(子供をあやすように優しく話しかける) どうしたんだ? ほら、こっちおいで。 よしよし。 もう大丈夫、大丈夫。 俺がこうして傍にいてやるから、な? 泣きたかったから泣いていいんだよ。 我慢するの、ツライだろ? 泣いてる間、こうして抱きしめててやるから。 だから、無理すんなって。 ほら、俺の胸で泣きな。 (SE:抱きしめる音) よしよし。 いっぱい我慢してたんだな。 キミの涙が止まるまで、こうしてて上げるから。 すーはー、すーはー、すーはー、すーはー。 すーはー、すーはー、すーはー、すーはー。 こんなになるまで我慢して・・・。 意地っ張りだな、キミは。 よしよし。 いいんだよ、泣きたいだけ泣いて。 その為に俺がいるんだから。 (間) よしよし。 いっぱい泣きなよ。 俺はこうやってずっと抱きしめてるから。 だから、大丈夫だよ。 キミは一人じゃない。 な?OK? よしよし。 (間) (独り言のように) どうしようもなく寂しい時ってあるよな。 何なんだろう。 (苦笑しながら)ふっ、俺もあるよ、そういう時。 (子供に言い聞かせるように) 俺はさ、男だから我慢するけど、キミは女の子なんだから、(ここはちょっとからかうように)我慢とかしなくていーの。 キミが泣く時に貸す胸ぐらい、いつでも空けてるからさ。 だから、今度からは我慢しないこと。 約束だぞ。 (優しく微笑みながら) ふっ、とりあえず、こんなに辛くなるまで我慢してたバーツ(罰)。 デコピンの刑だな。 (SE:デコピンの音) (微笑みながら) 痛かった? ふっ、ごめんね。 でもキミの心は、今のデコピンより痛かったでしょ? そんなになるまで我慢するとか、絶対にダメだよ。 俺との約束、守れる? (間) うん、よしよし。 (間) あ、デコピンのところ、ちょっと赤くなっちゃったね。 ごめんな、手加減したんだけど。 じゃあ、お詫びに・・・。 おでこにキス。 ・・・ちゅ。 キミが元気になれるように、おまじないだよ。 ん? 少しは落ち着いた? 良かった。 明日はキミの笑顔を見せてね。 よしよし。