◆7 素股「夕方の異常」 【優衣】 「すぅ……すぅ…………くぅ……」 【優衣】 「すぅ……すぅ……ん、く…………すぅ……すぅ……」 【優衣】 「……触りたいなら、触ってもいいわよ」 【優衣】 「気になるんでしょ? 人の体が……女性の体が。  その好奇心を理解できないほど馬鹿じゃないわ」 【優衣】 「いいわよ。  赤の他人を勝手に触って通報されるのは問題だけど、  許可を出してる妹の体を触るのは……セーフでしょ?」 【優衣】 「ん、っ……」 【優衣】 「ん」 【優衣】 「どうぞ」 【優衣】 「あいた」 【優衣】 「んぅ……。そういうところが兄さんの悪いところよ?」 【優衣】 「相手の言葉を信用しないところ。  どんなに相手が良いと言っても、  兄さん自体が合理的によしと判断しない限り行動に移さないところ」 【優衣】 「兄さんが初恋相手となんっっっのイベントもなく、  何の進展も起きなかったのはそのせい」 【優衣】 「相手の立場に立っているつもりなのに、主観は兄さんのまま。  兄さんの勝手な価値観を、人に押し付けてる」 【優衣】 「もっと自分に素直になれば、男らしくなると思うんだけど」 【優衣】 「……人を傷つけまいとして、人を傷つけているって、  いつ気付くのかしらね」 【優衣】 「さあてね」 【優衣】 「んん〜〜〜っ……、……んっ! はあぁ……」 【優衣】 「うんー? ここにいる?  ……あぁ、私が兄さんの部屋にいる理由?」 【優衣】 「うー、ん。……まぁ、その……ははは」 【優衣】 「ちょっとした……相談? って言ったらいいかしら。  報告……とはちょっと違うし」 【優衣】 「……今日、ね。  …………告白、されちゃった」 【優衣】 「うん……まぁ、えーっと。  ……そうね、有り体に言えば……『好きだ』って言われたの」 【優衣】 「どうするかは、決めてないの。  返事は保留」 【優衣】 「くす、どういうこと? それ。  まるで私が絶対に断ると思っているみたいな言い方」 【優衣】 「勇気を出して本気で『付き合ってくれ』って言ってくれた人を、  その場で簡単に考えただけの答えで返すほど、  私は短絡的じゃないわ」 【優衣】 「きちんと考えて、私なりの答えを返さないとね」 【優衣】 「……兄さんは、どう思う?」 【優衣】 「付き合うべきだと……思う?」 【優衣】 「兄さんの意見が聞きたいの。  聞きたかったから、真っ直ぐ帰ってきて……  ここで待っていたわけだし」 【優衣】 「くすっ、付き合うかどうかは……兄さんの理由付けによる」 【優衣】 「付き合うべきだーっていう言葉に裏付けられた理由が  妥当なものなら、兄さんの意見を尊重する。……かもしれないわ」 【優衣】 「逆に、妥当性がなければ、返事はNO……とするかもしれないわ」 【優衣】 「ほら、兄さん。……私はどうしたらいいと思う?」 【優衣】 「ん? わたし?  私がその人のことをどう思っているか?」 【優衣】 「うーん……。まぁ、はっきりと言っちゃえば……」 【優衣】 「いいかなぁって思ってる」 【優衣】 「うん……」 【優衣】 「……」 【優衣】 「んふ」 【優衣】 「んふふ……っ、く……ふふふっ……!」 【優衣】 「あははははっ!! 本気で焦った顔したー!!  あはははっ!  なーに、さき越されちゃうかもーって心配した?」 【優衣】 「嘘よ、うそ。ぜーんぶウソ。  私は誰からも告白されていないし、  とある特定の男性を好きになってもいないわ」 【優衣】 「くすくすっ、こんな気難しい女にはまだまだ春は来ませんよー。  ご安心ください?」 【優衣】 「はいはい、心配してまちぇんねー。そーでちゅねー」 【優衣】 「きゃーっ♪」 【優衣】 「っ、んぅ? あー……。べつに」 【優衣】 「まさか出かけてるとは思わなくて。  顔を出したら兄さんはいないし……?  出ばなを挫かれたままも癪だから、ふて寝してた」 【優衣】 「うん、そう。  兄さんが部屋に入ってくる前からずーっと起きてた」 【優衣】 「倒れてるんじゃないかと心配して顔を覗きこんだのも、  優しく頭を撫でてくれていたのも……ぜーんぶ知ってる」 【優衣】 「くすくすっ、お兄ちゃんだものねー。仕方なーい、仕方ない」 【優衣】 「んふふー、にーさーん?」 【優衣】 「おーいで?」 【優衣】 「折角だし、夕飯までの間、一緒に寝てましょ?  別にすることなんてないでしょう?」 【優衣】 「ないわけではなくても、拒否はしない。  受け身思考な兄さん特有の反応ね」 【優衣】 「ほら。……ぎゅーって、してみて?」 【優衣】 「もちろん。抱き締めるだけよ。  ……他に何かしたいことでもあるの?」 【優衣】 「ん、んむっ……ん」 【優衣】 「……へたくそ。もっと優しくしなさいよ。  そんなに急に抱き締めたら、顔が潰れちゃうでしょー」 【優衣】 「下手なもんは下手。  私を抱き寄せるようにしたら、  こうなっちゃうに決まってるじゃない」 【優衣】 「んー……そうね」 【優衣】 「こうするの」 【優衣】 「ん、ん〜〜っ……んふ。首に両手を回して、頬をくっ付けるの。  ね? 身体が密着するでしょう?」 【優衣】 「ほら、兄さんは腰に手を回して……?  ぎゅーってして、もっと密着させるのー」 【優衣】 「ん……。……うん、そうそう」 【優衣】 「あの……」 【優衣】 「さっきは……ごめんなさい。  からかったりして」 【優衣】 「くす。……うん、そう答えると思ってた」 【優衣】 「うん……? 嫌なこと? ……どうして?」 【優衣】 「夜じゃないのに甘えてるから……?  くすっ……別に、寝る前にだけ甘えてるつもりはないわー」 【優衣】 「そのときどきの気分よ。  ……あと、甘えてるつもりもないから」 【優衣】 「甘えたいモード……?  えー? 誰がそんなこと自称したっていうの?」 【優衣】 「私が?  ……さあ、そんなこと言ったかしら?」 【優衣】 「くすくすっ。まあまあ、今はそんなことどうでもいいでしょー。  ほら、もっと抱き締めなさーい」 【優衣】 「……そっか」 【優衣】 「私……嫌なことがあったのね……。  だから……兄さんに甘えたかったんだ……」 【優衣】 「くすくす……ありがとう、にーさん」 【優衣】 「はぁ……ふ……、……ちゅ、っ」 【優衣】 「んふふー。この前のお返し」 【優衣】 「ほら、いつだったかの朝……兄さんがしたじゃない。  突然……私の首筋に、キス……」 【優衣】 「そのお返し。……ふふ、どう? ビックリした?」 【優衣】 「ふふーん。なら成功ねー。  ……私があのとき、どれだけビックリしたか思い知ったか」 【優衣】 「……もう一回してあげよっか?」 【優衣】 「キス。……首筋の、耳たぶの裏……下らへん? へのキス」 【優衣】 「そう言う割には、嫌そうには見えないけど?  さっきだって、ぴくって動きはしたけど……  私のことを突き飛ばそうとはしなかったし」 【優衣】 「ふうん? 私がくっついてくるから?  へぇ、そう……。  じゃあ……」 【優衣】 「今度は、ちゃーんと逃げてね?」 【優衣】 「んん〜……ちゅぅ」 【優衣】 「ちゅ……ちゅ…………んん……ちゅ、ちゅぅ……ちゅ」 【優衣】 「ん……ちゅ、ちゅ……――っ、んフっ、ふっ」 【優衣】 「……胸を触りたいの……?」 【優衣】 「手が滑った……?  ベタな弁明。言い訳にすらなってないわ」 【優衣】 「どさくさ紛れに胸を触ろうなんて、いい度胸ね。  ふふん、これはお仕置きが必要と見た」 【優衣】 「噛んでやる。……かぷ」 【優衣】 「かじかじ……ん、ちゅ、ちゅ……ん、はあぁ……はみはみ……」 【優衣】 「ん……はぁ……、ぁ……ちゅ、ちゅっ……ちゅ、  ……ん、ぅ、ふ…………はあ、ぁ……はふ……」 【優衣】 「兄さん……逃げないの? 抵抗は?」 【優衣】 「んんぅ、んっ……はぷっ、かむ……ん……、っ♪ フ、ぅ……」 【優衣】 「かぷっ。んん……ん……ん〜……んはぁあ。  ……ちゅ、ちゅ……ン、ちゅ……は……フ、ちゅ……」 【優衣】 「ちゅ、ン…………はふ……。  ……小さな耳……」 【優衣】 「……んふ、……食べちゃお……。  はぁぁー……んむぅン」 【優衣】 「はむ、ぅ……ん、かむはむ……んン、フ……はぁぁぅむ、……ん」 【優衣】 「んぅ……? 逃げないの?  逃げないなら……はぁぅむ、ぁむ……む、  ん……ちゅ、っ……んふふ……続けちゃうゾ?」 【優衣】 「ん、っ――きゃっ」 【優衣】 「…………。  ふふっ、押し倒されちゃったー」 【優衣】 「……?」 【優衣】 「ねえ、兄さん」 【優衣】 「私に囁かれて、耳たぶはむはむされて……興奮したでしょ?」 【優衣】 「ふぅん……? またそうやって見え透いた嘘を吐くの」 【優衣】 「誤魔化そうとしてもだーめ。  ……こうやって、私が膝を立てれば……」 【優衣】 「……♪ ほら、かたーいものに当たっちゃった。  これはなーにかーしらー?」 【優衣】 「私の太腿の動きに合わせて、ピクピクって震えてる……。  もう……、別に……我慢なんてしなくてもいいのに」 【優衣】 「私、兄さんが快感の虜になって蕩けてる顔……好きよ?」 【優衣】 「ほぉら、苦しそうにしてる子は出してあげましょうねー?」 【優衣】 「あっ、出てきた……♪  あはっ、もうビンビン……元気なおちんぽ♪」 【優衣】 「澄ました顔をしておきながら、  私の囁き声と唇に興奮してがちがちにしてたのねー?  くすくすっ、兄さんのすけべー」 【優衣】 「……ねえ。今日は……どうする? なにする?  ……兄さんの好きなように要求して」 【優衣】 「……太腿に、挟んで……?  ううん……? えぇと、どうやるの……?」 【優衣】 「っ、ひゃっ!? っ、ぅぅ……!」 【優衣】 「み……見えた?」 【優衣】 「む……。  ショーツを見られる恥じらいくらい、人並みには持ってるわよ」 【優衣】 「でも、……んんぅ、そう……ね。  兄さんに見られるのは……、ぅぅ……平気……。  っ、平気じゃないけどっ、……平気」 【優衣】 「こ、この制服のせいよっ。  スカートが捲れれば、  誰だって咄嗟に押さえるに決まってるでしょーよぅ……」 【優衣】 「へ。……え? ……ショーツ、見たいの?」 【優衣】 「ぇ、あ、だって……私の、……妹のショーツよ?  ……それでも、見たいの?」 【優衣】 「…………また一つ、兄さんの性癖を憶えたわ……」 【優衣】 「……はいはい、そんな馬鹿みたいに急かさないで……。  ……ほら」 【優衣】 「…………」 【優衣】 「ほ、ほら……太腿に挟むんでしょ?  そこで馬鹿みたいにおっ立たせてるの、早く慰めてあげなさいよ」 【優衣】 「っ、わっ、ちょ、ちょっ……!  太腿って、そこっ、ショーツに当たってるじゃないっ」 【優衣】 「もっ、問題はっ、…………ぅ……うぅん?  ……問題は、ないわね……うん、ちょっとびっくりしただけ……」 【優衣】 「…………にいさん?」 【優衣】 「はは、は……私の脚を、そんな……大事そうに抱きかかえて……。  ふふっ……そんなことしなくてもどっかに行ったりしないわよ」 【優衣】 「ん……んっ……、いきなり……。  ……せっかちー……、……んフ……はあ……ふ……ふぅ」  【優衣】 「ん、んんぅ〜……っ。  早くぅって言ったのは私のほうだけど……、ん……んフぁ……」 【優衣】 「ん、……ん……っ、ン……んフ、ぁ……ねえ、あの……  もうちょっと、位置を高くできない?」 【優衣】 「ん、はあ……は、……だからぁ……ショーツから浮かせて、  クロッチじゃなくて太腿だけで擦ってくれない……?」 【優衣】 「ん、んん……ぅ、問題はなかったんだけど……。  やっぱり恥ずかしくて……。  ね……? お願い……」 【優衣】 「んんぅ、ショーツを見られるのは、友達なら着替えのときに……ね。  っ、でも……兄さんには初めてだから……。  やっぱり、少し恥ずかしいし」 【優衣】 「そ、それに……ショーツを触られるなんて……。  まして、クロッチとか……そんなのっ、慣れてるわけないでしょっ、  ぅ、ぅぅぅ〜……っ」 【優衣】 「ん、は…………はぅっ、ぅ……んン……当たってるぅ……っ、く……」 【優衣】 「は……は……、っ……あっ! っ、んンっむ」 【優衣】 「っ、あ……あはは、は……。  さすがに……内腿の付け根を擦られると、  くすぐったくて声が出ちゃうわね、え……」 【優衣】 「ん……ぅ、んっん……っ。  はっ……あ、あの……太腿に挟む、って……」 【優衣】 「ん、ぅ……あ……、挟んでるけどぉ……なんか、ぅうンっ……、  ぅぅ…………股のほう、に……ショーツに押し付けてない……?」 【優衣】 「ん、……フぅ……、……『うん』じゃなくて……、  ぅう、んフ……、……押し付ける必要ないでしょー……?」 【優衣】 「は、……はっ? 柔らかっ、っ……なに、っ!  なに言ってるのよっ! ……ぅぅ、へ、変なことを言わないでえっ」 【優衣】 「……ん、……んむぅ、むぅぅっ……!  本音であろうとなんだろうとっ、  からかうために言ってるって顔を見たらわかるからっ!」 【優衣】 「ん、んん、うぅ……もう、これじゃ太腿に挟むんじゃなくて……  股に挟むじゃないのよ……」 【優衣】 「くすん……ウソツキ」 【優衣】 「ん、んふ、ぁ…………ん、……ん……ンぁ……はあ……ふ、フぅ」 【優衣】 「はふ……ん、……んぁ……?  なに、……どうしてショーツを触ってるの……っ?」 【優衣】 「は、……はふ……ぅ、ん……ふうん……。  そうね、彼女がいないんだもの……  触ったこともないものね……そっか」 【優衣】 「……ふ……ぁ……、は……」 【優衣】 「……にい、さん……」 【優衣】 「は、はは……ショーツに夢中で、腰の動きが止まってるわよ?」 【優衣】 「ん、ふは……はふ……ふ……ぁっ、んンっ……フ……フぅ……は」 【優衣】 「んっ、はぁ……はふ、ふふっ……どう? 感想は……。  自分で腰を動かしてみて、ぅんっ……はふ……お股で挟まれて、  気持ちいい?」 【優衣】 「あ……う、ん……そうね。  私も……腰を、ぶつけられると……なんだか、兄さんに……。  犯されてる、みたい……かな」 【優衣】 「ん……んん……、は……ぁ……ぁ、は……はぁ……っ……ぁふ……」 【優衣】 「っ、んっ、ふ、あっ……こら、ぁっ……なにしてるのっ、  ……んフ、挟むって……ぅんンっ、はあ……」 【優衣】 「んっ、むっ……ぁっ、もう、こらぁっ……ぅぅっ……!  ショーツにっ、先っぽを突き立てるなあっ……んっ、あっ……」 【優衣】 「ぅぅ、ぅ……もう、もぉ……太腿に挟まないならっ、もうやめる!  ちゃんとやって! ぅぅぅ……変なことしないでよ……ぅ」 【優衣】 「んぅ……? 脚を、もっとギュッと……?  あ……兄さんのをギュって挟んであげればいいのね。  うん、わかった……。ぅん、っ……えいっ……ぎゅぅぅ〜……っ」 【優衣】 「っ、ぁ……熱い、っ……ふあ……。  くす、兄さんのおちんぽ……がちがちで、すっごく熱いわよ……?」 【優衣】 「ん、っ……あっ、これ……動かれるっと……っ、……ゃぁっ……♪」 【優衣】 「っ、はっ……むンっ……!  ムグ……っ、っ……! ッ……ぅっ……」 【優衣】 「ちょ、ちょっとストッ、プっ……ぅンっ、んっ、っ……ンっ……!」 【優衣】 「っ、ンっ……フ、んっ……っ、はっ……ぁっ♪  ふあっ、ぁ……っ、ぅ……あ……はっ……フ、ぅん……っ……っ」 【優衣】 「っ、ひゃっ!? ぅっ、っ、なにっ、なにっ、っ……!?  んっ、もう、わけわかんないっ……なんで膝なんかにキスしてっ、  ん、ゃっ……あっ……♪ 激しっ……!」 【優衣】 「ぅンっ! っ、んっ、ンっ……ンはっ、はっ、はふ……うあっ♪  ん、は……は……もうっ、早くっ……終わらせなさい、よぉ……!」 【優衣】 「ん、ひっ……! 舌、したぁ! んンっ、むっ……!  舐めるなあ……っ、あ、はっ……は、はふ……んっ……!」 【優衣】 「っ、っ……はぅ、っ……ん、ぅ? イク……っ?  ぅ、ンっ……あっ、そのまま出したら、スカートがっ」 【優衣】 「ちょっと、待っ、て、フっ、んっ、っ、っ、んゃっ、あ、っあ!」 【優衣】 「っ、ぃっ、にっ、さっ、ン! はっ、はっ、ぁっ、にい、さっ!  んっ、ふあっ、あっ、にい……っ、さ、っ……ぁ、ぁっ、ぁっ、あ!」  びゅるるっ! ビューッ!! びゅくっ、びゅるるっ! 【優衣】 「あぅっ! ぅ、んっ、んっ……! んっ、はぁっ……あ、はフ……。  んっ、……はぁぁ……はぁ……はぁ……もう、人の話を聞かないん  だからぁ……」 【優衣】 「はぁ……、ん……ちゃんと全部、手の中に収まってる?  ぅ、ン……もう、出しすぎっ。熱いし……どろどろしてるし」 【優衣】 「あぁぁ……もう、やっぱりちょっと散ってる……。  うぁ、カーディガンまで……もぉ、どうしてくれるのよぉ……」 【優衣】 「興奮したからとか、言い訳にならない。  見境なくして……嬉しそうな表情で無心で腰動かしちゃって……、  私はそこを非難してるの」 【優衣】 「もう……、……ん。……っ、んっ?」 【優衣】 「あれ、なにこれ……、ん……」 【優衣】 「え……まさか」 【優衣】 「へっ? あっ、ううんっ! なんでもないっ! はは……。  ……あー、私っ、手あらってくるわね。  っ、……そそそれじゃっ」  …  ……  … 【優衣】 「はぁ……はぁ……はぁ……、ふぅ……ふ……」 【優衣】 「嘘……うそぉ……」 【優衣】 「……これって、あれよね。あい……え、き……とかいう」 【優衣】 「まさか、今さっきので……私……、興奮……した?」 【優衣】 「っ、ぅ……ぅぅっ、ぅぅぅ〜〜〜〜っ!」 【優衣】 「兄さんに……バレてない、わよね?」 【優衣】 「バレてたら……、うぅっ……ぅぅぅ〜〜っ!  顔合わせられないわよぉ……」