【キャラクター設定】 ・玖珠月みか  Mika Michelle Kusuduki お嬢様家庭に生まれ育った姉妹の妹。ハーフ。 基本的に気弱で、ふわふわした人当たり。礼儀正しい。少し恥ずかしがり。 お姉ちゃんっ子で、くだけた口調で接するのはお姉ちゃんに対してだけ。 (ただし、多めの独り言や、SNS上ではその限りではない。) 幼いころから、姉妹で様々な習い事を経験させられるが、 2人とも楽器に関して特に適性を見せ、音楽に興味を示したこともあり、ピアノをメインに長年レッスンを続ける。 姉はいつしか鍵盤に特化していったものの、みかは幅広い分野に興味を持っていたため、 レッスンの頻度は他の楽器にも分散し、DTMから作曲や打ち込みにも手を広げはじめる。 さらには隠れおたく、音楽おたくな面があり、分け隔てなく本当に様々なジャンルの音楽や付随する知識を吸収している。 友達の間で話すと、その外見やイメージとのギャップに自他とも戸惑ったり、 無自覚に自称・音楽通の鼻を明かしてしまったり、単純に軽く引かせてしまうほど。 幅広く音楽を吸収していくなかで、中学生時代にブレイクコアやロリコア、ノイズミュージックなどのアングラなジャンルを知り、 最初は驚いたものの、姉の嗜好と対極に位置する存在に、中二病的な時期だったこともあり、いつしか惹かれていってしまう。 そのまま、その独特の世界・文化にどっぷりとはまり、他の音楽と一緒にサングラ(『Sound Gravity』という音楽投稿型SNSサービス)で ディグる(良い音楽・好きな音楽を探すこと。掘る、とも言う)ことを、一人で過ごす時間の趣味としている。 姉が聞けば絶対に嫌悪、軽蔑、絶縁までありうるだろうという自分の嗜好に葛藤をいだきつつも、 その背徳感からいつしか、ノイズによる興奮が思春期の性的なものと同化してしまい、 ノイズをヘッドホンで浴びながらであれば、わずかに性的刺激を自らに与えただけで絶頂を覚えてしまうほどに感覚がねじ曲がってしまう。 現在はすっかり性癖として定着してしまい、その事実はSNS外のリアル関係にはひた隠しながら、ぶれない姉の姿を拠り所に二重生活を続けている。 ミュージシャンとして各所から声がかかりつつも、自身のこだわりのため断り続けている姉に対しては、もったいないとは思っているが、 反面、仮にそうなれば一緒にいられる時間も少なくなるため、現状に安心もしている。 また現状、姉を明確に性的対象として見ているわけではない。 ・玖珠月るか  Ruka Lucy Kusuduki (※ボイスなし) お嬢様家庭に生まれ育った姉妹の姉。ハーフ。 完璧な礼儀作法や丁寧な立ち居振る舞いだが、性格は高飛車で自信家。 事実、お嬢様らしい習い事の数々はそつなくこなし、クラシックピアノやキーボードの腕に関してはプロ級である。 格調高い演奏会や、権威あるオーケストラ系楽曲のレコーディングなどにはしばしば参加しているが、 バンドやグループへの正式なメンバー参加や、軽薄と判断した音楽への参加は断り続けている。 将来はピアノを専攻とした音楽教師、あるいはピアノ塾講師を目指している。 クラシック至上主義で、他には一部のポップミュージックや、教科書に載っているようなものしか音楽と認めていない。 聞く分にはアレルギーというほどではないのだが、「その時間を練習や研鑽に当てるべき」「自分が演奏することを考えると怖気が走る」という。 そういった曲がBGMとして流れる人混みなどへ出かけることも、それとなく避けている。 幼いころから変わらず自分を慕う、少し引っ込み思案な妹を大切にしている。 自分のせいでそのような性格になってしまったのではないか、劣等感を抱いていないか、などしばしば悩むこともある。 妹は本当に様々なタイプの音楽を聞き、好むので、その音楽性の違いは複雑に思いつつも、 自分の前ではなるべくクラシックの話しかしないよう気遣ってくれていることも知っているので、自主性は尊重しようと考えている。 一見、弱点がなさそうに見えるが、機械にだけは弱く、 テレビ番組(民間放送は見ない)の録画予約よりも複雑な操作は、ほぼ妹や使用人に頼っている。 携帯電話も機能の少ないガラケーで、着信に出る方法とメールのやり方だけなんとか覚えた。 ・日野さん 玖珠月家の使用人(メイド)。5年前から住み込みで働いている。 使用人の中では歳が近いこともあり、姉妹の世話をメインに担当している。 玖珠月姉妹のさらにお姉さん的な存在。 兄はガールズバンドのマネージャー業をしている。