;時間が大分経って夜になっています 「(ああ、大人げないことをしてしまった……通販で頼んだの私なのに、思いっきり睨んでしまった……あの配達のおじさん、本気で怖がってたなぁ……とほほ……とはいえ、行為が中断したのは事実だし、反省すれども後悔せずの精神で! ……うん、もうちょっと落ち着こうね、私)」 「(まぁ、過ぎたことを悩みすぎるとお肌にも悪いしそこは置いとこう。重要なのは今、彼はお風呂に入っていて後は寝るだけ、って事! くくく、お風呂場には色んなトラップを仕掛けてある……さりげなく置かれた脱ぎたての下着! そしてお風呂に入って気づくだろう……お風呂場が私の匂いでいっぱいになっている事に!)」 「(先にお風呂に入っていたから、匂いとかもバッチリ残ってるはずだし……ふふ、それにここから更に駄目押し……お風呂での不便が無いかの確認をしつつ、私の存在を感じさせる! そうすることで彼は無意識的に私が先にお風呂に入っていた事を思い出す……そう、自分が今居る場所で裸になり、お湯につかっていた……その事実を思い出すのだっ!)」 「(というわけでぇ……さっそくお風呂場ちぇーっく! しっつれいしまーす……あれ、なんか静か……? もしかして寝てたりはしてないよね?)」 「えっと、お風呂大丈夫かな? 身体洗うのとか、シャンプーの位置とかちゃんと判る?」 「(あ、ばしゃばしゃ凄い音……慌ててるなー……ふふ、もうお湯につかってたんだ。だから静かだったのかな?)」 「うん、うん……そっか、大丈夫だね。うん、それじゃゆっくりねー」 「(……あれ、私の下着……こんなところに置いてたっけ? ……むふふ、もしかして策は思った以上に効果有りなのかな!? かな!? ああ、今からお風呂場に突入……って、だーかーらー、それじゃ痴女っていうか、変態だっての! 落ち着け、クール、KOOL(アルファベット読みで。けーおーおーえる)になるのよ、私……これだけ過剰に反応してくれるなら、明日の夜にしようと思ってた作戦は繰り上げで大丈夫……いょっし、頑張るぞー♪)」 ;3秒程度間 「それじゃ、そろそろ寝よっか……うん、もう結構遅いしね。明日はちょっとお出かけでもしよっか……ふふ、せっかくだもん。お姉ちゃんとデートは嫌? ……くすくす……そんなに慌てなくても大丈夫だって。それじゃ、もう寝よっか……」 「あ、それでなんだけど……そのね、お布団のシーツ洗うの忘れてて、ちょっと匂いしてたから、今日はお姉ちゃんと一緒に寝よっか? ふふ、だーめ、だってお姉ちゃんのせいで忘れてたんだから、君に嫌な思いなんてさせたくなんてないしね」 「(ちなみに明日の場合は布団のシーツ洗って、まだ乾いてないからって言い分にするつもりでした! ふふ、冷静に突っ込まれたらすぐに破綻するギリギリの作戦……だけど、今の状態ならこれは棚からぼた餅のはず……大丈夫、乗ってくる……さぁ、乗ってこい……乗ってこい……っ!)」 「ふふ、うん。大丈夫、お姉ちゃんのベッド、意外に広いから……うん、それじゃあ一緒に寝ようね。ふふ、一緒に寝るなんていつ以来だろうね?」 「(乗ってきたーーーっ! 勝った、私はこの一世一代の賭けに勝った! ふふふ……ここまで来れば後は私の思うがままよ……さぁ、お楽しみはこれからよ、ベイビー?)」 ;3秒程度間 「(……さてはて、ベッドに入って多分そろそろ30分。何しろずっと目をつぶってるからどれくらいか判りませんが……まぁ、多分それくらいでしょう。正直、眠れる気がしません。匂いがね、すっごい良い匂いがするの……それにちょっと広いベッドじゃやっぱり肌と肌が触れあうので、その肌が触れあう感触がまたね……)」 「(本当はちゃんと向かい合った状態で寝たふりをしたかったんだけど……無理無理、それ無理。顔がにやけちゃってるし、心臓バクバクだし、多分顔赤くなってるし……誤算だった。隠そうとしても隠しきれないほどドキドキしちゃうのは本当に誤算。とはいえ、これはこれで悪くありません……何しろ、寝てすぐの頃よりも確実に、明らかに! 向こうから密着してきてるからです!)」 「(背中全体に触れあう彼の感触……あったかいなぁ……最近、めっきり寒くなってきたけどこうしてれば暖房なんて要らないくらいあったかい……もうちょっとこっちに来ても良いんだけどなぁ……というか、もっと触れあってくれると嬉しいんだけどなぁ)」 「(例えば、こう……後ろからぎゅーって抱きしめられて、それで首や耳にいっぱいキスされて……お尻におっきくなったの擦りつけられたり……あ、ヤバイ。想像してたらそれだけで濡れてきちゃった……うう、もやもやする、これはこれで生殺し! 私にとっても十分、いや十二分な生殺しです!)」 「(でも、私から何かをする訳にはいかない……なぜなら、こういうのは最初が肝心、最初の流れが肝心! ……何よりもちょっと大胆なお姉ちゃんくらいならともかく、痴女とか変態なお姉ちゃんって思われたらショックだし……とりあえず、向こうからしてくれるのを待つしかないんだよね……)」 「(ほれほれ、こっちのみ~ずは甘いぞ~、ってね……お姉ちゃん、寝てますよー……ちょっとくらいの悪戯とかは多分気づきませんよー……下着、弄っちゃったよね? キス、気持ちよかったよね? もっと気持ちいい事が出来るかもしれないよ……ほら、悪戯しても大丈夫……お姉ちゃんに悪戯、してみないかなぁ?)」 ;長いのでここで一端区切り。ファイルも次のファイルに。 ;そのまま続くので、空白時間はほとんど無しで