◆11 本番「バック」 【優衣】 「あ……駄目だ」  俺たちのこれからを話し終えた後のこと。  優衣を抱き締めたままでいると、耳元でぽつりとつぶやいた。 【優衣】 「っ、ぅぅ……兄さんに抱き締められてると、また……っ。  っ、はぁ……は……しかも、裸だと……  兄さんの体温をじかに感じられて、っ……ふあ……ぁ」 【兄】 「……優衣?」 【優衣】 「はぁ……は……兄さん、私……おかしくなっちゃったのかな……?  ……こんな、簡単にっ……んっ、ふあ……  兄さんが欲しくなって……ぁぁ……」 【優衣】 「またっ、ぅぅ……兄さんに、愛してもらいたくなっちゃった……」 【兄】 「…………」 【優衣】 「……もう一回、してくれる……? 兄さん……」  …  ……  … 【優衣】 「……? お尻を……?」 【兄】 「あぁ」 【優衣】 「ん……わかった。……ん、は……」  もぞもぞと動いて、四つん這いになる。 【優衣】 「こ……これで、いい?」 【兄】 「ん」 【優衣】 「ん、っ、ぅぅ……お尻を突き出すのは……んぅぅっ、ぅ……。  恥ずかしい……」  突き出された丸いお尻。  一緒にお風呂に入っていたのも随分前だ。  いつの間にか女性らしく肉付きも良くなっている。 【優衣】 「ん、ぅぅ……兄さん……まだぁ……?」 【兄】 「そう急かさなくても」  先ほどの行為の跡が秘部から垂れていた。  前戯もいらないようだし、優衣も心の準備ができている。  狙いを定めて、腰を沈める。 【優衣】 「は……は、っ、ぅ、ぅぅっぅ……! っン、はぁぁァァ……♪  入っ、てっ……きたっ、ぁぁ……ぁぁぁっ……ぁああ〜〜……っ♪  ンふあぁ……ぁ……っ」 【兄】 「きっ、つ……」  一度だけの行為ではまだほぐすことができていないのか、  変わらず優衣の膣は俺の逸物をギチギチに締め付けてくる。  それでいて入り口のほうから子宮にかけて肉壁の密度が違うのか、  最奥まではぬるるっと簡単に入っていってしまう。  先端で子宮口とキスをすると、丁度良く腰が臀部にぶつかる。 【優衣】 「っ、ぅぅっ……ンはぁ……っ、おっき……っ。  ン、っはあ……奥まで、っ…………んはっ、ぅぅ……  兄さんがっ、きてる……ぅ……はぁ……」 【優衣】 「はぁ……はあ……ぁ……、っ……奥……突いて?  兄さんので……気持ちよくしてえ?」 【兄】 「っ……」  優衣の言葉にナカで逸物がますます反り返る。  意を決して、腰を打ち付け始める。 【優衣】 「ん…………んっ、……っ……ッ…………ンふえぁ……、……フッ……  はぁっ……は……ぁっ…………ふ、ン……ん……んっ……」  腰が臀部にぶつかると優衣の体が衝撃に少し動き、  小さな声を漏らす。  正常位と比べて力が入るのか、声を堪えやすいようだ。 【優衣】 「ん、はぁ…………は……ぁ……、ぅ……ぅっ……ぅっ……ぅっ……、  っ……は……、…………はふ、フ……ふ…………ふあっ……ぁ……」 【優衣】 「っ、あ……このかっ、こう……。  お尻を、兄さんに……突き出すっ、恰好……っ、ンは……」 【優衣】 「ん、ぅ……ぅ……さっきのと、全然違う……っ。  さっきより、深っぃ、深いっし……それにぃ……っ、  何も見えなくて……っ……犯されてるみたい……んッ、ふあ……っ」 【優衣】 「ただ、ただっ、犯されてるっ、感覚だけしかっ、わからない……っ。  ンふぁ……兄さんの顔も、体も見えなくて……っ、怖いの……」  ぺちぺちと肉が触れ合う音がとても扇情的だ。  情欲を掻き立てる音が聞きたくて、  リズムはそのままに、腰の突き出す力だけを強めてしまう。 【優衣】 「んっ……ン、……ふっ、ぅンっ!? ……んッ! ……ッ!  ……んぁァっ……ぁ、ぁぁーーっ♪ ……ぅぁっ……っ……♪」 【優衣】 「やぁっ……ゃだっ……、音っ、ぅ……っは……、……ぅっン♪  んっ……ン、……ンん〜……っ♪ ンっ……っ……ンぅっ!」 【優衣】 「っ、ふあ……ぁ……うしろっ、ンふっ……これぇ……っ、  は……衝撃がっ、ずんっ……ズんっ、て……はふ……ふ……  身体……じーんってするぅ…………。……フぁあっ、ぁっ」  背中を丸めて全身に襲う快感から逃れようとする。  優衣の戸惑う姿が見たくて、腰を掴んでさらに腰を打ち付ける。 【優衣】 「ぁっ……っ、ぅ……はぁ、ふ……ふぁぁっ♪  っ、兄さんのっ、チンポっ……おちんぽぉ……ふぅっ、は……、  反りっ、ふあぁ……すごぃぃ……ぃっ……のお、っ……くぁっ……」 【優衣】 「ふ、っ……ん……ぁっ……ぁ……、……ぁぁ〜〜……っ♪  ぅあ……っ、……は……ぅっ……っ……ぁ、ァッ……♪」  出てしまう声を堪えようとするがために裏返る喘ぎ声。  階下に聞こえないようにと気をつけているのか、  大きさとしては小さいものだ。  シーツを握り締める手がいじらしく見える。 【優衣】 「ふ、ぅぁ……ぁ……っ、……ぁっぁぁーっ♪ ……ぁー……♪  ぁっ……ぁ……ふぁ……、っ……ん……ふ、は……はふ、ぅ……」 【優衣】 「っ、は……っ、……ぁ……ぁぁぁっ♪ っ、ン……はぁぁ……。  は…………ぁ……ン、……もうちょっと……速くしても……、  いいわ、よ……?」 【兄】 「……いいのか?」 【優衣】 「ん、は……ふ……。  …………ぅン、……頑張って……声がまんするから……。  ね……? ……めちゃくちゃに……してぇ?」  流し目の横顔を微笑ませて言った。 【兄】 「っ……」  甘い誘惑に逆らえずに腰を動かす。 【優衣】 「んは……ぁ……、……あっぁッ! っ……! はぁっ……あッ!  ぁっ、ぁッ♪ ぁっ……っ、ぁ、ぁっ……ひっ、ぅ……ふぁっ♪」 【兄】 「く、っ……全然っ、声堪えてないし……っ!」 【優衣】 「っ、あっ! ぁっ! それだめっ、それだぁめえっ……!  んンっ、っ……! ぁぁあー♪ ぁー♪ ぁーー♪ っ……♪  きもちっぃ……ぅっ、……〜〜ッ♪ っ……〜〜ぁぁっ♪」  本能に任せて気持ちいいペースで優衣の膣内を抉る。  優衣の声が大きくなっても、  俺は気を良くするだけで手加減はしない。 【優衣】 「っ、ぁー♪ ぁーー♪ ぁっぁ、ぁァっ、ぁぁアッ♪  ……っ、すごっ……っ! っはあ、ぁ……っ、ふかぁいところまで、  ずぼずぼひてっ、ぇっ……ぁんっ、ンっ! ……ぁぁー……♪」 【優衣】 「ぁ、ぅっ……ぅぁぁー……♪ ふぁー……っ♪  ぁっ……やだ、ぁっ……ゃだ、こんなっ、ぅぅ……  動物みたいなえっちでっ、感じるの……ぃやあー……っ♪」  理知的に社会を生きてる人間も、こうなっては動物と同じだ。  人間の本質的な部分を俺たちは体感している。  もっと味わいたい。  もっと優衣を動物のように貪りたい。  腰の角度を打ち上げるように変えて、優衣の奥を突く。 【優衣】 「っ、ぅン……はぁ……ぁっ、……んひっ! ふっ、はぁあっ♪  っ、にいさ、ンっ! んン〜〜……っ、ふあっ……おとぉ、ぉぅっ!  ぅっ、ぅはあ、は……音っ、おとっ!  っ、ぱんっ……ぱンっ、てっ、えっちな、音ぉっ……! ひあっ♪」 【優衣】 「んン、ぅ、ぅぅっ、だァ、めぇっ♪ ぅっ、聞こえちゃうぅ……っ!  んッ、っ、は、ぁ……っ、そんっなにぃっ、激しくしたっらっ、  声ぇっ、でちゃぅぅ……ぅっ、聞こえちゃう、っ……!」 【兄】 「我慢できるんだろ、っ?」 【優衣】 「ぁっ、ぁっぁ、ぁぅ、フあっ♪ ぁっ、っ、無理、むりぃぃ……っ。  がまんできなぃ、ぃっ! っはあ♪ ァっ、ぁぁっぁーっ♪」  優衣が俺のチンポで余裕をなくしている姿に昂る気を抑えられない。  押し込むときは細く狭い媚肉が強く抵抗しながらも奥のほうまで  簡単に迎え入れて、引くときは襞が絡みついて出て行かないでと  言ってくる。  さっきまで処女だった優衣の蜜壺は、  未熟な狭さを持ちながらも生殖器として一人前の機能を持っている。  腰を打ち付ければ打ち付けるほどに心地よく、  的確に射精感が高まっていく。 【優衣】 「ぁっ、ぁッ♪ ぅ……っ、っ……ぅ……ぅっ、だめっ、だめっ……  うしろっ、ぁあッ♪ ぁッ……ぁっあ、……すき、っスぅきっ♪  ふぁあンっ♪ ンっ、ンッんっぅ……はぁ、ぁぁー……っ♪」 【優衣】 「っ、すき、っぅ、ぅぅ〜〜ッ♪ っはぁ……っ、ぁ……いい、  いいのー……ぉっ、……ぁっ……動物えっち、すきっ……♪  にぃさんとのっ、ぉっ……動物せっくす、きもちっ、ぃー……っ♪」 【兄】 「こんなのがっ、いいのか……っ!」  動物らしくデタラメに腰を打ち付ける。 【優衣】 「っ、はっ、ぁッ、ぁっぁぁっぁあ……! っ、んぃっ、ひ……!  ふぁあ、っ……♪ ぁっ……ぁぁー……っ♪ っ、ぅ……すき、っ  ……兄さんっ、好き、すきっ、すきすきっすき……っ、ぃ……っ」 【兄】 「ッぅ、く……俺のチンポが好きっ?」 【優衣】 「ぃっ、ぅ……ァッ! ぁっ、ぁぁっ、っ、ちがっ、っ……ちがぁう、  んッ……はぁっ、もぅっ、兄さんのことが好きっ、なのお……!  ふぁあは♪ ぁっ……このおちんちんが好きなんじゃっ、なぃぃ♪」  否定する声も、腰の角度を変えて強めに突くだけで甘い音色になる。 【兄】 「うそばっ、か……!」 【優衣】 「ぅあっ♪ ぁっ、ぁっぁぁ、ぁぅっ……ふぁぁっ♪  んゃ、んにゅぁぅ……ぅっ、嘘じゃない、ぃぃ……っ!  あぁあっ、いいっ、それいいっ……ずぽずぽぉ♪ ぁっぁ、ぁっ♪」 【優衣】 「ぅ、くぁ……っ、ぁぁっ……ぁー♪ だめだめっ、だめっ……、  ふぁ、ぁぁー……っ♪ っ、にいさっ、ぁっ……ホントにっ、  それぇ……っ、だめなのっ……っ♪」  駄目なのか良いのかわからない。 【優衣】 「あっ、アッ♪ っひ、フぅ……あっ、あ♪ ンっ、んンぅっ!  んゅあっ、あッ……あ〜〜♪ ひっ、ぁ……きもちー……っ、んっ、  っ、にぃさあンとのっ、せっくすっぅ♪ きもちーっ♪ のお♪」  タガが外れたような優衣の嬌声。  階下に聞こえてしまうのかどうかの判断も俺にはつかない。  腰を優衣のお尻にぶつけて、  小気味いい音を出すことだけしか考えられない。  非現実的な、妹との近親相姦に溺れる心地良さに囚われていた。 【優衣】 「っ、ぁっ……♪ ふぁっ、ぁーっ……ぁぁっぁ、ぁー……ぁーっ♪  ふぁ、ン……ふあぁ……ぁっ、ぅ……ぅっ、っ、ぅ、ぅぅー……♪」  聞き慣れない優衣の喘ぎ声をもっと聞きたくて、  俺は迫りくる限界に突き動かされるように腰を速めていく。 【優衣】 「ぅっ、っ、ぅっぅっぅあっぁ♪ あっ、ぁっぁぁ、やっ、はひっ、  ひ、ふぅ、ぅぅぅっ……っ♪ ぅっ、ぁっ……ぁーっ♪ ぁっぁ♪  速、はやっ、はやっ、ぃ……っ……っ! 〜〜〜っ、んンぅぅっ♪」 【優衣】 「ぅっ、あっひ、ぁっ♪ あ♪ あ♪ あー……っ♪  はげひっ、ぅうっ♪ うぁっ、ふ……っ、ふあぁっ♪  ぁっ、ぁっ……っ、あ、あー、あーーっ♪」  壊れたような声を出す優衣。  俺のチンポによがってこんな状態になっていると思うと、  感動と興奮でついに限界にきた。 【兄】 「っ、はぁっ! はっ、ぅっく……っ! もう、いく……っ!」 【優衣】 「ぁっ、ぅ、ふへぇ……っ? っ、あ……もうイクッ? ぅ、イクっ?  ぅっ、ンはぁっ……どぴゅどぴゅぅぅってぇ、するー……っぅ?  ぁっは、はフっ……ぅンっ、は……出してぇ……にいさぁん……っ」 【優衣】 「はっ、ぁっ……ぁーっ♪ ぁぁあーーっ♪   ぅっ、ぁっ……はっ、赤ちゃんはできないっから……っ、  心配しないでっ……中にっ、ピュッ♪ ピュッ♪ ってしてぇ……」 【優衣】 「ンく、はぁ、はっ、ぁっ……ぁ♪ ぁっ、ぅ……私のナカにっ……  にーさんの赤ちゃんのもとっ、ぉ……、注いで……ッ♪  っ、はぁっ、はっ……ふふっ、わたしを……孕ませてっ♪」  大丈夫と言いながら、孕ませる連想を仕向けてくる。  頭の回らない今、優衣の小さな色仕掛けに単純に惑わされてしまい、  俺はもう優衣を孕ませることしか考えられなくなっていた。 【兄】 「っ、くぅ……っ!」  優衣の『心配しないで』という言葉に縋りついて、  安心した心地の中で孕ませる連想による興奮を引き出していく。 【優衣】 「っ、ぁっぁ、ぁっ、ぁッ、あっあっ♪ っ、ンッ……っふぁ♪  ぁっ、くっ……っ、ぁ……ぁーっ、ぁぁー……っ♪ ぁ、ぁっぁ♪」 【優衣】 「ぅ、っふぁ……っ、ぁ……っ、ぁー……ぁっぁ、ぁ……ぁッ♪  ぁっあっぁぁ、ぁぁ……っ、ぁッ……ぁーっ……ぁぁぁー……っ♪」  孕ませるという意気込みに、下半身すべての力が  射精のためのエネルギーになろうとしているのがわかる。  優衣に種付けするためにあらん限りの力を込めて…… 【兄】 「優衣、っ……俺の子をっ、孕め!」  びゅくっ!! びゅるるるっ! どぴゅーっ! どぷぷぷっ!  【優衣】 「ぁっ……!! ……ぅっ……! ぁ……ぅっ……!  はっ……ぁ……ぁッ! ァ……ぁ……っは……ぁ……、ふ……。  は……ぁ、――フ、ぁっっ!! っくぁ、ふぁ……は、ぁ……」  優衣のくびれた腰を強く掴み寄せて、膣内の奥深くへ精を放つ。  射精のタイミングに合わせて何度もお尻にぶつけて、  その度に柔らかなお尻はチンポをねじ込む腰の圧力に皺を作る。  眼下でぷるぷると揺れる様子と同じくして漏れ聞こえる短い喘ぎ声。  連動した優衣の様子を愉しみながら、  俺は精液を飲もうと顫動する恥肉の襞の動きに酔いしれた。 【優衣】 「はぁ……は、ぁ……、……奥に……とぷとぷぅ……。  ふあはぁ……、精液……注がれちゃ……った……。  はぁ……は……ふ……ンくっ、……ふぁは」 【優衣】 「は……ふふ、ふへへ……。  孕めえって言いながら……中に『ぴゅっぴゅっ』ってしてえ……。  ンはぁ……そんなに求めながらしゃせーされたら…………、  ……は……兄さんの子供、孕んじゃう、かも…………ね」  ドクンっ……  優衣の言葉……。  ……もしや、安全日だというのは嘘なのか。 【優衣】 「ふ……ふふ、ふ……。  はぁ……、……ん……まあ、今日は……残念ながら……  子宮に何回注いでも、赤ちゃんはできないんだけど……ね」  な、なんだ……驚かせやがって。 【優衣】 「は、あ……、ぁ……ふぁ……。……もったいない、なぁ……」  そう言って、自らお尻を動かして俺の腰にぶつける。 【兄】 「っぅ、あ……」 【優衣】 「せっかく……ここに、兄さんのを注いでもらったのにぃ……。  ン、ふぁあ……は、ぁ……は……」 【兄】 「ちょ、優衣、やめ……」 【優衣】 「ン、ぅ……。ねえ……兄さん……」 【優衣】 「今日は、いくらしたって……赤ちゃんはできないの……」 【優衣】 「だから……ね」  手をお尻に奥を、自分で割れ目を開かせる仕草をした。 【優衣】 「飽きるまで……して?」  ……その後、夜が明けるまで優衣の体を貪った。