;事後 「……落ち着いた? ……そう、良かったわね。で、ちょっと話したい事があるんだけど……ええ、きちんと話しておかないといけない事だから。こんなに中に射精して、どうするつもりだったのかしら?」 「あらあら、何今更気づいたような顔してるの? コンドームも付けずにセックスして、更に中に出して……そうなれば当然、精液は中に入るわよねぇ? で、そうなったらどうなるかくらいは……セックス出来るくらいだから、判ってるわよね?」 「そうねぇ、これで妊娠でもしたら誰が親か言わないといけなくなる……ふふ、隠し通せるとか思ってるの? 大人の世界、舐めすぎじゃない? 仮にも教師で、特定の相手も居ない状態で父親をハッキリ出来ない子供を孕むなんて事があれば、誰だって真相に興味津々よ?」 「そうなれば、どういう形であれ、相応の罰があるでしょうねぇ? 教師の免許も剥奪で、場合によっては逮捕……なんて事もあるかもねぇ? ま、あなたにとっては目の上のたんこぶな私が居なくなって清々するかもしれないけど……あら、そう考えるとあなたがしたことって凄く理に適ってるわね。くすくす……たっぷり補習でお勉強した甲斐があったわね?」 「あらあら、そんなつもりはないと……ま、あなたがそういうつもりじゃなくても、あなたの親や学校は黙ってないでしょうけどねぇ……ま、私は当然として、あなたもそれなりに覚悟しないとねぇ……あなたに孕まされて、あなたのせいで仕事を失った私があなたを庇ってどうこうすると思う? くすくす……地獄に堕ちるなら、1人より2人、一緒の人が居た方が素敵よねぇ?」 「そんな泣きそうな顔してどうしたのかしら? ……あらあら、何を謝ってるの? もしかして、あなた……何も考えずにこんな事したの? そうだとすれば男だとか女だとか、生徒とか教師とか、それ以前の問題に……理性ある人間として最低よねぇ?」 「……それで、こんな大変なことをしてくれた君はどうするのかなぁ? ……ふふ……あら、そう? 悪いわねぇ……まぁ、そうねぇ。運良く妊娠してなければ教師を辞める必要も無いし、来年もあなたが私のクラスなら好成績を出してくれればそれだけ私の評価も高くなるし……でも、出来るのかしら?」 「だって、今年こそこれだけ必死に勉強して何とか最後に満点取ったけど、やっぱり塾に行ってる子と行ってない君とじゃねぇ……土俵が違うっていうのかしら? そういう感じでしょう? 来年からは受験も見据えて塾の子達も頑張るだろうし……それでもやる? 言うのは簡単よねぇ……じゃあ、もし成績が落ちたらどうしようか?」 「……そう、そこまで覚悟があるんだ……じゃあ、見せて貰おうかしら……でも、忘れないでよ……あなたが言った事は学校にいる間、ずっと私が満足する成績を出し続けるって事……しかも、私の教科だけじゃなくて、他の教科もね……もし少しでもつまずけば、負け犬に相応しい扱いをしてあげるから……楽しみにしてなさいよ……くすくす……」 ;3秒程度間