////////////////////////////////////////////////////////////////////////// //01_「今日もいらっしゃりましたね、先生」(02:29) 「……先生、今日も私の秘密基地にようこそ。今日もそろそろいらっしゃるころかなあと思ってましたよ」 「どうぞ、いつも通りここでお好きなようにサボってすっきりすれば、お仕事も捗って良いことずくめです」 「最初のころはサボるのを多少は渋っていたのに……今ではこうして進んでサボりに来てくれるようになって……嬉しいですよ」 「ふふっ、先生もすっかり私の共犯者になっちゃいましたね♪」 『さて、先生。先生がいついらっしゃっても良いように常に準備は万端ですよ。麦茶にします? それともコーヒーが良いでしょうか? ジュースにします?』 『も・ち・ろ・ん、あまーいお菓子も塩気の利いたお菓子も用意してありますし、ゲヘナ給食委員特製の総菜パンも用意、してますよ♪』 「厨房が爆破されたとかで他のものは仕入れ損ねたのは残念でしたが……」 『先生♪ 何にしますー? そ・れ・と・も、飲み食いなんか後にして……早速横になってゴロゴロしちゃいます?』 『ふふっ、何もせずにぼーっと過ごすのも……それはそれで乙ですからね♪』 『では、思う存分一緒に、お仕事を忘れて羽を休めましょうか♪ いつも通り、私にお手伝いが出来ることがあれば何でも言って下さいね、先生♪』 ////////////////////////////////////////////////////////////////////////////// //02_「仕方ありませんね。それではスッキリするお手伝い、しましょうか」(ハンドプレイ)(26:55) 「……」 「…………」 「……先生? そんなに私のほうにちらちらと視線を送って……どうしました? 先生の視線を感じてると無駄にドキドキしてしまったりするのですが……」 「飲み物のお替りです? それともお菓子、もっといります? おなかにかけるタオルケットでもいります? ではなく?」 「……あー、もしかして一緒にゲームでもしたり……それも捨てがたいけどちょっと今は違う……?」 「……」 「……はぁ、やっぱりそういうことですか。まあ……なんとなく察してはいましたが……」 「……先生? 私と一緒にいると疼いてしまうとか……他の生徒に言っちゃいけませんからね? 冗談でも……勘違いしちゃいますから」 「私にはまだ分かりませんが……疲れてるとそういう気分になると聞いたことがありますし、そういう……ムラムラ?した気持ちになるということは先生は頑張って疲れているのでしょう」 「気持ち良くサボってゆっくりするためにも……そして先生のお願いですし……はい、構いませんよ。いつも通り気持ち良くなるお手伝い、しますから」 「……よいしょっと」 「……良いですよ、先生。今日も……手で、シテあげますから」 「……ちょっと……本当にほんのちょっとだけ……私も先生を気持ち良くシテあげたいなあとか、思ってたりしましたので……」 「ですので……その……アソコ……シテあげます……」 「……まだ、多少恥ずかしさはありますが……先生もすっきりしてくれますし……先生が喜んでくれるなら……」 「……特に他意はありませんよ、先生。私は先生に喜んで、そしてゆっくりサボれるようにお手伝いをしたいだけですから」 「では……スッキリして、それからふたりでゆっくりサボりましょう。お菓子を食べて麦茶を飲みながらゲームでもしましょうね」 「というわけで……先生? スカートの中に……手、失礼しますね」 「……最近気付いたんですけど……他の場所ではパンツスタイルが多いのに……こうやって欲しがるときはスカート、ですよね……先生」 「……どちらも素敵ですが……スカートも素敵ですよ、先生」 「……私の思い違いでしたら……結構……というか、かなり恥ずかしですが……」 「では……先生? 本日も……気持ち良く、シテあげますね……」 「……それでは……スカートの……下着の中……失礼します」 「……全く……先生ったら……もうっ……」 「……先生? もうこんなに濡れちゃってますよ……? こんなになっていたら……ゆっくりサボれませんよね。私にはまだちょっと……わかりませんが……」 「……では先生、気持ち良くなってスッキリして、自堕落にサボりましょうか」 「……先生、どうですか? 今日は……お……おまんこ、気持ち、良いですか? 最初から濡れてるのでちょっと判断に困りますが……」 「ふふっ、気持ち良いのでしたら……私も嬉しいですよ」 「先生のおまんこ……今日も柔らかくて温かくて……私もドキドキしてきちゃいます……」 「……それにしても……先生にこんなことをすることになるなんて……少し前までは思ってもみませんでしたよ」 「先生? こんなことは他の生徒にさせちゃダメですし……こんな先生の姿、他の生徒には見せちゃいけませんからね?」 「私はちゃーんと秘密厳守しますが、他の生徒さんが必ずしもそうとは限りませんので」 「……まあ、どうしても他の生徒にも、というのでしたらご自由にどうぞ。一生徒の私には止める権利はありませんので」 「……私と先生、女の子同士でこんなことをしてるなんて……言っても信じてくれなさそうですが」 「ただ……ふふっ、先生が気持ち良くサボれる場所、なくなっちゃう可能性がありますけど♪」 「とか、おしゃべりしながらですが……先生? どうですかー? 気持ち、良いですかー? 良いですよねー」 「どんどんアソコ……くちゅくちゅにさせてくれて……ふふっ、先生ったら」 「……」 「……もう少し何か先生の気持ちを盛り上げるようなことを言いながらシテあげれば良いんでしょうけれど……私はそういうことには疎いので……すみません」 「いつもの私のままでシテくれるのが一番、ですか? そう言って頂けるなら……そういうことにしておきます」 「……」 「……さっきよりちょっと濡れて来ちゃってますよ……お、おまんこ。ちゃんと先生のこと、気持ち良く出来てるみたいで嬉しいです」 「呼吸も乱れて体温も高くなって……私にもちゃーんと先生が良くなってくれているの、分かりますから」 「先生はー……気持ち良くなってイッちゃって、スッキリしたいんですよね?」 「ふふっ、いいですよー? すぐにでも気持ち良くなって……スッキリしちゃって下さって。その後にもーっと気持ち良い時間が待ってますから♪」 「それともー……勿体ないから少しでも我慢しちゃいます? 私は構いませんが……欲しがりな先生はそんなに我慢……出来るでしょうか?」 「それに……我慢しよう我慢しよう、我慢しなきゃ我慢しなきゃと考えてしまうと逆に我慢出来なくなってしまうーみたいなこと……あったりしません?」 『先生? 我慢して我慢して、それからイッちゃったりするの、とても気持ち、良いですよ、きっと』 『でもー……我慢して我慢して我慢してるのに、我慢出来ずに途中でイッちゃったりするのも……気持ち、良さそうですけど』 『と、いうわけで……良いですよー? 先生のお好きなように気持ち良くなって下さってて良いですからね』 「先生? 次はちょっとだけ指先を……ナカに入れて……ふふっ、今日も先生のナカ、凄い熱くなってますよ」 「どう、ですか? ちゃんと普段から爪のお手入れはしているので大丈夫だと思いますが痛かったりは……ふふっ、先生が来そうだなーって日は特に念入りにお手入れ、するようになりましたけど」 「……先生? 私の指をおまんこでキューってしてくれるの……先生が気持ち良いのが伝わってきて……嬉しくなっちゃいます」 「ふふっ、どのように嬉しくなっているのかはお好きに解釈してくださって大丈夫ですよ」 「それが正解かどうかは……ふふっ、お答え致し兼ねますが♪」 「……こうやって恐らく他の生徒には見せないような声や表情を私に見せてくれて……私も満更でもありませんから」 「ふふっ、こんな声もお顔も、他の生徒には聞かせられませんよんね、先生」 「……ですが……先生? 私ももう少しこう……エッチな本やらでお勉強したほうが……良いでしょうか?」 「そうすればこう……もっと先生を興奮させたり、気持ち良くしてあげたり出来るかもしれませんし……」 「今は……先生に教えて頂いたようにとか……先生の反応を見ながらシテあげてる感じ、ですし……」 「……今のままでいい、というか今のままのいつもの私が良い……? それは……有難う御座います」 「……先生は私――生徒を喜ばせるのが本当に上手なんですから」 「あっ、また……アソコ……キュってさせて……先生ったら」 「ふふっ、先生も私にサれて喜んでますからお互い様ですね。ほら、こんなに……おまんこをトロトロにしちゃって」 「私、ですか? ふふっ、どうでしょうねー? 先生にシテあげながらおまんこ、濡れてるかもしれませんね♪」 「生徒には手を出さないーって、先生は立派だなあって思いますけど……確認してみたくなったら言って頂ければ考えますよ♪」 『ほーら、先生♪ もっともっと気持ち良くなってスッキリして、その後は一緒にたーっぷりのんびりサボりましょうね、先生』 『スッキリしたあとに麦茶やお菓子を頂きながらサボるの、とっても気持ち、良いですよ、先生』 『でも今はー……私におまんこを指でサレて気持ち良くなることしか考えられなかったり、ですよね』 『良いですよー、先生。お・ま・ん・こ、たーっぷり気持ち良くなって下さい?』 『先生が大好きな一番敏感な部分、クニクニこりこりしてあげますから』 「……ほーら先生、どうですかー……って、聞くまでもない感じですね。気持ち良さそうなの、とーっても分かりますよ。ま・さ・に、手に取るように」 「最初はこんな卑猥なことをするなんて……と思っていましたが……先生が喜んでくれますし……何より、先生のこんな姿を間近で見られるなんて……役得、ですね」 「先生がスッキリして気持ちよくサボるためとはいえ、他の生徒には見せないような姿、私に見せてくれるわけですから」 『……先生? 私が口を出すことでもありませんが……他の生徒にもこうしてお願いしていたり……しませんよね?』 『先生の自由なので自由にして全然良いと思いますが……私以外とはこういったこと、していませんよね?』 『していたら……ふふっ……先生がサボる場所、1つなくなっちゃうかもしれませんよ。なんて』 「ふふっ、意地悪を言ってみただけですよ、先生。しているかしていないか、答えなくて大丈夫ですよ」 「……まあ、先生がこういったことをお願いしている相手が私だけ、でしたら……ふふっ、嬉しくないわけがありませんけれど」 「あら、先生? おまんこ……おつゆが溢れてきてますよ? そんなに気持ち、良くなっちゃってます? ふふっ、先生ったら」 『良いですよー先生、いつでもこう……気持ち良くなってくれて。先生の呼吸とか体温とか……あとおまんこの感じとかでもうすぐだなーっていうの、私も分かるようになってきましたので』 『ふふっ……またそうやって吐息を漏らしてくれちゃって……いいですよー? たーっぷり気持ち良くなって……イッて下さって』 『……見られてると恥ずかしいです? なんて、先生はー、イッちゃってるところ、私に見ていて欲しいんですもんね』 『……私がたーっぷり見ていてあげますから、他の生徒にはこんなところ、見せなくて大丈夫、ですからね』 『ふふっ……どうぞー。イッちゃって下さい、先生。気持ち良くなって……一緒にたーっぷり、サボりましょう♪』 『ほら、先生、いっぱい気持ち良くなってー、いっぱいスッキリ、しちゃいましょう』 『いっぱい気持ち良くなってイッちゃって、そのあと気持ち良く……ふたりでサボりましょう♪』 『ふふっ、もうイッちゃいそうですー? いいですよー♪ 先生がイッてるところ、ちゃーんと見守っててあげますから』 『ほーら、先生……もうイッちゃいそうなの……分かりますよー』 『ふふっ、せーんせ♪ いつもみたいに声を押し殺して……イッちゃって下さい』 『先生♪ ほら♪ いっぱいっぱい、たーくさん気持ち良くなって……イッて下さい』 『あっ、あっ、あっ、あっ♪ 先生、イッちゃいますねー♪ んっ、んっ、んっ、んんんんんっ♪』 『はぁ♪ はぁ♪ はぁ♪ はぁ♪ はぁ♪』 『ふふっ、せーんせ。身体をそんなにビクビクさせちゃって……ちゃーんと気持ち良くなって、イッちゃいましたね♪』 『……先生がイッてるの……何度見ても……ドキドキしてしまいます。こんなに可愛い先生のお顔……他に見られませんから♪』 「ふぅ。先生がとーっても可愛らしく私の指でイッちゃったあとはー」 『少しの時間だけこうして、優しく優しくおまんこを……撫でて欲しい、んでしたよね』 『私は……こういったことは知識としてはありますが経験はないのでわかりませんが……やっぱり何事も余韻は大切、ですからね』 『本当にひとりでしたことが無いの? ですか? ふふっ、どうでしょうねー? 少なくとも……先生みたいに気持ち良くなってイッたことはない、んじゃないでしょうか?』 『あとは、ご想像にお任せしますよ、先生』 「ふぅ。スッキリしました? 先生。いつもよりいろいろ凄かった気がしますし……それだけ気持ち良くなってくれた、ということですよね、きっと」 「えーっと……それでは……」 「ちょっとおまんこ、失礼しますね。濡れたままだと気持ち悪いと思いますので」 「ふふっ、先生? ダメ、ですよー? もっと別な方法で綺麗にしてほしい、とか、そういうのは」 「私と先生はー、先生と生徒、なんですから。そういったことは……ねえ?」 「……よし、っと。ちゃーんと綺麗になりましたよ、先生。ちょっと床のほうは……そのうち勝手に乾いてくれると思うので大丈夫でしょう」 「さて、それでは……私にとってはここからが本番なので……準備、してきますね。先生は身体が落ち着くまでゆっくりしていて下さい」 「あー……構いませんよ、先生が気持ち良くサボるためですし、先生はごゆっくりどうぞ」 「手持無沙汰でしたら漫画やゲームもありますし、スマホを弄っていても良いでしょうし。まあ、すぐ戻りますが」 「では」 『麦茶やポテチの準備、してきますね、先生』 『たーっぷり気持ち良くなりましたし、たーっぷり一緒にサボりましょうね、先生♪』 「あ、先生。準備する間、ちょっとだけ窓を開けて換気、しておいてくださいね♪」 ////////////////////////////////////////////////////////////////////////////// //03_「どこでそんなことを覚えてくるんですか……先生……」(耳舐めハンドプレイ)(37:31) 「あ、先生。いらっしゃいませ。今日はいらっしゃるかどうか怪しいなーと思ってましたが……ふふっ、やっぱり今日もサボりたくなっちゃいました?」 「えーっと……殆ど濡れてはいないようですが……はい、タオル、どうぞ。スカートなので裾は……心配ないですね。靴は濡れませんでした? 大丈夫なら良かったです」 「今日は生憎の天気なので……と思いましたが、雨が降ってると集中出来るーということもありますし、今日はシャーレでお仕事を頑張る日かなあ、と」 「やはり……こういった日には忙しく過ごすよりも雨音を聞きながらのんびりするの、とても良いものですからね。ふふっ、先生も気持ち、わかってくれます?」 「あー……ただ雨の日は足元が濡れてしまったり汚れてしまったりすることがあるのと……それに……」 「……はい……見ての通り髪の毛が……ちょっとボリュームが出ちゃうのが悩みです。癖っ毛の宿命なので仕方ありませんが。先生は……雨の日でも髪、ちゃんとしてて流石大人って感じですね」 「……はいはい、私の癖っ毛を可愛いだなんて言っても……私がちょっと喜んじゃうだけですよ」 「はてさて、先生。ではいつもの先生の特等席でごゆっくりどうぞ。とりあえず麦茶で良いですか? 温かい飲み物が良ければ温かい飲み物を――」 「ふふっ、それではお持ちしますのでごゆっくりどうぞ。あ、先生が読んでいた漫画の新刊、買ってありますよ。面白かったのでぜひどうぞ」 「あ、先生、雨降りですが……暑かったら窓を開けておいても良いですし、扇風機をつけてても良いですよ。もうちょっと秘密基地を快適にするためにエアコンもあると良いのでしょうけれど……ふふっ、エアコンがないほうが秘密基地っぽくて良い、ですか? 確かに。それでは、ちょっとお待ちくださいね、先生」 「……ふむ……ん? ……んんっ? んんんんっ?」 「……あっ、すみません。本読んでるとたまに声、出ちゃうんですよね。先生もありません?」 「……なるほど、独り言でも声に出して確認するとミスが減ったりちゃんと記憶が定着したりして良いことがあるんですか。流石先生、物知りです」 「あー……なるほど。先生に独り言が多いのもそんな理由があったんですねー」 「ふふっ、冗談です。でもたまに独り言は言ってますよ。まあ、きっと誰もが言っちゃうくらいの頻度なので大丈夫かと」 「それにしても先生、雨の日にのんびり過ごすの、なかなか良いものですねー、やっぱり。雨音が良い感じにBGMになってくれます」 「これ以上雨が強かったらうるさいと思いますし、これぐらいがちょうど良い感じだなあと思うので……今日はやっぱりサボり日和だったんですね、ふふっ♪」 「まあ、晴れていたら晴れていたでほどよい気温の中でサボるのも気持ち良いですし、寒い中で毛布にくるまってーとか、暑い中で扇風機の風を感じながらーとか、一年中気持ち良くサボれはしますけど」 「さて……先生? そろそろ何か飲みます? それとも何か摘まみましょうか?」 「あら、そういう感じではなく……もっとこう……?」 「……あー、はいはい。もっと気持ち良くサボりたい、と。多分今日はそんな感じなんだろうなあと薄々勘付いてはいましたが……今日もスカートですし……」 「良いですよ。断る理由もありませんし……それじゃあ今日も……スッキリして、思う存分一緒にサボりましょうか」 「……はい? ちょっと今日はちょっと違った感じでスッキリしたい……? はぁ……別に構いませんが……私に出来る範囲のことであれば先生のお役に立ちたいので」 「ただ……前に言いましたが……先生と生徒という立場がありますので、一線を越えることは出来ませんよ? 超えたければ……なんて、冗談です」 「ふふっ、念押しなんてしなくても、先生は分かってると思いますけど」 「はてさて、それで……今日はどんな風に気持ち良くなりたいんですか? いつもと違うのでしたら……ちょっと自信がなかったり、ですが……」 「……ふむ……ふむ……はぁ……。耳舐め? をしながら……手で……? 何ですかそれ……耳を舐められながらがおまんこを手でされたい……んですか?」 「……全く……先生は気持ち良いことには素直なんですから……」 「まあ、先生が私にしてほしい、というのでした……良いでしょう。しましょうか。そのお耳を舐めながら、というの、やってみましょう」 「……」 「……あー……えーっと……どうしましょう? 時間に余裕があるのでしたら資料やらを拝見して、どんな感じにすれば良いのかを把握しようと思うのですが……」 「流石に基礎的なことはちゃんと覚えておいたほうが良いでしょうし――」 「……別に上手くなくたって良い? そのままの私を感じたい、ですか……? はぁ……先生がそう言うなら私は構いませんが……」 「あまり気持ち良くなくても知りませんよ? 耳を舐めながら手でとか……私の注意が散漫になりそうですし……」 「やっぱり手だけのほうがとかになったら……そのときはそのときで、言って頂ければいつものように……シちゃいますけど……」 「それでは……本当に今このまま何も調べたりせずにシテ良いんですか? 上手くなくても、気持ち良くなくても知りませんよ?」 「……はぁ……一応頑張りはしますが……期待に応えられるかはわかりませんからね」 「……ふむ、なるほど……お耳はソフトクリームを舐めるように、ですか。一応……ほんのりとなんとなくはわかりました」 「……って、先生? そのアドバイスは他の生徒にもしていたりしますー? 何か慣れてる感じ、しません?」 「……なんて、こんなお願い、他の生徒にはできませんよね、先生。もししていたら……ふふっ、どうなるのかは想像にお任せします」 『それでは……先生?』 『……』 『本当にお耳、舐めますよ? 良いですか? 良いんですよね?』 『……』 『……この距離だと……先生の髪の良い匂い、物凄い感じます。ちょっとだけ……ドキドキしないこともありませんね……』 『……』 『後でどんなシャンプーとか使ってるのか……教えて下さいね、先生』 『……』 『……それでは……お耳、失礼します……』 『……』 『……緊張、しますね。今度こそ……』 「ぺろぺろ、ぺろぺろぺろ、ぺろぺろ。ぺろぺろぺろ、ぺろぺろぺろぺろ、ぺろぺろぺろ」 『……こんな感じで……大丈夫でしょうか?』 「ぺろぺろ、ぺろぺろぺろぺろぺろ、ぺろぺろぺろ、ぺろぺろぺろぺろ」 『……先生? 、ぺろぺろぺろぺろぺろ、吐息が漏れてますし……ぺろぺろぺろぺろ、こんな感じで大丈夫……そうですね』 『私は……先生の髪の毛がちょっとだけこそばゆいです』 「ぺろぺろ、ぺろぺろぺろぺろぺろ、ぺろぺろぺろ」 「ふーっ」 『はい? 追加でしてほしいこと……なんでしょうか?』 『……はぁ……別に……耳にキスくらいなら全然良いですけど……耳であれば……全然』 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ」 『こんな感じで……ちゅっ、良いですか? キスなんてしたことがないので……上手に出来ているか分かりませんが……』 『……悪くない感じなら……良かったです……』 「ぺろぺろ、ぺろぺろぺろ、ぺろぺろ。ぺろぺろぺろ、ぺろぺろぺろぺろ、ぺろぺろぺろ」 「ぺろぺろ、ぺろぺろぺろぺろぺろ、ちゅっ、ちゅっ、ぺろぺろぺろ、ぺろぺろぺろぺろ、ぺろぺろぺろ」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ」 『……はい? 今度はなんでしょう――あー……すみません、お耳を舐めたりしながら手でおまんこを……スルんでしたね。耳を舐めるのに集中しちゃってました……』 『……耳を舐めながらになるので……いつものようには出来ませんが……』 『先生、スカートの中と……下着の中……失礼しますね』 『……あっ……凄い……先生、もう……凄い濡れてますよ? 全くもう』 「ぺろぺろ、ぺろぺろぺろ、ぺろぺろ。ぺろぺろぺろ、ぺろぺろぺろぺろ、ぺろぺろぺろ」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ」 『ふふっ、あまり上手に出来ないかなと思ってましたが……先生の反応が宜しいので、ぺろぺろ、続けますね』 「ぺろぺろ、ぺろぺろぺろ、ぺろぺろ。ぺろぺろぺろ、ぺろぺろぺろぺろ、ぺろぺろぺろ」 「あむあむ、あむあむあむ、あむあむあむあむっ」 「あむあむ、あむあむあむあむっ、ちゅっ、ちゅっ、あむあむあむあむ、あむあむあむあむ」 『どうですかー、先生? ぺろぺろ、気持ち、良いですかー? ちゅっ、ちゅっ』 「あむあむ、あむあむあむ、ぺろぺろ、ぺろぺろ、あむあむあむあむ、あむあむあむ」 「あむあむ、あむあむあむ、ちゅっ、ちゅっ、ぺろぺろ、あむあむあむあむっ、あむあむあむあむあむ」 「ぺろぺろ、ぺろぺろぺろぺろぺろ、ちゅっ、ちゅっ、ぺろぺろぺろ、ぺろぺろぺろぺろ、ぺろぺろぺろ」 『……おまんこ、ぺろぺろ、やっぱりいつもより濡れてますよ、先生、ちゅっ、ちゅっ』 「あむあむ、あむあむあむ、ちゅっ、ちゅっ、ぺろぺろ、あむあむっ、あむあむあむあむあむ」 「ぺろぺろ、ぺろぺろぺろ、あむあむ。ぺろぺろぺろ、あむあむあむ、ぺろぺろ」 『それに、ぺろぺろ、ふふっ、先生? ちゅっ、ちゅっ、いつもより反応、可愛いです。そんなに……お耳をサレながら、ぺろぺろ、気持ち、良いんですか?』 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ」 「はい? もっと奥?まで……舐める……んですか? えーっとそれは……ふむ……舌を耳の中ねじ込むように入れる……?」 「……それこそ上手くできるかわかりませんけど……先生がしてほしいのでしたら……」 「ぺろぺろじゅるじゅる、じゅるじゅる、ちゅぽちゅぽ。ぺろぺろじゅぽじゅぽ、じゅるじゅる、じゅぽじゅぽ」 『えーと……外側だけでなく、お耳の中のほうまで……』 「ちゅっ、ちゅっ、じゅるじゅる、じゅるじゅる、ちゅぽちゅぽ。ぺろぺろじゅぽじゅぽ、じゅるじゅる」 『こんな感じで……じゅるじゅる、じゅるじゅる、ちゅぽちゅぽ、オッケーですね』 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ」 「ぺろぺろじゅるじゅる、じゅるじゅる、ちゅぽちゅぽ。ぺろぺろじゅぽじゅぽ、じゅるじゅる、じゅぽじゅぽ」 『あ……ちゃんと手も動かさないと先生の可愛い声、聴けませんからね』 「ちゅっ、ちゅっ、じゅるじゅる、じゅるじゅる、ちゅぽちゅぽ。ぺろぺろじゅぽじゅぽ、じゅるじゅる」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ」 「ぺろぺろじゅぽじゅぽ、先生、じゅるじゅる、じゅぽじゅぽ」 「ちゅっ、ちゅっ、じゅるじゅる、気持ち、良いですか、じゅるじゅる、ちゅぽちゅぽ。ぺろぺろじゅぽじゅぽ、じゅるじゅる」 「ふふっ」 「ぺろぺろじゅぽじゅぽ、じゅるじゅる、じゅぽじゅぽ、もうちょっと頑張ってみますね」 「ぐちゅくちゅぐぽぐぽ、ぐちゅぐちゅぐぽぐぽ、ぐぽぐぽぐぽぐぽ」 「ぐちゅくちゅぐぽぐぽ、ぐちゅぐちゅぐぽぐぽ、ぐぽぐぽぐぽぐぽ」 「ぐちゅくちゅぐぽぐぽ、先生、ぐちゅぐちゅぐぽぐぽ、可愛い、ぐぽぐぽぐぽぐぽ」 「ちゅっ、ちゅっ」 「ぐちゅくちゅぐぽぐぽ、ぐちゅぐちゅぐぽぐぽ、ぐぽぐぽぐぽぐぽ、ぐちゅくちゅ、ぐちゅぐちゅ、ぐぽぐぽぐぽぐぽ」 「ぐちゅくちゅぐぽぐぽ、どうぞー、ぐちゅぐちゅぐぽぐぽ、おまんこ、気持ち良くなって、ぐぽぐぽぐぽぐぽ、可愛いところ、たっぷり見せて下さい」 「ぐちゅくちゅぐぽぐぽ、ぐちゅぐちゅぐぽぐぽ、ぐちゅぐちゅぐぽぐぽ、ぐちぐち、ぐぽぐぽぐぽぐぽ」 「先生? じゅるじゅる、今日はもうイッちゃいそうなの、ちゅっ、ちゅっ、先生の声とおまんこのくちゅくちゅ具合で、じゅるじゅる、伝わってきてますよ」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅーっ、先生、我慢、ちゅっ、ちゅっ、出来なさそうですね」 「ぐちゅくちゅぐぽぐぽ、おまんこ気持ち良くなって、ぐちゅぐちゅぐぽぐぽ、たーっぷり、ぐぽぐぽぐぽぐぽ、イッちゃいそうですよね、ぐちゅくちゅ、ぐぽぐぽぐぽぐぽ」 『先生?』 『汗やエッチな匂いの混じった先生の匂いも、ちゅっ、ちゅっ、私、じゅるじゅる、嫌いじゃないですよ、ぺろぺろ』 「ぺろぺろじゅるじゅる、先生、じゅるじゅる、ちゅぽちゅぽ。お耳を舐められながら、ぺろぺろじゅぽじゅぽ、イッちゃって下さいね、じゅるじゅる、じゅぽじゅぽ」 「ぐちゅくちゅぐぽぐぽ、ほら、ぐちゅぐちゅぐぽぐぽ、せーんせい、ぐぽぐぽぐぽぐぽ、ぐちゅくちゅ、ぐちゅぐちゅ、ぐぽぐぽぐぽぐぽ」 「ぺろぺろ、ぺろりぺろぺろ」 「ぐちゅくちゅぐぽぐぽ、おまんこ、ぐちゅぐちゅぐぽぐぽ、もう限界ですよね、ぐぽぐぽぐぽぐぽ、ぐちゅくちゅ、ぐちゅぐちゅ」 「ぐちゅくちゅぐぽぐぽ、いいですよー、ぐちゅぐちゅぐぽぐぽ、私の指で、ぐぽぐぽぐぽぐぽ、お耳を舐められながら、ぐちゅくちゅ、イっちゃって下さい、ぐぽぐぽぐぽぐぽ」 「ぐちゅくちゅぐぽぐぽ、せーんせい。ぐちゅぐちゅぐぽぐぽ、ほら、ちゅっちゅっ、イッちゃいますねー♪ ほら、ほらほらほらほら♪ ぐぽぐぽぐぽぐぽ、イッちゃっていいですよー? ぐちゅくちゅ、先生♪ イッちゃってく・だ・さ・い♪ ぐちゅぐちゅ、ぐぽぐぽぐぽぐぽ」 「ぐちゅぐちゅ、イクイクイク、ぐぽぐぽ、イッちゃうー♪ ぐちゅぐちゅぐぽぐぽ、ほら、ちゅっちゅっ、あっ、あっ、あっ、あーっ♪ ぐぽぐぽぐぽぐぽ」 「ぐちゅくちゅぐぽぐぽ、ふふっ、ぐちゅぐちゅぐぽぐぽ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ」 『ふぅ』 『先生? 何かいつもより……汗も声も凄かった気がしますよ。窓ガラス、ちょっと曇っちゃってる感じですし……』 「ぺろぺろ、ぺろりぺろぺろ、ぺろぺろ、ぺろりぺろぺろ、ぺろぺろぺろり」 『私にお耳を舐めながらサレるの、そんなに良かったんですか?』 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅーっ」 『私も……先生と密着して耳を舐めて、匂いと体温を感じるの……結構……好き……な感じかもしれません』 「ぺろぺろ、ぺろりぺろぺろ、ぺろぺろぺろり」 『こんなに気持ち良くなってイッってくれたら……思う存分自堕落にのんびり出来ますよね、先生♪』 「ぺろぺろ、ぺろりぺろぺろ、ぺろぺろ、ぺろりぺろぺろ、ぺろぺろぺろり」 「ふぅ」 「さて……」 「おまんこ、綺麗にしますねー」 「……あー……指の感触でも分かりましたが……凄い濡れてますね……先生……」 「耳をされながらだと……こんなに濡れちゃうくらいに……良かったんですねー」 「えっ? 私にサレたから……ですか。まったくもう、先生はそうやって……」 「……真に受けますよ? 良いんですか? 訂正するなら今のうちですよー?」 「なんて、先生は大人ですからねー、ふふっ」 「はい。お掃除完了、です」 「さて、それでは私はちょっとお手洗いに行ってきますので、先生はごゆっくりお寛ぎを」 「先生はあんなに気持ちよくなっちゃったのでお疲れでしょうし、ごろんと横になって休んでて頂いても結構ですよ」 「あ、ついでにポテチと麦茶持ってきますので……寝ちゃってたら私が両方、頂いちゃいますからね」 「……うー……絶対パンツ……大変なことになっちゃってますね……これは……」 「はい? 特に何も言ってませんよ。さて……気持ち良くサボるためにどうぞリラックスしていて下さいね、先生」 /////////////////////////////////////////////////////////////////////////// //04_「……普通の耳かき……ですか。」(普通の耳かき)(53:19) 「ふぅ、今日は天気も良いですし気温も丁度良いですし……まさに絶好のサボり日和ですね、先生」 「片付けをしていたら見つけたので飾ってみたのですが……風鈴の音、如何です? 」 「ふふっ、あまりお気に召さなかったらとちょっと心配しましたが……良かったです。風鈴の音は何気なく耳にしているだけでリラックス出来ますよね」 「こんな風も気持ち良く晴れた日にはあれこれとしたくなりますが……まずは休んで英気を養うのも大事ですからね。中間管理職たるもの、しっかり自分の体調やメンタルの管理もしておかないと」 「イブキがいれば戦車でお出かけーというのも良かったのですが、生憎今日は議長とお出かけしていますし、その他はどこにいるかわかりませんし。っていうか、一緒にのんびりするには向かない面子ですね……」 「まあでも折角の日和ですし……ちょっとサボったらここのお掃除でもしましょうか。勿論先生もお手伝い、してくれますよね♪」 「なんて、忙しい中わざわざサボりに来てくれているわけですし、お掃除は私ひとりでも全然大丈夫ですよ。お掃除、嫌いではありませんので」 「あら、お手伝いして下さるんですか? 有難う御座います。では……サボってからお掃除を……と思いましたが、一旦腰を降ろしてしまうとなかなか動き出しにくくなりそうな気しかしないので……先にお掃除、しちゃいましょうか」 「と、思いましたが……先生が先に羽を伸ばしたいというのでしたら……それでも全然構いませんよ」 「さて、先生、どうしましょうかー――っと、聴くまでもなかったようですね。では、一緒にお掃除をしてから、思う存分サボっちゃいましょうか」 「はい? 三角巾とエプロンはないの、ですか? ふふっ、先生も形から入るの、好きですねぇ。な・ぜ・か・ちゃーんとありますよ。はい、どうぞ」 「はそれでは私も三角巾とエプロンをして……私のお掃除姿が見られて嬉しい……はぁ……それはお互い様ですよ、先生」 「さて、では……ささーっとお掃除を終わらせてたーっぷりとサボりましょうか」 「ハタキ? そんなお掃除にもってこいなモノがこの秘密基地にあるわけ……ふふっ、あるんですよねぇ、それが」 「では、私より背の高い先生に上のほうはポンポンして貰って、私はちょっとそこらへんを整理しつつ、ゴミを捨てていって――」 「ふぅ。先生と一緒だとお掃除も早く終わりますねー。お掃除はふたりのほうが良いですね、やっぱり」 「ふふっ、先生もそう思います? ひとりでお掃除をしてると……お片付け途中の漫画の魔力に負けちゃったりしますからねー」 「何度も読んだ漫画だったりするのにパラっと開いちゃったら最後、何かもうキリの良いところまで読んじゃうの、何なんでしょうね」 「っと、雑談はさておき折角お部屋も綺麗になりましたし……麦茶でも片手にのーんびりとサボちゃいます?」 「……それとも……何か他に希望があれば……お掃除、とても頑張って下さいましたし……のんびりするのはその後でも良いですが……如何です?」 「……ちょっとだけなら……いつもより……ちょっとくらいなら……こう……多少だけでしたら……いつもより無茶なことでも……」 「……あ、お願いしたいことがある? い、良いですよ。あんなに一生懸命にお手伝いして下さいましたし……構いませんよ……?」 「……どうぞ? 先生は……今日は……何をサレちゃいたいんでしょうか……?」 「……」 「……は、はい? み、耳かき……ですか」 「……耳かき」 「あ、い、いえ、別に何でもありませんよ。耳かきかーと思ったりは……ちょっとくらいはしたかもしれませんが」 「……どんなお願いが来るのかなーと思ってたので多少なんというか……って、べ、別に何かを期待したとか、そういった感じではありませんが……」 「本当にただ「耳かきかー」と思っただけですので」 「……まあ、耳かき程度でしたら何ら問題ありませんので耳かき、しましょうか」 「あー……耳かきをするのは全然構わないのですが……耳かき、特に買い置きがないので私がいつも使っているものになってしまいますが……」 「……そうですか。先生が構わないのでしたら私も全然構いませんよ」 「さて、それでは耳かきの準備を……あっ、クッションと座布団、どっちがお好みですか? どちらでも問題なく耳かき出来ると思いますが――」 「……あー、はいはい。自分で言いながら薄々そうだろうなあと思ってたりしました。まあ……耳かきといったら膝枕がつきものですよね」 「……いえ、嫌なことはありませんが……ちょっとだけ恥ずかしさがあるだけですので全く問題ありませんよ。膝枕で耳かき、しましょうか」 「……普段はもっと恥ずかしくなるようなことを先生にしているのに、と、私も同じことを思いました」 「ふふっ、自分でお願いしておいて先生もちょっと恥ずかしくなっちゃいました? それじゃあ……やめちゃいます?」 「なんて、ちょっと意地悪言っちゃいましたね」 「では、耳かきの準備をしますので、先生はのんびりお待ちを――と、言うほど時間は掛かりませんが」 「さて……では、耳かき、させて頂いちゃいますが……頭、力を入れて浮かせたりしなくて大丈夫ですよ。膝の上に乗せて楽にしてて下さい」 「ふふっ、どうぞー。長時間でなければ足が痺れたりもしないと思いますし、遠慮、しなくて良いですよ」 「それに……先生の重さを感じられるの……ちょっと……嬉しかったりするので……」 「……ふふっ、そうそう。そうやって楽にして、私の膝に体重を預けてくれて良いですので」 「……髪の毛が足に触れてるの、ちょっとこそばゆいですが……それもちょっと……ふふっ♪」 「さて、それではお耳、失礼しますねー」 「自分でするのは慣れてますが……他の人にしてあげるーとかはあまりないので……痛かったりしたらすぐに言って下さいね」 「ちょっと痛いくらいが気持ち良いのは分かりますけど……まあ、先生は大人ですしわかってますよね、きっと」 「ん? 他の人に耳かきをしてあげることがあるんだーって、声にほんのちょっとだけ不機嫌が混じっているの、気のせいでしょうか」 「確かに他の人に耳かきをしてあげること、たまにありますよー。相手は――あ、当たりです。というか……他にしてあげるような人、いませんしね」 「イブキ、最初は耳かきをされるのが得意じゃなかったんですけど、最近はむしろ気持ち良さそうにしてくれるので……私としても嬉しいです」 「ちゃーんと優しく、お耳の入り口程度にしてますよ。何かあっては大変ですし、ね」 「あ、先生も奥までされるのが苦手―とか、優しくのほうが良いーとか、そういうのがあれば勿論応じますのでお気軽に仰って下さい」 「はーい。では、このまま続けますね。勿論、痛かったりしたら言って下さい」 「……」 「…………」 「……えーっと……先生? ちょっと思ったのですが……耳かきしているときは……どう、しましょう?」 「あー……すみません、こう……イブキに耳かきをしてあげているときは普通にお喋りしていたりするのですが……どうするのが良いかなあと……」 「はーい。では、普通にお喋りしながら、で」 「ふふっ、改まってお喋りをーとなると……本当にほんのちょっとだけ緊張したり……するかもです」 「はーい。では、耳かきに集中しますねー」 「何かあれば遠慮なく仰って下さいね」 「あー……先生? そういえば……耳かき、他の生徒さんにして貰ったりー……とかは……」」 「へえ、して貰ったこと、無いんですねー。何というか……意外な気もしますし、当たり前ーな気もしますし不思議な気分です」 「先生に耳かきをしたい生徒さんはたくさんいそうですし、されたことがありそうだなーと思いつつ、しっかりした大人の先生はそういったことは生徒にお願いしなさそうですし、お願いされてもお断りしそうですし、ね」 「大人だからこそ、先生と生徒という関係性を維持するためにちゃんとー――と、先生のことはちゃんとした大人だとは思ってますよ、私」 「……まあ、私との関係は……何というかちょっと先生と生徒ーからハズれてるような気がしないでもないですが……例外ということで納得してます」 「先生に上手く乗せられてーとか、無理やりーとかだったら軽蔑とかしちゃったかもしれませんけど……私からーみたいなところもありましたし……」 「……って、これも全部先生の書いたシナリオ通りで私は手のひらの上で踊らされているーとかだったら……それはそれで感服しますね」 「ふふっ、そこまで深く考えてなかった、ですか? まあ……私が言うのもアレですが……先生は素直なところがあるだけ、ですからね」 「あー……一応ですが、他の生徒さんにはこういうことも、勿論ああいうこともしないでいてくれると私は嬉しいなーと思っていたりします」 「……ちょっと前までは特に何も気にしていなかったはずなのに、最近はちょっと変な独占欲―みたいなの、出ちゃってるみたいなので……」 「……無理強いもしませんし、ただの私の希望ですので……先生がどうしようと自由ではありますし……先生と生徒としてでしたら……他の生徒さんとどれだけ関わりを持っても私は特に何とも思いませんが……」 「ふふっ、有難う御座います。その言葉を頂けただけで安心しちゃうなんて……私にもこんなところがあったんだなあと驚きです」 「生徒の新たな一面を引き出すのも先生の仕事だから、ですか」 「ふふっ、お上手なんですから」 「はい? 耳かき……もうちょっと奥のほうも、ですか? 構いませんが……痛かったら言って下さいね」 「ちょっと奥のほうまで耳かきしますので、痛かったら行って下さいね」 「自分でするときは結構奥まで耳かきしますが……人様のお耳だと……ちょっとだけドキドキしたりするかもしれません」 「あ、勿論、イブキのお耳を耳かきするときは本当にかるーくしてますからご安心を」 「……先生は……大丈夫そうですし、このまま続けますね」 「……」 「…………」 「そういえば先生、今になってーという感じなのですが……言っておきたいことがあったりします」 「……言っておきたいというか、言わなきゃいけないこと……ですが……」 「……真面目なお話……ですね。というか、もっと前にお話しておくべきだったのですが……」 「……エデン条約の際に先生が負傷された件、私――万魔殿にも責任の一端があります」 「学園同士の思惑もあったのは事実ですし、私も万魔殿として行動していましたし、マコト議長に追従してはいたのですが……」 「……先生があのように負傷されるなんて……もう少し何か思慮を巡らせていれば……と……」 「……勿論、ちゃんと私は私なりに考えて行動はしていたつもりですし、そこに後悔は無いつもりはではいたのですが……」 「……それでも、先生があのようなことになってしまったのは……未だに心に引っかかっていたりします」 「この気持ちというか感情というか、言葉にしてどう説明をして良いものか分かっていないのですが」 「……ただ、先生にはちゃんと一言謝罪したかったです。すみませんでした」 「……過ぎたことだし、何とかなったし、ちゃんと考えての行動だったら問題ない……ですか」 「……有難う御座います。先生にそう言って頂けると胸のつかえが取れた気がします。気がしますというか……取れました」 「……ふふっ、先生ならそう言ってくれるだろうと分かっていて懺悔したみたいでズルいですね、私」 「その後に色々助けてくれたし、百鬼夜行で手を貸してくれたからそれでチャラ、ですか」 「先生がそう仰って下さるなら……そういうことにしておきましょうか」 「ふふっ、先生は本当に……私――生徒の気持ちを和らげるの、上手ですねぇ」 「よし、っと。では仕上げに……」 「はーい、先生、では仕上げにー」 「先生は仕上げの梵天、好きですか? 梵天、気持ち良いですよね。これで仕上げしないと何か物足りない感じがしちゃいますし」 「イブキなんて、梵天をしてほしくて普通の耳かきをーって感じなくらいですし」   「あー、そういえばスマホと連動したカメラ付きの耳かきとか、イブキが喜びそうでちょっと興味がありますね」 「……あっ、先生もちょっと興味があったりします? 実は私も多少興味があったりします」 「カメラでお耳の中を見る機会なんてありませんし、ちょっと楽しそうだなーと思います。耳かきもしやすそうですし」 「……でも映像を見ながらの耳かき、慣れないとスマホばっかりに目が行っちゃって手元が疎かになりそうですね」 「あー……耳垢だけを狙って取るようになるから、それはそれで物足りなさそう……確かに、耳垢を取るためだけの耳かきになっちゃいそうではありますね」 「自分でするときもですが、耳垢は取れたら嬉しいですけど、それとは別に気持ち良いから耳かきをするーっていうのもありますからね」 「まあでも、機会があれば一度試してみたくはあります――が、機会は作ろうとしないとなさそうですね」 「あら、先生も興味があるのでミレニアムのエンジニア部に頼んでみようかなあ、と?」 「流石先生、顔が広いですねー。ミレニアムとはあまり交流がありませんが、技術力の高さは知っていますし、そこのエンジニア部でしたら期待が持てますね」 「必要最低限の機能付きで良いので、カメラ付き耳かき、機会があればお願いして頂けると嬉しいです」 「必要最低限以上の機能がついてきそう……? カメラ付き耳かきに付くような機能、他に思いつきませんが……」 「はい、こちらのお耳、耳かき終了です」 「ふーっ、ふーっ、ふーっ」 「次は逆のお耳、ですよー」 「では、ごろーんとして下さい」 「はい、ごろーん」 「ふふっ、何だか子どもに言うみたいになってしまいましたね、ごろーんって」 「それでは、こちらのお耳も失礼しますねー」 「痛かったりーとかがあったら遠慮なく仰って下さいね」 「さっきと同じような感じに耳かきをしますが……何かあったら言って下さい」 「こっちのお耳の耳かきも気持ち良くて、耳かきが上手い、ですか? ふふっ、有難う御座います。耳かきを褒めてくれたの、先生でふたりめ、ですよ」 「ふふっ、正解。イブキですよ、1人目は。ちょっと意味深にしても、さっきもう答え、言っちゃってますからね」 「……耳かきを褒めたのは私が1人目、ですか。それは……どうも……ありがとうございます」 「でも……これからその人数、増えるかもしれませんよねー、先生。先生、耳かきされるの好きそうですし、他の生徒に耳かきをしてあげるーと言われたら気軽に――」 「して欲しくなったら私に頼むから大丈夫……。いつになく普通に返されると……困りはしませんが……」 「……ありがとうございます。いつでも言って下さい。耳かきでも……それ以外、でも」 「……」 「…………」 「……そう、ですねー。私は耳かきは好きではあるので多少は心得があったりするのですが、もうちょっとお勉強、してみても良いかもしれません」 「雑誌か動画か、どこで見たのか忘れてしまったのですが、キヴォトスのどこかに耳かき専門店があるみたいなんですよね」 「……それは知っている? 流石先生、リサーチはお手の物といったところなのでしょうか」 「……もしや……実はそこの常連、ということは……」 「行ったことはない、ですか。ふふっ、別に常連でも構いませんよ。そういったお店に行くのも、外食するのとなんら変わらない感じではありません?」 「まあ、良く分かりませんが気にする方は気にするかもしれませんが……っと、話がそれちゃいましたね」 「その耳かき専門店ですと、深さによって耳かき棒の種類を変えたりとか、そういうこともするみたいです」 「先生、耳かきがお好きみたいですし、折角なのでちょっとこだわったりしてみるのも良いかなあと思ったり」 「まあ、こだわるといっても耳かき棒の種類を増やしてみるとか、そういったことがメインになっちゃいそうな気がしますが……」 「あー、本や動画を見てお勉強、というのも良さそうですね。便利な世の中になったものですねー」 「どうせだし一緒に耳かき専門店に行って、どんな感じか体験してみるのはどうか、ですか? なるほど……身をもって体感するのは良さそうな気もしますね」 「私もお店の耳かきがどんな感じなのか興味があったりしてますが、ひとりだと気にはなりつつ結局お店までは行かないことになりそうですし……」 「それに、こう、外食もそうですが独りでーというのは何となく遠慮しちゃったりしますので」 「先生も一緒でしたら心強いですし、出かけるのが億劫だなーというのもなくなりそうですし……先生が宜しければぜひ今度ご一緒して頂ければ」 「では、そのうち耳かき専門店に一緒に――早速日程、決めてしまいます? 確かに……そのうち、ですと結局実現しなかったりとか、普通にありますからねー」 「それでは……耳かきを終えてのんびりしたあとでも、のんびりしている最中にでも構いませんので、耳かき専門店へお出かけする予定、立てましょうか」 「と、先生はお忙しそうですし、予定を立てるのはそこまで急がずとも次にサボりに来た時にでも」 「……あー……折角のお出かけですし……そのときはお食事でもご一緒にいかがですか?」 「あ、いえ、単なる思い付きですしあまり時間が取れなさそうなら耳かきだけでも全然大丈夫ですので」 「……私が美味しそうなお店を探しておいて、ですか? ふふっ、分かりました。では、普段行けなさそう美味しそうなお店、探しておきますね」 「……まさか先生とお食事までご一緒出来るなんて……言ってみるものですねぇ……」 「……あ、なんでもありません。独り言ですのでお気になさらずに」 「さて、ではこちらも奥のほうまで耳かきを……」 「では、こちらも奥のほうまで……痛みや違和感等あれば仰って下さいね」 「大丈夫だとは思いますが……違和感とかあれば言って下さいね」 「……お食事、の話の続きになりますが……先生は好きなお料理のジャンルとかはあります?」 「美味しければ何でもいい? ふふっ、それはそうですね。私も似たような感じです」 「では、特にあれこれ考えず先生とふたりで楽しめるようなお店、探しておくとしましょうか」 「あーですが……先生はキヴォトス各地に足を運んでいますし、各地の美味しい料理を召し上がっていそうですし、舌が肥えてそうなイメージがちょっとありますね」 「山海経の玄武商会のお料理は見かけるたびに美味しそうだなーと思っちゃいますし、百鬼夜行の食べ物は目でも楽しめてとても美味しそうに感じられますし」 「えーっと、アドビスのラーメン屋さんは一度行ってみたいなあと思いますし、レッドウィンターのプリン、あれもなかなかに美味しそうだなと思います」 「トリニティは……ロールケーキが名産でしたっけ? まあ、機会があれば……チョコミントもそれなりに有名? な、なるほど、お嬢様方の趣向はよくわかりませんねぇ」 「それと……ヴァルキューレの取調室のかつ丼、最近味が変わって美味しくなったと小耳に挟んだこともありますが……食べる機会は……マコト議長ならもしかしてあるかも、ですね」 「……全部「らしい」と言っているのは……私、各地に出向く機会はあってもお食事をとる機会は殆どありませんので…… 「……ええ、マコト議長の思い付きでの行動に付き合わされて、基本弾丸ツアーになってますから」 「……」 「あー、ミレニアムの食品にはお世話になってますよ。エナジードリンクとかんぺきーな完全栄養食。忙しい中間管理職にはとても有難いものです。味も悪くありませんし」 「あ、先生もご存じでしたか。流石ミレニアム、といったところですよね。ゲヘナだとこうはいきませんので」 「……あー、ゲヘナの給食部、味がそこまでーと評判ですが……ちゃんと時間を設けてお料理をすればどこの学校にも引けを取らない、というのはちゃーんと知ってますよ」 「これだけの大人数のお食事をあの人数で担っていますし……味は仕方ありません。それに……給食部は美食研の相手も結構してますし……しっかりお料理を完成させてくれるだけで脱帽ものです」 「……はぁ……先生も各地で何度か遭遇したことが……あるんですね。それはお疲れ様でした」 「こう……こんな話をしていると……ふたりでお食事に行ったときに美食研と遭遇したりして……なんて、そんなこと……ありませんよねぇ」 「賑やかに食事をするのも楽しいから大丈夫……? 賑やか程度でしたら私も歓迎ですが……賑やかでは済みませんよ、確実に」 「……万が一のときに爆発に巻き込まれたりしないようお店選び、さらに慎重に行うことにします」 「こう……美食研も含めて、悪い人たちではないのですがー……とフォローしようと思いましたが……悪い人じゃない分、タチが悪いみたいなところ、あるかもですね……」 「美食研しかり、温泉開発部しかり、便利屋は……風紀委員にマークされているようですが、そこまで悪い人でもタチが悪い感じでもない気がしますが」 「あー……マコト議長、ですか? マコト議長は……どうなんでしょうねぇ。根はどうか分かりませんが……ゲヘナに相応しい感じかなあと思いますよ」 「ゲヘナを率いるだけのリーターシップはありますね。本人の前では口が裂けても言えませんけど」 「純粋な実力、作戦系統、統率力、信頼性、指揮系統、そこらへんは風紀委員長のほうが優れているかなあと思ったりもしますが……」 「それじゃあどこが、優れているのかーということになっちゃいますね……うーん……」 「カリスマ性があるところ……? 確かにカリスマ性については……まあ……あるかなーと思います」 「ふふっ、先生にもカリスマ性はあるんじゃないですか? じゃなければこんなに大勢の生徒から慕われないと思いますし」 「……ふむ、カリスマ性の無い普通の大人、ですか。それじゃあ……カリスマ性の無い「素敵な」普通の大人、ということで♪」 「あら、ちょっと恥ずかしくなっちゃいました? 大丈夫ですよー、言ってる私も恥ずかしくなったのでおあいこです」 「……冗談や社交辞令ではなく、単なる本心ですのでそのまま受け取って置いて下さい」 「さて、ではこちらも仕上げ、しますねー」 「はい、ではこちらも仕上げを」 「……あー……実は先生のお耳を耳かきするーとなって、ちょっとだけですけど……何か良い感じになっちゃうんじゃないかなーと思ってたりしました」 「何かを期待したとか、そういうのがあるわけじゃないので……なんとなくー、ですが……」 「……普段している性的なことも大概ですが……耳かきなんて普通の間柄ではそうそうしたりされたりするものじゃないですからね」 「……って、本当に具体的に何かを期待したわけじゃないですよ、本当に。まかり間違って良い雰囲気になっても……先生、困っちゃいますもんね」 「……先生は大人ですからちゃんと関係の線引きは出来ると思いますし、私も超えてはいけないラインは超えないつもりではいますが……」 「……って、こんなことを言ってはいますが、本当に何か期待したわけじゃありませんよ。上手く説明出来ないのがもどかしいですが……」 「普通にお話をしながら耳かきをされるのも凄く良い雰囲気、ですか? ふふっ、まあ……私も良いなーとは思ってましたので……そういうことにしておきましょう」 「言われてみるとそうですねぇ。普段通りの会話をしながらの耳かき、それはそれで特別で良いものなのかもしれません。今度ふたりで出かける耳かきのお店ではこうはいかないでしょうし」 「というわけで、私の耳かきが恋しくなったらまたお気軽にどうぞ。私はいつでもオッケーですので」 「今度は先生がしてくれるのでしたら、それも喜んで。あー……でも……耳かきをしてくれるのでしたら、前日くらいまでに申告して頂けると……ちょっと有り難いかもです」 「……折角先生に耳かきされるのでしたら、髪の毛を整えておいたりとか……色々しておきたいじゃないですか……言わせないで下さい、もう」 「はいはい、それでは先生も次に耳かきをして欲しくなったらちゃーんとおめかしして来て下さいねー」 「……私は……そのままの先生でも十分素敵だと思いますけど」 「はい、こちらのお耳もこれぐらいで良いでしょう」 「ふーっ、ふーっ、ふーっ」 「はい、耳かき、おしまいです。お疲れ様でした」 「実は……先生の耳かきするの、結構緊張してたりしたのですが……どうでした? って、聴くまでもなさそうですね、良かったです。安心しました」 「さて、お部屋もすっきり片付いてお耳も綺麗になりましたし……ふたりで麦茶でも飲みながらのーんびりサボちゃいましょうか♪」 「それとも……先生がお望みでしたら……お耳以外に気持ち良くなることでも……」 「はい? 気持ち良くなるのもサボるのも大賛成だけど、もうちょっとこのままで……? あら、もしかしなくても先生、お疲れでしょうか?」 「でしたら、枕をお出ししましょうか? 布団も……私のお昼寝用のものでしたら使って構いませんし――」 「……あー……膝枕が気持ち良すぎるので、まだこのままでこうしていたい……」 「……そ、そうですか。そう仰るのでしたら……もうちょっとこのままで……大丈夫ですよ、全然重くもありませんし足も痺れてませんので」 「……では、お気の済むまでどうぞ」 「……」 「……何となく頭を撫でちゃってますけど……気になるようでしたら止めますので――ふふっ、では、先生の髪の毛の感触、楽しませて頂きますね」 「……耳かきもですが……人の頭を撫でるのはなかなか機会が無いのでー、と、思いましたが結構イブキの頭は撫でちゃってますね、ふふっ」 「イブキの頭を撫でてるとてのひらに伝わってくるポカポカした子供の体温もホッとして好きですが、先生の頭を撫でるのは……また違った心地よさがありますね」 「先生の髪の毛、触り心地も良いですし、良い匂いがしますし……大人の体温が手のひらに伝わってきて……ちょっとだけドキドキしちゃいます」 「いつでも撫でたいときに撫でて良いから、ですか? ふふっ、それでは今度当番でシャーレにお邪魔したときに他の生徒さんの目も気にせずに撫でちゃいましょうか♪」 「なんて、冗談です。また耳かきをする機会があれば、ぜひそのときにでも」 「……私の頭も……撫でたくなったら撫でてくれて良いですからね、先生」 //////////////////////////////////////////////////////////////// //05_「今日だけ……ですからね……?」(禁断のキス)(26:49) 「はい、先生、タオルと麦茶をどうぞ。まさかこんな悪天候の中、わざわざお越しになるとは思ってなかったので驚きました」 「言って下されば虎丸でシャーレまでお迎えにあがっても良かったのですが……」 「来たかったから勝手に来ただけだから大丈夫? まあ……先生がそう仰るのでしたら……」 「先生? そんなにこの秘密基地でサボるの、クセになっちゃいました?」 「ふふっ、もしかして……ここで私と一緒に飲む麦茶が恋しくなったり?」 「なんて、こんな天気の中、気兼ねなくのんびりしたくなったの、ちゃーんと分かってますよ」 「良いですよー、先生。折角ですし……気が済むまでのーんびりサボっちゃって下さい」 「実は私も今日はあまり気分が乗らないなーと思っていたので……少し作業をしたら先生と一緒にサボることにしますから」 「何もかもを放り投げてサボるのも気持ち良いのですが……ちゃんと終わらせるコトは終わらせてからのほうがゆったりサボれますからね」 「ふふっ、わかって頂けます? 仕事を放り投げてーというのも背徳感があってそれはそれで良いんですけどねー」 「というわけで……少しの時間、独りでお寛ぎを……って、あら? 腕まくりなんかして……どうされました?」 「……実はちょっと事務仕事がしたいところだったから手伝ってあげる? それはとても有難い申し出ではありますが……折角この天気の中、のんびりサボりに来て下さったのに……」 「一緒にサボったほうが気持ち良くサボれる……まあ、確かにそうですが……」 「好意は無碍にするものではありませんので……お言葉に甘えてお手伝い、して頂きましょうか」 「では先生、書類やらを持ってきますので少々お待ちを。あー……お仕事しながらの飲み物はどうします? 麦茶にします? それともお仕事中はコーヒーのほうがいいです? 甘いジュースもありますよ」 「了解です。では、少々お待ちを。やっぱり先にダラダラしたいーとかになったら、私のことは気にせずにのんびーりしていて良いですからねー、先生」 「ふーっ。サボりつつ飲む麦茶も美味しくはありますが、仕事終わりに氷を鳴らしながらの麦茶、格別ですねぇ、先生。」 「スムーズに仕事が終えられたの、先生のおかげですよ、有難う御座います。やはり先生、大人は仕事が早くてかっこいいですねぇ」 「これで天気が良ければーと思わないこともありませんが……この雨風の音も一仕事を終えた後だと趣が感じられるような気がしないでもありませんね」 「ふぅ。さて……お陰様でやるべきことも終えられましたし、これからゆっくりサボり――っと、こうなるとサボりではない気がしますが……サボりましょうか」 「それでは先生? 漫画でも読みます? ゲームでもします? 何も考えずにゴロゴロします? 」 「そーれーとーもー」 『のんびりする前に……気持ち良くなってスッキリ、しちゃいます?』 『雨の音もありますし……今日はちょっとくらい大きな声を出しても大丈夫そうですし、ね』 「……」 「……と、こんなことを言っておいて何ですが……今日はこんな荒れ模様の中来て下さって、結構嬉しかったりしてます」 「それに……嫌な顔せず私のお仕事まで手伝ってくれて……ありがとうございました」 「なので……感謝の気持ち……というのも変かもですが……何かしたいーとかご希望があれば……出来る限り応じたいなあと思ってたり……です」 「……勿論、先生がサボりたいーというのでしたら全然それで構いませんし、いつもみたいに手でーとか、耳かきーとか、ご希望があればなんなりと……」 「……勿論、ダメなものはダメではあるので、そういった要望でしたらちゃーんとお断りさせて頂きますが……」 「……前からしてほしかったというか、したかったことがある? ……いいですよ? セックスは……流石にまだ心の準備も出来ていませんし、先生と生徒なので……それ以外でしたら……」 「……あー……キス、ですか。キス……なるほど……」 「あ、いえ……お口でおまんこをーとか……逆に私を攻めたいーとか……そういうお願いが飛んでくる可能性を考慮していましたが……キスは予想外だったりしますので……」 「なるほど……キス……キスですかぁ……キス……キス……」 「……」 「……えーっと……今日は……今日だけ……多分今日1回だけですが……あの……キス、しても良い……です。こんな日にわざわざ訪ねてきて下さって、お手伝いまでしてくれましたし……キスなら……良い……です……よ?」 「……あっ、キスしながら気持ち良くしてほしいーとかだったり……ではなく、純粋にキスだけしたい……なるほど……」 「……そう言われると……逆に緊張しちゃいますよ…先生?」 「……あ、いえ、嫌とかそういうのではなく……ただ緊張しちゃうという意味です……」 「……いいですよ、先生? キス、しちゃっても」 「……私の気の変わらないうちにですか。あの……初めてで上手くないと思うので……んっ」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ」 「……先生の唇、柔らかくて温かい……んっ」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ」 「あの……先生? 大人がするようなキス……して良いですよ……?」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ」 「はむっ、はむはむっ、あむあむっ」 「はむっ、はむはむっ、あむあむっ、はむはむっ、あむあむっ」 「……唇甘噛みされるの、凄いです、んっ」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ」 「はむっ、はむはむっ、あむあむっ」 「はむっ、はむはむっ、あむあむっ、はむはむっ、あむあむっ」 「……先生」 「はむっ、はむはむっ、あむあむっ、はむはむっ、あむあむっ、はむっ、はむはむっ」 「……私……声が洩れちゃって……恥ずかしいです、んっ」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ」 「吐息がお互いの顔にかかると、先生が凄い近くにいるんだって実感できて……ドキドキします」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ」 「はむっ、はむはむっ、あむあむっ」 「はむっ、はむはむっ、あむあむっ、はむはむっ、あむあむっ」 「……先生? 本当に……もっと大人のキス……良い……ですよ?」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ」 「はむっ、はむはむっ、あむあむっ」 「んっ」 「ちゅるちゅる、れろれろ、あむあむ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅるちゅる、れろれろちゅるちゅる」 「……先生」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅ」 「ちゅるちゅる、れろれろ、あむあむ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅるちゅる、れろれろちゅるちゅる」 「これが……大人のキス……なんですね……先生」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅ」 「はむっ、はむはむっ、あむあむっ」 「んっ」 「ちゅるちゅる、れろれろ、あむあむ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅるちゅる、れろれろちゅるちゅる」 「ちゅるちゅる、れろれろ、あむあむ、ちゅるちゅる、れろれろちゅるちゅる」 「キス……頭がぼーっとしてきちゃいます……」 「ちゅるちゅる、れろれろ、あむあむ、ちゅるちゅる、れろれろちゅるちゅる」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅ」 「ちゅるちゅる、れろれろ、あむあむ、ちゅるちゅる、れろれろちゅるちゅる」 「……先生キス、上手……ですね……んっ」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅ」 「ちゅるちゅる、れろれろ、あむあむ、ちゅるちゅる、れろれろちゅるちゅる」 「何かちょっと……妬いちゃいます……んっ」 「ちゅるちゅる、れろれろ、あむあむ、ちゅるちゅる、れろれろちゅるちゅる」 「じゅるじゅるじゅるじゅる、ちゅっ、ちゅっ、せんせ、じゅるじゅる、れろれろじゅるじゅる、じゅるじゅる」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅ」 「じゅるじゅるじゅるじゅる、ちゅっ、ちゅっ、んっ、じゅるじゅる、れろれろじゅるじゅる、じゅるじゅる」 「……はぁ、はぁ、先生? こんな激しいキス……生徒にして良いんですか――んっ♪」 「ちゅるちゅる、れろれろ、あむあむ、ちゅるちゅる、れろれろちゅるちゅる」 「じゅるじゅるじゅるじゅる、ちゅっ、ちゅっ、んっ、じゅるじゅる、れろれろじゅるじゅる、じゅるじゅる」 「ちゅるちゅる、れろれろ、あむあむ、ちゅるちゅる、れろれろちゅるちゅる」 「じゅるじゅるじゅるじゅる、ちゅっ、ちゅっ、せんせ、じゅるじゅる、れろれろじゅるじゅる、じゅるじゅる」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅ」 「はぁ……はぁ……先生? あの……キス……これぐらいに――んっ♪」 「ちゅっ、ちゅっ」 「じゅるじゅるじゅるじゅる、ちゅっ、ちゅっ、んっ、じゅるじゅる、れろれろじゅるじゅる、じゅるじゅる」 「先生? あの……これ以上は……本当に……」 『これ以上……キスを続けたら……もっともっと進みたくなっちゃうと思うので……』 『……先生とは……ちゃんとしたいので……ですから……』 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅ」 「自分からOKしたのに……すみません……嫌なわけじゃなくて……むしろその逆過ぎて……んっ」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅ」 「ちゅるちゅる、れろれろ、あむあむ、ちゅるちゅる、れろれろちゅるちゅる」 「じゅるじゅるじゅるじゅる、ちゅっ、ちゅっ、じゅるじゅる、れろれろじゅるじゅる、じゅるじゅる」 『……もう1回だけ……最後にもう1回だけ……キス……いいですよ……?』 『……でも……本当にあと1回だけで終わりにして下さい……ね?』 「……先生」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅ」 「はむっ、はむはむっ、あむあむっ、はむはむっ、あむあむっ」 「ちゅるちゅる、れろれろ、あむあむ、ちゅるちゅる、れろれろちゅるちゅる」 「じゅるじゅるじゅるじゅる、ちゅっ、ちゅっ、んっ、じゅるじゅる、れろれろじゅるじゅる、じゅるじゅる」 「じゅるじゅるじゅるじゅる、ちゅっ、ちゅっ、せんせ、じゅるじゅる、れろれろじゅるじゅる、じゅるじゅる」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅ」 「……はぁ……はぁ……ふぅ」 「……ちゃんと……キス、やめてくれるんですね、先生」 「……ち、違いますよ。別に残念とか……思ってないですから、全然」 「……そのままなし崩し的にされても応じてはしまいますが……きっと後で後悔すると思いますので…… 「ふふっ、先生のそういう大人なところ、本当に素敵だと思います。大好きです」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅ」 「ふふっ、私からのキスもー……これが最後です♪」 『さて、先生? キスの次は……何をしちゃいましょうか?』 『どうしましょうか? 気持ち良くなります? それとものんびりしますー?』 『良いですよー? 限度はありますが、今日は先生の望むがままに、です』 『なんて、何でもーと言われると、逆に困っちゃったりしますよねー、分かります』 「とりあえず冷たい麦茶でも用意しますので……その間に考えてて下さいね、先生」 「ふふっ、何も思いつかないようでしたら……ただのんびりサボりたいーというのも、私は大歓迎ですよ。先生と一緒にのんびりするの、大好きですから♪」 /////////////////////////////////////////////////////////// //06_「さて、ではのんびりサボりましょうか」(07:55) 「……やっと雨風も収まってきましたね」 「台風並みの暴風ですとちょっと心配になったりしてそれどころではありませんが、今日くらいの荒れ方ですと逆に落ち着ける気がします」 「ふふっ、分かって頂けますか。他の物音に気を取られずに済むからーとか、そんな感じなのかもですね」 「こういった日は事務作業も捗りますし、のんびりするにしても気兼ねなくのんびり出来る気がします」 「……それに……先生の声が漏れてしまうようなことも気兼ねなく出来ますし、ね♪」 「はい? ちょっとお願いしたいことがある? キスをして、それから気持ち良くなったばかりですのに……もっと欲しくなっちゃいました?」 「……キスは……お願いされてもおいそれとはしませんからね?」 「……性的なお願いではないけど、お願いするのが恥ずかしいこと、ですか? 性的なことよりも恥ずかしいこととなると……皆目見当がつかないのですが……」 「……あー……独りでするのを見ていて欲しい、とかは……恥ずかしいかもですが……性的ではないとなると……うーん……」 「わかりません。降参です。その性的ではないけど恥ずかしいお願い、言ってみて下さい? 内容によっては……今この場でお応えしますので」 「……」 「……そ、そんなに言うのが躊躇われるほどに恥ずかしいこと、なんですか……? そこまで恥ずかしいのでしたら無理には……」 「……は、はぁ……なるほど……手を繋ぎたい、と。どんな凄まじいお願いが飛び出すのかと思っていたので……逆にちょっとびっくりです」 「……手を繋ぎたいだけでしたら、何も言わずに繋いでくれたら良いのにー……と思いましたが……言われてみると普通に手、繋いだこと、ありませんね、私たち」 「先生が昂ったときにギューっとすることはありますが……あれはまた手を繋ぐのとは別でしょうし」 「……と、考えると……ちょっとだけ手を繋ぐの、恥ずかしくなってくるような気がしてきますね」 「よいっしょっと」 「……」 「それでは……手、繋いで良い……ですよ?」 「……さっき言われてなんだか恥ずかしくなってしまったので……先生からどうぞ」 「性的なことも散々して、耳かきやキスもしてるのに……手を繋ぐのにドキドキしてしまうなんて……ふふっ、ちょっと不思議ですね」 「ほら、先生……どうぞー? 私の手、先生の手のすぐ近くにありますよー。早く繋がないと……気が変わって引っ込めてしまうかもしれませんよー」 「……ふふっ、初めてちゃんと繋ぐ手は……如何ですか? 先生」 「なんとなく握ったことはありますが……改めてですと……先生の手、柔らかくて暖かいですね」 「……私の手も暖かい、ですか? まあ……ちょっと……それなりにドキドキしているので……体温、上がってるかもしれません」 「ちゃんとドキドキしてる鼓動まで手のひらから伝わってきてる……? またまた、そんな鼓動まで伝わるわけないじゃないですか」 「……」 「……もしかして……本当に伝わってます?」 「はぁ……先生の鼓動、手のひらから伝わってきてるので私のも伝わってるのかと思いましたよ」 「ふふっ、本気にしました? 勿論、冗談ですよ。これでチャラです」 「……それにしても……手を繋ぐの……何か良いですね……。最初はドキドキしたのに……とても落ち着きます」 「ふふっ、先生も、ですか? こう……ドキドキするのも悪くありませんが、落ち着くのも……凄く良いですね」 「……もっと凄いこともしてるはずなのに……不思議ですねぇ」 「……」 「……暫くこのまま、こうして手、繋いでいて良いですか? 先生」 「ふふっ、有難う御座います。では……暫くこのままで……」 「……」 「……先生?」 「……」 「ふふっ、何でもありません。呼んでみただけです」