◆碧海詩絵(あおみ しえ)◆ 年齢:享年14歳(精神年齢:19歳相当) 名前の由来:死穢(昔信じられていた、死んだ人にまつわる穢れのこと)、「別れの言葉を詩う姿が絵になる子」。 性格:おとなしめで物静か。ただし感情に乏しいわけではなく、意外と激情家。 声の特徴:物静かで鈴を小さく鳴らしたかのような声。怒ったときは子供っぽく感情的だが、そうでないときは無感動にすら思える静謐さをまとっている。 極端にロリ声ではなく、ウィスパーボイス気味。(メタ的に言うと聞いている人が眠れないため) 性格:かなりのシスコンだが、これは死んだ時の無念が増幅されたもので、生きていた頃からこじらせてはいなかった。 むしろ死んだことで、抑圧された部分が胸の内から湧き出るようになってしまった影響である。 口調:標準語、方言なし。喋り方は物静かで、特に特徴づけた喋り方はない。 口癖:特になし 外見情報:ややクセのある焦げ茶の髪でポニーテール。色白。亡霊としてよみがえった際に色が変化した、蒼の澄んだ瞳をもつ。(本来は褐色) 身長150cm程度。 母親似。どことなくお嬢様っぽい雰囲気を漂わせているのは、母親からの厳しい教育によるもの。 服装:紺色のゴシックドレス。兄からプレゼントされた桜色のマフラーを首に巻いている。(このマフラーは詩絵が死んだときに墓に埋めたものと同じ柄のもの) ◆主人公(お兄ちゃん)◆ 年齢:22歳くらい キャラ概要:大学を出て社会人として都心部で暮らす青年。徹底的に自堕落というわけではないが、家は散らかり気味で、一人暮らし。 詩絵と父母の核家族だったが、両親は主人公と詩絵を残して幼少期に他界。詩絵も中学生時に事故に巻き込まれて死亡した。 詩絵を失って以降、しばらくは伯父夫婦のもとにいたが「自立したい」という心境の変化で寮暮らしを始める。以降、親戚、家族に頼らず一人で生きることを選ぶ。 学校の成績はよく、勉強の甲斐あって大手の印刷会社に難なく就職。しかし、本当になりたかったのは教師であり、子供の頃の夢と離れてしまったことに虚無感を抱いている。 日々のつまらない毎日に飽き飽きしながら職場と家との往復生活に勤しんでいた時、家でボーッとしているときに「実家みたいに詩絵がいればな」とつぶやいたことから物語は始まる。