;翌朝、親友の子と電話しています ;フェードイン 「えっと……だから、教えて貰ったことには感謝してるけどあれはさすがにやりすぎだよ……というか、あの後って……あぅ、やっぱり……うう、そうだね、今日は人のこと言えないし……しょ、処女でも思いきればそういうことだって……ある、よ?」 「そ、その、詳しい話はさすがに……あ、え、えっと、ほら、起きたみたいだし、とりあえずまた電話するから。じゃ、じゃあね」 「あぅ……え、えっと、その……おはよ……えーと……昨日のことはちゃんと覚えてる? ……う、うん、その……付き合ったことは嬉しいんだけど、その……あのまま寝ちゃったでしょ?」 「その……外見てもらえば判ると思うんだけど……うん、もう朝……じゃなくて、お昼前……あの、その……うん……もう、お父さん達、帰ってきちゃってて……2人で裸で寝てたところもその……見られちゃった」 「え、えーと、その……怒ってないみたいだよ? お母さんは相手が貴方だって判ってむしろ喜んでたし、お父さんも『切れてないよ? 切れてないけどとりあえず今日は夕ご飯まで家に居て貰おうかな、うん』って言ってたし……うん、ごめん。お父さん、ちょっと子離れ出来てないところあるから……」 「その……それとね……浴衣とベッドのシーツに……うん、血付いちゃってて……あはは、その……ごめんね? 最後の最後で詰めが甘いっていうか、穏便にって思ってたんだけど私もすっかり舞い上がっちゃってその……あ、んぅ……ん、ちゅぅ……」 「……怒ってない? ……だ、だって、その……大丈夫って言ったのは私だし、だからその……ほ、本当? ……えへへ……うん、なんだかね……今までやっぱり私の方が年上だし、お姉さんだって思ってて……だから、貴方のことはどこか『男の子』っていう風に見てたと思うんだ」 「でもね、今……すごく『男の人』って感じがして……頼ってもらうんじゃなくて、頼らせて貰いたいって思っちゃった……ふふ、格好良いって意味なんだけどなぁ……でも、そうだね。今回は頼りにしてもらって大丈夫。お父さんは何とか落ち着かせるし、お母さんは……元々、今まで私が付き合ったこととかないし、好きなのが貴方って知ってたから、純粋に喜んでくれてたから」 「うん、お母さんと話してて。お父さんの方は私で何とかするから……とりあえず、服着て、1度お風呂入る? ……ふふ、遠慮しなくて良いよ、それくらいで怒ることもないだろうしね」 「うん、一緒にがんばろ……ふふ、これまでと、これからも……末永くよろしくね、あなた」 ;3秒程度間