;電車のガタンゴトン音を少し慣らして、フェードアウト 「……甘く見ていたというか、あなたの思いつきの行動力を忘れてたわ……いえ、良いんだけどね」 「呆れてるって……それは当然、呆れるわよ……電車に乗って、もうすぐ一時間よ? しかも、特急電車で移動って、どこまで行くつもりなのかしらね……」 「そうね、確かに朝はちょっと遠くまで行ってみたいと言ったわ。でも、まさかその日の内にちょっとした旅行のような距離を移動するとは思わなかったわ」 「まぁね。明日から休みだし、別に遅くなっても良いんだけど……お父さんと母さんもお土産よろしくなんて、気楽なことを言ってたしね」 「……ところで、あなた、お金はどうしたの? バイトもしてないし、そんなにお金を持ってるとは思えないけど……ああ、そう。なるほどね、意外ね、ちゃんと貯金があったのね」 「……ふふ、いえ、意外だけど……正直に言えば嬉しいわ。サプライズに嬉しいのは女としては当然よ? それに周りに人も居ないから……確かにこうして手を繋いでも、平気よね」 「普通の電車だと向かいに席があるし、立ってる人も居るからね。こういう事をするのは嫌だけど、特急電車なら飛行機と同じで並んだシートだからね……周りに人が居ないなら、少しくらいはこういう事もするわよ」 「……ええ、そうね。普段はこんな事しないし……意外そうな顔をされても仕方ないわね。ただ、今日は……あなたが普段よりも凄く『らしく』振る舞っているから……ふふ、ええ、上機嫌なのよ?」 「嬉しいに決まってるじゃない。ちゃんとデートに誘ってくれたり、朝も別におはようのキスは嫌じゃないのよ? ……できればお父さんと母さんが居ない事を先に教えてくれれば良かったんだけどね」 ;喘ぎ声というよりは吐息という感じです 「ん……? せっかく人が手を繋いでいたのに、手を離して……こら、どこ触ってるのよ、もう……ん……太もも触ってるのは判ってるわよ。そうじゃなくて……こんなところで何を考えてるって事を……あ、んぅ……ん、ん……」 「ご褒美が欲しいって……まったく、そういうところは全然変わらないというか……でも、駄目に決まってるでしょう? 確かに人は居ないけど、だからって電車内なんだから……こら、だから人の話を……ん、は……は、ふ……ん、くぅ……ふ、は……ぁ、んぁ……」 「ん、くぅ……ふ、は……なんだか、変ね……あなた、今日はいつもとちょっと違うわ……何かあったの?」 「……生き方を変えてみようと思った? 何でまた、急に……ああ、そう……昨日読んだ本の影響ね……そんな事だと思ったいたけど」 「でも、だからといってこういうのは駄目に決まって……ん、は……ふぁ、は……だから、太ももを撫でるのを止めなさい……ん、ぁ……ふぁ、はぁ……あ、んぁ……は、ふぁ……ん、くぅ……」 「太もも、撫でないで……ゾクゾクしてくるから……ん、ぁ……ぁ、んぁ……は、は……ん、ふぅ……は、ぁ……ふぁ、は……ん、く……は、ふぁ……は、は……ふぅ、はぁ……」 「本当に……本当に、あなたは……思い立ったら止らない人ね……ええ、判ってたつもりよ、でもね、まさかここまでとは思ってなかっただけ……ん、は……ふぁ、は……んぁ、は……ん、はぁ……はぁ、ふぁ……」 「嫌とか、そういうのじゃなくて……ああ、もう……確かに人は居ないけど、だからって……こんな場所で、こんな事して良い訳……んぁ、は……あ、ふぁ……あ、あああ……ん、くぅ……んぁ、は……ふぁ、は……あ、んぁぁ……」 「脚、開いてって……無理言わないで。むしろ、止めようとしてるのに……ん、強引に手を入れるのはやめなさいって……あ、は……んぁ、は……ふ、は……は、は……ん、くぅ……ふぁ、はぁ……」 「本当に、もう……何で、あなたは……いえ、良いわ……その代り、何かあって怒られても全部あなたのせいにするんだから、覚悟しておきなさいよ……んぁ、は……は、ふぁ……ん、はぁ……は、ぁ……」 「ん、はぁ……判ったわよ、脚を開けば良いんでしょう……まったく、言い出したら聞かないんだから……ん、は……ほら……これで……良いんでしょう?」 「素直って……止めてもやめないのに、無理に抵抗したってどうしようもないでしょうが……それとも、やめるつもり、あるの?」 「無いなら、そういうのは言わないで欲しいわ……素直にあなたがやめれば、それで済む話なんだから……ん、はぁ……んぁ、は……ふぁ、は……ん、くぅ……ふぁ、はぁ……あ、んぁ……は、ふぁ……ん、くぅ……は、ぁ……」 「んぁ、はぁ……は、ぁ……ふぅ、は……あまり、激しくしないで……本当に声漏れちゃうから……人が居なくたって、誰か来たらどうするのよ、馬鹿……んぁ、は……ふぁ、は……は、は……ふぁ、はぁ……んぁ、はぁ……は、ぁ……んぁ、ああ……は、んぁ……」 「ん、はぁ……ん、ふぅ……は、ふぁ……濡れてるって……だから、どうしてあなたは一々そういうのを報告するのよ……恥ずかしそうにするのが良いって……まったく、覚えてなさいよ、今度は私がやり返すから……んぁ、は……ふぁ、は……あ、んぁ……は、ふぁぁぁ……」 「私にそういう事を言わせたり、こういう顔を見たいとか……本当にあなたはヘンタイだと思うわ……前々から思っていたけど、今日は特にそう思う……」 「照れないで、本当にどうかと思うから……褒めてもいないわ、どうしてそう、自分の都合の良いように……あ、んぁ……ふぁ、は……は、んぁ……あ、あああ……ん、くぅ……んぁ、は……は、ふぁ……は、ぁ……ふぁ、はぁ……」 「んぁ、は……は、ふぁ……ん、ちゅるぅ……ちゅぱ、くちゅ……ちゅ、ちゅぅ……ねぇ、何だか朝にも似たような事があった気がするんだけど……ん、ちゅるぅ……ちゅぱ、くちゅ……ちゅ、ちゅぅ……だから、人の話を少しは聞きなさいって……んぁ、は……ん、ちゅるぅ……ちゅぱ、くちゅ……ちゅ、ちゅぅ……ちゅ、ちゅぅ……ん、ちゅう……」 「ちゅぱ、ちゅ……ん、ちゅ……ふぁ、は……んぁ、は……本当、自分勝手な人……少しはこっちの都合も考えて欲しいわ……あ、んぁ……は、ふぁ……ん、んぅ……はぁ、んぁ……」 「ちゅぱ、ちゅ……れろ、ちゅ……ん、ちゅ……ちゅぱ、ちゅ……くちゅ、ちゅ……ちゅぱ、ちゅ……れろ、ちゅ……んぁ、は……は、ふぁ……ぁ、んぁ……は、は……んぁ、は……ふぁ、ぁぁ……ひぁ、ぁぁ……んぁ、ふぁ……」 「ん、くぅ……ふぅ、は……は、ぁ……ん、んぁ……ふぁ……ん……あまり、激しくしないで……服、替えも無いんだから……下着はもう諦めてるわよ。着いたら着替えを買えば良いしね……でも、服まで汚れると、それで歩かなきゃいけないんだから、こっちの事も考えなさい」 「ん、ちゅ……ちゅぱ、ちゅ……ちゅる、ちゅぱ……ちゅぅ……ん……あら……もう良いの? 珍しいわね……素直にやめるなんて……いえ、素直じゃないわね。ようやくだし……でも、どういう心変わり?」 「……ああ、そうね。目的地に到着するから……本当、あなたって人は自分勝手というか……こんな中途半端な状態で……いえ、何でも無いわ」 「で、目的地に到着と言う事は次の駅なのよね? そこが目的地? ……違う? また乗り換えるの? 良いけど……随分と遠くまで行くのね。そろそろ目的地を教えて欲しい所だけどね」 「まぁ、良いわ。あなたに任せると言ったんだもの、任せるわ……ただ、お父さんと母さんが食べた物を食べるって話は……そうよね、忘れてるわよね……ふふ、いえ、怒ってる訳じゃないわ。ただ、やっぱりそういう所があなたらしいなって思っただけよ」 ;3〜5秒間