あらあら…こんな夜更けに、かわいい子羊が一匹、教会に迷い込んでしまったようですね…どうかしましたか? 眠れなくて、夜中に散歩をしていたら、この教会に辿り着いた、と… ふふっ、それにしても、よく真夜中の教会に入ろうと思いましたね? 明るい昼間ならともかく…こんな夜遅く、ましてや、この国にはあまり馴染みのない教会ですよ? ああすいません、申し遅れましたね 私はこの教会でシスターを務めております、サラと申します あの…もしよろしかったら、これから少し、私にお付き合いいただけませんか? はい、私の話し相手にでもなって頂ければ、と思いまして… 正直、私も一人で退屈しておりましたので… もちろん、お礼はさせて頂きますよ? 夜中に暇を持て余している同士、いかがでしょう? …あら、お付き合い頂けますか?ありがとうございます では、こちらの方へどうぞ 教会の裏の方に、落ち着いてお話できるところがありますので… さ、こちらです 珍しいでしょう?この教会、日本風の縁側があるんですよ なんでも、この教会を建てた先代の神父様の御意向で作られたとかなんとか この時期は虫の声を聞きながら、涼んだりできますよ? あの…もしよろしければ、耳かきでもして差し上げましょうか? 今夜こうして私達が巡り合ったのも、きっと神様の思し召し このような時間に、私の話相手になって頂くお礼も兼ねてです もちろん、あなたがお嫌いでなければ、ですが…どうでしょう? 来客用にお布団もご用意できますから、もし眠ってしまっても、大丈夫ですよ …ふふっ、では耳かきを準備しますので、少々お待ち下さい… (えーっと、たしか耳かきは…この棚に…) すいません、お待たせしてしまいました 準備が出来ましたので…さ、私の膝へどうぞ 遠慮なさらず、ほら、こちらへ… あの、その…仰向けのままですと、耳かきができないのですが… んん〜、そうですねぇ…ではまずは、顔を外側に向けて頂けますか? …はい、ありがとうございます では耳かき、始めていきますね (耳かき吐息) ふぅ…ふふっ…はぁ…もしかして、緊張してます? さっきから、肩に力が入りっぱなしですよ? せっかくの耳かきなんですから、もっとリラックス、ですよ? (耳かき吐息) どうですか?痛くはありませんか? 痒い所等ありましたら、遠慮なさらず、仰ってくださいね (耳かき吐息) この時期は、虫の声が綺麗ですね〜 この国には、綺麗な声で鳴く虫が多くて、羨ましいです コオロギに、スズムシ、マツムシ…キリギリスに、クツワムシ…でしたっけ? それぞれの鳴き声が重なって、美しいハーモニーを奏でているみたいで… あなたも、そう思いませんか? …あら、私の方が綺麗だなんて、お世辞がうまいんですから… (耳かき吐息) …あら、耳の奥の方にも…少しありますね〜… ちょっと奥まで、耳かきを入れますよ… (深耳かき吐息) …はい、奥まで綺麗になりました …もう少し、耳かき、続けますか? はい、ではもう少しだけ… (耳かき吐息) 細かいものが、多くなってきてしまいましたね… 今度は綿棒を使って、耳かきでは取りきれなかったものを、綺麗にしていきますね (綿棒吐息) んん〜…うん、綺麗になりましたよ それでは最後の仕上げに、梵天で、綺麗にしていきますね 梵天…は、ご存じですよね? よく耳かきの後ろについている、綿のようなもののことです こちらを使って、耳の中を綺麗にしていきますね (梵天吐息) はい、綺麗になりましたよ 中は綺麗になりましたが…外側に少し、細かい物が… は〜…ふ〜〜…… あっ、すいません、驚かせてしまいましたね つい息で吹いてしまいました まだ細かいのが残っているので、もう少し、吹いてもいいですか? …はい、では、失礼しますね… は〜…ふ〜〜…… は〜…ふ〜〜…… はい、綺麗になりました さて、これでこちらの耳はお終いです 顔を私の体の方に向けて、反対の耳を見せて頂けますか? …あら、こちらに顔を向けるのは、恥ずかしいですか? ふふ、こちらを向いても、私の修道服しか見えませんので、ご安心下さい はい、ありがとうございます ではこちらも、耳かきしていきますね… (耳かき吐息) 本来、耳かきというのは、あまり頻繁に行う必要はないそうですね 下手に何度もやると、耳垢を耳の奥に押し込んでしまったり、耳の中を傷つけてしまうこともあるそうですよ? もちろん、耳掃除をしないで、耳垢を溜めすぎるのもよくありません 何事も、ほどほどにが一番というわけです (耳かき吐息) んん〜…ふふっ… 私の方を向くのは、ドキドキしますか? ふふっ、さっきまでせっかくリラックスできていたのに、また肩に力が入っちゃってますよ? では一つ、教えて差し上げましょう あなたにとって、これが重要なことかどうかは分かりませんが… 私、この服の下は、何も履いてないんですよ? 神聖なものですから、下着が透けるのは、あまりよろしくありませんので… それにこの服、ちょっと生地が薄いので、今の時期はスース―するんですよね〜… …なーんて言ったら、信じますか? この服の下がどうなっているかは…ふふっ、神のみぞ知る、ですよ? もしかして…ふふっ、エッチなこと、考えちゃいましたか? あらあら、イケナイ子羊ちゃんですねぇ〜…神聖なシスター相手に、よからぬ劣情を抱くなんて… これは、天罰を与えないといけませんねぇ〜……なーんて、冗談ですよ 今夜だけは、私が赦して差し上げます、ふふふっ… (耳かき吐息) こちらも、奥の方にも溜まっていますね… 少し、奥に入れますよ…? (深耳かき吐息) …はい、綺麗になりました こちらももう少し、耳かき、して差しあげますね… (耳かき吐息) そういえば…先ほど使った梵天、なぜ「梵天」というか、知っていますか? 一説によると、この国の山伏の方が着ている服、梵天袈裟に付いているものにそっくりだ、ということから梵天と言うようになったとか 私もつい最近、知ったことなんですけどね (耳かき吐息) 細かいものが多くなってきましたので、こちらも綿棒を使っていきますね (綿棒吐息) それでは、梵天で仕上げです (梵天吐息) あら、こちらも耳の外に細かいものが… 息で吹いても…よろしいですか? …はい、ありがとうございます では、失礼して… は〜…ふ〜〜…… は〜…ふ〜〜…… んんん〜…もう少し… は〜…ふ〜〜…… は〜…ふ〜〜…… ん〜…うん、綺麗になりましたよ …あら?ちょっと手、失礼しますね… ふふっ、突然手を握られて、ドキッとしましたか? 手を見せて頂くだけですから…そんなに怖がらなくても大丈夫です んん〜…爪が少し、伸びていますね〜… もしよろしければ、このまま爪を切って差し上げますけど…どういたしましょうか? …はい、承知しました ではこのまま、爪を切らせて頂きますね あ、姿勢はそのままで大丈夫ですよ それでは爪切り、始めますね (爪切り吐息) はい、爪切りは終わりましたので、やすりで簡単に、整えていきますね せっかく綺麗な指なんですから、ここで手を抜いてはもったいないですよ? (爪切り吐息) はーい、綺麗になりましたよ では今度は、反対の手、失礼します ふふっ、爪を切るだけなんですから、そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ? (爪切り吐息) ではこちらも、やすりで爪を整えていきますね (爪切り吐息) …はい、終わりましたよ …あらあら、眠くなってしまいましたか お布団もご用意できますが…ふふっ、このままの方がよろしいですか? 私は構いませんよ、眠るまで、傍にいますから… ふふふっ、おやすみなさい…