(キツネ)「あー暇! 暇すぎ! 暇すぎて死んでしまうわ!」 (タヌキ)「暇で死ぬのはあり得んじゃろ」 (キツネ)「うるさい! うるさい! 私は暇やと死んでしまうの!」 (タヌキ)「大袈裟じゃの……」 (キツネ)「とにかく、何か面白いことないの?」 (タヌキ)「まったくないのぉ。まぁのんびり、ゴロゴロと過ごすのも悪くはないじゃろ」 (キツネ)「嫌や。のんびり過ごすなんてありえへんわ。私は刺激が欲しいの。のんびりと 過ごすなんて耐えられへんわ!」 (タヌキ)「……しかたないの。じゃったら、里に降りてみるか?」 (キツネ)「里にねぇ。何か面白い事ある?」 (タヌキ)「さあ? でも、ここでのんびりと過ごすよりは楽しいんじゃなかろうかの」 (キツネ)「そうね。少なくとも刺激はありそうやな」 (タヌキ)「では早速、里に降りるかの」 (キツネ)「おー!」 (キツネ)「――とまぁ、あんたの言う通り里に降りたのはええけど、別に何も面白そ うなことはなさそうやな」 (タヌキ)「そんなすぐには見つからないじゃろ」 (キツネ)「使えへんな」 (タヌキ)「焦らずとも、そのうち見つかるじゃろ」 (キツネ)「はぁ。たまにあんたのその性格が羨ましくなるわ」 (タヌキ)「ふふ……ん? あれはなんじゃ?」 (キツネ)「え、何? 何? 何か見つけた?」 (タヌキ)「河原に何か大きな物が……」 (キツネ)「大きな――って、あれ人間やん」 (タヌキ)「人間……あぁ、通りで大きいはずじゃ。それにしてもあの人間、こんな河原 で眠るとは無防備な奴じゃな……」 (キツネ)「…………」 (タヌキ)「ん? どうしたのじゃ? 急に黙りこんで」 (キツネ)「これは……面白くなりそうやな。おいタヌキ、行くで」 (タヌキ)「何をするつもりじゃ?」 (キツネ)「いいから、いいから。とにかく、その辺りに落ちてる木の葉で人間の女に 変身するで」 (タヌキ)「はぁ。仕方ないの。じゃあ、化けるぞ」 (タヌキ)「それで、この人間をどうするつもりじゃ?」 (キツネ)「どうするもなにも……この人間を玩具にして暇をつぶすだけやって」 (タヌキ)「なるほど。お主はほんと、酷い性格をしとるの」 (キツネ)「はいはい褒め言葉、褒め言葉。そんなことより、あんたもコイツの服を脱 がせるの手伝って」 (タヌキ)「仕方ないの」 (キツネ)「とか言って、実はあんたも楽しんでるんやろ?」 (タヌキ)「気のせいじゃろ」 (キツネ)「ふーん、そういうことにして――なかなかいい身体してるやん」 (タヌキ)「確かに……んっ、味もなかなか……」 (キツネ)「ちょっ、何私より先に味見してんのよ!?」 (タヌキ)「こういうのは早い者勝ちじゃろ?」 (キツネ)「あんたの方が酷い性格をしてると思うわ」 (タヌキ)「ん、ちゅ……褒め言葉、なんじゃろ? ちゅぱ、眠っておっても身体は正 直に反応するものなんじゃな。どんどん乳首が硬くなってきておる」 (キツネ)「この狸が……ふん! 私の方がコイツを気持ちよくさせられるっての」 (タヌキ)「それはどうかの? お主のテクニックで出来るかの?」 (キツネ)「余裕やっちゅうの! バカにすんな! はむ、はむむっ」 (タヌキ)「耳を甘噛みするとは……お主には似合わぬ技じゃな」 (キツネ)「どこがよ!? 甘噛みは、私にピッタリの技やろ!」 (タヌキ)「そうかの? お主のような勝気な女には似合わぬと思うが……」 (キツネ)「きー! 何アホな事ばかり言ってんのよ! あれなの? あんた、私のテ クニックにビビってんと違う?」 (タヌキ)「……む、それは聞き捨てならぬ台詞じゃの」 (キツネ)「事実、ビビってんやろ? せやから私の行動にいちいち文句をつけてんやろ?」 (タヌキ)「そこまで言うか……」 (キツネ)「言うわよ」 (タヌキ)「ふむ。では勝負といこうかの。丁度、この人間も目を覚ましたようじゃし、 こ奴から多くの精液を絞り取った者の勝ちというのはどうじゃ?」 (キツネ)「へぇーそれは面白そうじゃない。いいわ。勝負しましょ」 (タヌキ)「では、まずはワシからいかせてもらおう。ちゅ、んっ、ちゅぶ……ちゅぱっ、 んんっ、ん、ぱっ、あぁ……んん。ほ、ほら、どんどん大きくなってきておる」 (タヌキ)「人間といえど、所詮はオス……ワシの口技にかかれば……んんっ、ん。ちゅ、 んっ、ん、んぁ……」 (キツネ)「ふ、ふん! その程度じゃまだまだ甘いんと違う? 私ならもっと、こう―― んあっ、あ、んっ、ぱ、じゅる……じゅ、ずず……ちゅ、んん……コイツの気持ちよさそう な所を責めて、ちゅぱっ……イカせるわ」 (キツネ)「それに……フェラに関しては、私の方が……んっ、上手なんやから……ちゅぱ、 ちゅ、ん……ちゅじゅ……」 (タヌキ)「何じゃと……?」 (キツネ)「……何よ」 (タヌキ)「わ、ワシの方が絶対に――じゅるる……ちゅ、んっ、ちゅぱ、ちゅ…… 気持ちいいはずじゃ……」 (キツネ)「そんなわけ……ないでしょ! わ、私の方が……じゅる、んっ……んんっ、 ん、ちゅ……んっ、上手なんやから……」 (タヌキ)「じゅる、ん……ちゅ、んんっ、んっ……ん」 (キツネ)「ん、んっ、ちゅ、ちゅう……じゅ……」 (タヌキ)「じゅるる、じゅ、ず……ずずず……ず」 (キツネ)「ちゅる、ん、じゅる、ず……んっ」 (タヌキ)「それにしてもこ奴、なかなかイカぬの」 (キツネ)「ただ、あんたのフェラが下手なんと違う?」 (タヌキ)「ワシが下手と言うのならば、お主の口技も下手ということになるの。 なにせ、お主も口技をしておるのじゃからの」 (キツネ)「うぐ……っ、わ、私はまだ本気を出してないだけやし!」 (タヌキ)「本気……のう?」 (キツネ)「何よその顔は? 私を馬鹿にしてんの!?」 (タヌキ)「別にそういうわけじゃないんじゃがの……」 (キツネ)「――わ、私が本気を出したら。コイツなんて一秒でイッちゃうんやから!」 (タヌキ)「ほう……では、お主の本気とやらを見せてもらおうかの」 (キツネ)「いいわよ! やってやるわよ! 私のパイズリ、テクニックを見せてやるわよ!」 (キツネ)「ん、よっ……と、こ、これでイカない奴なんていないんやから!」 (キツネ)「は……んっ、んんっ、ほ……くっ……」 (タヌキ)「自慢のテクニックの割には全然、イク気配がないの」 (キツネ)「うぐぐ……すぐよ。もうすぐでイクんやて!」 (タヌキ)「……はぁ。仕方ない。ワシが手伝ってやろう」 (キツネ)「な、何すんのよ!?」 (タヌキ)「何って、ワシも手伝ってやるだけじゃよ」 (キツネ)「はぁ!? 別にあんたの手伝いとかいらへんわ!」 (タヌキ)「まぁまぁ、いいじゃろ別に。それにお主ばかりやっていては、ワシが退屈 じゃし、このままでは日が暮れてしまうかもしれんしの」 (キツネ)「……やっぱ、あんたいい性格してるわ」 (タヌキ)「〜♪」 (キツネ)「――くっ、まぁええわ。あんたと私、二人の胸でコイツのを挟むで」 (タヌキ)「ん、よっと……」 (キツネ)「んっ、んぁ……はっ、ぁ……」 (タヌキ)「ふっ、んっ、んん……あんっ」 (キツネ)「は、んんっ、ふっ、ふっ……」 (タヌキ)「そろそろか? そろそろイキそうなのか?」 (キツネ)「は、早くイキなさい……よ。んっ、あっ」 (タヌキ)「ピクピクと震えてきたぞ。出るぞ。もうすぐ出るぞ♪」 (キツネ)「射精! 早く射精して!」 (タヌキ)「んっ、射精するのじゃ」 (キツネ)「あんたの臭い精子を出して!」 (狸&狐)「ん、んんんんっ、んんんん〜〜〜〜〜〜〜っ」 (タヌキ)「……も、もの凄い量を出したのう……」 (キツネ)「はぁーはぁー、臭い精子……」 (タヌキ)「胸も顔もベトベトじゃな」 (キツネ)「んく……濃いわね。でも、美味しい……」 (タヌキ)「それにしても、こんなに大量に精子を出すとはよほど溜まっておったのか、 またはワシの胸が気持ちよかったのか……」 (キツネ)「な、何言ってんのよ。私の胸の気持ちよさに射精したに決まってるやん」 (タヌキ)「何を言う。ワシの胸を使って射精したのじゃから、ワシの胸の方が気持ち よかったに決まっておるじゃろ」 (キツネ)「ば、バカとちゃう?」 (タヌキ)「なら、こ奴に聞いてみればいいじゃろ」 (キツネ)「ふ、ふん! ええよ。どうせ私の勝ちなんやから」 (タヌキ)「――で、どうなのじゃ? もちろんワシの方が気持ちよかったじゃろ?」 (キツネ)「私よね!? 私の方が気持ちよかったわよね!?」 (タヌキ)「遠慮せずに言っていいんじゃよ。こ奴よりワシの方がいいとな」 (キツネ)「私やろ! 私の方がコイツより胸大きいしな」 (タヌキ)「大きいと言っても、そんなに差はないじゃろうにて」 (キツネ)「それでも大きい方が正義やろ」 (タヌキ)「そういう問題ではないと思うがの。それにこ奴の趣味が大きい方がいいと いうわけでもあるまい」 (キツネ)「はぁ? 男は皆大きい方が好きって決まってんねん」 (タヌキ)「ほんと、お主は何でも勝手に決めつけるの」 (キツネ)「でも、事実やからしょうがないやん」 (タヌキ)「はいはい、そういう事にしておいてやろう」 (キツネ)「嫌味な奴ね……」 (タヌキ)「はぁ。譲ってやったのに、その言い草とはな。まぁ、じゃが口技の上手さは 譲ってはやらぬぞ」 (キツネ)「残念。フェラも私の方が上手なの」 (タヌキ)「まったく、図々しい奴じゃの」 (キツネ)「――で、どっちの方がよかったん? 勿論私やよな?」 (タヌキ)「脅しはよくないと思うぞ。なぁ、お主もそう思わぬか?」 (キツネ)「そういうあんたも脅してるように見えるんやけど」 (タヌキ)「気のせいじゃろ」 (キツネ)「狸め……」 (タヌキ)「それで? どうなんじゃ? ワシの口技の方が気持ちよかったじゃろ?」 (キツネ)「だから私やって!」 (タヌキ)「ワシじゃろ?」 (狸&狐)「…………」 (キツネ)「あーもうっ! あんたも、何を迷ってるのよ! ハッキリとしなさいよ! ハッキリと私の方が気持ちいいって言えばいいのに――」 (タヌキ)「む、何をするつもりじゃ?」 (キツネ)「何って無理やり犯して、私の方がいいって言わせ……ん、んぁっ!」 (キツネ)「わ、私の……超絶テクで……ん、気持ちいいって……言わせ、ぁっ、 言わせ……るんだから……あっ」 (タヌキ)「ほんと、お主は奇抜な行動を取るの。まぁ、しかし……ちゅっ、それなら ワシにも考えがあるぞ。ちゅぶ、ふふ……どうじゃワシのキスは……んっ、いいものじゃろ。 それに、こんな美女二人に囲まれてエッチな事が出来るなんて幸せじゃろ?」 (キツネ)「どう……よ。私の騎乗位……最高、でしょ? こう、して……んっ、はぁ、 あぁ、あっ……んんっ」 (タヌキ)「目の前で大きな胸を揺らされておるのじゃ。さぞ、いい気分なんじゃろうな」 (キツネ)「あっ、当たり前やろ……これは……んっ、んあっ、私の自慢の胸なんやから……」 (タヌキ)「それに、ワシもこうして……んっ、ちゅ、ちゅぱ……こ奴を責め立てておるしな」 (キツネ)「別にあんたの手助けなんかなくても……あっ、んんっ、んっ、んあ……あっ、 はぁ、はっ、あぁ……あぁぁ……私一人の力でイカせられるっての」 (タヌキ)「ふむ。そうなのか?」 (キツネ)「あ、当たり前でしょ……私を誰だと思ってんのよ? これくらい、余裕で…… あっ、あぁ、あんっ、あ、んんっ、ん、んあ……ふぁ……ふっ、は……あっ、ん」 (タヌキ)「おお、凄い腰使いじゃの」 (キツネ)「ふ、ふん……っ、私の腰使いであんたの精子、空になるまで出してやるんやから」 (タヌキ)「そ、それはズルイじゃろ」 (キツネ)「ふーんだ。こういうのはやったもの勝ち。やろ?」 (タヌキ)「うぐ……」 (キツネ)「ん、あぁ、あっ、はっ、んんっ、ん……あん、いいわよ……わ、私も…… だいぶ気持ちよくなって……んあっ!」 (キツネ)「あ、あぁ……あんっ、あっ、あ、はぁ……や……んっ、ん、ふっ……んっ、 ん、あぁ……あん、あっ、い、イキなさい。早くイッちゃいなさいよ。あんたの臭くて ドロドロとした精子、私の膣にたっぷりと――」 (キツネ)「んんんんっ、んんんん〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」 (キツネ)「ど、どうや……? 私の膣、気持ちよかったか? 気持ちよかったよな。 こんなにいっぱい射精したんやから……ん、ぁ……マンコからあんたの精子が溢れて きたわ」 (タヌキ)「…………」 (キツネ)「はぁ……はぁ……」 (タヌキ)「なぁ、こんな女なんかよりワシの方がよっぽど気持ちいいぞ」 (キツネ)「あ、あんた何してんのよ?」 (タヌキ)「お主ばかりいい思いをするのはダメじゃろ。こういうのはお互い、いい思いを せんとな。それにワシも先ほどからオマンコが疼いてきての。見てみ、オマンコがお主の 物を物欲しそうにヒクつかせておるじゃろ?」 (キツネ)「四つん這いになって、お尻をつきあげるなんてほんと、獣ね」 (タヌキ)「元々、獣じゃから問題なかろう。それに後ろから犯す感じ? そういうものが 男に好まれておるんじゃろ?」 (キツネ)「そんなわけないやん! それに、コイツはもう二回も射精してるんやから、 もう勃たへんやろ」 (タヌキ)「……勃っておるぞ」 (キツネ)「な――っ!? あんた、どんだけ節操ないねん!」 (タヌキ)「ふふふ、男というのは魅力的なメスの身体があれば自然と反応するものなんじゃろうな」 (キツネ)「そんなわけないやろ!」 (タヌキ)「しかし、現にあ奴は反応しておるじゃろ。それに魅力的なメスがこうして無防備な 姿で腰を振って誘惑しておるのじゃ。反応してもらわぬと困る」 (タヌキ)「まぁ、そういうわけじゃから、ワシもこ奴としてもいいじゃろ」 (キツネ)「いいわけないやろ! あんたなんかこれで十分や!」 (タヌキ)「ひゃんっ!? な、何をする……のじゃ……」 (キツネ)「ふーん。あんた乳首弱いんやな♪」 (タヌキ)「そ、そんなわけ……な、ない……」 (キツネ)「乳首だけでこんなに感じるなんて、あんたはホンマ淫乱やな」 (タヌキ)「違……っ、違うのじゃ……」 (キツネ)「こんなに感じてるんやったら、わざわざコイツとする必要なんてないんと違う?」 (タヌキ)「そ、それじゃ、勝負にならんじゃろ……」 (キツネ)「いいじゃない。このまま私の勝ちってことにすれば」 (タヌキ)「嫌じゃ。戦わずに負けるなんて嫌に決まっておる」 (キツネ)「じゃあ、私があんたを負かせてやるわ」 (タヌキ)「何……あぁんっ。ひ、ひぃ……あっ、あぁ、ぁ……あっ、んっ」 (キツネ)「いい声で鳴くじゃない」 (タヌキ)「あ、あぁ……乳首。ちくびぃ……っ」 (キツネ)「どうやら、勝負は私の勝ちで終わりそうやな」 (タヌキ)「そ、そんなぁ――――んあっ!?」 (キツネ)「ちょっ、あんた何勝手にコイツの中に入れてんのよ?」 (タヌキ)「ふぁ……あっ、あ……すご、い……」 (キツネ)「せっかく、私の勝利で終わる所やったのに……」 (タヌキ)「ひゃ、あ、あっ……あんっ、んっ、んん……」 (キツネ)「む〜〜」 (タヌキ)「後ろから……突かれるの……いい。んっ、あぁっ……はっ、いいの……とても、いい、の……」 (タヌキ)「もっと、もっとじゃ……もっと激しく突いてくれ……」 (キツネ)「はぁ。コイツ、私より酷いんやないの?」 (タヌキ)「いい。いいぞ……そのまま一番奥で射精をするのじゃ」 (タヌキ)「あぁ、あっ、あ……んっ、んあっ、はぁ……」 (タヌキ)「あぁ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」 (キツネ)「――チッ!」 (タヌキ)「あぁあっ、あ……出てる……オマンコの奥に射精されてる……」 (キツネ)「あぁ、もう! 嬉しそうな顔をしやがって……」 (タヌキ)「ふぅ……ん? もう完全に疲れきってしまったみたいじゃな」 (キツネ)「まぁ、三回もイッたんやから、さすがに疲れるやろ」 (タヌキ)「ふふ……♪ そうじゃの」 (キツネ)「でも、まだまだ私は満足してへん」 (タヌキ)「ああ、ワシもじゃ」 (キツネ)「せやから――」 (タヌキ)「悪いがこのまま続きを――っ!?」 (狸&狐)「あ、あら……? 木の葉が……」 (タヌキ)「……どうやら変身が解けてしまったようじゃな」 (キツネ)「そうやな。汗で取れたみたいやな」 (タヌキ)「くすくす……仕方ない。今回は、このまま引き下がろうかの」 (キツネ)「あはは……そうやな。それなりに楽しんだしな」 (狸&狐)「あはははははは」 (タヌキ)「はぁ。それにしても今回は本当に楽しかったの」 (キツネ)「偶には、里に降りてみるのもええな」 (タヌキ)「そうじゃの〜」 (キツネ)「でも、まだ私達の勝負の決着が付いてへんのが心残りやな」 (タヌキ)「そうじゃの。確かにそれは心残りじゃな」 (キツネ)「ええ。だから――」 (タヌキ)「分かっておる。またいずれ正式に決着をつけるとしよう」 (キツネ)「今度は圧倒的な差をつけて勝ってやるわ」 (タヌキ)「期待して待っておるぞ」 (キツネ)「その余裕の態度、ムカつくわ」 (タヌキ)「別に余裕というわけではないのじゃがな」 (キツネ)「ふん……あの男のチンコでメロメロにされてたくせによく言うわ」 (タヌキ)「何を言う。別にメロメロになんかされておらぬ」 (キツネ)「されてたやん! あんなに嬉しそうな顔をして!」 (タヌキ)「それならば、お主も嬉しそうな顔をしておったと思うが?」 (キツネ)「な、なな、何を言うのよ? そんな顔してないっての! むしろあんな 臭い精子を浴びてうんざりしてるって言うか……」 (タヌキ)「……はぁ」 (キツネ)「な、何よ?」 (タヌキ)「……疲れたの」 (キツネ)「話を逸らすなや!」 (タヌキ)「帰って、ゆっくり休みたいな」 (キツネ)「こ、この狸が……あくまで話を逸らす気なんやな」 (タヌキ)「所で……近くにいい温泉があるのじゃが」 (キツネ)「温泉!? 何よそれ、私その場所知らないんだけど」 (タヌキ)「まぁ、ワシの秘密の場所じゃからの」 (キツネ)「――それで? その温泉に私を招待してくれるんか?」 (タヌキ)「そうじゃな。疲れも癒せるし、よきライバルと一緒に湯に浸かるのも悪くは ないじゃろ」 (キツネ)「あんた……」 (タヌキ)「さて、行くとするか」 (キツネ)「仕方ないわね。ついて行ってあげるわ」 (タヌキ)「ふふふ……」 (キツネ)「あははは……」  ――終わり――