分岐A(キス) 【兄】 「キスで……」 【優衣】 「……? キス? ちゅーがいい?」 【兄】 「ん……」 【優衣】 「ん……わかった。兄さんのしたいことしてあげる……。  これはご褒美なんだから……ね?  んん、ぅ……ん……ちゅ……ちゅっ……ぅ、ぁ……んン、む……」  口吸いが始まると同時に腰の動きが再開する。  舌を吸われ頭がクラクラとしてくるところに腰のピストンが襲う。  どっちに意識を集中させたらいいのかわからないまま、  全身の性感が高まっていく。 【優衣】 「ちゅ、ぴ……ぁ……舌をべぇぇって……。  ぁ……ぅン、そうそう……はぅむ、ちゅ……ちゅる、ぴっ……ン、  ぅっん……ちゅ、むっ……はみゅ、ンれぇぇ……ぇりゅぅ……ん」  眉を垂れさせて切なそうな顔をして短く小さい息をつく。 【優衣】 「ちゅ、ン……っ、ん……は……ぁ……ぁっ…………っ、は……。  ん、くす、ふふっ……んっ、っ……ン……ん、ん……ちゅぅ……  んむぅ……にゅ、む……ちゅ、ぴ……ぁ、っ……」  そんな表情を見られているのに恥ずかしく思ったのか、  柔らかくはにかんだ。  至近距離の優衣の可愛らしい表情に、  逸物が限界を迎えてビクンと跳ねた。 【兄】 「あッ……やばっ! っ、優衣……!」 【優衣】 「ちゅ、ちゅむ……ん……ちゅ、ぷ、ぁ……は……ぅ?  くす、どーしたの……? ん……っ、っ……ンは……」 【兄】 「出るからっ、早く抜いて……っ!」 【優衣】 「ん、っ……んっ……んぅ……? もう我慢できない……?  んフ、ぁ……中に出ちゃう? ……抜いて、ほしいの?  ……ん、ン……ん…………やーだっ♪ くす、っ……ん、は」 【兄】 「は。はっ? は?」 【優衣】 「ふ、ぁ……これはご褒美なんだから、  私は兄さんのしたいことをする、の……、んっ……ん……」 【兄】 「だからっ、俺は抜けって……!」 【優衣】 「ン、ぅ……うぅん。  兄さんのチンポは、妹まんこから離れたくないーって言ってるもん。  このまま、妹の柔らかぁいお肉に、ぎゅぎゅぅって包まれたまま、  びゅーびゅーってしたいーって言ってるもんっ。ん、ふぁ……は」 【兄】 「可愛らしく言っても駄目だっての!」  それでも優衣の甘い声にビクビクと反応してしまう情けない愚息。 【優衣】 「んン、ナカで出したくないならぁ、くすっ……ずーっと我慢して?  は、……はフ……んっ、……ン……」 【優衣】 「ん、は……いつまで我慢できるかしらぁー……?   んン……ちゅ、ン……ちゅ、ぴ……ちゅっ……んれ……るぅ……」  舌を絡ませながら、執拗に抽送を続ける。 【優衣】 「ちゅ、ちう……ンっ、れぇぇ……りゅぅ……れる、ぅ……ンっ……、  ちう……ん……っ……ちゅ、ンッ……っ、っふ……ちゅ……むっ」  駄目だ……口も奪われて、逸物を窮屈な柔肉で刺激されると……  理性が飛んで……。 【優衣】 「ん、フ……ちゅ、むぅ……ほぁ……ぴゅぅ、ぴゅぅぅ、ンむ……  ちゅ、れぇぇ……ぴゅぅ、ぴゅっ……びゅー、びゅぅー……っ」  言葉で射精の連想を促される。  尿道を精液が通る擬音。  もう射精することしか考えられない。  気持ちよく射精することしか……気持ちよく射精するには、  最高に気持ちいい優衣の膣内を味わっている今を続けるしか……。 【優衣】 「んっ、フは……っ、ほらっ、ほらっ……♪  ぴゅっ、ぴゅっ、ぴゅぅっ……びゅぅー、びゅぅぅ~……っ♪」 【兄】 「っ、あ……もう……ぁぁああッ……!!」  びゅるるるっ! びゅっ、ビューッ!!  【優衣】 「ぁっ、あっ♪ ぴゅっ、ぴゅっ♪ びゅぅーっ、びゅぅぅ……っ。  ビュッ……、ぴゅく……ぴゅぅぅ~……。ン、ふぁ……あ……」  腰を馬鹿みたいに震わせながら、窮屈な膣内の最奥に射精する。  指も通らない小さな子宮口の向こうにいる卵子に向けて、  精子と吐き出していく。  妹とセックスしているだけで背徳感に苛まれるのに、  妹の卵子に向けて吐精するなんて……。  意識が飛びそうで、目がチカチカしてくる。 【優衣】 「ぁ……ナカ……兄さんのおちんぽミルク、注がれてるぅ……。  は……ぁ、はぁ……ン……我慢、できなかった……?  妹のおまんこで限界のおちんぽぬぷぬぷされて……出ちゃったの?」 【優衣】 「くすくすっ。うん……仕方ないわ。  『せーし出してっ、せーしちょーだいっ』  って言ってる妹まんこの中で、精液をびゅーびゅーってするのは、  ぁ……当然のことなの……。  兄さんは当たり前のことをしただけ……、……ね?」  優衣の声が遠くに聞こえる。  淫語だけが脳に響いて、理解せずに体をびくりと快感に震わせる。 【兄】 「っ、くあ……っ、はぁ……はっ……」  これがっ……危険日膣内出しセックス……。  やばい……今まで『危険日かもしれない』で興奮していた体が、  『危険日なのに膣内出し』の快感を覚えてしまった……。  子作りセックス……しかも妹相手の生ハメセックス。  ご褒美とはいえ、こんな射精の仕方を覚えてしまったら、  もう普通のセックスじゃ満足できないんじゃないか……? 【優衣】 「兄さん…………ン、ちう……ちゅ、プ……」  複雑な感情がない交ぜになったところに、  優衣の柔らかな唇が重ねられる。 【優衣】 「ちゅ、ちゅっ……ン……ちう……ちゅ、ぅ……」  優しい口づけ。  すべてを受け入れてくれるような、温かいキス。 【優衣】 「ちゅ、……ん……フ……ちゅ、ぅ……ぁ……はふ……は……。  ……ねえ、兄さん……気持ちよかった?  ……ちゃんと答えて?」 【兄】 「あ……あぁ。まあ……」  出ちゃったわけですし……。 【優衣】 「……ん。じゃあ、それでオッケ。深くは考えない」 【優衣】 「これはご褒美なんだから……ね?」  穏やかな表情の優衣。  その瞳を見つめていると、どうしてかわからないが、  心が落ち着いていく気がした。  このまま、優衣に心を委ねてしまえばどれだけ楽なことか。  ……ご褒美と優衣が言ったんだ、今日くらいは甘えさせてもらおう。 【優衣】 「お疲れさま……、兄さん……」