『壁の向こうの、自由の正体』 壁で固められた部屋 それが僕の唯一の世界 日のあたる場所を求めて 壁の向こうに思いを馳せた かびたパン切れ一枚 それさえ奪い合う 命をつなぐため 他人を蹴落とし強者が笑う 地面を這いずり弱者は息絶える 僕だけの戦い 誰も僕を救おうとはしない 壁の隙間から見える空は輝いていて 僕の道を照らすような そんな気がしてた だからさ・・・ 準備は整った さあ行こう これが最初で最後のチャンスだから あいつの目を盗み 壁の向こうへ空気を切り走る 呼び止める声に振り向かず ただ走る  ただ前へ 響く銃声 崩れ落ちる 自由はここにあった