ぺーると−んれいんぼぅすたーボイスドラマ企画第27弾 引きこもり少女と迎える新年(NewStage) ■第1話 鳥籠姫 [昼過ぎの寝室・くっついて眠ってる、前日に朝方までゲームやってたふたり] (自然と同じくらいのタイミングで目が覚める) んぅ……ん……んむ…… ふあ〜あぁ(あくび)……んむ……ん…… (主「おはよう」) ん……あ、おはよう…… んふふ……なんだよ、お前…… 連休だと私みたいな生活リズムになるんだな…… やはり、お前と一緒に寝て起きてをできると、一緒に生きてるんだなって実感できる。 同じ時間を生きる……こんな幸福なかなかあるまい? 正月休みに感謝だな……ふふ…… (主「何が食べたい」) ん……朝ごはん? そうだな……ハムエッグ……エッグはスクランブルで頼む。 (主「もうお昼だけど」) ふふ……昼でも構わんさ。 私が目覚めたこの時が、私にとっての朝なんだからな。 お前だって、私からそう呼ばれる時だけ「お前」になるだろう? そういう話だ。主観のな…… 主「何言ってるのかよくわからないけど、わかったよ」 ん……まだちょっと寝ぼけてるかも……ふふ……ありがとな 。 あ、そうだ……では、私に卵の焼き方、教えてくれるか? 前に言っただろ?私もやってみたいって。 お前はいつもパパッとやってるようだし、そんなに簡単なら私にもできるはずだ。 (主「じゃあ、一緒に作ろう」と手を差し伸べる) ん……ありがと。 なんだかこうされるの、少しロマンチックだよな。 手を差しのべられて、鳥籠から救い出される姫のようじゃないか。 伸びたTシャツとボサボサ髪で姫という感じでもないが、お前にとってはこれでもいいんだよな? んしょ……(主人公に起こしてもらう) ふふ……ありがとな。愛しのナイトよ。 (手を引いたまま少女の体を寄せ、そのままキスをする) ん……んむ、ちゅ……んちゅ……ちゅう…… んふふ……目覚めのキス、素敵だ。 本当に、(手を差し伸べてくれたのが)お前でよかったよ。 私は、今こんなにも幸せだ。 私なりのペースではあるが、少しずつ、お前にふさわしい女の子になりたいと思ってるんだ。 ただ可愛がられるだけの姫じゃなくてな? お前と共に戦っていける、バトルプリンセスになりたいんだよ。 だからお前も私のこと、レベルを上げて、スキルも上げて、 ちゃんと使えるパーティメンバーにしてくれよな? [少し後、キッチンで料理してるふたり] (あまりうまくいってない様子の少女) んむぅ……卵を焼くだけと言っても、やってみると意外と難しいんだな…… 完全に卵そぼろだ……もうちょっとふわっとした感じになる予定だったのだが…… (主「火が入り過ぎたね」) なるほど……温まりすぎると固くなるのか。 だったらもうちょっと早く仕上げればいいのか? ん……奥が深い…… 横で見てる分には簡単そうに見えたんだが、やはり一朝一夕にはいかないか…… (主「じゃあこれは僕が食べるね」) あ……いや。これは責任もって自分で食べるよ。 お前に失敗作を食べさせるわけにはいかないし、ましてや食材を無駄にするわけにもいかないしな。 (主「僕は君の作った料理が食べたいんだ」) ん……そうか? まあ、そこまでいうのなら食べてもらうのもやぶさかではない。 料理、というには粗末な出来ではあるが……な。 お前も、女の子の手料理とか、そういうのに憧れたりするのか? (主「うん、嬉しい」) そうかそうか……それならば、私も嬉しいよ。 確かに、初めてかもしれないな。こうやってキッチンに立って、自分だけで何か作ったの。 焼く以外の下ごしらえは全部お前にやってもらったから、「自分だけ」というのは誇張表現かもしれないが…… だが、これで確実に料理のタレントスキルがレベルアップしたはずだ。 スクランブルエッグの基礎ポイントが0から1になったよ。ふふ。 それだけでも、私にとっては十分な進歩だ。 じゃあ、次はお前だな。私の分、作ってくれるか? わたしは……うん。横で見てるよ。 [朝ごはんを食べてるふたり] むぐむぐ……んむ…… ん……やはりお前の作った朝食は良いな…… パンもサクサクで、卵はふわとろ…… 幸せな1日の始まりの味だな……うん。 この味のお陰で、私の時間は更に豊かになるんだ……ふふ…… しかし、お前が毎日この時間に家にいるの、なんだか違和感があるよな。 (主「邪魔だったかな」) な、何を言ってるんだ!邪魔なわけがあるか……! 私はただ、こんな毎日だったらもっと幸せなのになって、そう言いたかっただけだよ。 第一、お前の家に勝手に居座ってる私にそんなこと言う権利はないだろう? だが……ん……仕事で忙しそうにしてないお前は、いつもよりも優しい目をしている気がするよ。 (主「あんまり見つめられると照れるんだけど」) んふふ……いいじゃないか。減るものでもあるまいし。 お前の目……本当に好きだなぁ…… 今日は特に……ふふ。 やっぱりストレスの問題なんだろうか? 何事も、心の負担は軽い方がいいもんな。その気持ち、よくわかるよ。 私も以前は毎日辛い思いでいっぱいだったが、今ではその感覚もすっかり忘れてしまったよ。 それもこれも、お前が隣にいてくれるから……お前が私を守ってくれるから、なんだぞ。 ありがとな…… だから今だけは……この正月休みの間だけでも、仕事のことは忘れて、のんびり過ごそうじゃないか。 それに、今日も特に予定はないんだろ? じゃあ、また後で一緒にランク上げ、手伝ってくれないか? 私の方、後ちょっとで新しいブキが解放されるんだ。 ネットで調べる限り私にぴったりの性能みたいだし、それで一緒に戦えば、もっと強くなれると思うんだ。 (主「いいよ。せっかくだしね。」) ああ。では、さっさと食べて出陣だな! (トーストにかじりつく少女) はむっ……むぐむぐ……んふふ…… ■第2話 共同戦線 [いつもの体制(膝の上に抱えられる形の少女)でゲーム)をやってるふたり] あ、お前。陣地後方に塗り残しがあるぞ! 残り時間もわずかだし、今のうちに塗っておいてくれ。 よし……よしよし……撃破……タイムアップ! ん〜〜〜……(結果の表示を待ってる) (勝ちの表示) よし! むふふ……また勝った……! やはりお前と組んでいると負けなしだな。 先程の動きも、完璧だったぞ。 まあ、普通ならどこの誰とも知らない相手と一緒にやるゲームを、ここ二人は意思疎通をしながらやってるんだし、ある程度有利になるのは当然だがな。 この体勢だとお前の画面も一緒に見れるし、どう立ち回ればいいのかわかりやすくて良い。 んふぅ……だが、ちょっと休憩だな。少し目が疲れてきた気がする…… それにしても……一緒に戦えるのは本当に楽しいよな。 前作と違ってゲーム機さえあれば画面もセットだし、さながら携帯ゲーム機のようにプレイできて、思ったよりも使い勝手がいい。 まあ、手に入れるのはなかなかに大変だったが…… ネット注文で買えたこれと、私が朝から近所のモールに並んで勝ち取ったお前のそれと。 やはり、ニート生活だと時間に融通が効くから、こういうときに強いよな……ふふふ。 そのぶんお前に出費を強いてしまったが、許してくれて嬉しかったよ。 お前も、一緒にしようって言ってくれてたもんな。本当に、手に入れられてよかったよ。 しかし、世の中本当に便利になっていくよな。 少し前だと携帯機イコール簡単に遊べる代わりにボリューム少な目で画質やエフェクトも控えめ、と言った感じだったが、 これはほとんど据え置き機で遊んでるのと変わらない…… というか、テレビに写せば完全に据え置き機だもんな。 いやはや、他のことで考えるとあまり文明の進歩というものは見えにくい気がするが、ゲームについてはまだまだ私たちの夢を叶えてくれそうだな。 ……そういえばお前、お腹空いてるのか? お腹、さっきグーって鳴ってたぞ。背中に響くからよくわかる。 今日は昼過ぎに起きてから、一日中ゲームしてたな。 これ、面白いんだが、なかなかやめ時が見つからないのが悪いとこだ…… 実は、さっきのマッチの途中に年、跨いでたんだぞ。気づいてたか? (主「そうなんだ。あけましておめでとう」) ん……明けましておめでとう、だな。 (主「今年もよろしくね」) ああ、今年もよろしく。 幸せな一年にしような。うん…… (少女の後頭部に顔を埋め、匂いを嗅ぐ主人公) んふっ……んぅ……年明け早々……ぁぅ……くすぐったい…… ん……んぁ……っふ……んぅ……v ん……ぁ……いつまで頭の匂い、嗅いでるんだよ……ん……っふ…… (徐々に位置を下げうなじのあたりに鼻をつける) ぁ……うなじ……んっ……んっv……んふっ……はぅ……っv ちょっ……お前……ぁ……ん……っ……んもう……! (これ以上後頭部をいじられまいと主人公の方を向く少女) は……ふぅ……ん……後ろからするなよ……お前の顔、見ながらじゃないと怖いって、言ってるだろ……? ほら、ちゃんとそっち向くから……な? (主人公の方を向き直す少女) それで、これからどうするつもりなんだ? (少女の頬に両手で触れ、顔をくにくにする主人公) んっ……っふふ、あんまり頬をそんな風に……変な顔になるだろ……ん…… 私のほっぺ、そんなに気持ちいいか……んふふ……全く…… (そのまま少女の口の中に親指を入れる主人公) (口に親指入れられてる状態) んぇ……んぷ……お前っ……ん……指……んぁ……口に……入ってる……んむ…… んる、ぇる……んふ……本当にお前は……んりゅ、れる……物好き……だよな……んぷ、ん…… んむ……ぁむ、んぷ……んれぇ……ぁぐ、ぁぐ……(奥歯で甘噛み) (親指で舌を弄る) んぐ……んれ……ん……舌、グニュグニュ…… 指で……こうされるの……ドキドキするが……んれ、ぇ……じゅる…… 唾液が垂れて……んぅっ!?(余った指で耳を触ってくる) んぁっ……ぁっ……待てっ……今耳されると……んぁ……ぁっ…… ん……んっ……ぁ……んぁ……っふ……ん……っv ちょっとお前……っ……調子のりすぎ……ぁ……んぁっ…… ん……ぁ……んあぁ……ぁっ……っあ……ぁふ……んぐ…… ちょっと、ストップ……このままだとよだれで濡らしてしまう……んぁ…… (少女の口から指を抜く主人公) んっ……じゅる……(垂れてるよだれをすすり、口元を拭う少女) ん全く……口と耳両方責めるのはダメだって、いつも言ってるだろ…… (主「じゃあなんだったらいい?」) ふぅ……今は……そうだな。 キスくらいなら、してくれても構わんぞ? ちょっと眠くなってきたし、あまり激しいのは禁止だ。 ゆったり……一番愛を感じられるやつなら、いくらでも…… (そのまま少女にキスをする) ぁうっ……んむ……ちゅ……んむ……ん……ん…… (1番甘いディープなキスを・30秒程度) んちゅ、んれ……ちゅ……れる、ちゅる、んむ……ん…… ぷはっ……っふぅ……ん…… ふふふ……なんだか凄く甘い…… 口、いじられてたからだろうか……なんだか変な感じ…… それに、おかげ様で私までお腹空いてきてしまったよ。 (主「じゃあご飯いこっか」) あ、食事……今から出るのか? 別に構わないが、年末のこんな時間にあいてるとこなんてあるのか? (主「駅前のラーメン屋さんが24時間営業だし、年末年始もやってるって書いてあったよ」) そうか、それなら構わないが…… (自分のだらしない格好に気付く少女) 少し待ってくれ。よく考えたら私、全然外出できる格好してない…… それに、今ので少し体が火照ってしまって……ん〜…… 少々、準備に時間かかってしまうが、是非、一緒に、な? ■第3話 相対的温度 [深夜ラーメンの後主人公のコートのポケットの中で繋いで歩くふたり] しかし、こんな時間にやってるラーメン屋があるとはな。 24時間年中無休……私とは真逆の存在だな。ふふふ。 でも、美味しかったぞ。 年越し中華そばだな……年明けてから食べてしまったが。 こんな夜中にあんなカロリーの高そうなもの……あれは罪の味だよ……全く。 んふふ……それなら私たちは共犯者かな。 同じ罪を犯した咎人だよ。 ちょっと悪いことしてる気分だが、ワクワクするし、楽しいし…… 子供の頃、夜遅くまで起きてるだけで妙なテンションになっただろう? あれと同じような気持ちだ。 こんな生活リズムになって、長らく縁のなかった気持ち。 今になって思い出せるなんてな。 楽しいよ……新年早々浮かれた気分にさせてくれるな、お前は。 真夜中、寒空の下。 お前のコートのポケットに手を入れて、二人で温もって…… ……な。お前。 そのコートの中、私も入れてくれないか? こんな夜中だ。誰に見られるわけでもないだろう? (主人公のコートの前にすっぽり収まる少女) ん……ふふふ……暖かいな……お前の中は…… そのまま前は……流石に閉じないか。 全部お前に包まれたら、さぞ幸せだろうと思ったんだがな。 (主「眠たいの?」) ん?いや、別に、深夜テンションなわけではないよ。 ただ、噛み締めているだけさ。 だが、こうしてると、お前のほうが冷えてしまうのかな。 そうだな……では、あそこの自販機で、暖かい飲み物でも頂くとしようか。 (近くにあった自販機の前で暖かいものを飲む二人) んしょ……(缶飲料のプルタブを開ける少女) ん……ちゅる……んっ……(缶のココアを飲む少女) んふふ……こう寒いと、暖かい飲み物が身に染みるな…… お前の胸もあったかいし……幸せだ…… (君もあったかいよ) 私もか?そうかそうか。それは良かった。 ん……ちゅる……んく……んふふ…… この状態……さしずめ私はお前専用のカイロだな。 ホットドリンクで体を温めてるから、いつもよりも温度が高いだろ? ちゅる……ん、ふぅ…… はぁ……(白い息を吐く少女) ほら、こんなに息が白い。 自販機のあかりに照らされてるから、なおさらそう感じる。 このまま寒さで、時間が凍りついてしまえばいいのにな。 そしたら、私たちは永遠にふたりで、暖かな時間を過ごせる…… ふふ……だが、それだったら家で一緒に毛布にくるまってた方が暖かいかな…… な……それ。コーヒー、一口くれないか? (缶コーヒーを差し出す主人公) あ……そうじゃなくってだな……えっと…… (「なるほど」と、自分のコーヒーを口に含む主人公) うん……そうだ。わかってるじゃないか…… (コーヒーを口移しされる少女) んむ……ん……ん……んくっ…… んぅ……なんだかこれ、舌がピリピリするな……缶コーヒーってこんな感じなのか? まあいいさ……このまま、お前の味で中和させてもらえるならな……ん…… (少女から主人公へキスをする) ちゅ、ちゅ……んちゅ……ちゅぷ……れる……んぷ…… ぇる、れる……んちゅ……っぷ……ん……んちゅ…… んふふ……本当に暖かいな、この空間は。 お前のコートの中で、暖かい飲み物を飲んで、お前の体温を流し込まれて…… 好きで好きで……たまらなくなってしまうよ……ん……んちゅ、ちゅむ…… ふふ……だがしかし、あまり屋外でこうやっていると、そのうち冷えてくるかもしれないな。 そろそろ戻ろうか。 名残惜しいが、別に今じゃなくては味わえないことでもないしな。 (主「コートの中に入ったまま行くの?」) いや、ちゃんと出るよ。このままじゃ歩きにくいだろ? ……でも、もうちょっとだけ……いいよな? ■第4話 私の居る理由 [家に帰ってきて玄関のポストに何か入ってるのに気づく少女] あ、お前。ポストに何か入ってるぞ。 年末年始だというのに、配達員の人たちは大変だな。 ん……?この差出人……そうかそうか、なるほどな。 これは同人誌だな。となると、冬コミの新刊か? そういえば、お前はコミケというのには行かないのか? (主「君と一緒にいる方が幸せだからいいよ」) ん……そうか。まあ、欲しいものがあれば、それこそこれみたいに通販で買えたりするしな。 だが、私と一緒に居たいって言ってもらえるのは嬉しいが……あまり私に気遣って自分のしたいことが疎かになるようではダメだぞ? 私も昔は「インドア最高ー、家から一歩も出たくないぞー」という考えだったが、 お前と一緒なら、外の世界に出るというのも悪くないと、最近はそう思っているんだ。 お前に、そう思えるようにしてもらったからな。 だから……お前が嫌じゃなければ、そのうち私も一緒に連れてって欲しい。 私だって全く興味がないわけじゃないんだし、一人じゃ怖くて行けなくても、お前となら……な。 ふふ…… それで、どんな本を買ったんだ? (主「え?見せなくちゃダメ」) あ、いや。別に見せたくないなら強制はしないんだが…… お前が一体どういうのを好むのか……なんとなくは分かっているんだが、興味があってな。 きっとお前のことだ。どちらかというとソフトで、かわいい系のが好きなんだろ? お前のそういう癖にはあまり詳しくはないが、結構そういうのを好んでる印象を、いつもお前にしたりされたりの中で感じてるよ。 (渋々封を開け、中の本を見せる主人公) ほら、やっぱりな。絵柄とデザイン、タイトルからして甘々系だっていうのがわかる…… それに、あのアイドルゲームのキャラか…… かわいいよな。私もリズムゲームの方はやってるし、小さくて可愛くて、お前の好みだろうなって、目に入るたびに思ってしまうよ。 一貫性があるのはいいことだとは思うが、なんだか複雑な気分…… ゲームのキャラとはいえ、私の上位互換みたいなものだしな。 ちいさくて、いつも働きたくないと言ってる割りには仕事も頑張るし、見た目の割にしっかりいろんなことを考えてるし…… その点私は……んむ…… もうちょっとな……私にもなにかできるといいんだが…… 得意なことはゲームくらいだし、好きなものもゲームと、美味しいものと、お前……くらいか? 現状のスキルだと、アイドルは無理だし、お前のお嫁さんにでもなるしかないな。 ふふ……ちゃんとできるかな……お嫁さん。(少しプレッシャーを感じてる) (主「できるよ」) そうか?……お前に信頼してもらえているのなら、私は何にだってなれそうだよ。 ……そこまで言うのなら、このままずっと責任持って、私を養ってくれよな……んふふ…… しかし純愛か……タイトルにするにはいい言葉だが、私には少々痛い言葉だな。 だって、お前の家に転がり込んで来たのだって、あんな毎日から抜け出したいって思いが少なからずあったからなわけだし…… 確かに好き……ではあったが、そういう意味では下心もなかったとは言えないわけで…… (主「僕だって、こんなちいさくてかわいい子が恋人だったらいいなって思いはあったよ」) ん……そうか。お前も似たようなものなんだな。よかった…… そうだよな。恋愛なんてものは下心から始まるくらいが丁度いいんだよ。 何も求めない、何も与えないで愛しあうなんて、私には遠い世界の話に感じる。 住むところもご飯も世話してもらって、この前みたいにちょっとした旅に連れてってもらったり…… 毎日毎日、こうやって好きって伝えてくれるし…… 私はお前に貰ってばかりだな……いっつも、いつも…… それなのに、お前は私を捨てないでくれるし、それどころか、一層強く愛してくれる…… 全くお前は……私をどう調教するつもりなんだよ……本当に……ん…… でも……そうだな……今は、時々そんな昔があったことすら忘れて、幸せで満ちた毎日を送れてる…… 毎日の中に、癒しがあって、愛があって、お前がいて…… そんな中で交わすものは、ある意味での純愛ではあるのかもしれない。 多少過積載気味ではあるが……そこは私が強くなるしかないからな。 お前の愛に応えられるよう……できることから頑張るよ。 (自然と顔を近づけ、キスを交わす) ん……ちゅ、ちゅむ……んむ……ちゅ……ちゅぷ…… ふふ……愛してる……愛しているよ……ん…… ■第5話 癒やしの魔法を [少し後] (大きなあくびをする主人公) ん……大きなあくびだな。もう眠いか? 昼過ぎに起きたとはいえ、もう半日は起きてるもんな。 そうだなぁ……どうする?(耳舐めるやつ)して欲しいか? (主「それもいいけど、一緒に寝て明日初詣行かない?」) 初詣?ああ、別にいいが……近くに神社なんかあったか? (主「電車かバスで行くことになるけど、近くにちょっと有名なところがあるんだ」) そうか……交通機関を使うのなら、ちょっとした冒険だな。 お前と一緒に知らないところへ行くの、ワクワクする……アドベンチャーの時間だな。ふふ。 服は……いつものでもいいかな。 着物とか着て雰囲気出すのも悪くないかもしれないが、些かそれは浮かれすぎだと思うし、いまからじゃ手配も間に合わなそうだしな。 ああ、ではその計画で行こう。 明日も、一緒にいい日にしような。うん。 [主人公の寝室、腕枕されてる少女] ふぅ…… ここ何日か、毎日お前のベッドで一緒に寝てるな。 ん……な、なあ、お前…… その……最近、してやれてないだろ?耳…… いつも一緒に起きて、一緒に寝るから……悪くはないんだが…… 私もな?ちょっと口が寂しいなって思って……その…… 寝ながら……してもいいか? (主「そんなに言うならどうぞ」) んふふ……すまんな。わがままなやつで。 じゃあ……(耳の真横に移動する) (ささやき声で、ゆったりと) んふふ……久しぶりだから少しドキドキしてる……ん…… お前も、期待してるな……愛いやつめ、 では……頂くよ……んぁ……はぷっ。 (耳を舐めながら) んちゅ……んむ、ん……ちゅむ…… ふふ……やっぱり好きだな……これ……れる、ちゅ……ぁぷ、ん…… んちゅ、れる……ちゅぷ、ちゅむ……ぇりゅ……ん…… お前が気持ちよさそうな息を漏らすの……とっても癒される…… んちゅ、ちゅ……好き……大好き……れる、れりゅ……んふふ…… 私も……れる、ん……気持ちよく眠れそうだ……大好きなお前の……温度を感じながら……れる……耳、舐めながら……んぷ、ちゅ……れる……んふふ…… ああ……ゆっくり休んでくれ……ぇる、れる……んちゅ…… 私も……ん……だんだん眠く……んちゅ……れる、ぇる…… このまま……んちゅ、ちゅぷ……ぇりゅ……んふふ…… れる……おやすみ……ん……ちゅ、れる……はぷ、ぁむあむ……んふふ…… (徐々に眠りに落ちつつ耳を舐める少女・5分程度) (/耳を舐めながら) (そのまま眠ってしまった少女の寝息・1分) END