//////////////////////////////////////// 高校生にもなって教室でおしっこ漏らした女子の心中 //////////////////////////////////////// 授業中おしっこ我慢できなくなって、でも先生に申し出れもしなくて、ついに限界を迎え椅子に座ったままジャー… という典型的な『おもらし』を、なんと高校生にもなってやらかしてしまった。 こんな恥ずかしい女の子、きっと世界中で私だけ… 頻尿なのは自覚していた……だから休み時間ごとに必ずトイレに行くことを習慣づけていた。 それでも毎回、授業が終わる頃にはかなりの尿意を感じている。 だから習慣づけていなかったとしても、自然と休み時間ごとにトイレに行くことになっていたとは思うけど… たまに、ほとんど尿意がないこともあるんだけど、そういうときでも一応、一滴残らず絞り出しておく。 休み時間は10分あるけど、トイレに行くのは後半5分になってから、と決めている。 多少混んでいて待たされたとしても、5分もあれば充分に用は足せるし 授業開始直前にトイレに行っておいた、ということが安心にもつながって 授業中に、漏れそうなまでの尿意になることは、滅多に無かった。 その日は、体育の授業が少し長引いて、着替え終わったときには既に 次の授業のチャイムが鳴り終わっているぐらいのタイミングだったので、急いで教室に戻った。 既に先生は到着してたけど、女子はほぼ全員遅刻なので事情を察し、怒っている様子もなかった。 早く席につけ―、程度のテンション。皆が席につくと、すぐに授業が始まった。 特に問題はない、トイレに行けなかったこと以外は。 体育の授業が終わった時点で、それほどの尿意ではなかったから、もうひと授業ぐらいはもつはずだった。 でも、その後、尿意は急速に増していった。 頻尿は、もちろん体質によるものだけど、意外と精神面の部分も大きいように思う。 いつも欠かさず行っていた、というのが仇となり、たった一度、休み時間にトイレ行けなかった ただそれだけのことが、物凄く気になってしまい、授業に集中できなかった。 おしっこのことばかり考えてしまうから、余計に尿意が加速して… わかってはいるんだけど、授業に集中しなきゃ…って思うんだけど 一度気になっちゃったら、もうダメ、頭から離れない… どんどんオシッコしたくなっちゃって、あっという間に漏れそうな状態に… まだ、授業時間は半分も過ぎていないのに、じっとしていられないほどの尿意… (…ヤバい……おしっこ………もう我慢…できない……かも…) もともと目立つのが苦手で、普段から大人しくしているタイプだったし 授業中に手をあげて「せんせい、おしっこ」的なことを言うのは憚られた。 皆に注目されてしまうし、高校生にもなって授業中おしっこ我慢できなくなってトイレ行かせてもらうなんて恥ずかしいし あの子は今、おしっこ漏れそうなんだ、と知られて、物凄い勢いでジャージャー放尿しているところを想像されてしまったり… 或いは下痢と思われて、水みたいなウンチをブリブリ、ビャービャー噴射しているところを想像されてしまうのではないか… とか、思っちゃったりして… 考えすぎなのはわかっている。言ってしまえば、自意識過剰なのだけど… (…トイレ……行かせてもらわないと……ダメ…かな……) (…休み時間まで……どうにか……耐えられるんじゃ………ないかな…) 今までも危ないことは何度もあったけど、小学生のときですら、人前で全部漏らしてしまうような大失敗はおかしたことがない。 まして、もう高校生、体のつくりは殆ど大人………おもらしなんて、するわけがない……きっと、我慢できる… そんな、根拠のない理屈にすがって、自分に言い聞かせる… (…大丈夫……我慢…できる………もう…子供じゃないんだから……) もう限界が近いのは、自分が一番よくわかってるはずなのに… どう考えても、授業終了までもつはずがなかったのに… トイレに行かせてもらうか、漏らすかの2択を迫られていたのに… 正解は、申し出てトイレに行く…これしかないと知っていたはずなのに… (ハアッ……ハアッ…………ホンットもうダメ………どうしよう…) (はやく……はやく先生に言わないと…) (あ……あの…せ………せんせ…い…) ほとんど声になっていなかった… (あ………ああ……で…………出ちゃ…う……うう…) (やあん………漏…れ……る………いやっ………たす…けて……せ…ん…せい……) (や………あ……あっあっあああ………で……て…るうううっ………おしっこ、出てるぅ…) 股間の温度が一気に上昇し、パンツ内からシュウウウ…とくぐもった音が、かすかに聞こえてきた。 たぶん、そんな小さな音、周りの誰も聞こえていないだろうけど、自分にはハッキリと聞こえた。 (いや……ダメ…と……止まってっ…) 止まるはずがなかった。むしろ勢いは増していった… パシャパシャ、ピチャピチャ、おしっこが床に打ちつけられる激しい水流音が辺りに響き渡る。 こちらの音は、席の近い生徒には、本当に聞こえてしまうぐらいの音量だった。 とても長い時間に感じた……いつまでも、いつまでも出続けた… 物凄い量だった………なぜか濃い、まっ黄色のおしっこで、巨大な水たまりが出来上がっていた。 ムワア…っと強烈なアンモニア臭が漂ってくる… 最初は自身に起こったことが信じられなかったけど、信じたくもなかったけど、時間が経つにつれじわじわと実感が湧いてきて 授業中におしっこを漏らしてしまった、という有り得ない事実を受け入れざるを得なくなった。 (ついにやっちゃった……クラスみんなの前で『おもらし』をしてしまったんだ、私…) 顔がドンドン熱くなり、涙が溢れ出てきた。 [大泣き] みんな、驚いた表情で私を見ている。何か驚きの言葉を発している人もいるみたいだったけど… 何を言われているのかまでは頭に入って来なかった……あまりの恥ずかしさに気を失いかけた。 辛うじて倒れはしなかったけど…そのときのことはあまり記憶に残っていない。 その日は、そのまま早退………オシッコでビショビショのスカートをお土産に持って、いつもより早く帰ったのだから 当然、母にもバレてしまった。 驚かれて…怒られはしなかったけど、優しく慰めてくれたけど……それがまた恥ずかしくて、情けなかった… その日は晩御飯も食べる気になれず、部屋に閉じこもって、ずっと泣いていた… 次の日も、その次の日も学校を休んだ………行けるはずがなかった… (なんで「お手洗いに行かせてください」の、たった一言が言えなかったんだろう… 後悔してもしきれないっ) 毎日ベッドの中で、泣いて過ごした… 一時期は、本当に自殺まで考えたけど… しばらくして、学校に行く決心がついた… 周りも少しは大人なので小中学生のように、直接バカにしてきたりイジメてきたりすることはなかったけど こちらをチラチラ見ながらヒソヒソと噂されたり、クスクス笑われているのは分かってしまって辛かった… 結果的に、申し出てトイレに行くより遥かに目立ち、遥かに恥ずかしい思いをしてしまった。 最後まで言いだせなかったばかりに、本当に漏らしてしまったのだ………一滴残らず、全部… もう二度と、こんな思いはしたくない。次からオシッコ漏れそうになったら、すぐに申し出よう、と決意した。 //////////////////////////////////////// おしまい