アレス様の前で、誓わなければなりません♥ あなたの、「元」・婚約者として、 誤解されないように…♥ あなたとは、もう完全に終わっていること♥ わたくしがあなたを、オスとして見ていないこと…♥ 今までにも、一度も、あなたにセックスをさせていないこと…♥ そして、これからも一生、あなたにセックスを許さないことを…♥ アレス様の前で、お誓い申し上げます♥ …あら?♥ ああ…♥笑 女性にセックスを断られると射精してしまう呪い…、 でしたっけ…♥ …クスッ♥ すみません♥ ついうっかり、 「今後一生、あなたにセックスを許さない」という、 わたくしの本音を口にしてしまいました♥ …あはは♥ 何度見ても、間抜けな呪いですね♥ 女性から、「弱いオスであるあなたとはセックスしない」と、 当たり前の事実を告げられるだけで、果ててしまうなんて…♥ クスクスクス♥ アレス様の前で、 あなたをいたぶるのが、 今から楽しみです…♥ クスクス♥ では、行政官、 この者を下女の更衣室へ連れていきなさい♥ ええ、構いません♥ この者はもう、「オス」ではありませんから♥ 女性更衣室で着替えさせて、 女性に、生まれ変わってもらいましょう…♥ クスクス♥