名前:アザミ 本名:神村切悲 性別:女 身長:157cm 体重:52kg 誕生日:19xx/08/03  20xx/09/17/没 血液型:B 利き手:右 種族:人間→死神(ホーリータナトス) 職業:死神(第四宮部隊員) 特殊能力(死神技):『フライ・ハイアー・ザン・ザ・スターズ』(飛翔能力・機動力が大幅に上昇する。ある程度の物理法則を無視できる) 瞳の色:黒 髪の毛の色、長さ:染めた紫 肩を越えるほど 容姿の特徴・風貌:ツリ目、露出度の高い派手めな服装 趣味:飛翔を交えたランニング(高い場所に登ったり、そこからスカイダイブごっこなどをしたりもするが、あまり他人に見られないようにしている)     雑誌を読む(漫画も含む) ファッション誌を読んで、おしゃれの妄想(恥ずかしいのか、実際のアイテムはあまり頻繁に買えないらしい。ピアス類は怖いらしい)    将棋(おばあちゃんっ子だった頃の名残) 好きなもの:りんご飴 弟 ヒナ 嫌いなもの:仲間はずれにされること 両親(憎んでいるほどではない) 使い魔:サキノ(元・神村家の守護精霊) 第四宮魂魄識別番号 HT-0084 染めた紫色の髪、発育の良い体型、少し派手な服装に身を包んだ少女。 霊体は基本的に死に際の姿を保つため、染色した髪は綺麗な紫の輝きを保ち続けている。 現存する死神少女の中では二番目に古株。 気難しかったり面倒臭がりだったりという面があり、長い間、任務を放棄して彷徨い続けていたため失敗例扱いだったが、 ヒナをきっかけとして心を開いてからは、職務や死後の過ごし方にも前向きに取り組むようになった。 外見をはじめとする虚勢や、少し乱暴な言葉遣いは、自信の無さや寂しがり屋の裏返しである。 ありのままの彼女を受け入れて包み込んであげれば、将来が心配になるくらいちょろいのではないだろうか。 実は照れ屋さんでリアクションが大きい。よくわからないところで恥ずかしがるが、こうと決めたことには大胆な行動をとる。 けっこうわかりやすいツンデレ。強がり屋さん。 思春期に女の子っぽいことをあまりできなかったので、密かに強い憧れがある。 生前は、ある山奥の村で生まれ育った少女であった。 両親は都市型であったものの、のんびり屋の弟を引き連れ友達と自然の中で遊ぶ活発な性格だった。 切悲(キリヒ)という名前は祖母がつけたもの。 就学後、進級するに連れ、その珍しい名前をからかわれることが多くなった。 成長に従い精神的にも落ち着いてきた彼女は、次第にそれを重く受け止めてしまうようになった。 それだけが原因ではないものの、気付けば彼女は孤立していた。幼馴染が何人かはいたものの、クラスにはいない。 高校進学時に心機一転しようと、髪を紫という奇抜な色に染めたが、それが裏目に出て、陰気ないじめにエスカレートしていった。 自分を頼ってくれる弟を支えにしていたが、ある夏、ついに耐え切れなくなり自室にて首を吊る。 そして、まだ実験段階であった聖少女死神計画に組み込まれることとなる。 都会で出会い結婚した両親は事なかれ主義で、いじめに遭った娘にも親身になってくれなかったため、嫌っている。 祖母もコンプレックスであった名前の名付け親ということで憎んでいたが、ヒナたちとの交わりの中で考えを改めた。 (ただし、自ら名乗り始めた名前が自他ともに定着していたため、本名に戻してはいない) 両親とは関係なしに、一種のホームシックを持っており、一ヶ月に一度は生家や弟の様子を見に行かないと落ち着かないらしい。 自分の心を最短手数で開かせてくれたヒナのことをとても気に入っている。 生前から弟だけでなく妹も欲しかったらしく、とても可愛がり……時に逆に可愛がられてもいる。 ----------------------------------------- 任務が与えられてから、対象の死期までは通常、近くて当日、遠くて三ヵ月ほどの間がある。 今回は二週間ほどの期間があり、アザミは対象の若い男を観察した。 不治の病で入院中であること、そして同じ病院に入院する子供たちといつも仲良く遊んであげていること、 その中のある女の子のドナーとなったこと。その女の子が、成長した弟の娘、つまり自分の姪であったこと。 この時点でかなりの好感は持っていたが、あくまで仕事。 けれどお礼代わりに、急な死期だけでも告げておいてやるかと、だるそうに現れる。 さすがに一目惚れされるとは思っていなかったので、かなり慌てふためいてしまい、逃げるように去る。 それから、一週間後まで男の気持ちが変わっていなければ、姪のお礼に時間限定で付き合ってあげることは決めていた。 元来押しに弱いので、そのままなし崩し的に最後まで。 それがアザミにとって純粋な恋だったのか、気まぐれな親切心の延長に過ぎなかったのか、 はたまた、あまり同年代の異性と関わる機会がなかったゆえに恋愛への憧れや性欲を持て余しただけだったのかどうか、 相手がいなくなった今ではもうわからない。 ただ、男の魂にも自分を刻みこもうとしたように、アザミ自身にとっても、少なくとも悪くはない思い出として記憶に刻まれているようである。 そんな設定のIFストーリー。