【名言朗読】元気づけられる名言 日本の文豪 夏目漱石 恐れてはいけません。暗いものをじっと見つめて、その中から、あなたの参考になるものをおつかみなさい。  私は冷かな頭で新らしい事を口にするよりも、熱した舌で平凡な説を述べる方が生きていると信じています。  芥川龍之介 最も賢い処世術は社会的因習を軽蔑しながら、しかも社会的因習と矛盾せぬ生活をすることである。 幸福とは幸福を問題にしない時をいう。 どうせ生きているからには、苦しいのはあたり前だと思え。 人間は時として、満たされるか満たされないかわからない欲望のために一生を捧げてしまう。その愚を笑う人は、つまるところ、人生に対する路傍の人に過ぎない。 人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのはばかばかしい。だが、重大に扱わなければ危険である。 菊池寛 人生のどんな隅にも、どんなつまらなそうな境遇にも、やっぱり望みはあるのだ。 最善の技術には、努力次第で誰でも達し得る。それ以上の勝敗は、その人の性格、心術、覚悟、度胸に依ることが多いだろう。 太宰治 なぜ生きていなければいけないのか、その問に悩んでいるうちは、私たち、朝の光を見ることができませぬ。そうして、私たちを苦しめているのは、ただ、この問ひとつに尽きているようでございます。 疑いながら、ためしに右へ曲るのも、信じて断乎として右へ曲るのも、その運命は同じ事です。どっちにしたって引き返すことは出来ないんだ。 怒る時に怒らなければ、人間の甲斐がありません。 毎日毎日が、奇蹟である。いや、生活の、全部が奇蹟だ。 僕は今まで、説教されて、改心したことが、まだいちどもない。説教している人を、偉いなあと思ったことも、まだ一度もない。 坂口安吾 すぐれた魂ほど、大きく悩む。 人生はつくるものだ。必然の姿などというものはない。 絶望は、愚か者の結論である。 森鴎外 武士はいざという時には飽食はしない。しかしまた空腹で大切な事に取り掛かることもない。 人に言うべき事は、最後まできちんと言うがよい。全部は言いたくないことだったら、むしろ初めから黙っていよ。 一匹の人間が持っているだけの精力を、一事に傾注すると、実際、不可能な事はなくなるかも知れない。 宮沢賢治 雨にも負けず風にも負けず、雪にも夏の暑さにも負けぬ丈夫なからだをもち、慾はなく決して怒らず、いつも静かに笑っている。 宇宙は絶えずわれらによって変化する。誰が誰よりどうだとか、誰の仕事がどうしたとか、そんなことを言つてゐるひまがあるか。