■イリアム王国 王子(聞き手)の生まれた国。大陸二番目の大きさを誇る。 民衆の教育レベルは高く、義を重んじ、助け合いの精神で支えあっている。 兵の練度も高く、王子の統率の下では高い士気により数以上の強さを見せるが、 ニルヴァ帝国との決戦に破れ、隷属国として過酷な仕打ちを受け続けている。 ■ニルヴァ帝国 王子が幽閉されている国。大陸一の大きさを誇る。 軍事力と人海戦術に富んでおり、領土を拡大し続けている。 庶民の教育レベルは低く抑えられており、扇動されやすい。 イリアム王国とカーネリア公国を下し、その他小国家を次々に平定して大陸を制覇。 搾取と略奪と暴虐の限りを尽くし、もはやその行いを咎められる国は同大陸には存在しない。 ■カーネリア公国 王子の許婚であるリアラ公女がいる国。大陸三番目の領土を誇る。 戦いに積極的なほうではなく、平和を望む節が強い。 イリアム王国と連携し、ニルヴァ帝国の領土拡大を阻止していたが、 イリアム王国の敗戦を期に、あっけなくニルヴァ帝国に支配される。 その後は破壊と搾取の限りを尽くされ、美しかった緑も人の心も枯れ果てた。