ぺーるt−んれいんぼぅすたーボイスドラマ企画25弾 「引きこもり少女と二泊三日の誘拐紀行・2日目」 ■第5話 いつもより広いベッドの上から [ホテルの部屋・前作の翌朝、寝てる主人公の頬にキスをする少女] ん……ちゅ。 ちゅ……ちゅ…………んちゅ……んむ…… ん、ちゅ、ちゅ……んふ……っ……ちゅ、ちゅ……れる…… (目を覚ます主人公) んちゅ、んぷ……ん……あ、起きたか…… (主「おはよう」) うん……おはよ。もう朝だぞ。 (主「何してたの?」) 何って別に……珍しく先に目覚めたからな。たまには私からするのもいいのかと思ってだな…… おはようのキス、させてもらったよ。 嫌……だったか? (主「まさか」) んふふ……それならよかった。 だが……なんだかまだ目がシャキッとしてない気がするな。 ああ、わかるさ。お前の、いつもの眠たい時の目、だもんな。 かわいいなぁ……んふふ……頭なでてやろうか? (主人公の頭をなでながら) 目が覚めるまで時間がかかるんだったな、お前は。脳がまだ休眠状態のようだぞ…… 寝ぼけまなこのお前も、なんだ、その……好きなんだがな……ふふ…… (主「君はどうなの?」) 私は……昨日は夕方まで寝ていたから、なんだか自然に目が覚めてしまったよ。 あのあと……お前の耳を舐めた後、疲れてたし、すぐに眠ってしまったんだが、意外と睡眠時間短くても大丈夫だったみたいだ。 (主「じゃあこの後また眠っちゃう?」) ん……わからない……お前がいってしまった後寝るかもだし、このまま起きてるかも…… 折角お前と同じ時間を過ごせるチャンスなんだし、そこは堪能させてもらいたいっていう気持ちもあるしな。 (主「そっか。嬉しいな。」) ふふ……じゃあもっとしようか。おはようのキス……今度は口と口で……な。 しっかり目覚めさせてやるから、お前も、私をこのまま起きてられるような、愛に満ちたキスを……ん…… んぷ、ちゅ……ちゅる、ちゅ……んむ、ん……んぷ、れる、れりゅ…… んむ……ぷぁっ…… ふぅ……お前、朝からこんな……ん……ふぅ…… 確かに目は覚めるが……んぅ……凄くドキドキしてる…… ん……なぁ、私とのキスの感触……通勤中や会社で思い出して、やらしい気分になったりしないのか? (主「そういう君は?) 私は‥‥!ん……す、するけど……むぅ……うるさいなぁ…… (主「僕もするけど、それよりも幸せな気持ちで目覚められるから」) ふふ、なるほどな。お前はそんなリスクよりも、私とのキスで得られる刺激や興奮で目を覚ます方をとる、というわけか。 そうだよな。お前はいつもハイリスクでハイリターンな選択をする。 まあ、別にいいよ。私は困らないし、お前もそれを望んでいるんなら…… 沢山のキスで……今日の元気を補給していってくれよな……ん、ぷちゅ…… んちゅ……れる、りゅ……んぷ、ん……れる、んちゅ、ちゅる…… ん……(そっと顔を離す少女) な、お前……このまま、ずっとしてないか? (主「急にどうしたの」) ん……なんだか、お前の手を離すのが惜しくなってしまってな…… だって!……だって、お前はこれから、こんなわけもわからない都会に出ていくんだろ? その間、私はこの部屋に……こんな広い部屋に一人は……寂しい…… (主「じゃあついてくる?」) いや……流石に私を連れて行くのはダメだろ…… 確かに昨日はああ言ったが、自分がどれだけお前にとっての荷物になってるのかくらいわかっているつもりだぞ? その申し出は嬉しいが、な。ただでさえ私のことを優先してくれているお前が、これ以上会社で変な目で見られるのは嫌だし…… それに、仮について行ったとしても、その場の雰囲気に押し殺されてしまうのはわかりきってることだからな。 (主「じゃあ、ちょっとお出かけしてくれば?」) お出かけ……このあたりをってことか? ん……でも、昨日歩いたとこくらいしかわからないし、そもそも明るいうちにこんな都会を歩くのは怖いし…… それに、別に目的もなく歩き回るのはあまり得意じゃない…… (主「近くに大きな街もあるし、ちょっとショッピングでもしてきたら」) なるほど、ここらにしかないものを探してみればと言いたいのか。 ……まあ、そういうのもありかもな。 このご時世、なんでもネットで注文すればすぐに届くし、別に興味がなくてもどんどんオススメしてくれるし…… でも「イメージと違うな」ってなることも多いから、直接確かめて買うっていうのが一番いいとは思う……が。 どこに行っても「やっぱりお前と一緒だったらな」って感じるのは目に見えてるし……一人で歩くのは切なくなると思うんだよ。 (主「じゃあ、明日デートするお店を探してきて」) ん?なんだ、それ。ミッションってことか?(デートという言葉に反応して照れ隠しするような感じ) そうか、明日は帰るまで少し余裕があるんだったな。 ふふ……そこまで言われたら仕方ない。 了解した。では明日、お前との時間を過ごすのにぴったりなお店、探してきてやるよ。 報酬は……そうだな。ちょっとだけ贅沢することになっても、文句を言わないでくれればいいよ。 それに、ここで一人で潰れてるよりはマシ、だもんな…… (主「攫われないようにね」) ん……わかってる。お前は心配症だな、全く。 たしかに背は低いが、私を攫おうとする物好きはお前くらいなもんだよ。 ……(攫ってくれて)ありがとな。ふふ。 (主「そろそろ時間だから」) あ……もう行くのか?(さみしげに) (子犬みたいな表情の少女の頭をくしゃくしゃと撫でる主人公) ぁぅ……ん……髪が……ん…… そんなに強く撫でるなよ…… うん……わかってる。 お前のたっての願いだからな。しっかりと偵察、してくるよ。 あ、そう言えば朝ごはんは……? (主「ちょっと時間ないからコンビニで済ませるよ」) だけど、このホテルは朝食付きなんだろ?コンビニで済ませるのはもったいなくないか? (主「でも遅れるわけにも行かないし」) むぅ……社会人というのは本当に大変なんだな…… わかった。じゃあこうしよう。 私も一緒に出るよ。 どうせ出かけるんだし、途中まで付いていく。 コンビニ飯だって、ふたりで食べれば多少は美味しくもなるだろう? (主「じゃあそれで」) ふふ……よかった。 あ、じゃあ、急いで支度するから、少々待っててくれ。 ……おいて行くなよ? ■第6話 ひとりぼっちの都会探索 [主人公の出向先の会社の前・結局会社の前までついてきて見送った後] (街のイメージ・秋葉原、上野あたり) 《BG・朝方の街》 さて、と。 あいつは会社に行ってしまったし、これからどうするか…… 微妙に時間早くて、どのお店も開いてなさそうだし…… まあ、人が少ないのは良い。このあたり、休日だと絶対ごった返すよな。 ん……そうだな。今日の私は都会人だ。 町中で時間を潰すことくらい造作も無いことだ……うん。 えっと……じゃあどうしよ…… (よく見る喫茶店お看板を発見する少女) あ、あのカフェは開いてるな。 あそこで昼前まで様子を見て、それから行動するとしようか。 [家の近所にあるカフェと同じチェーンのお店にて、2人がけの小さなテーブルに座ってる少女] 《BG・カフェ的な》 んふふ……チェーン店は良いな。 どんなに遠くまで来ても、同じ雰囲気を提供してくれて、まるで家のそばにいるみたいに感じる…… それにこの店は席同士の敷居がしっかりしてるから、個室にいるみたいで凄く落ち着けていい…… ちゅるる……んく。(砂糖たっぷりのミルクコーヒーを啜る) んふ……同じ味だな。 砂糖を3本、ミルクを入れればいつもの珈琲の完成だ。 あいつみたいにブラックでは飲めないが……これくらいなら十分私にも飲める…… ふぅ……さて、朝はバタバタしてしまったからな…… (ゴソゴソと、カバンの中からスマホと携帯ゲーム機を出す) ……こんなとこで申し訳ないが、日課を始めるとしようか。 なんだかんだ昨日の昼から殆ど触ってやれなかったしな。 スタミナが溢れにあふれてしまっているだろうし、取り返すためにもこの時間を使ってしっかりやらせてもらうよ。 [2時間弱後、お昼すぎ] んふふ……フルコンボ…… 今回のイベント曲、いつもよりも繋ぎやすかったな。 ふぅ……(つけていたイヤホンを外す) さてさて、とりあえず今できることは全てやった、のかな。 時限クエストは……今はいいか。 珈琲一杯であまり長居しても申し訳ないし、私には他にもやるべきことがあるしな。 それに、イヤホンしてたから気づかなかったが、結構人増えてきたな…… 店の外も……こんな中出ていかなきゃダメなのか…… ……突然仕事終わったとかで迎えに来てくれないかな…… ん……弱気になってはダメだな。 ここを乗り越えれば明日は……うん。 よし、行くぞ……行くからな…… …………うぅ…… [しばらくして、都会の街中を歩く少女・色々散策した後] しかし、家の周りを歩くのに慣れてきたから忘れていたが…… どうしてこんなに人間が多いんだ…… これだから都会は……ううう〜…… だが、面白そうなところはいくつか見つけたから、全くの無駄ではなかったはずだ…… そろそろいい時間だし、一度部屋に戻るかな…… (視界にゲームショップの文字が入って立ち止まる少女) ん?ここ……ゲーム屋か? ふふ……なんだかんだ、こういう落ち着きのいい場所に入ってしまうの、良くないとは思っているんだがな。 でも、うちの周りじゃ見かけないレア物もあるかもしれないし、まあ、少しくらいはいいよな……うん。 [アナログゲーム専門店] なるほど、ゲームはゲームでもアナログゲームの店だったか…… ボードゲームとかカードゲームとか、今までやる機会もなかったし、よくわからんな…… そもそも私はデジタル専門だし、遊ぶ相手も……ん……誘えば一緒にやってくれるかな…… 最近アプリゲームでもカードゲームっぽいの増えてきてるし、少しくらいなら分かるかもしれない…… そうだな、せっかくのめぐり合わせだ。ここで一つ何か買っていって、今晩一緒に遊んでみるか。 どうせできることも限られてくるしな。それなら今だからこそできることをした方がいい。 となると問題はどれにするか……ふむ…… なんだか外国のっぽいパッケージのは難しそうで気が引けるな…… それに、あまり荷物にならないほうがいいだろうし…… じゃあ、この小さな箱のやつにしてみるか。手頃な値段だし、パッケージもかわいいし…… [ボードゲームを買って店から出てきた少女] ふふ……買ってしまった…… こうやって、少しずつだが外に出られるようになって、いろんなお店に入れるようになって…… やはり私も、多少は成長しているのだろうか…… 勇気を出して一歩踏み出して、レベルを上げて次のステージへ向かって、またそこでレベルを上げて…… ふむ……ローグ系と言うか、ハクスラ、と言うか…… そう考えると、人生も意外とゲームみたいなものかもしれないな。 だったらなおさら、リセットボタンを押してくれて、コントローラーを握ってくれてるあいつに感謝しなくては…… むぅ……本当に、どこまで私のことを愛してくれてるんだよ……はぁ…… なんだか寂しくなってきたな……そろそろ戻るか。 いつ帰ってくるかもわからないし、私が待っててやらないとな。 えと……どっちから来たんだっけ…… ■第7話 愛しきものの帰還 [22時ごろ、主人公の帰りをベッドに寝転がってゲームしながら待ってた少女] ん……やっと帰ってきたか。 おかえり。遅かったな、待ってたぞ。 あのな、聞いてくれ!今日、色々と街の方を見て回ったん、だが…… (疲れ果てて元気がない主人公に気付く少女) ん……お前、どうかしたのか?随分疲れてるように見えるが…… (少女の方に詰め寄る主人公) ん……どうしたんだ……おま……んむっ……(急にキスされる) んむ、んぷ……ちゅ、ちゅる、ちゅむ……ん……んぷ、ちゅ……ちゅぷ…… ちゅる、んぷ……ぁ……急にこんなキス……んぷ、ちゅむ、れる、れりゅ……んちゅ、んぷぁ…… はぁ、ふぅ……ん……お疲れのよう……だな……ん……っ…… お前が……こんな風に私を求める時は……仕事の辛さに耐えられなくなった時……だもんな…… いいぞ、今日は思う存分……その……して、くれても…… (少女に体重を預け、キスを再開する主人公) んむ……んぷ、ちゅる、れる……んちゅ…… んぷぁっ……はっ……ちょ、ちょっとまて……お前……私……ん…… このままだと、キスだけで……ぁむっ……んむ、んりゅ、れる……れる、れぷ…… んんっv……んv……っv……んぷ……っ……んvv…………v……っ…… ん……んむ……っぷ……んぷぁ……っふ……んぁ……はぁ……はぁ…… ん……んく……ん……はぁ……んふぅ………… (息が上がってる少女) ふふ……お前、酔ってるな……? 身体熱いし、匂いでも分かる…… それに、酔っ払った時のお前は、いつもより積極的だからな……ん…… しかし、こんなに滅茶苦茶にしてくれて……口の周りべちゃべちゃじゃないか……全くお前は…… (再びキスを浴びせてくる主人公) んぷ……れりゅ、んちゅ、ちゅぷぁ……んりゅ…… ちょっ……待て、もう一回(気持ちよく)なったから……っぁぷ……んりゅ、れりゅ、れぷ、んぷ…… ぷはぁ!……はぁ……はぁ…… 口の中敏感になってるから……ダメだって……ん……ふっ……言ってる、だろ…… んあぁv耳ぃ……耳もダメ……ぁっv あっ……ぁん……ぁ……あっ……んぁぅ……んふぁっ……vv ぁっ……らめ……ダメ……っv…… おかしく……なりそうだっ……こんな……っv……んぁvv…… んぁっ……ま、待て……本当に……んっv……んあぁっv…… ぁっ…あっ……あぁ……ぁv……あっ……あああぁ……あっv あっ……らめ……っ……vv (主人公のスーツの肩を噛んで声を抑える少女) んっv……ん……んっ……っv……っっv………… ……ぁっ……は……ん………… 全く……馬鹿者………… [少し後・ベッドにふたり、密着した状態で寝転がってる] (至近距離なので囁くように) ふふ。随分元気になったな、お前。 帰ってきた時はこの世の終わりみたいな顔してたんだぞ? 私で……補給できたか? (主「うん、ありがとう」) そうか……それはよかった。 ……でも、あそこまでされるとは、正直思ってなかったよ。 それほどに、今日の仕事が大変だったということなんだな。 (主人公の頭を撫でる少女) よしよし……お前は頑張ってるよ。本当に……いつもありがとうな…… (少女を抱きしめる主人公) ん…… な、疲れてるんだろ? お風呂……お湯張ってあるぞ。入るか? ■第8話 癒しの泉より [部屋のお風呂、同じ湯舟でくつろぐふたり。主人公の膝の上に後ろ向きで乗ってる] ふぅ……ん………… いいな。うちの風呂よりずっと大きい…… こうやって湯船の中でも、お前に身体を預けられる……幸せなことじゃないか……ふふ。 (後ろから抱きしめられる少女) ん……んふふ……暖かいな…… ただ抱きしめられてるだけなのに……こんなに幸せ…… お前の鼓動を背中に感じる……愛おしいな……本当に…… (抱きしめた手で少女のお腹をぎゅっと押す主人公(結構気持ちいい)) お前……ぁっ……お腹……そんなふうに押すなよ…… まだ……さっきの余韻が……んぅ…………んっ……んぁ…… そんな悪戯っ……するなら……先に上がらせてもらうぞ…… (主「それはやだな」) まったく……だったらおとなしくしてろよ…… ん……ふぅ…… お前がいつも、お腹触ったり、奥まで愛してくれるから…… こう……奥の方をぐってされるとな? それだけで気持ちよくなってしまうんだよ。 ……なんだか変な身体にされてしまってる気がする…… 「開発されてる」っていうんだろうか……これは。 お前と一緒になる前は、こんなことが気持ちいいなんて思ったことなかったし、絶対そうだ…… 耳だって、口だって……お前好みに改造されてしまってるんだ…… ん……別に、好きになってもらえるならなんでもいいんだが…… あまりされてしまうと、どこかで日常生活に支障が出てくるやもしれんよな。 やめろとは言わないが……場所と程度には注意してくれよ?ふふ…… …………仕事、今日一日だけだったんだろ? (主「今日はどうだった?」) ああ、言ってたからな。明日行く所、色々見てきたんだ。 あとで、寝る前にでも、作戦会議をしような。 私は、お前に首輪を付けてもらって、リードを引いて貰って…… お前に引っ張ってもらって、初めて色んな所に行けるんだよ。 一人じゃ……寂しいし、怖いからな。 お前に色んな所に連れてってもらって、いろんなものを見せてもらって、その感動をお前と分かち合って…… ふふ……なんて幸せな人生なんだ。 やっぱり、どんなに面白いものを見つけても、それを一緒に味わえる存在がいないとな。 今日、それなりに色々見てくる中で、ずっと思っていたよ。 (主人公の方に振り向き、目でキスを要求する少女) ん……んむ……ちゅ、ちゅる…… ん……ふふ。お前にキスされると一瞬で愛が溢れてしまうな。 さっきあんなにしたのに……不思議なものだよ。 (主「かわいいね」) ……ああ、そうだ。私はとおにお前に屈服させられているんだ。 何をするにも考えるにも、まずお前が思い浮かぶ。 細胞の一つ、遺伝子の一つにまでお前が刻まれているんだよ。 これが邪悪な魔王の呪いなら、とっくに暗黒に落ちていただろうな。 だが、愛する人からの、お前からのものなら、私はいくらだって受け入れるぞ。 ああ、もっと刻んでくれ。ただ、今は優しく……な? ん……ちゅ……ちゅ……んむ…… ■第9話 明日のことと、先のこと [就寝前、ベッドの中で抱き合ってるふたり] 本当に、今日はお疲れ様だったな。 んふふ……帰ってきてからずっと抱きしめられてる気がするぞ? ん……さっきみたいな、激しいのはダメだが…… 私を抱きしめることでお前の体力と状態異常を少しでも癒せたらいいなとは思うから…… 私を、宿屋のように使ってくれて構わんのだよ? お前にとっての私は松の部屋なんだろう? 存分に癒やされてくれよ。ふふ。 ……たくさん頑張ったんだよな。私には分かるよ。 私の幸せのために全力で生きてくれてるんだもんな……本当に嬉しい…… 私もな、今日、一杯頑張ったんだ。 見知らぬダンジョンで迷って、いっぱい敵を倒して、レアなアイテムを手に入れて…… 少しだけレベルが上がった気がする。今の私はグレード2のファイターだよ。ふふ。 先程は圧倒されて言い忘れていたがな?昼に出かけた先で面白いゲームを見つけたんだ。 二人で遊べるアナログゲーム……もうこっちで遊ぶ暇はなさそうだが、帰ってからでも、一緒にやろうな。ふふ。 ほら、もっと強く抱きしめてくれ。そのほうが落ち着いて眠れる…… (主「もう大丈夫なの?」) ふふ……さっきのことなら心配するな。流石にもう大丈夫だよ。 全く、何を不安に思ってるんだか。 私はお前が思ってるほどやわじゃないぞ。 耐久度だって、お前がいつも修理してくれるから十分に残ってる。 壊れてしまうことがあるというのなら、それはお前の愛で一杯一杯になってしまってる時だが…… それも、一時的なものだろう? でも、そうだな。 最後はこんなふうに……お前の腕の中で終わりたいかもしれない。 いや、これは別にいつものマイナス思考で言ってるわけじゃないんだぞ? 人間、始まりがあれば終りもある。 生まれた以上、生きている以上。それは避けられないことだろう? 時々、考えてしまうんだ。自分の終わりを、な。 でも、お前の……愛する人の腕の中で迎えられるのなら、こんな人生でも、ある程度の納得は行くんじゃないかなって。 (「馬鹿なことを考えてないで寝なさい」的な小突きを入れる主人公) あたっ……んむ……小突くなよ…… まあ、確かに。お前には少し寂しい思いをさせてしまうかもしれないな。 でも……私だって、これ以上大切な人を失う悲しみを感じたくないし……お前を失ってしまったら、私はきっと耐えられないだろう。 考えるのだって、怖いんだぞ……うぅっ…… (少女を抱きしめる主人公) ん……ふゅ…… ………… いつも私のわがままを聞いてもらっていて、こういうことを言うのも悪いと思うが…… 私より先に、死ぬなよ……? 約束……して、欲しい…… (主「そこまで言うなら努力するよ」) ふふ……ありがと……大好きだよ…… (自然と唇を重ねるふたり) ん……ちゅ、ちゅ……んむ、ちゅ…… んふふ……お前とのおやすみのキス……本当に、好き。 お前が好きで、キスが好きで……でも、それだけじゃなくてな。 このキスは、言わばセーブポイントのようなものなんだ。 ここで中断して、眠ってしまっても…… また、起きたらお前の腕の中から再開できるから、な。 ふふ……ん、ちゅ……ちゅ、ちゅぷ……んちゅ……ちゅ…… ……ん……ふぅ……一緒に眠るの、本当に幸せ…… なかなか機会がないし、一人で眠るのと違って、目の前に温度があって、息遣いがあって…… すごく落ち着く……安心できるんだ…… 私の……居場所……んふ…… 愛してる……大好き……ん……んぅ…… ん……くぅ……すぅ…………ふぅ……ん…………