(正位置・通常) さあ、膝枕だ。 遠慮なく頭を乗せてくれたまえ。 (SE:膝枕音、右耳が上) (右・通常) (独り言) うん、うん・・・。 思った通りだ・・・。 ああ、すまないね。 これは理想の耳かきができそうだと思ってね。 それじゃ、始めさせてもらうよ。 (右・接近しながら) リラックスしてね〜。 (耳かき開始) (右・接近) 大丈夫だよ。 痛くしないから。 ・・・ね? 痛くないだろう? (間) うん、うん。 これは、かなり耳垢が溜まってるね。 こういう耳を待ってたんだ。 (間) はぁ、はぁ、すごい、すごいよ、キミの耳。 こんなに溜まってるなんて。 さっきから取っても取っても全然減らないんだ。 まさに理想郷だよ。 ありがとう、ありがとう。 (間) はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜。 はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜。 一体、どのぐらいの間、耳掃除をしなかったんだい? ・・・なるほど。 そんな長期間、耳掃除をしないなんて、キミは相当なズボラなんだね。 でも、いいよ〜、いいよ〜。 最高だよ〜。 このままズボラでいてくれたまえ。 そして、また耳垢が溜まった頃に、耳掃除をアタシにさせてくれたまえ。 (間) はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜。 はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜。 ああ、この耳垢を擦る音。 キミにも聞こえているだろう? 堪らないよ。 この音のハーモニー。 芸術だよ。 はぁ、はぁ、アタシの腕を見てくれよ。 さっきから興奮して鳥肌が立ちっぱなしなんだ。 はぁ、はぁ、堪らんっ。 (間) はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜。 はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜。 え? 息遣いが荒くて怖い? そ、それはすまなかった。 だが、こんな耳を目の前にしたら、誰だってこうなるさ。 ああ、本当に堪らん。 (間) はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜。 はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜。 ああ、ここを擦って、こっちを擦って、あっちも、こっちも。 ああ、ああ、何だ、この無限耳かきは。 全く取り終わる気配がない。 最高だよ〜。 (間) はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜。 はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜。 ん? ああ、アタシが耳かきに目覚めたのは5年前だよ。 インターネットで耳かき動画というのを見てね。 すごい衝撃だったよ。 大きな耳垢が次々と耳から出てくるんだ。 ああ、あれ以来、アタシは耳かきせずにはいられない体になってしまったんだ。 はぁああ〜。 ああ、いい、いいよ、キミの耳、本当にいいよ。 こんなに耳垢だらけで、耳かきのしがいがある人、そうそういないからね。 ああ、ああ、本当に素晴らしい。 ありがとう、ありがとう。 (間) はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜。 はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜。 お、おお〜、また大きいのが取れた。 すごい、すごいよ〜。 ゾクゾクするぅ〜〜。 あ、気が付いてかい? そうだよ、さっきからキミの耳垢は全て取っておいてるんだ。 あとでじっくりサイズや形状を観察するんだよ。 今から楽しみだよ。 ええ? 変態っぽい? 失礼だな。 アタシはただの耳かきマニアってだけだよ〜。 はぁああ、堪らん〜。 (間) はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜。 はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜、はぁ〜〜。 はぁ〜〜・・・、と。 おっけー。 こっちの耳は終わったよ。 最後にフーフーして上げるからね。 もうちょっと、いい子にしててね〜。 (SE:梵天音) ふ〜〜〜〜〜。 (SE:梵天音) ふ〜〜〜〜〜。 (SE:梵天音) ふ〜〜〜〜〜。 (右・通常) はぁ〜。 耳垢がいっぱい取れたよ。 たまら〜〜ん。 じゃあ、ほら。 はよ、反対の耳も見せてよ。