ちゅっ……くちゅっ、ちゅるっ。はぁ……はぁ……。 なんだか……不思議な感じ……ね。この部屋に、貴方がいることも。 今こうしていることも……。 ちゅっ。……ぁ。……というか。まだ、ちょっと信じられないかも……。 てっきり、正体を知られた後は。嫌われてしまって終わりだと思っていたから……。 んっ……。ぁ……。 ううん、違う。本当は期待していたのかもしれない。 私はずっとこうなりたかったの……。 ずっと、貴方にすべてを知って欲しかった……。 胸を張って、貴方の恋人だと言える存在になりたかった。 呪いが解けるのは絶望的だと知りながら、どうしても諦めきれなかったのは……。 貴方なら、すべてを打ち明けても。まだ私と一緒にいてくれるんじゃないかって。 心の奥底では、期待していたから……。 ……本当に私、身勝手よね。貴方はこんな私のこと、怒ったっていいのに……。 それでも傍にいてくれるなんて。本当に、優しいんだから……。 大好き。いつも本当にありがとう。 えっ……? 絶望的じゃ、ない……? そんな……。私と、探してくれるの? 呪いを解く方法を? 見つかるまで……ずっと一緒にいてくれるの? ありがとう……。私も……私もよ! 貴方が大好き。 ずっと、こうして……貴方と一緒にいられる人になりたい。 嬉しいわ。ありがとう……。 そうよね。貴方って、そういう人よね。 どんなに困難なことでも……貴方は決して諦めたりしない。 そんな貴方の姿に、私は勇気づけられたのにね。当の私がくじけてちゃ、いけないわよね! ……私も、諦めないわ。必ず、ここから出てみせる。だって私。貴方と出かけたいところ、貴方と見たいもの。本当はたくさんあるの。そのためなら……そうね! 本棚ごと外に出る形になったって、構わないわ。 ……本棚背負って歩いたって、いいわ。 ふふ……大好き。貴方って、本当にすごいわ。 普段は気の弱そうにしているのに……本当は、誰よりも強いのよね! 大好き。私、貴方のためだったなら、なんだってしたい。 いいえ、するわ! 好き……本当に大好きよ。 ちゅっ、ちゅっ。あのね……今ね。私、貴方の喜ぶこと、全部したい気持ちなの。 させて、欲しいの。 だから。その……うまくできないかもしれないけど。精一杯、するから。 しても……いい? ふふふふふ……。ありがとう! ちゅっ。ふふ。気持ちいい。貴方のほっぺ、すべすべね。 ずっとさわって、いたいかも。 今ね……夢みたいな気分よ。 大好きな貴方と、今までよりも、もっと仲良くなれるんだもの。 ……あの、私。こういうことは。 恋人同士でする、キス以上の、ことは。したことがないのだけど……。 貴方も同じように緊張しているんだって思ったら……なんだか安心、したかも。 大丈夫よ。どきどきしてるのは……私も一緒。だから……いつもと同じで、大丈夫よ。 ん……ちゅっ。ふふっ……ちゅっ。れろっ……ちゅぱっ。ふふふ……。 『気持ちいい……』? ふふ……私もよ。もっとしたいし……。 ちゅっ。 ずっと……いくらでも、ずっと……。 ちゅっ。……していたい……。 私たち……キスをするのは、初めてじゃないけど。今日。初めてした日みたいに、幸せな気持ちよ。 好きよ……。大好き。 ずうっと、一緒よ。 ……え? ううん。私の方が好きよ。私の方が、貴方のこと、大好き! えっ? そこは譲れない? 『私の気持ちの方が大きくて強い』? うふふ。……意外と頑固、なのよね?でも、譲らないで……私も譲らないから。 ふふふ……。あのね、今すごく幸せなの。 私、本当はずっと。この部屋に貴方を招いて……。 こんな風に、いちゃいちゃしてみたかったの。 ああ、暖かい……。貴方は、身体も。心も。すべてが、とても暖かい。 こうして、肌をくっつけているだけで。とても安心する……。 ……ね。このお洋服、どうやって脱がすの? あ、こうかしら。ふふふ。 あっ……。うん。私も……お願い、するわ。脱がせて……くれるかしら? ……なんだか、当たり前なんだけど。 すごく恥ずかしい……。 あ。い、いいの。やめないで……!して、いいのよ。……ううん。して、ほしいの。 あっ……。 平気よ……続けて、いいの。ちょっとびっくりした。だけだから……。 嬉しいから……。 あ、あの、ね。実は……。私の、身体。 本当はね。い。一生。誰にも触ってもらえないのかもって思っていたの……。 人間で、なくなってしまった私には。 ……セックス。なんて、きっと縁のないこと……。 私は生涯。いつ命が終わるかもわからないまま。 誰にも愛されずに生きていくのが自然だって……。 そんな風に、悲観したこともあったから……。ちょっと、緊張して、しまって。 ……でも。今は貴方がいる! 貴方が。すべて知った上で……それでも私に触れてくれる。 私ね。今。 とっ、ても幸せよ。 こんなに素敵な貴方と、こんなに素敵な時間が過ごせるんだったら。 今までの淋しさも全部無駄じゃなかった。 大好きよ。私を選んでくれて。本当にありがとう……。 ふふ、大好き! あっ……。 う。うん、大丈夫……。私の……胸。 さわって……? あっ……。ん、はぁ……はぁ……。あっ。 うん……平気よ。貴方の、好きなようにして、大丈夫。 はぁ、はぁ……。あの……ね。 ちょっとくらい……乱暴になったって、いいの。よ。 貴方も私の身体に関心があるんだって思うと。嬉しいし……。 そんな貴方も……私、見てみたい、の。 だって。あの。もう、もちろんわかってるだろうけど……。 私、ずっと。貴方に愛してもらうことが夢だったの。 だから私。貴方にだったら、どんなことだって……。して、ほしいの。 あ、っ。ん……。あぁっ……! なんだかっ……。あっ。んんっ……。 うん。大丈夫よ……。なんだかね? 不思議な感じなの……。 貴方に、触れられて。とても恥ずかしいはずなのだけど……。 すごく落ち着く、ような。これが、すごく安心することのような。そんな気もするの……。 んっ……。あ。はぁ、はぁ、はぁ……。 うん……っ。すごく、気持ちいい……。 ぁっ、はぁ、はぁ……。 ふふ。すごく幸せよ……。 んっ……! あ……。 んっ。 んっ……。あぁっ……。 ありがとう……。私を気遣って、くれるのね。 でも大丈夫……。その……。もっと強くしたって……平気よ。 というか、その……どんな感じ? なの? おっぱい、吸うって、いうのは……。 あ、んっ。そう……なの? んっ、あ。あぁっ……。 私は、ね。今、貴方のことが、すごく可愛い……。 んっ……。夢中でおっぱい吸ってる、貴方を見てたら……。 なんでもしてあげたいって、気持ちに。んっ、なるの……。 あ……はぁ……はぁ……。 あぁっ……! すごく幸せ……。ありがとう……。好きな人に、してもらうのって。こんな気持ちに、なるものなのね……。 すごい……。 あ。こっちのおっぱいも、欲しいの……? う、ん……。あげるわ……。 どう……ぞ? あっ……。 んっ。ん……あぁっ。んっ、ふっ……んぅ。ん、あっ……。 はぁ、はぁ、はぁっ……。 んっ……。ちゅっ。くちゅっ。 はぁ、はぁ、はぁっ……。 ん……くちゅっ。ちゅっ。 ふふふ……幸せ。 でも……。んっ。あ。 もう……! なんだか貴方ばかり、ずるい。わ……! ……ねえ。私もしたい! ふふっ。さっきまでと、逆ね。 うふふふふっ。……うん。なんだかいい感じ。しっくりくるわ。 今度は、私の番? なんだから。 ねぇ。私もしたい……。させてくれる? 【2954文字】