分岐B(おまけ) 【優衣】 「んふ、だぁめ。まだイかせてあげなーいっ」  ぱっと手を離してしまう。 【優衣】 「せっかく二回もするんだもの、  もっと長く楽ちまないと損でちょ?」 【優衣】 「んふ、しばしの休憩ーっ。  代わりに、耳と乳首、いじめてあげるっ♪  くす、たっぷり焦らされちゃいなさいな?」  優衣が指を動かすとぬちょりと鳴る。  精液が液化してカウパー液と区別できないまでになっていた。 【鈴】 「…………」  鈴はその間、言葉を発さずに俺に寄り添っていた。  変わらずに精嚢に手を添えたままではあるが。 【優衣】 「あ……。くすっ、乳首もビンビンでちゅねぇ?  ねとねとのを塗り込んで……ふひっ、指先で……ぴんっぴんっ♪  ふふひっ、ふふっ……すっかり開発されちゃってえ。えっちー」  優衣が乳首責めに移行したと同時に、  無人となった逸物の下で小さな手が動く。 【鈴】 「……じゃあじゃあ、お姉ちゃんの代わりに……  ふふ、鈴が触りまーす……」  なヌ!? 【鈴】 「たまたまのうーえー……」  ちょちょちょ! 【鈴】 「っ、あ、わあ、太い……。……んん、硬い……。  お兄ちゃんのおちんちん、すごいんだね……?  いつもズボンの中、苦しくないの……?」  常時こうなわけがないだろう!  ってか、なに、なんで触られてるわけ!? 【鈴】 「んん、ぅわ……ぬるぬるぅ……。  ん、ふぁ……滑る、ふふっ、滑る滑る……♪」  わあ、楽しそう!  じゃなくて。 【鈴】 「うぅんと……お姉ちゃんがやってたみたいに……。  ……ここ? っ、反り返ってる、先のとこ……、  ここをくちゅくちゅすればいい……?」 【兄】 「ぅあ――っ」  行動を止めよと言う理性との葛藤も、  小さな手が棹を扱いた瞬間吹き飛んだ。 【鈴】 「うっ、っ、ん……んぁ、どう? きもちっ?  クスッ、でこぼこしてるとこ、ぐちゅぐちゅ搾ったらっ……  ぴゅっぴゅっする……?」  力加減がまだ掴めないのか、水音は控え目だ。  それでも微かに聴こえる音が、  鈴の卑猥な動きを伝えてくれて興奮する。  だが、その音は優衣に伝わってしまう。 【優衣】 「ちゅ、む……ん? あー、何ちてりゅの。  自分で勝手におちんちん触って……我慢しゅりゅって約束でちょー?」 【兄】 「え? は?」  優衣らしからぬ的外れな指摘。  ペニスを握っている手の大きさまで確認していないのだろう。 【兄】 「あー……適度に刺激しないと萎んじゃって」 【優衣】 「むぅ、萎ませないため……?  とか言って、おもらちちゅりゅちゅもりなんじゃないでちょうね」  訝しんだ声音。 【優衣】 「……興奮を持続ちゃちぇりゅだけでちゅよ?  自分の手でなんてイッちゃったら勿体ないでちょう……?  節度を持って……ね」 【鈴】 「……だいじょうぶ?」  こっそりするつもりが優衣にバレてしまった。  続けてもいいのかどうか、わかりかねているんだろう。 【兄】 「……」  鈴の手の中で陰茎を震わせる。  意志を伝えるように、二度三度と。 【鈴】 「あ……」  理解したのか、屈託ない声を出す。 【鈴】 「くす、おちんちんびくびくっ……♪  ほあ、生きてるみたい……早くしてほしいーって、クスッ……」 【鈴】 「んっ、待ってて?  鈴のおててでお兄ちゃんの悪いうみを、  ぴゅっぴゅって搾り出してあげるっ……♪」  すでに粘液に塗れた指が動き始める。  小さな指はカリ首にぴったりとハマり、  拙く亀頭肉を搾ってくるのがたまらない。 【鈴】 「んっ……はぅ、……てや、てぃっ……。  んん、ぅ……つるつるしてるー……ここを、ぐちゅっぐちゅっ……」 【兄】 「ぅあ、っ……!」  優衣と違ってどうすれば快感を与えられるのかよくわかっていない。  それでも、潤滑油に塗れたペニスは  鈴の不慣れな動きでも充分に性感をもたらしていた。  自分で扱いていると思っている優衣は、  声を上げた俺に不思議がっている。 【優衣】 「れる、れぇぇ……ん、ゆっくりしゅるんでちゅよ……?  ちゅ、ン……カリのところだけをくちゅくちゅしゅれば、  くす、ゾウさんはおっきいままでちょー?」 【鈴】 「しこしこっ……ンふあ……ぷちゅ、ぷちゅっ……、  しこしこしこしこっ……ふふ、気持ちいいの……?  ほぁ……もっと、おちんちん気持ちよくなぁってえ……」  甘えたような鈴の声が途端に淫猥に聴こえてくる。  ただの好奇心からの台詞も、受け取る側ではこんなにも違うのか。 【鈴】 「ん、ん……ぅあわ、暴れるっ……強く握らないと、っ……  ぎゅっ、ギュッと、ふふ、痛かったらこっそり言ってねー……?」 【鈴】 「てや、てやっ……ぼこってしてて動かしにくい、っ……。  えへへ、きもちっ? 上手にできてる?  ん、……はふ……えいえいっ……」 【優衣】 「ちゅ、ちゅ……我慢ちて……?  がまん、がまん……はむぅ……ん。  おもらちぴゅっぴゅちゅるの、がまんれちゅよー……?」  右からは我慢の指示が、 【鈴】 「しこしこ……しこしこしこ……っ、は……はふっ♪  ふっ、いつでも、っ……出していいからね?  ん、ふっ……ふ、は……」  左からは催促の指示が。  従うべきなのは優衣の言葉だろう。  無視したとなれば、どんなお小言が待っていることか。  だが、体は圧倒的に鈴を味方していた。  鈴の無垢な手を穢したい――  欲望に塗れたドロついたもので染め上げたい――  理性ではどうにもならない。 【優衣】 「はむぅ……んれぇ……ぇる、ちゅ、む……出ちちゃダぁメ……。  ちゅむぅ……イきちょうになったら、ちゃんと手を止めて……?」 【鈴】 「ほら、っ♪ は……いまのうちに、ぴゅっぴゅして?  ん、は……ぁ……あ……お姉ちゃんの代わりに、鈴のおててで、  っ……おしっこ出してっ? ぴゅぅーっ、びゅぅぅーってぇ」 【兄】 「っ、う……くっ」  息が荒くなってきた俺に優衣が口を挟む。 【優衣】 「だぁめ……自分でお触りちてりゅんだから、操作できりゅでちょー?  くす、まだしっしちちゃだーめ」   【優衣】 「……人にちてもらうほうが、ずーっと気持ちいいんだから、  おもらちもたくちゃん出りゅでちょ? 我慢ちて……」 【鈴】 「んむぅー……おにいちゃぁん……。ほら、ほらっ……♪  はやく、はやくっ……ぴゅっぴゅっ♪ おちんちん、しーしー♪  出してっ、ん……大人のおもらしっ見せてっ?」  言い訳をするわけじゃないが、どんなに我慢しようとも  刺激を続けられてしまえば限界が来るわけで。