『死神少女と、生死の狭間で(case.5 イミ)〜クールで無表情な天才少女が実験台にしてくれるなら〜』 閲覧用台本/(黎明機構第三研究開発部) ---------------------------------------------------------------------------------------------------- :諸注意 「注意事項。本作品の内容は、全て架空のもの」 「作中の登場人物はみな、既に死亡しており、18歳未満のキャラクターは登場しない」 「本作品は成人向けの内容。18歳未満の購入、視聴を禁止する」 「視聴の際は、周囲の環境に十分注意すること。本作品を利用した事によって何らかの問題が生じた場合、当サークルは一切の責任を負わないものとする」 「また、作中の行為を現実の世界において実行すると、刑罰の対象となる場合がある。留意して」 「……理解した? じゃあ……始める、よ」 ---------------------------------------------------------------------------------------------------- ---------------------------------------------------------------------------------------------------- :実験概要説明 「……11月21日23時21分、被験体、覚醒」 「これより説明の後、実験開始」 「どれだけ声をあげても無駄よ。物理的に外界には通じていないし、この空間のことは誰も知らない」 「ただ、例外としてふたつ……、私の匂いを嗅ぎつけて、ついてくる可能性のあったあの子は、懐柔済み」 「もうひとつ……、第零宮情報管理部だけが監視しているけれど、黙認されている以上、私がフィールドを解除するまで、私とあなた以外の何かがここに存在することはない」 「もちろん監視を逃れることも可能だけど、なんらかのアクシデントにより、私たちの存在が観測できなくなり、完全に外界と断絶される危険性を考慮した」 「……いきなりこんな説明ばかりされても、何もわからない、よね」 「さて、本題を簡潔に説明するわ」 「本日、あなたは死亡し、私は死神としての権限を行使。肉体を霊体として複製し、魂をここへ連れてきた」 「正式に死の世界へ案内する前に。あなたにはこれから、私の行う実験において、被験体となってもらう」 「あなたの四肢は一時的に拘束しているけれど、許可したタイミングでは一部のみの拘束とする」 「食事や排泄の心配はしなくていいわ。この世界では精神の状態しだいで何も食べずとも存在していけるし、何も食べなければ排泄の必要はないから」 「基本的に拒否権はない。実験終了後、複製の霊体は消去、魂は死亡時の状態に復元し、通常通り輪廻の流れに戻す」 「その頃にあなたは何も覚えていないし、そもそも裁きを受けるまでは自発的に行動を起こせない状態になっていく」 「この扱いの対価として、ささやかだけれど」 「あなたの質問には答えてあげる。私の知識が及ぶ限り、その全てに」 「私……? そうね。名乗っていなかった。私は一方的にあなたのデータを集めながら、あなたは私のことを一切知らない」 「この点については謝罪するわ。ごめんなさい」 「私はイミ。生きていた頃の本名は井垣意美[いがきいみ]。誕生日は1月9日、血液型はA型」 「現在の霊体の体長は121cm、体重は23kg」 「死神界歴3269年、聖少女死神計画98人目のケースとして実験に成功、死神となる」 「死神器は物質ではなく魂魄依存のもの(死神技[しじんぎ])。説明用の能力名は『アビス・インテリジェンス』」 「過去の知識であれば、私が知らないことは、ほぼ存在しない」 「……の、だけれど。私の持つ知識は経験や実践を伴っていないから、そろそろ知りたいと思って」 「そう。今回は、男女の生殖行為に関すること。そして……私は感情が乏しいらしいから……、正確には、感情表現が苦手なの」 「だから、目的は、あなたの反応をデータにとりつつ、副次的な目的は、自分自身の感情を刺激し、変化を記録し、理解すること」 「今回に限って、高度な理論はあまり必要ない。私にとっては……こちらのほうが難しいのではないかと考えている」 「……えぇ。なぜ、あなたを選んだ、か?」 「……たまたま、私の知識欲が膨れ上がった時に、あなたの担当になった、というだけ」 「若い男性の案内をするケースは全体的に見れば少ないけれど、他に理由はない」 「もし特別な何かがあると思ったのなら……思い上がらないほうがいいわ。あなたは単なる被験体」 「……はぁ。……さて。説明は以上でいいかしら。そろそろ実験を開始したい」 「ここでは、誰にも邪魔されず、誰にも危害を加える心配はない。ただ私の知識欲を満たすためだけの空間」 「……お願い。あなたの最後の時間を、私にちょうだい?」 ---------------------------------------------------------------------------------------------------- :実験開始 「実験は実時間にして約24時間、明日の24時までとする。その間、あなたには一般的とされている性的接触、および愛情表現などの対象となってもらう」 「あなたから積極的に何かしようとする必要はない。自然に受け入れてくれれば……、それでいい、よ」 「まずは……身体的接触の前に、触覚以外での反応を試す」 「あなたの視線の動き、脳波、脈拍、血圧、呼吸などの信号は、覚醒前から実験終了まで常に観測、記録している」 「そして、私の脳に先ほどから浮かんでいる、ある仮説を実証したい」 「こうして近付いて……。椅子に座ると……、……ええ。私の下着、丸見え、だね?」 「……視線の集中、ペニスのわずかな膨張を確認」 「やはりあなたは、私みたいな外見に、肉体的刺激を伴わずとも、性的興奮を覚える嗜好があるの?」 「……了解した。蔑むような意図はないし、むしろ好都合。初期段階から、大きな反応が期待できる」 「視覚以外にも考えてはいたけれど……実証にはこれだけで十分だったわ」 「では、これより身体的接触に移る。まずは……手に触れる」 「……さわ……さわ。……手の甲から、指先へ」 「……手を握るわ。握り返してくれても、そのままでも、構わない。……ぎゅう…………」 「これだけ体格に、手の大きさに差があれば、与し易いと見られる可能性も当然想定していたけれど、抵抗する気はないようね。……助かる」 「たったこれだけの接触で、随分と大きい反応が観測できているわ」 「あなたにとっては、他人と手を触れあうという行為も、珍しいことなのね?」 「私も、こうしてちゃんと男性と触れ合うのは……生前、幼い頃にパパと交わしたスキンシップ以来かしら」 「……男性以外? そうね、それに比べれば頻繁に。……あの子達は積極的すぎる」 「さて。このまま全身の反応を確かめる前に、これを済ませておきたい」 「キス。接吻。口づけ。……比較的容易に行うことのできる、粘膜同士の接触」 「文化圏によって差異はあるものの、愛の表現、誓いの儀式として用いられるわね」 「では、早速だけれど。……ゆっくり顔を近付けるわ」 「ん。……唇をもっと突き出して。……そう」 「……ん……んんぅ……。……ちゅ……ちゅぱ……んえ……」 「……っは……何? 驚いた? ……いきなり舌を口腔内に挿入することは、あまり一般的ではなかったかしら」 「あの子はいつもこうなのだけど……」 「もう驚かないで。この段階では舌を絡める以上のことはしないわ」 「はい、もう一度。……ん……」 「……ちゅ……じゅぷ……ちゅぱ……、……んん……んむ……ちゅ……ちゅう……」 「……ん……ちゅ……、じゅ……ん、んん……むむ……ちぅ……んぁ……」 「……むむ……れろ……ん……むちゅ……ん……、むぅ……じゅ……ちゅ、ぷはっ」 「……ふぅ……。目が熱を帯びているように見受けられる。呼吸も……単に息苦しかったというだけではないようね」 「快感は感じられたかしら? ……わかった。記録しておく」 「インターバルをはさんで、もう一度、実行するわ」 「今度は、舌を動かしてもいい? ……駄目と言われても、やめる気はないけれど」 「軟口蓋や口腔底、歯茎にも、舌で触れてみたい」 「うん……いく、よ……。ん……ふ……ちゅ……じゅう……ちゅぱっ……」 「んぅ……るる……もご……んん。えれ……れろ。れろれおえお……」 「ぁ……ん……んえぇ……。えぉ……むむ……じゅ……もご……えぉえぉ……」 「ぅぐ……ん、むぅ。んんん……じゅ……じゅぷ……ちゅぷ……ぷぅ……」 「ん……ぅー……糸、引いて……ぺろ。」 「……扇情的な表現として知識にはある。……どう? 興奮は高まった?」 「……わかった。記録」 「……ふぅ……。……数分だけ休憩とするから。次の実験のために、息を整えておいて」 ---------------------------------------------------------------------------------------------------- :全身観察 「……11月22日0時13分、実験再開。次は、あなたの全身を観察、接触、刺激させてもらう」 「あなたを拘束している椅子は、観察しやすいように傾けて横にすることができるの。倒すわね」 「理論上、どのような部位でも性的体験と紐づけることで性感帯になりうるけれど、個体差があるようだから……あなたについて、調べさせてもらうわ」 「……では、これから順番に、主要箇所に触れていく」 「……頭部。わずかに反応あり」 「……耳。大きく反応あり」 「……頬。……首筋。わずかに反応あり」 「……鎖骨。……胸部。……乳頭。……大きく反応あり。……わずかに乳首の勃起を確認」 「……腹部。……臍。……鼠蹊部。……反応あり」 「……太腿。……膝裏。……脹脛。……すね。……足首。……かかと。……足裏。……反応あり。単純に危険部位への刺激による反応と思われる」 「……ふぅ……。おおかた把握した。次は、反応が大きかった、耳と乳首を重点的に刺激し、記録させてもらう」 「まずは、耳。……神経が集中しているから、性感帯とされることは多いわね」 「最初はきっと、手で触れるよりも……」 「……ふぅーっ……」 「くすぐったい? ……このまま耳元で囁きながら……、舌で刺激を与えてみる」 「汚くなどはない。あなたのこの霊体は複製段階で入念に洗浄、消毒済み」 「……それはそれで少し残念……? その感情の動きも知識としてはあるわ。理解までは、あまりできないけれど」 「れろ……ぺちゃ……、っ……!」 「最初は反応として仕方ないけれど……頭部はあまり動かさないように耐えたほうがいい。無理な体勢になって首を痛めてしまう」 「改めて、外側から……ん……れろ……ちゅぱ……ぺろ……ぺろ……ぺろ……ちゅ……じゅ……ちゅう……れろ……」 「耳珠……この蓋のような突起部分のことよ……ここをつん、つん、と舌で突いたり……れ、れろ……ちゅ……れろ、ん、れぁ……」 「くぼみまで……ちゅ……じゅる……じゅ……ちゅぱ……ぺろ……じゅ、ちゅじゅじゅ……じゅじゅじゅ……ずる……ちゅぱ……ちゅう……ぷはっ」 「唾液を多めに使い、中耳内気圧への影響を注意しながら吸ってみたけれど、不快感はないかしら?」 「そう。ならば、このまま。反対も……。ん……れぉ……じゅるる……ぺろ……ぺろ……ちゅ……ちゅぱ……ぺろ……ぺろ……ぺろ……ちゅ……じゅ……ちゅう……れろぉ……」 「耳珠を……つん、つん……れぉ、れろ……ちゅ……れろ、ん、れぇ……」 「くぼみ……ちゅ……じゅる……じゅ……ちゅぱ……ぺろ……じゅ、じゅじゅうう……じゅじゅじゅ……ずる……ちゅぱ……ちゅう……ぷはっ」 「……目を細めて……とても気持ち良さそうね」 「実験開始から最大の規模でペニスが膨張しているけれど……まだ、我慢よ」 「次は、乳首。まずは……片方だけ……周りを指でなぞっていく」 「そーっと……。……くる……くる……くる……。円をどんどん小さく……」 「だんだん先端に近づけていく。ぐる……ぐる……ぐるぐる……」 「乳首に触れるか触れないかの位置から……ゆっくりと……」 「……ちょん。…………面白い反応だわ。びく、と体が痙攣して……」 「反対も同じようにしていくわ……もう、同様の反応はないでしょうけど」 「くる……くる……くる……。……円をどんどん狭めて……」 「だんだん先端に近づけていく。ぐる……ぐる……ぐる……ゆっくりと……。そして……」 「『両方』、ちょんっ」 「突然、同時に触れられるとは思っていなかった? また、痙攣しちゃった、ね」 「……ん……上に、乗らせてもらうわ……。ここからは、同時。両手の指で……はじく。……つまむ。……ひっかく」 「すっかり勃起しきった先端を、つまんだまま、ひねったり。引っ張りまわしたり。……掌でころがしたり…………」 「次は……口で。……ふぅ……。……ちゅっ……って、……軽くご挨拶してから……」 「ちゅうううう……そのまま、吸い付いたり……」 「えれ……れおれろれろ……舌で、舐め回したり……」 「弾いたり、つついたり……」 「ぐちゃぐちゃに、こねまわしたり……♪」 「じゅ、じゆるるるる……もご、もご、ちゅ、じゅぱ、ちゅう……ちゅう……じゅ……ぱッ、ちろちろちろちろ……れろ……ぺろ……ちゅ……じゅる、じゅうううううううっ! っぷはぁ……」 「反対側も、同じように……。その間、こっちの赤くなった……私の唾液でぬるぬるの乳首は、指でぐりぐり、乱暴にこねくり回してあげる」 「ちゅ……じゅじゅ……ちゅうううううう……えぉ、ぺろぺろぺろ……ちゅ、ちゅぱ、れっ、ん、ちゅ……もご、もむ……もむ……」 「じゅぷ……じゅるるるる……ぺちゃ……ぺろ……ちゅう……ちゅぱ……ちゅ……じゅ……じゅうううううううう……! っぷ……はぁ……ふう……」 「……少し、涙ぐんで……それほどまでに快感があったのね……」 「尿道球腺液もタラタラと滴り落ちて……。これでは、次の実験が即時終了してしまうかもしれない」 「少し休憩時間をとるわ。次からが射精を伴う行程になるから、それまでオーガズムに達しないよう、興奮を落ち着けて」 ---------------------------------------------------------------------------------------------------- :射精実験 「さて、実験の段階としてはそろそろ本番、といえる行程に差し掛かっている」 「きっと、先ほどから待ち望んでいたのだろうけれど……次は、ここ。男性器。ペニス」 「性差によって最も違いが現れる部分ね。私も、男性の肉体についている実物を、しっかりと観察する機会は、初めてと言ってもいい」 「先ほどから、主に耳や乳首への刺激で、膨張を続けているあなたのペニス。これから観察、接触、刺激を行っていくわ」 「膨張時の全長は現在、11.7cm……日本人男性としては平均値の範囲内」 「直径は2.8cm……。……問題ない……」 「包皮は仮性包茎。現在、亀頭の半分ほど露出している。……少し、手で……捲れば……、……完全に露出を確認」 「色、形、ともに正常。……少々、左に歪曲している傾向が見られるが、それ以外は一般的な形状の範囲といえる」 「……(すん、すん)……仮性包茎のためか、明確なアンモニア臭を感じる」 「……ぺろ……れろ……。反応よし。先ほどのような刺激臭による風味はあるものの……味自体は無味に近い」 「それでは、指でペニスに触れていく。……亀頭、尿道口……かりくび……」 「包皮小帯……俗に裏筋と呼ばれるわね……快感を得るにはここが一番効果的という男性は多い」 「さらに……包皮ごと握り込むようにして……“かわおな”状態、で……。亀頭への刺激が鈍くなるから、長い時間、快感のみを得るにはうってつけ……」 「……しこ……しこ……。……ああ。休憩を挿んだとはいえ、もう、興奮は十分高まってしまっているのだったわ」 「それならば、いっそ過程をとばして……」 「……ぺろ。れろれろれろ……」 「舌と口での刺激に移行する。私にあるのは知識だけだから、実際の技術はそれほど快感を得るのに向かないでしょう」 「んぁ……む……あぁむ……あぁ……、ほら、きっと、快感より痛みが……」 「じゅるる……、ふぇ? イク? ちょっとまって、もう……んんんっ! むぅううううううううっ!」 「ぷはぁっ……、けほっ、えほっ……。はぁ……はぁ……」 「ぅえ……精液、の、あ、味は……もむもむ……んぐっ、ごくっ……」 「独特の苦みと臭み……知識と感覚を、紐づけておかないと」 「ふぅ……少し想定外だったわ……。なぜかしら。私の技術は、決して高くないと自己評価を下しているのだけれど……」 「あなたの性的嗜好と関係があるのかもしれないわね。正直に教えて」 「……やっぱり。精神的な部分が大きかったのね」 「私があなたのペニスを口に含んだという事実だけで、あの状態からのオーガズムには十分だったと」 「得心したわ。ありがとう……と言っていいのかしら。心境としてはなんとも言えない」 「はぁ……しかし、これでは十分な記録ができたとは言えないわ。もう少し、時間をかけて行為を記録しないと」 「……射精によってペニスの縮小がみられるけれど……刺激によって再度勃起させることは可能のはず。……もう一度、がんばって」 「そー……と……いまなら、こうして手でいじっても……。むしろ、こちらのほうが適しているはず」 「私の唾液が残っているから、快感も増しているのではないかしら。根元から握って……ぐに……ぐに……」 「あぁ、容易に大きさを取り戻してきたわね。もう少し、だよ……。……しこ……しこ……。しこ……しこ……」 「……うん。申し分ない……。それではもう一度、……いただきます」 「ぺろ……れろ……ぇ……れぉ……ぇろぇろえろ……ちゅ……ちゅぱ……じゅう……ちゅる……ちゅう……」 「ふぁ……あ……あむ……もご……もむ……んぅ、んっ、ん……」 「もご……もむ……ちゅ……んっ、ん、んあっ、あむ、あむ……」 「……んっ、んぅ……何? どうしたの?」 「ぷはぁ……なにか問題が起きたわけではないの? れろ……えろ……」 「…………、では、こうさせることが、目的……。……あぁ、上目遣いで、顔を見られながら、だと……興奮が高まるのね」 「注文に答えるのも癪だけれど……様々な条件を試す意味で、了承するわ。あむ……」 「んっ、んっ……んぅ。……じゅう……もむもむ……。……どう? 興奮する?」 「じゅるるるる……じゅる……じゅ、ちゅ……ぷはぁ……れろれろ……あむ……もむ……もご……」 「もむ……もむ……ほぁ……。ねぇ……、きもちいい?」 「じゅぷ……じゅぷ……じゅる、じゅるる……おぐ、もむ……ん、ん、っ、イく? また、イくのね?」 「はむっ、じゅ、ぷ、じゅ、じゅっ、ぐっ、いいわよ、好きなだけ、出して……あむ、あむ、もぐ……もむ……ずる、ずず……」 「お……んっ、んっ、んっ、んんっ! おっ、む、んんんんんんぅぅぅ〜〜〜〜〜!!」 「ん……む……、ん……じゅ……んんぅ…………」 「んぇ……あ……うぇ…………ぅ、ぷ……はぁ……」 「さすがに……さっきより量と濃度は少ないけれど……、記録には十分ね」 「二度も飲み込むよりはと、吐き出してみたけれど……これでは手が使えないわ……後始末をするから、少し待っていて」 「これで、あなたのペニスを消毒しながら拭くわ。ちょっと冷たいけれど……我慢してね」 「…………ん…………ふぅ…………ん…………すぅ…………はぁ………………」 「綺麗になったわ。……あと、全身も、濡れタオルで拭いてあげる。気になるところがあったら言って」 「…………ん…………んぅー、ふぅ……ぅ、……はぁ…………ん……っ……しょ…………すぅ…………はぁ…………ん、っと…………はぁ…………」 「……あ……。……ん、ふ……ぅ、……ん…………ん……っ……すぅ…………はぁ…………すぅ……はぁ…………、……っと……」 「……ふー。……おしまい。……さて、服は着せてあげられないけれど、せめて毛布をかけてあげる」 「ええ。死んでしまったからと言っても、睡眠欲は存在するわ。疲労感もあるでしょう」 「この世界では、体の調子はまず、精神の状態に依存するの。心に激しいショックを受けたら、体も動かなくなる。比喩でもなんでもなく」 「今から睡眠休憩とするから、精神をできる限り、リセットして」 「……あなたにとっては、最後の夜になるわ。……ゆっくり、おやすみなさい」 ---------------------------------------------------------------------------------------------------- :真夜中の自己実験と性処理 「……ふぅ……ぁ……はぁ……」 「……ん、……んぅ…………あっ。……んん……はぁ……」 「……覚醒してしまったのね。この空間に他の部屋はないから……やはり睡眠を妨害してしまったかしら。ごめんなさい」 「……ん、んぅ……? ……覚醒時特有のペニスの膨張とともに……興奮を確認。……つらい?」 「……私の自己実験を観察した結果、性的欲求が高まってしまっ、た……の……?」 「……了解したわ。……そうね。睡眠時間中でも拘束を解くことは許可できないから、私が処理する」 「ただ……こちらの実験も終了していない……から」 「っ、と、……こっちに、椅子を移動させて……」 「……行儀が悪いけれど、足で処理させてもらうのはどうかしら。……少し喜んだように見えるのは、気のせいではないわね。……記録」 「そうね、せめてこれだけ選択させてあげる。……この靴下は脱いだほうがいい? このままがいい?」 「……このまま、ね。了解。……では、実験を再開する」 「……ん……ふっ、……っく……ん……しょ……っと……ぅん……はっ……はぁ……」 「……体を動かすのは得意ではないから、こんな風に高度な動き、上手くできないけれど……」 「快感となるような刺激は与えられているかしら? ……っく、っ……っ」 「……そう。良かったわ。……では、私はこのまま、自分の実験を続けさせてもらう」 「……はぁ……ん……、っく……しょ……。……ん、ん……んん……、はぁ……っ、はぁ……」 「……んん、早くも、冷たい感触が……靴下を通して、足の裏に伝わってきたのだけれど……」 「……そう、私のこんな姿だけでも、十分に性的興奮を覚えるのだったわね……」 「……ん。はぁっ、ん……ふぅ……ぁ……はぁ……ん、……ん…………あっ……ん」 「足を動かすペースと、下着の上から、陰核を擦るペース……、同じにしたり……交互にしたり……」 「……ええ。今は私自身の実験がメイン。気にせずに、好きな時に射精していい、よ」 「……んっ、んっ……ふぅ、はっ、ふっ、んっ、んん……ふっ、ふっ、っく、はぁ……」 「……え? ……そう、ん、っくぅ……、……もう、いき、そう、なの、ね。……うん、っぅん、んっ、はぁ、ふぅ……」 「あっ、はっ、はっ、っく……ぁ、んっ、ふっ、んっ、はぁっ、は、ぁぁあっ……っ! っく、っ、はっ、はっ、はああぁっ」 「……あっ、ん! っはあ……っ! でて……、でてきた……。はぁ……ぅ……、っと……。くぅ……」 「はぁ……っ、は……う、うぅ……んぅー……、……靴下が、想定以上にべとべとに汚れてしまって……」 「正常に実験を続けられたものではないわ。すぐに替えないと……。……一時中断」 「ふぅ……あなたの霊体の体調は、ある程度ならこちらで制御できるけれど……こんな短時間に、足の刺激だけで、よくこんなに出せ、る……、……」 「(すん)……(くんくん)……。……私自身の体臭も混じっているとはいえ……やはり進んで感じ取りたい臭いではないわね」 「……何か、おかしかった? 今は知的好奇心に基づいて行動しているだけ。残念ながら、私の感情の起伏範囲に変化らしい変化はなかった」 「さぁ、もう興奮は収まったでしょう。落ち着いたら早く寝ること。次の行程の前に、一度しっかり睡眠をとってもらわないと困る」 「……私は実験を続けるけれど、邪魔にならないようにできる限り遠くへ行って、声を抑えるから。……それでは、もう一度、おやすみなさい」 「…………ん、んん……あ……ん、……はー、んぅ……ふー、……はー、っぁ」 「……はぁ……はぁ……ん……ふっ……ぁ……はぁ……はー……ふぅ……」 「っは、ふ……ぁ、あぁ……っ、ぅん……。んー、んぅ……ぅうん……っ」 「……ん、あっ、う、……あ……あっ、っあ……ふ……ぁん……ん、んん、んううぅ……んんんんんっ……」 「んっ……! ん……んんぅ……んぁ……はぁ…………はー……ふぅ……はぁ……」 「……ふぅ……は……っ……ふー……すぅ……はぁ……、はぁ…………。ん……、……。……」 ---------------------------------------------------------------------------------------------------- :寝物語としての身の上話あるいは世界の全容 「……まだ、起きていたの。この分、起床の時間を遅らせなければならないわ」 「さぁ、早く眠ってちょうだい。なるべくなら、精神的に万全でない状態での実験結果には、したくないの」 「……ふーー…………。あなたが眠りにつくまで、こうして隣で見張らせてもらう」 「…………そう。確かに、見つめているだけでは余計に眠れないわね。どうすれば眠れるか……あなたの希望も受け付ける」 「そうね、それなら……ええと……このアイマスクをつけるといいわ……はい。……苦しくはない、よね?」 「それに……何か、ずっとお話をしていればいいの?」 「わかったわ。喋り疲れてしまうけれど、仕方ない」 「……そうね、名著はほぼ全て記憶しているわ。あなたの知らないものを語ってあげる」 「デカルトの『方法序説』から……、物語なら、ヘミングウェイ『老人と海』……タイトルは知っているでしょう?」 「……ナボコフの『ロリータ』も……、興味があるんじゃないかしら。……逆に眠れなさそう?」 「難しい内容が嫌なら、現代的なライトノベルも網羅している。これは、少し昔のものだけど……『どんかんハーケンマン』……」 「鈍感さにおいては右に出る者がいない派遣社員の主人公が、出張する先々でご都合主義的に乱立するフラグに、全く気付かず……。これも駄目?」 「……えぇ。……私の、こと? ……私の、生い立ち、ね……。」 「自分の身の上を話したことはほとんどない……。きっとつまらない話しかできないし、その記憶はすぐに無駄になってしまうけれど、あなたがそれでいいのなら」 「簡単な話になるわ。……生きていた頃のおうちは、3LDKマンションの一室」 「パパは食品会社の営業職、ママは元会社員の専業主婦。ごく一般的な家庭」 「一人っ子だった私は両親の愛情を受け、おそらく人並みに、幸せに育った」 「日曜日にはお買い物にも、たまにはみんなで遊園地にも行って、はしゃぎ回っていたわ」 「学校に入ってからは、両親が私の教育方針で衝突することが多くなった」 「そのうち、パパの会社の商品で異物混入騒動が起こり、風評被害による経営不振も重なって、パパは暗い顔をしていることが多くなったわ」 「家計はみるみる貧しくなっていった。幸せなんて、いつ崩れ去るかわからないもの」 「ママは私を置いて家からいなくなることが多くなって。両親は顔を合わせれば喧嘩をしないほうが珍しくなってしまって」 「ある日から、私は自分の部屋に閉じ込められるようになった」 「二人とも自分のことだけしか考えられなくなって、まだ手のかかる私のことが邪魔になったのでしょうね」 「私も、そんな両親を見るくらいならと、大人しく部屋の中で、ブランケットに閉じこもっていたわ。扉の向こうから漏れ聞こえる罵声も、耳を塞いで耐えていた」 「用意される食事の頻度も、どんどん少なくなっていって。ずっと同じパジャマだけで過ごすには耐え難い、冬が訪れた」 「気付いたら、無理やり外に出る元気もなくて、そのまま年が明けて、なんとか一人きりの誕生日を迎えて。その一月後に、とうとう衰弱しきってしまったの」 「……ほら、よくある、つまらない話よ。退屈でしょう?」 「思えば、感情表現の仕方を忘れてしまったのはこの頃よ」 「泣けば怒られる、笑っていても腹立たしいと怒られる」 「大好きな両親の邪魔になりたくない、誰にも迷惑をかけないように消えてしまいたい、と思っていた」 「それから、この世界にやって来た私は、優秀な死神を増やすための研究計画の対象に選ばれて、そのままこの役目を受け入れた」 「“お前は死神になった”、なんて言われた時には、この世界の仕組みがわかるようになっていたし、そうやって暮らした方がいいと計算できるようになっていたから」 「そう、生きていた頃から、こんな私だったわけではないのよ。死んでから、今の私が生まれたの」 「聖少女死神計画が終了するまでの経緯は省くけれど……長い間、私たち死神少女同士では交流をすることもあまりなかったわ」 「任務に精一杯だったし、私のように、あるいは私以上に、トラウマを抱えた子ばかりだったから」 「私も、入りたての頃に、たまたま能力的な都合で組んだパートナーがいて、その子だけいればそれでよかった」 「それでも、あの子が来てからかしら……。もともと成功例が多くなかった私たちは、トラウマに押し潰されて精神が壊れてしまったり」 「任務を放棄して行方不明になったり、なんらかの理由で転生してしまったり、だんだんと人数も減ってきて」 「そんな時に入って来たのが、ヒナという子」 「その後すぐに研究が凍結されて、もう死神少女が増えることはなくなって……」 「気がつけば、六人しか残っていなかった私たちは、不思議と彼女を中心に、身を寄せあうようになっていったわ」 「その時には既に、二人組が二組と、一匹狼を気取っていた意地っ張りを手なづけたヒナと……という組み合わせが出来上がっていただけ、というのもあるけれど」 「私もその内の一組で、もう一人は、さっきも言った――……」 「……く、ふぁ……、……やっと、眠ってくれたのね……」 「記憶ばかり頼りに、話しすぎてしまったかしら」 「……今度こそ、おやすみなさい」 ---------------------------------------------------------------------------------------------------- :道具実験(一部抜粋) 「11月22日、11時12分。……おはよう。実験を再開するわ」 「結果がどうあれ、あと12時間48分であなたは解放される。よかったでしょう?」 「と言っても……あなたの自我はそこで終わるのだから、安堵よりむしろ恐怖が勝るのかしら。……ふふ。どっち?」 「……え……? 笑っていた? 私が? そんなこと、意図せずしてあるわけがないわ。……妙な言動は控えて」 「……さて、今日はまず、この道具を使用した実験を行う」 「ええ。女性器を模した、自慰行為用のホールね。もちろん、知っているでしょう」 「これにたっぷりと……、ローションを注入する」 「使用する道具はもうひとつ、睡眠中に使っていたこのアイマスク……。さっき起こす前に外してあげたばかりだけれど、……また、暗闇の世界に戻ってもらうわ」 「……どう? 不安でしょう。眠るわけでもないのに、主だった情報源である、視覚が失われるというのは」 「……ねぇ。これから、何をされると思う? それは……ね……」 「覚醒したばかりでがちがちになっているペニスを……いきなりさっきのホールに……そうっ、にゅう……っ!」 「……ふ、ふ……いきなりで痛かった? ごめんなさいね」 「ローションを人肌に温めておいたから、冷たくはないでしょう。……どう? 実際に女性へ挿入しているように感じる?」 「……すぐに動かしていくわよ……。まずはゆっくりと……、じゅぽ……、じゅぽ……」 「挿入する前に目隠しをしたから、今あなたのペニスを包み込んでいるのが、さっきローションを注入していたホールだという確証は、あなたにとって、どこにもない、わね?」 「例えば、これが私の膣だと言うには、感覚的に無理があるかもしれないけれど……本当に違うと言い切れる?」 「じゅぽ……じゅぽ……、じゅぽ……じゅぽ……」 「……裸で四肢を拘束されて、視覚を奪われて、敏感な部位を刺激されて……この上なく無防備な状態。……いつ、どこから、どこを狙われるかわからない恐怖……」 「さぁ、これ以上、いったいどうされてしまうのかしら……?」 「じゅぽ、じゅぽ……。……残念でした。どこもいじってあげない」 「このまま他の場所を攻めたりしたら、すぐに終了してしまいそうだから。……おとなしく、ペニスの感覚……と、私の声だけに集中して、ね」 「……ん、んっ……ほら、どんどん、早くするわ。じゅぽ、じゅぽ、じゅぽ、じゅぽ……」 「……あら。……なぁに。……もう、射精感が高まってきてしまったの」 「口にするのは今更だけれど……、あなたは、早漏の傾向が強い、のね」 「別に、それが悪いことなどとは全く言っていないわ。パートナーとの相性による問題」 「ちなみにこの実験を行う上では、早漏傾向、かつ、回復が早い、というのは……なかなかに適正があるわ。少なくとも、私の実験パートナーとしては」 「でも……そうね。PC筋の状態も見ておきたいわ。……恥骨尾骨筋。排尿や射精をコントロールする筋肉よ」 「これから、私が10数えて、ぜろと言うまで我慢できたら……、ごほうびをあげようかしら」 「念のため言っておくけれど、当然これは正確な10秒と同義ではないわ。ただ、目安としての数よ」 「じゅう……、きゅう、……じゅぽ、じゅぽって、どんどん速くしちゃうけど……」 「はち……、なな……、ごほうびが気になるなら、耐えて、ね……」 「ろく……、ごぉ……。顔が、赤くなって……、息も荒くなって……」 「よん……、さん……。とても、つらそうね……。がんばって」 「にぃ……。別に、ここで意地悪はしないわよ。……いち……」 「……よく我慢したわね。ごほうびは……、お耳よ。……さぁ、……イきなさい……! ぜろっ」 「じゅ、じゅじゅじゅっううう……ちゅぱちゅぱ……れろれろれろれろ……ちゅううう……じゅ、じゅぽっ……っ、ぱぁ……」 「っ、はぁ、……すごい勢い、ね……ホール越しに、熱が伝わってくるみたい……はぁ……ぁ……」 「………………。……ふー……。お疲れ様。目隠しを外すわ。……おかえりなさい」 「気分はどう? ここに来てから初めて、道具で射精した気分は。……ほら。あなたが犯していた穴はこれよ」 「あなたが挿入していたのは、順当に、目隠しする前に見せていたホール。ローションと、自分の精液でどろどろの中身、見える?」 「……ふぅ……そう。……おそらく、完全に道具のみの刺激にしておけば、少なからず虚無感が呼び起こされるはずだったのだけれど……」 「ごほうびなんてあげるべきではなかったかしら。……まぁ、まだまだ方法はいっぱいある」 「……一旦、休憩にするわ。これからもっと、様々な道具や器具を試していくから、覚悟しておくことね。ふふ……」 ---------------------------------------------------------------------------------------------------- ----------------- ------------- ---- --------------- -------- ---------- ---- --- -- --- -- - - - この間のメモリは記録されていない ------------------- ------------- --------------- ----------------- ---- --- -- --- -- - - - ---------------------------------------------------------------------------------------------------- :性交実験 「11月22日、21時40分。……ここまでの協力、感謝するわ。一通りの器具やアイテムを使った実験のデータは、記録することができた」 「残りの時間を使って、最後の行程を実行したいと思う」 「……、……そう。私も参加する形で、あなたと性交を行う」 「ええ。先ほどの薬の影響か、まだ膨張の収まらないあなたのペニス、そして、私の膣のサイズも含めて……」 「計算上は、私の膣内へ挿入することも、十分可能であるはずよ。……相当、負担はかかるでしょうけれど」 「実は……さっき、VR実験をしてもらっている間に、十分に愛液を分泌させておいたの。……ほら……、こんなに、糸を引いているでしょう……」 「よって、お互いが想像しているよりは、容易に挿入できる、はずよ……」 「……ねぇ? それじゃあ……、また……上に失礼、して……」 「……ほ、ら…………ん、んん……ぅぅう……ぅ、……ぐっ! ぅ、はぁ……」 「ぅ、あぁあぁぁ……あつい……。……それにも増して、圧迫感がつよい……」 「膣を通り越して、子宮頸管まで、たっぷりと埋めつくしているのが、わかる……」 「……あなたは、どう? ホールよりも、一段と、きついでしょう……?」 「……もう少し……、このまま。現状を維持しながら……。そうね……、脇腹から、鼠蹊部あたりまでを、くすぐってみましょう」 「……ふふふ、変な声をあげて……v くすぐったい感覚は、性感と紙一重。けれど、それに至らなければ、単なる親愛表現」 「笑うこと、笑いという感情を共有することで、人間は安心するそうよ。少しでも、緊張はほぐれたかしら」 「……それじゃあ……動いていくわ……。私のからだのほうも、慣れさせながら……っく、……ぁ……」 「……っふ、ぅっ、ふ……ぁ、っく、あっ……はぁ……、ん、んっ、あっ、はぁっ……」 「幸い、お互いに苦痛は、ほぼ無いよう、ね……。……なら、だんだん、速めて……」 「はっ、はっ……あv はん……はぁっ、ふッ、く……あっ……はっ、はぁッ……。ん、んぅー……ぁ、はっ、はぁぁ……」 「……ぅ、……うん? ……えぇ。……私のなかが、きつすぎて……? すぐっ、……はぁ、……射精して、しまいそう、なのね……っ、んっ、ああっ」 「……まだ、薬が残って……? んっ、……もともと、かしら……?」 「っん、ふ、ふっ、ぅ、……まぁ、いいわ。……ぁっ、あん……えぇ。いいわよ……」 「私に、膣内射精、する、ことを、……っく、許可、する、わ……っ、ああっv はぁ……、んっ……はぁっ、はぁ……」 「……条件はっ、ひとつ。……っ、遠慮など、せずに。あっv すぅ……はっ、自然な勢いで、全力で、んっ、射精、することっ」 「……ん、ふ、あぁああああっv はっ、はっ、ぁ……ん……、出るのねっ? そうッ、きて、んぅうう、きてっ、きてきてきてっ、きてぇえええっッ……!」 「っ、ぅ、んんんんんんんんんううぅぅぅぅぅううううっっっ!!!?vvv」 「っ、はぁ……はあぁ……ふぅ……っ、はぁ……これが……、んぅ……はぁ……、膣内射精、される感覚……」 「……はぁ……ふぁ……ぁ……ん……。んぅ……はぁ……ふ、ぅ…………」 「……え、えぇ。少しだけ、休憩よ……。……はぁ………すぅ……ふぅ……ふわぁ……」 「……、ぁ……v ……ねぇ。キス、しましょう。……んー……届かないから、一旦、抜くわね……っ、ふぅ……」 「っ、ふっ、ふっ、……っしょ……」 「唇、出して…………ぅん、ふっ、むぅ……ちゅ……ちゅぱ……ちゅぅ……じゅ、じゅる……」 「じゅるる……ちゅう……ちゅぱ……はっ、……ちゅう……ちゅ……ちゅ……じゅう……ちゅるる……ぷはっ!」 「……ん……ぅえー…………」 「ふふっ……飲んじゃった、ね……。唾液も、交換……」 「……また、笑っていた? 何を言っているの?」 「……ええ、当然ながら、体温の上昇は感じるけれど……」 「最初にキスをしていたあたりから……ずっと、私の顔も火照っていた……?」 「そう……。あとで観測記録を見直してみるわ、そうすればわかること」 「……ふうぅぅ……。……まだ、時間は残っているわ。このまま、もう一度試しましょうか」 「今、一時的に拘束を腕だけにして、他は自由にしたから、今度は、あなたからも好きなように動くことを許可するわ」 「……また……あなたのペニスの上にあてがって…………っ、と……」 「完全には予測できない動きに対して、私の感情がどう、く、っっっっんぅうううううううう?!!vvvvv」 「っは、ああああっ!! ああっ、はぁ……あなた、ふぅ、っひぃ、いっきに、ッ、突き入れて、くっ、くぅ、っくるなんて……!」 「っ、完全に、油断していたわ……っく、はぁ。あなたに、まだそんな力が、反抗心が、残っていたなんて」 「ひょっとして、この瞬間を、狙っていたの? 最後に、一矢報いたかった、というわけ? ……ふうん……」 「でも、これだけ。……あなたの思い通りになることが、これ以上あるなんて、私は許さないわ」 「っ、んんーっ、んむっ、ちゅ、ちゅぱっ、れろれぉ……」 「んふっ、やっぱり。一気に力が抜けちゃった、ね。……このままだと耳には届かないから、こっち。乳首をいじめてあげる」 「……調子に乗った罰よ……。最後まで、実験台らしく、真面目に腰を振っていればよかったのに……くくっ……v」 「ふふ……ふ…ぅ……ねぇ、……今、私、笑っていたの?」 「そう、なんだ……んん……ぅうっ、あっ」 「んぅっ、詳細な分析はっ、あとで記録を見直すわ。今はっ、……この感情が走るままに、任せてみたいのっ」 「ほぉら……っ! まだ、許してあげないから。あなたの乳首、両方とも……つまんじゃう、よ、っ。ぎゅうぅ……」 「んんっ! んぅ……ペニスがより膨張を増して……くふっv それ以外は、こんなにへなへなになっちゃって……かわいい……v」 「え、あ……男性に対して、可愛いなんて表現、使うんだっけ……まぁ、いいわ……はッ、あっ、んっ」 「あっ、あっ、んぁっ、あ、ははは……ええ。乳首いじられて、また、本気で射精したくなっちゃったのね? ……この変態。……早漏絶倫ペニスぅ……v」 「……ぁうっ、……いい、のよっ。……そのまま、……ふッ、あ、んっ、出していいの……、そう。何度でも、ん、あっあっあっ、んっ、ああっ」 「そう、何も考えないでいいの……。この空間での出来事は、はぁっ……全て、幻のようなもの」 「……忘れたの? 私は死神。……あなたの最後の時間を、もらうと、最初に言ったはず、よ、っ」 「あとのことなんて考えなくていいのは、今だけ。……だって、ここが。私との時間が! あなたという存在に与えられた全ての時間の、終着点なんだから……!」 「っ、あっ! そう……ぅんっ、うんっ! 許可するわ……っ、……もっと、激しく、んんんぃぃっ、んっ、動かしなさい……そう!」 「出して……、そう。ん、あっあっあっぁ……! ああああっ、ん、くううううっvv」 「私も、このままっ、はしたなく、声を、あげてみるから……っ、っくぅv」 「あなたのっ、ふっ、ううううv 早漏絶倫ペニスからっ、私のなかにっ、精液だしてっ! 吐き出してっ!v」 「あ、ん、あっ、ふ、っくる? きちゃう!? いいの、いいのよ、そのまま……っ、そう、そう、そうっ! ぁ、っはああああvv」 「きてっ、きてきてきてきてっ、イって?v いって、いって、いっていって、イってええええええええええええええええええええええええぁああえあはぁっ!!!!!!vvvvv」 「……っくうぁあっ! あ、あぁああ……ふ、あぁ、あ、はは……ぅ……へぁ……、はぁ……はー……ふぅ……」 「……これが、男女の性交における、同時絶頂の感覚、なのね……ぅ、ふふ……。うん……我ながら、タイミングのコントロールは、かんぺき、だった……」 「達成感やら、なにやら……不快ではない気持ちで、満たされていって……。それが、実験の成功によるものなのか、今は、判断がつかないけれど……」 「不思議と。もう、どちらでもいいと、思っているわ……。……そう……。愚かであると、こんなにも原始的な快感を、享受できるの、ね……」 「ふふ……。私、いま……笑ってるんだぁ……。えぇ、もう認めるわ。異性と触れ合うことも、こんなに楽しいことだったなんて。……初めて、心の底から理解できた」 「……もしかしたら、実験というのも、そのための口実に過ぎなかったのかもしれないわ……」 「……最初から、そう思っていた? ……はー……。もぅ……」 「……ふぅううううう…………。……さて……。もう少しだけ時間はある。……ねぇ、まだ意識は持ちそうかしら?」 「依然、膨張したままの、ペニス……を……。っく、ふぅうううぅ……!vvv ……私も、後先を、考えないことにする、わっ、ぁっv」 「……せっかく手に入れたあなたの時間、最後まで、無駄にするわけには、いかないんだから……!」 「……あっv あんv あっ、あっ、あっ、あぅvv はぁっv ふぅっ……あっ、んっ、んっ、んんっvv っはぁっ……vv はぁ……ん」 「っ……ふぅ、っ、あ、あぅv ぅ、あ、はぁっ……v はぁーっ、はぁーっ、ん、っく、ぁ、んんっ!v んっ、あ……あーっ、あっあっあっあっvvv ふぁあああああんvv」 --------------------------------------------------------- ---------------------- ----------- ----- - :全ての時間の終着点 「……11月22日23時58分……。ねぇ。聞こえてる?」 「私の欲望は、私の感情は、この時間をもう少し続けたいと言っているの」 「だけど、もうおしまい」 「計画にはできるかぎり忠実に。実験は感情を殺して。死神としての仕事は、完遂しなければならない」 「……もうすぐ。あなたは強制的に自我を閉ざされ、ここでの記憶を消去される」 「その後、朦朧とするあなたの魂を、私が責任を持って裁きの地へ連れて行くわ」 「短い時間だったけれど、私のわがままに付き合ってくれて、……本当に、ありがとう」 「……そして、さようなら」 「……おやすみなさい」 ---------------------------------------------------------------------------------------------------- ------------------ ---------------------- ------------ -------- --- ------- ---- --- - -- ---- - -