プロローグ  私の名前は、“ソフィー”です。  褐色の肌に、白銀の髪を持つ、“ダークエルフ”と呼ばれる種族です。  とはいえ、外見以外は、普通のエルフとそう大きくは変わりません。エルフと同じように、森に住んで、長生きで、弓の扱いが上手です。  だけど、この見た目のせいで、“悪いエルフ”というイメージがついてしまっていて……  人間からも、そしてエルフからも、蔑まれて虐げられていました。  その証拠に……私はつい先日まで、奴隷商人のもとで暮らす、奴隷でした。  そんな日々に嫌気がさし、私はとうとう商人のもとから逃げ出しました。  そして、逃げだした先で……私が“ご主人”と呼ぶ、一人の男性と出会いました。  彼は、私に屋根のある部屋と、温かなベッドと、綺麗な服と、仕事と……  ……それから、愛情をくれました。  さて。  念のため、注釈が必要でしょう。  このお話は、虐げられていた私が、ハッピーエンドを迎えたあとの話です。  私の大好きなご主人との、日々の記録です。  物語は既に終わっているのですから――辛いことも、悲しいことも、何一つ起こりません。  そんなじめじめした後日談なんて、誰も聞きたくなんてないでしょう?  つまるところ、このお話は……  ご主人との幸せが、ずーっと続いていくのだという、ただの自慢話なのです。 1-1  私は、ご主人が経営している本屋で、店番の仕事をしています。  しかし、ただの本屋ではありません。  取り扱っているのは、ありとあらゆる魔法が書かれた、魔導書です。  怪しい魔導書を扱っているため、その雰囲気にハクをつけたい……そんな理由から、ダークエルフの私が店番の仕事をもらったのですが……  ……今日も、とっても退屈。  お店を開けてから四時間経つけど、まだ一人もお客が来てません……  ご主人は、奥で仕入れの仕事中だから、話しかけるわけにもいかないですし……  読み書きの練習も、終わってしまいました……  ……もう一度、掃除、しましょうか。  さっきしたばっかりだけど……奥のほうに、まだ汚れが残ってるかもしれませんし。  ……ふぅ。働くなんて、このお仕事が初めてですけど……  やることがない、というのは、逆に辛いものなのですね……。  ……このお仕事、とにかく退屈です。  お客は、一日に二人もくればいいほう。一人も来ない日だって多いです。  この退屈の苦痛さはご主人も重々承知しているらしく、押し潰されそうになっている私を心配して、文字の読み書きを教えてくれるようになりました。  私は元奴隷なので、簡単な数字くらいしか読むことができません。  本という、文字を書いてあるものを取り扱うお仕事なので、知っておいて損はありません。私は喜んで賛成しました。  ……ただそれも、ご主人のお仕事が忙しくなると、教えてもらうことはできません。  自主練習用の教材もすぐに終わってしまって、再び退屈な時間がやってきます。  まったく、一見すると呆れるほどに経営状態の悪い本屋なのですが……  そんな状況でも、この本屋は十分にやっていけています。というのも、魔導書は、一冊一冊がとても高価だからです。  一冊売れれば、一年は暮らせる金額が手に入ります。  だから、何の心配もなく暇を持て余すことができるのです。  ……ふぅ。  お掃除しすぎて、全然埃が残ってない……。  私、そんなに綺麗好きってわけじゃないんですけど……このお仕事を始めてから、汚れに敏感になりました。  ……とはいえ。時間が潰れて欲しいから、“店が汚れてて欲しい”と思うのは、なんだか本末転倒な気が……。  ぁ……お客……  いらっしゃい……  ……ああ、どうも。お久しぶりです。ドワーフのおじさん。  一月(ひとつき)ぶりですか。この前の魔導書はいかがでしたか。  ……そうですか。それはよかったです。  今日は何かお探しですか。  ……なるほど。結構なお歳ですし、確かに、斧を振るうのは辛いかもしれませんね。  では、このあたりの……風を操る魔法はいかがですか。単純に風を発生させて動かすだけですから、とっつきやすい魔法だと聞いています。ある程度練習すれば、太い木でも切り刻めると思います。  お買い上げに? ……ありがとうございます。  そういえば、最近寒くなってきましたね。風をただ起こしただけだと、体にしみるのではないですか。  そんな季節にぴったりな、簡単に火を起こすことのできる魔法もいかがですか。  奥さんにも喜ばれるかもしれませんよ。  ……ありがとうございます。  たくさん買ってくれるお客は嫌いではありません。  その“商売上手だね”というお言葉は、褒め言葉として受け取らせていただきます。  では、しめて10万ゴールドです。  ……はい。ちょうど。  ありがとうございます。  またどうぞ。体に気を付けてください。  ……ふぅ。  とりあえず、今日の分のノルマにはなりましたか……。  ……あ、ご主人。  お仕事、落ち着いたのですか? お疲れ様です。  あ……今の方、ですか?  常連の方です。ドワーフですけど、本人は魔法の素養があるという、珍しい方で。  お仕事は何をやっているのかは知りませんが……羽振りも良いので、良いお客です。  ……え? ああ、はい。最近は、先ほどの方のように、案内を求められることも多くなりました。  もちろん、大半のお客は、一言も喋らずに、お金だけ置いて帰っていきますが……  一部の方は、私に話しかけてきます。  おかげで、置いてある魔導書の場所が、大体分かるようになりました。  いくら、怪しい本屋でも……お客が全員、怪しいというわけではないのですね。  ん……そうなの、でしょうか……。  私が、来てから、売り上げが上がったのなら……とても、嬉しいことです。  …………。  ……ご主人。  そんな私は、偉い、ですか?  ……そう、ですか。  ……では、もう少し、褒めていただけますか。  ん……んん……♪ うふふ……♪  あとは……頭も、撫でてもらえると……  ん……ん、ん、ふふ……♪ ん、ぁ……♪ ふぁ……♪  ありがとう……ございます。ご主人……  ん……ふ、ふ……♪  ……はい、なんでしょうか。ご主人。  気になったこと、ですか?  …………。  私が、お店のお金を盗もうと思ったこと、ですか……。  ……あ、はい、分かります。別に、疑われているわけではないことは、理解しています。ただの、もしものお話ですよね。  そう、ですね……。確かに、お店には大量のお金があるわけですから……盗んだら、しばらく、何もせずに暮らせるのは分かります。  ……このお仕事を始めてすぐのときに、その考えが思い浮かばなかったというと……多分、嘘になります。  考えなかったわけではありませんが……  でも、やろうとは思いませんでした。  お金を盗んだりしたら、この場にいられなくなりますから。  ご主人ほど、ダークエルフを気さくに受け入れてくれる人を、他に見つけられるとは思えません。  この本屋は……とても暖かくて、居心地がいいんですから。  どう考えても真面目に働いて、ここに居続けたほうが得でしょう。  ……ふふっ。はい、こう見えても、私は現実主義者ですから。  奴隷だったときの経験は、無駄にはしないんです。  それに。今はもう、そんな考え、微塵も思い浮かびません。  ……分かるでしょう? ご主人。  ……分かりませんか?  酷い人ですね。ご主人。  ……ちゅっ。  ちゅう……ちゅうっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅう……ちゅっ。  はぁ……。  大好きな人と離れたくないのは、当然でしょう?  ……ふふっ。  ……そろそろ、お昼ですね。  ご主人のお仕事も、ひと段落したんですよね?  では……少しだけ、休憩しませんか。  少しだけ、です♪ 1-2  お昼ご飯、今日もとても美味しかったです。  ご主人の作るサンドイッチは、やっぱり絶品です。また作ってください。  食器の片づけは、私が後でやっておきますね。お皿、そのままにしておいてください。  ふぅ……  ……お仕事に戻るのは、まだ少し早いですね。  では……  よいしょっと。  お膝の上、失礼します。  ……いえ。今は、お仕事ではなく、休憩中ですから。  ただ、くっついて甘えたくなっただけです。お気になさらず。  …………。  ……ところで、甘えついでに……キスをしてもいいですか?  ……はい♪  ん……ちゅう……んちゅう、んちゅう……ちゅぅ、ちゅう、ちゅう、れろ、ちゅう、ちゅう、んちゅう……ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅぅ……。  は、あ……。  好き、です。ご主人。  ……ここは、私だけの、特等席ですね。  誰にも、譲りません……。ふふっ♪  ん……ちゅう、ちゅう、ちゅう、ちゅう、ちゅっ、れろっ、ちゅっ、ちゅっ、んちゅう、ちゅう、ちゅう、ちゅう、ちゅっ、ちゅう……。  ふ、ぅ……。  ……そういえば、ご主人?  私、こう見えて、結構拗ねているんです。  さっきのお話ですよ。  だってご主人は……私がどんなにご主人が好きかを、あまり、理解していないようですから。  なので……少し、下、失礼します。  ん……しょ、よい、しょ……。  ご主人の、おちんちん……やっぱり、少しだけ、大きくなってます。  さっき、キスをしたときに、興奮したのですね。  お尻に、少しだけ、当たってましたから……何となく分かりました。  おちんちん……失礼します、ご主人。  ん……。手で握ると、ぴくっと、動きました。こうして見ると、なんだか、可愛く思えてきます……。  このまま……手、動かし、ます……。  ん……しょ、よい、しょ、よい、しょ……。  こういった動かし方で、いいんですよね、ご主人。おちんちんを、握り込むようにして、上下に動かす……。  ん……おちんちん、しゅこ、しゅこ、しゅこ、しゅこ。  しゅこ、しゅこ、しゅこ。  おちんちん、手を動かすたびに、ビクビクして、もっと大きくなってきてます……。  いかがですか。気持ちいいですか。  ご主人。私は、ご主人に望まれれば、いつでも、どこでも……こういったことをしてあげたいくらい、ご主人が好きなんですよ?  いえ。むしろ、望まれてなくても、ご主人にご奉仕したいくらいです。……それはさすがにご迷惑でしょうし、節度は守るつもりですけど。  そういうわけなので……私、ご主人に気持ちいいこと、たくさんしてあげたいです。  ご主人が、とっても好きだから。  もっと気持ちいいやり方があったら、言ってください、ご主人。  ……はい。なんでしょうか?  手を、両手できゅっと握って……?  それで、上下に動かすと、もっと気持ちいいのですか。  分かりました。では、そのようにして……  しゅこ、しゅこ、しゅこ、しゅこ。  おちんちん、しゅこ、しゅこ、しゅこ、しゅこ。  いかが、ですか。痛くはないでしょうか。気持ちいい、ですか?  ……ありがとうございます♪  ご主人のおちんちん、どんどん固くなっていきます……。私を抱くときと、同じくらいに、大きくなって……  ……私の手で、たくさん気持ちよくなってくれているのですね……。  嬉しい、です……♪  では、このまま続けます……。  しゅこ、しゅこ、しゅこ、しゅこ。  しゅっこ、しゅっこ、しゅこしゅこ、しゅこ。  ん……おちんちんの先っぽ、なんだか濡れてきました……。  透明な、おつゆ……。  これは、精液ではなくて、おちんちんが感じてくると出てくるものなのですよね。  つまり、ご主人は……私の手で、感じてくださっている、ということなのですね……。  ふふっ♪ 私、もっともっと、頑張ります。  しゅこ、しゅこ、しゅこ、しゅこ。  しゅこしゅこしゅこ、しゅこしゅこしゅこしゅこ。  おちんちん、とっても、ビクビクしてきて……。  おっきくなっても、こういう風に弱そうに震えていると、可愛いですね。おちんちん。  でも、こんな大きいものが、私の中に入ってしまうのですね……。なんだか、とっても不思議です。  それに、私を気持ちよくしてくれるのですから……  だんだんと、愛おしく思えてきます。  おちんちん、たくさん喜んで欲しいです。  しゅこ……しゅこ。しゅこしゅこ、しゅこしゅこ。  あ……ご主人?  キスをしても、いいですか?  はい。そうすれば、好きという気持ちがもっと伝わるかなと。  では……  ん……ちゅう、ちゅう……んちゅう、ちゅう、ちゅう、れろ、ちゅっ、ちゅぅ、ちゅぅ、ちゅぅ、んちゅう、んちゅう、ちゅっ、ちゅっ、ちゅぅ……。  ちゅっ、れろっ、ちゅぱっ、んちゅう、ちゅるるっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅぅ、ちゅぅ、ちゅぅ……。  ん、はぁ……。  ……あ。おちんちん、とってもビクビクしてきました。  これは、もうすぐ精液が出るという合図ですね? ご主人。  はい。いつでも、出してください。  ご主人に気持ちよくなってもらえると、とっても嬉しいですから。  ……そうだ。精液をいただく直前は、ご主人の動きが、いつも激しくなってましたから……  こういうとき、激しくすると、もっと気持ちいいのですよね?  では、手の動きを、さらに早くして……  しゅこしゅこしゅこしゅこ、しゅこしゅこしゅこしゅこ。  しゅこ、しゅこしゅこしゅこ、しゅこしゅこ、しゅこしゅこしゅこ。  ……はい、ご主人。どうぞ……♪  ん……ぁ、あ……♪ ふぁあ、あ……♪  すごい、です……♪ びゅる、びゅる、と精液が、たくさん……おちんちんの先っぽから……私の手の中に、飛び出てきて……♪  おちんちん、どくどく震えて……どんどん、精液を出して、ます……。  射精するときは……こんなに強い勢いで出てくるのですね……。感動しました……。  ん……。私の手、どろどろです。これはおそらく……いっぱい出してくれた、ということ、ですよね。  ……私の手で、おちんちん、たくさん気持ちよくなってくれたんですね……♪  あ、じっとしていてください。ご主人。今、お拭きしますから……  こす……こす。こしょ、こしょ、こしょ……。  ……お疲れ様でした。ご主人。  これから、少しでも、“そういう”気分になったら、私に声をかけてください。  私、ご主人のことが、好きですから。  いつでも、お応えしますよ……♪ ふふっ♪  では、ご主人。まだ、休んでますか?  私は、食器を洗ってから、お仕事に戻りますね。  ……はい♪  今日の夕食も、楽しみにしています、ご主人。 2-1  今日は、週に二度のお休みの日です。  店員が私とご主人しかいないので、私たちのお休みはそのまま本屋のお休みにもなります。  ご主人は特に気にせずにお休みを取りますし、私にも取らせます。まあ、売上的には何も問題ないからでしょうけれど。  ちなみに、ご主人からは、“給料”として結構な額のお金もいただいています。  ここにいられるだけで十分です、と何度も断っているのですが、ご主人は「悪いから」と無理やり渡してきます。  そういうわけなので、私は何の気兼ねもなく、自由な時間を過ごせるのです。  しかし……  ……ご主人。お洗濯、終わりました。  他に何か、お手伝いすることはありませんか。  ……え? いえ。その……  遊びに行けば、と言われても……  ……何もやることがないのです。  今まで、お休み自体はたくさんありましたが……どこにもいけない状態でしたから……。  ダークエルフが街に出るわけにはいきませんし……  かといって、このまま家にいても、特に何もすることがありません……  ……いっそ、今から本屋を開けてもいいですか、ご主人。店番だけなら、問題なくできますので……  ……? どうして謝るのですか、ご主人?  …………。  あ、はい……これからどこかにお出かけするのですね、ご主人。  では、私は留守番……ですか?  ……私も、一緒に?  そう、ですね。ご主人と一緒なら、街を歩いていても、問題はないと思いますし……  ……ありがとう、ございます。ご主人と一緒に、行きたいです。  すぐに、準備してきますっ。 * * *  ……街に出るのは、久しぶりな気がします。  ご主人と、服を買いに来て以来……でしょうか。  ……あのときはまだ、ご主人のことを疑っていましたね。  あれから、そんなに時間が経っていないのに……とても昔のことに感じられます。  ……はい、ご主人。念のため、フードを被っています。いくら人通りが多くて誤魔化せるとはいえ、私がダークエルフだというのは、一目で分かってしまいますから。  ……はい。そうですね。人間の目は、少しだけ怖いですし、嫌いです。  もちろん、ご主人以外の人間が、ですけれど……。  私がダークエルフだと分かれば、何をしてくるのか分からない……その印象は、変わっていません。  ……もし、この人ごみの中で一人になったら……と考えると。  正直、怖いです。  …………。  ……あの、ご主人。  よければ……手を握っていても、いいですか?  ……はい♪  ありがとう、ございます。  ご主人の、手……とても、大きくて、たくましい、です。  ……いえ。確かに、ゴツゴツしてますけど……でも、私の好きな、ご主人の手です。  ……ふふっ♪  ところで、ご主人。今日はどちらへ?  ……私に、街を案内してくれる……のですか。  ありがとう、ございます。でも、ご主人。私は、あまり街の中を歩くことはできないですから……むしろ、案内していただくのであれば、街の外のほうが……。  ……あ、はい。こっちの細い道、ですね。  どこに行くのですか? 街の中央通りから逸れて、裏路地のほうに来ていますが……  ……日があまり差していないですね。何だか、雰囲気が暗くて、じめじめしています。  この街に、こんな道があったのですね。  ……ご主人。あの物陰に、人がいます。こっちをじっと見ているようですが……  大丈夫なのですか? あまり治安がよくなさそうな雰囲気ですが……  ……大丈夫? そうなの、ですか?  あ……。あそこの人……よく見れば、人間ではありません。  あれは……エルフ、ですか?  純血のエルフが、こんな街に……珍しい……  ……それに、向こうの通りにいる人は……オークではないですか。あっちにいるのは、ホビット……?  ……随分と、人間以外の種族が多い路地なのですね。まるで、うちの本屋に来る客層のようです。  この辺り一帯は、人間以外が多く集まっている地区、なのですか。  ですが……それこそ、あまり治安がよくない場所なのでは? 裏路地ですし、他人の目も少ないですし……  ……そんなことはないんですか? それは、なぜ?  ……ああ、なるほど。本屋のお客と、同じ理屈なのですね。  基本的に、みんなきな臭い出自だから、ここから追い出されないように、面倒なことを起こしたくはないのですね。  でも……人間以外の種族がこんなに集まっている地区は、初めて見ました。  ……はい。私、他の街もいくつか見てきましたが……奴隷商人の家でもない限り、珍しいことです。  こうまで一か所に集まっている、ということは……意外と居心地がいい場所なのかもしれません。  ……なるほど、ご主人。だから、この場所が壊されないように、相互監視の目が行き届いている……と。  こんなに暗い雰囲気なのに、治安がいい……というのは、納得できるかもしれません。  ご主人……ここなら、フードを被らずに歩いても、大丈夫、なのでしょうか……  …………。  …………。  ……ふぅ。  少し、目線は感じましたが……誰も、何も言ってきません。  嫌悪感のようなものは、感じません……  中央通りとは、本当に、感覚が違うようです……。  ……はぁ。  ご主人の、言う通り……大丈夫そうですね……。  ご主人。この地区のことを、私に教えたかったのですね。  ……ありがとう、ございます。  出かけられる場所が、できました。  ……周りをよく見ると、狭い道の中でも、お店が多いですね。服とか、装飾品とか……。あの看板は……武器屋? どんな品ぞろえなのでしょうか……。  ご主人。……少し、見て回っても?  ……はい♪ ありがとう、ございます……。  あそこに、食料品店もありますね。……もしかすると、ご主人はいつもここで食材を?  そうなのですか……。では、今度から、私も買い物に行くようにしますね。  ……え? お腹、ですか? あ、はい。少しだけ、すいています。  何か、食べられるお店もあるんですか?  ……そこ、食堂なんですか? とてもそうには見えないですけど……。  ……ご主人の行きつけのお店なんですか。  なるほど……ご主人の好きな味、興味があります。  行きましょう、ご主人。  そういう風にして……  私たちは一日中、その路地を歩き続けました。  ご主人は……本当に、不思議な人です。  独りぼっちだった私に、居場所を与えてくれただけでなく……  次から次へと、その居場所を、増やしてくれるのですから。 2-2  ご主人。お風呂、入りました。  ……今日はもうお休みになりますか?  まだ起きていますか?  では、私も……ご一緒しても?  ……はい♪  いつもの特等席に、失礼します♪  ご主人。今日は、本当にありがとうございました。  とても、楽しい一日でした。  よかったら、次のお休みの日も、一緒にお出かけしていいですか?  ご主人の好きなこと……ご主人の好きな場所とか、好きな食べ物とか……私、もっともっと、知りたいです。  これからたくさん、教えてください、ご主人……♪  ふふっ♪  それで……ご主人。  私に、お礼をさせてもらえないでしょうか。  普段からお世話になっているのに……今日もまた、ご主人から素敵な思い出をもらってしまいました。  せめて、私にお返しをさせて欲しいのです。 “何を”……? ふふっ。本気で、そう聞いているのですか、ご主人?  ん……  ん……ちゅう、ちゅう……ちゅっ、ちゅっ、ちゅぅ……ちゅう、ちゅう、んちゅう、れろ、れろ、ちゅう、ちゅう……。  は、ぁ……  ……私が返せるものは、これくらいですから。  ご主人に、お返しさせてください。  …………。  ……すみません。少しだけ、お話を盛りました。  私の返せるものは、別に、いやらしいことだけではなかったですね。  こういう言い方をすると、ご主人が少し悲しそうな顔になるので、反省です。  こほん。  正直に言いますと。お礼なんてただの言い訳です。  ただ、私が、ご主人にしてあげたいだけです。  ご主人が大好きだから……ご主人に気持ちよくなって、喜んで欲しいだけです。  ……いいですか?  ……はい♪  では……失礼します。ご主人……  ん、しょ、よい、しょ……。  ん……。ご主人の、おちんちん……まだ、小さいまま、です……。  すぐに、大きくして、あげますね……。  今日は、私のお口で、失礼します……  あーーん……  ん……ちゅう、ちゅう、んちゅう、んちゅう、ちゅう、れろ、れろ、ちゅう、んちゅう、んちゅう、んちゅう、ちゅっ、れろ、れろ、れろ、れろ、ちゅう、ちゅう、ちゅう、ちゅう、んちゅう、ちゅう……。  は、ぁ……。  ぁ……おちんちん、もう、むくむくって……おっきく、なって……。  私の、お口……感じているのですね、ご主人……  とても、嬉しいです……♪  私、もっと頑張ります……。  ん……ちゅう、れろ、ちゅう、ちゅう、んちゅう、れろ、れろ、ちゅう、ちゅう、ちゅっ、んちゅう、んちゅう、んちゅうう、れろ、れろ、れろ、ちゅう、ちゅう、んちゅっ、んちゅっ、んちゅっ、ちゅぷぷっ、ちゅるるる……。  はぁ……。  ご主人……私、お口でするのは、かなり手探りでしていますから……  何か、舐めて欲しいところがあったら、言ってもらえると、嬉しいです……。  おちんちん、どこが気持ちいいのか、教えてください……。  ん……ちゅう、ちゅぅ、んちゅう、れろ、れろ、ちゅう、ちゅう、んちゅう、んちゅう、ちゅっ、れろっ、ちゅぅ、ちゅぅ、ちゅぅ、ちゅっ、れろっ、んちゅっ、んちゅっ、ちゅぅっ、ちゅぱっ、ちゅるる……。  ふぅ……。  ……はい、ご主人。なんでしょうか。  味、ですか? 変な味がしないか……?  ……いえ。不愉快な味なんて、しませんよ、ご主人。  ご主人も、さっきお風呂に入っていましたし……とても、綺麗です。  でも、不思議な気分にはなります。最初、ご主人に初めてお口でしたときは、嫌で嫌でしょうがなかったのに……  今は、もっともっと、おちんちんを舐めてあげたい、と思っています。  私のお口で、たくさん、気持ちよくなってください、ご主人……  あむ……んちゅるっ、んちゅるっ、んちゅるっ、ちゅう、ちゅう、ちゅるる……ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅぅ、んちゅう、ちゅう……。  ここの、おちんちんのカサの部分を、舌と唇でなぞると……ご主人、喜んでいる気がします……。  んちゅるっ、んちゅるっ、れろ、れろ、れろ、れろ、れろ、れろ、れろ、ちゅぱっ、ちゅう……。  ん……ご主人のおちんちん、ビクビクして、気持ちよさそう……。  透明なおつゆも、先っぽから出てきてます……。  それから……おちんちんの、根本についてる、この袋の部分も……  ん、ちゅぅぅう……ちゅっ、ちゅっ、ちゅるるるる……んちゅっ、んちゅっ、れろ、れろ、れろ、れろ、はむ、はむはむ……。  ぷはぁ……。  この、袋の部分は、とっても敏感なところなのですよね? 強くすると、痛くなってしまうようなので……優しく、丁寧に……。  んちゅるるる、ちゅう、ちゅう、れろ、れろ、れろ、んちゅう、んちゅう、ちゅう、んちゅる、んちゅる、れろ、ちゅぷぷぷぷ……ちゅるるるっ。  ぁ……。袋の部分、ぐぐっと持ち上がってきた気が、します……。おちんちんの先っぽも、膨らんでるみたいです……。  精液、出そうなんでしょうか? ご主人……  では、おちんちんの先っぽに戻って……強めに、舐めますね……  あむあむ……  んちゅるるっ、んちゅるっ、んちゅるっ、れろっ、れろっ、んちゅるっ、れろっ、ちゅぅっ、ちゅぅっ、んちゅぱっ、ちゅるるっ、ちゅぷぷっ、んちゅるっ、ちゅるるるっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅぅっ、ちゅぅ……。  ぁ……っ、ご主人、精液、出ちゃう、んですか……っ。おちんちんから、精液……っ。  はい……っ、このままで、大丈夫です……っ。私、お口で全部、受け止めますから……っ。たくさん、出して、ください……っ。  んちゅっ、んちゅっ、んじゅるるるっ、じゅぽっ、じゅぽっ、じゅぽっ、じゅぽっ、じゅぽっ、じゅぽっ、じゅぽっ、じゅぽっ、じゅぽっ、じゅぷぷぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷぷぷ……っ。  ん……っ。  んんんんんんんんんんんん……っっ!!!  ん……っ、ん、ん、く、ふ、ぅ……。  ちゅるる……ちゅっ……ちゅぅう……ちゅう……。  ……こくっ。  こく……こくっ、こく……っ。こく、こく……  こく……んっ。  は、ぁ……っ。  はぁ、はぁ、はぁ……。  ご主人……精液、とっても、多かった、です……。  たくさん、おちんちんから、あふれ出てきて……お口、すぐにいっぱいに、なりました……。  え……? はい……ご主人から、出してもらった、ものですから……精液、全部、いただきました……♪  とっても、苦くて……飲み込みづらかった、ですけど……。  ……でも、だんだん、嫌いな味じゃ、なくなってきてる、気がします……♪  ご主人……? 精液を、飲み込んでしまうのは……はしたなかった、でしょうか……?  …………  ぁ……  ……ふふっ♪  いえ……こちらこそ、ありがとうございます。  ご主人に、褒められて……とっても、嬉しいです♪  あ……今、おちんちん、綺麗にしますね……  ん……ちゅう……ちゅう、れろ……ちゅぅ、ちゅぅ、ちゅぅ……。  はぁ……♪  ……ふふっ♪  ご主人、気持ちよかったですか?  ……はい♪ 嬉しいです♪  また、させてくださいね。  ご主人が気持ちよくなること……私も、たくさんしたいです♪ 3-1  ふぁあ……。  お昼ご飯食べたあとだから、とっても、眠いです……。  でも、ご主人はお仕事で外に出かけてるし……頑張って、店番しないと……。  読み書きの自主練習で、手を動かし続けて眠気を紛らわしましょう……。  ……お客だ。  常連さんだといいんですけど……  若い人間の女性……  ……って。あなたですか。  はぁ。  彼女は行商人さんです。  この本屋によく来て、品物を卸してくれます。  人間であるにも関わらず、ダークエルフである私を、軽蔑したりしません。  普通に考えれば、好ましい人物なのでしょう。  ……ですが、正直に言って、私は彼女が苦手です。  ご主人は今、店にいません。外に出かけてしまっています。  なので、あなたがここに来る意味はありません。  ですから、さっさと帰って……  ……あの。どうして私の隣に座るのですか。  まさか、居座る気ですか。  私も忙しいのですから、早く帰ってください。  ……確かに、他にお客はいませんが。  でも、あなたと一緒の空間にいるよりは、退屈に殺されたほうがまだマシです。  ここまで言われても居座るのですか……?  話をしたい? ……あなたが? 私と?  私は、あなたと話したいことなんてありませんが。  ……はぁ。勝手にしてください。お茶なんて出しませんよ。  まったく……。  ……それで、話とはなんですか。  ……特に大した用事があるわけではないのですか?  ただ、雑談をしたいだけですか。  はぁ……。  ……ご主人と、ですか?  別に。あなたにどうこう言われなくとも、上手くやっています。  ご主人はとても素敵な方です。  本音を言えば、ご主人の傍に、あなたのような人を近寄らせたくないのですが……  ……お仕事ですから。仕方ありません。  あなたがここに来るのは、できれば必要最低限にしてもらいたいです。  ……そうです。ヤキモチです。  あなたは性格が最悪なのに、顔だけはいいから、ご主人が誘惑されないとも限りません。  それを警戒するのは、悪いことですか。  ご主人は、素敵な方ですから……私だけのものにはできません。  でも、私を見てくれる時間を、少しでも増やしたいと思うのは、おかしなことですか。  ……ちょっと、やめてください。どうして急に、頭を撫でてくるのですか。  やめてください……やめなさい! もう……。  ……“心配しないでいい”? ふん。どうだか。  私はあなたのことを絶対に信用なんてしませんから。  私はどうせ悪いダークエルフです。ご主人以外の人間なんて信用しないのです。  ふん。  …………。  また、急に話が変わりますね……。  なんなのですか。本当に……  ……確かに、私はダークエルフですが……別に、ダークエルフだからといって、特別に魔法の素養が優れているわけではありません。  ……少し言い方が悪いですね。つまり、頭に“ダーク”と付こうが“ハーフ”と付こうが、基本はエルフなので、エルフと同じ程度の素養しかない、ということです。  ……とはいえ、こういう本屋で働いてこそいますけど。自分が、魔法の素養に溢れていると感じたことはありません。  だから、魔法の勉強をしようと思ったことは、ないです。  ……何となくです。何となく、そんな気がしないだけです。  魔法を自在に操れるダークエルフなんて……余計に、差別と嘲笑を受けるだけになるでしょう。  ……はい? ……ええ。読み書きは、だいぶ覚えました。簡単なものなら可能です。ご主人に丁寧に教えてもらいましたから。  まあ、働いている時間のほとんどは退屈ですし……読み書きの一環として、魔法の勉強もしてみてもいいのかもしれませんが……  ……う。  確かに……魔法を覚えておけば、いざというとき、ご主人のお役に立てるかも……しれないですね。  自分の身を守れる力にもなります……。  それは、確かです。が……。  ……気が進みません。  どうして? ……嫌いなあなたに勧められたことを、素直にやるのが嫌なだけです。  それくらい分かってください。ふん。  ……それで?  何をきょとんとしているのですか。  あなたの仕事はなんですか。  さっさと、初心者向けのおすすめの本を教えてください。  あなたは行商人でしょう? * * *  ようやく帰りましたか。ふぅ……。  ……さて。お客も、いつも通りいないことですし……  試しに読んでみることにしましょう。 「ゴブリンでも分かる初心者魔法講座」……題名はとても胡散臭いですが。  まあ、あの人が勧めるのなら、そう悪くない本なのでしょう。  文章にも、あまり難しい言葉はないですし……問題なく読めそうです。 「まずは目を閉じて、精神を集中させて、大地のマナと己の心を同調させる」 「マナの流れを把握して、そこから力を取り出すように、呪文を唱える」  ……これくらいなら私にもできそうです。  試しに、何かやってみようかな……  火が出る魔法が最初に紹介されてますけど……さすがに、ここでやってみるわけにはいかないですね。本屋ですし、本に燃え移ったらとんでもないことになります。  かといって、水を作り出す魔法もダメですね……本が濡れてしまいますし。  何か、試しやすそうな魔法は……  ……精神操作。  これなら、本に被害は出なさそうです。  ええと…… 「対象に向かって呪文を唱える。全ての物体にマナが流れているので、対象のマナを自らのマナで包み込んでしまえば、精神や肉体を操作することも可能である」 「基本的に、意志を持つ生物であれば、種族を問わずに操作することができる」  ……なるほど。  これを練習すれば……ご主人に、もっと私を好きになってもらうことも……?  …………。  頑張って練習しましょう。  でも、いきなりご主人相手にかけるわけにはいかないです。  意志を持つ生き物なら、何でもかけられるということだから……  ……あ。ネズミ。  ちょうどいい。彼には犠牲になってもらいましょう。本屋に忍び込んだのが運の尽きです。  …………。  目を閉じて……精神を、集中させて……  あのネズミに……私の、マナを、同調させて…… “汝(なんじ)の無垢なる魂、我が手中(しゅちゅう)に来たれ”――  …………。  ……ふぅ。  ダメです。ネズミ、逃げてしまいました。  さすがに、初めてでそうそう上手くはいきませんか……。  ……それとも、私に才能がないのでしょうか?  まあ、まだ諦めるのは早いですね。ゆっくりと練習することにしましょう……。  ……?  はぁ、はぁ、……はぁ……。  ……あ、れ? なんだか、急に、息が……  体、熱く、なって……はぁ、はぁ……変な、気分、が……。はぁ、ふぅ……。  ……これ、なに……?  魔法の、せい……?  私、何か、間違えた……?  え、ええ……っ? 「魔法が上手く対象にかからなかった場合……放たれた魔法は、自分に跳ね返ってくることがある」……?  そんな、まさか……  つまり、これは、私の、魔法の……  暴走……?  はぁ、はぁ、はぁ……。  そん、な……っ。 3-2  ……はぁ、はぁ、はぁ……。  く、ふぅ……。  だめ、です、これ……体、どんどん、熱くなって、きて……。  立っていられない、です……。  私は、一体……。  ……ぁ。  ごしゅ、じん……  お帰りに、なった、のです、ね……  あ……いえ、これは……風邪を、引いたわけでは、なく……  ただ……魔法の、練習をしてみようと、思って……  そうしたら……  ご主人……  私、は……  もう、だめ、です……っ!  ご主人っ、ご主人……っ!  んっ、んちゅうう……っ。れろっ、れろっ、ちゅっ、んちゅっ、んちゅっ、んちゅっ、れろっ、れろっ、ちゅぱっ、ちゅぱっ、ちゅぱっ、んちゅるっ、んちゅるるる……っ!  は、ぁ……。  あぁ、ご主人……  ごめん、なさい……。  この、感じは……  こういうこと、だったん、ですね……  私……体が、熱くて……全身が、疼いて、しょうがなくて……  今すぐに、欲しいです……  おちん、ちん……  ご主人の、素敵な、おちんちん……  私の……おまんこの、中に……っ。  んん……っ。  んちゅっ、んちゅっ、んちゅっ、んちゅっ、んちゅっ、れろっ、ちゅぱっ、ちゅぱっ、んちゅるっ、んちゅるるるっ、ちゅぱっ、ちゅぱっ、んちゅぱっ、ちゅぱっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅぅう……っ。  はぁ、あ……っ。  ご主人……っ。  乱暴で、すみ、ません……っ。  でも……私、私……っ。  抵抗、しないで、ください……っ。  お願い、ですから……っ。  はぁ、はぁ……おちん、ちん……いま、すぐに……っ。  ぁ……っ。  ご主人の、おちんちん……少しだけ、大きく、なってて……  これなら……すぐに、入りそう、です……っ。  ん……っ。  ……ご主人。見え、ますか……私の、おまんこ……。  自分でも、驚くくらいに、ぐちゅぐちゅになってしまって、ます……。  今すぐに、おちんちんもらわないと……気が狂って、しまいそうです……。  だから、ご主人……  失礼、します……っ。  んっ、んっ、んんんんんんんんんんんんん……っ!!  ぁっ、ふぁああああああああああああ……っ!!  あ……っ、は、ぁ……っ、く、はぁ……っ。  あ……わた、し……入れた、だけで……おまんこ、気持ちよくなって、しまいました……っ。  ご主人の、おちんちん……とっても、素敵、だから……。  ぁ……っ、でも……でも……っ!  ん……っ。んっ、んっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ、あっ、あっ、ふぁ、あああ……っ!  ご主人……っ、まだ、全然、たりないです……っ。おまんこ、もっともっと、気持ちよくなりたいです……っ。ご主人の、おちんちんで……っ。  ごめんなさい……。ご主人、ごめんなさい……っ。  悪いって、分かってる、のに……っ。動くの、止められないんです……っ。  ごめん、なさい……っ。ご主人……っ。  ぁ……っ、ふぁ、ああああ……っ! んっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ、あっ、ぁああ~~~……っ!!  は、ぁ……っ。あ……っ、ご主人、も……っ。おまんこの、中で……っ、おちんちん、どんどん、大きくなってきて、ます……っ。気持ちいいですか、ご主人……っ。私の、おまんこ……っ。  はぁ……っ、んっ、くぁ、は、ああ……っ。ぁっ、は、ぁ……っ、あっ、あっ、あっ、ぁ……っ!  でも……っ、ご主人……っ。ごめん、なさい……っ。私……っ。自分のことしか、考えられない、です……っ。ご主人の、おちんちん……っ。気持ちよくすることじゃ、なくて……っ、おまんこのこと、考えてしまって、ます……っ。  もっともっと……おまんこ、気持ちよくなりたいんです……っ。  ごめんなさい……っ。自分勝手で、ごめんなさい……っ。ご主人……っ。  んっ、あっ、はっ、はっ、ふぁああああ……っ! あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、ぁあ……っ!  んっ、はぁ、ひぁあああ……っ! ふあぁあっ、んっ、ぁっ、ぁっ、はっ、はあっ、はあっ、は、ぁ……っ。  気持ち、いいです……っ。おちんちん、気持ちいいです……っ。ご主人の、素敵な、おちんちん……っ。おまんこの中、たくさん、カリカリってしてくれて……っ。とっても、気持ちいいです……っ。  嬉しい、です……っ。ご主人……っ。もっと、もっと……っ、おちんちん、ください……っ。  ん……っ、は、ああ……っ! ん、ふぁ、ああああ……っ! ひぁ、っ、あっ、くっ、んっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ、は、ぁあああ……っ!  だめ……っ、だめ、だめ……っ。どんどん、腰の動き、激しくなっちゃい、ます……っ。  はしたない、です……っ。こんな、はしたない女は……っ、ご主人、きっと嫌いだって分かってるのに……っ。  でも……っ、でもぉ……っ。  気持ちよく、なりたい……っ。おまんこ……っ。ご主人の、おちんちんで……っ、一緒に、気持ちよくなりたいよぉ……っ。  ぁっ、はっ、はっ、ふぁああああ……っ! んっ、あっ、あっ、あっ、ひぁ、ああああ……っ!  くっ、はっ、ふぁあああああ……っ! あっ、あっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はぁあああ……っ!  ぁ……っ! ご主人……っ! おちんちん、びくびくって……! おまんこの、なかぁっ、びくって、しましたぁ……っ。  気持ちよく、なるんですね……っ。私の、おまんこで、気持ちよくなって……っ。せいえき、だして、くれるんですね……っ。  はい……っ。わたし、も……きっと、ご主人に、中にもらえたら……っ、気持ちよく、なっちゃいます、からぁ……っ。  ください……っ。ご主人っ、くださいぃい……っ。欲しいですっ、おまんこの中にっ、たくさん、欲しいです……っ!  ぁ……っ、ぁっ、はっ、はっ、はっ、はっ、ふぁあああ……っ!  んっ、んっ、んっ、んっ、んっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ、あっ、ぁっ、ぁ……!  ふぁあああああああああああああああああああああああ……っっっ!!!  あ……っ、ぁ……っ、は、ぁ……っ。はぁ、は、ぁ……っ。  はぁ、はぁ、ふぅ……。  ん……。  ちゅう……ちゅっ、ちゅぅ……ちゅう、ちゅう、ちゅう……ちゅう、ちゅう……。  は、ぁ……。  ごしゅ、じん……  とっても……気持ち、よかったです……♪ * * *  ……はい。もう、落ち着きました……。魔法の影響は、なくなったと思います……。  本当に、すみませんでした、ご主人……。  いきなり、とても、失礼なことをしてしまったと思います……  申し訳、ありません……。  ……はい。経緯は、今話した通りです。  全て、私の油断が招いてしまったことです……。  ……いえ。確かに、紹介されたのは、あの行商人からですが……  最終的に実行したのは、私です。  叱責は、私だけにお願いします……。  …………。  ……?  あ……。  …………。  ……ご主人。  私を、そんなに、甘やかさないでください……。  とても、ひどいことを、してしまったのですから……。  本当に、ご主人に嫌われてしまっても、しょうがないことだと思います……。  ……なんでしょうか。ご主人。  あ……。  ……うぅ。  ……普段と違う私が見られたからって、喜ばないでください。ご主人。  できれば、忘れてもらえると、嬉しいです……。  もう……。 4-1  ……ご主人。  まだ、起きていますか?  いえ……少し、眠れなくて。  よかったら、ちょっとだけお話しませんか。  ……はい♪ ありがとうございます。  …………。  明日は、お休みですよね。  ご主人、何かご予定はありますか?  ……何も? 本当ですか?  では、また一緒にお出かけしませんか。  ご主人と、ご主人の住む街を、もっともっと知りたいです。  ……ありがとうございます♪  楽しみが一つ、できました。  今日は、とってもいい夢が見られそうです。ふふっ♪  …………。  ……あの。  ご主人は、何か“夢”はありますか?  はい。寝ているときに見る夢ではなく、未来について想うときの夢です。  ……いえ。なんとなく。ただ、聞いてみたくなっただけです。  …………。  ……なるほど。  それは……とっても素敵ですね。ご主人らしい、良い夢です。本当に、ご立派です……♪  ……わたし、ですか?  私は……  少し前までは、平和な暮らしをすることが夢でした。今日のご飯を心配しなくてよくて、明日に怯えなくていい毎日が、憧れでした。  でも、今はもう……全て叶ってしまいました。  というより、想っていた以上に、幸せになってしまいましたから……  これ以上望むのは、何だか、おこがましい気もするんです。  ご主人と、ずぅっと一緒にいられれば、それでいいと、思っています。  ん……。  ……違う?  ……ふふっ。そう、ですね。  確かに。幸せの限界が、一人一人に決められているわけじゃありませんから……  ……もっともっと、幸せを願っても、問題はないのですね。  でも……そうは言っても、難しいですね。  ご主人のお傍にいること以上に幸せな夢が、他にあるとは考えられません。  ふふっ♪  ……ご主人の体、本当に、温かいです……。  本当に……ずっとこの中にいられればいいと、思います……。  ……はい。もう、不安はありません。  私が望む限り、ご主人のそばにいてもいいんだ、というのは……ちゃんと、分かっていますよ……♪  ご主人……。  ……あの。ふと、キスをしたくなってしまったのですが。  よろしいですか?  ……はい♪  ん……ちゅう……ちゅっ、ちゅう……ちゅう、れろ……ちゅう……ちゅっ、ちゅう……ちゅっ、ちゅっ、ちゅう……。  は、ぁ……。  ……うふふっ♪  大好きです。ご主人……。  心の底から、あなたのことを、愛しています……♪  ……でも。  そういえば、一つだけ……夢、というか、目標は、あるかもしれません。  自分で、自分を守れるようになりたいです。  私は今、とっても幸せですけど……でも、ご主人に甘えっぱなしだな、とも思うんです。  別に、独立してお店を開きたい、というわけではないんですけど……  ご主人のように立派になりたい、と思います。  独り立ちしても、問題ないような……そんなダークエルフになりたいです。  ……でも、それには、壁があることも分かってます。  私にはあまり、できることがないのです。  ……弓、ですか? いえ……確かに、エルフは弓が上手い種族ですが……私は、生まれのせいで、あまり弓を持った経験がないので、幼い頃から狩猟でならしているエルフと比べると、どうしても劣ります。  こう聞くのも、変ですけど……ご主人、私は、どうすればいいと思いますか?  ……頭がいい、ですか? 私が?  それは……さすがに、言い過ぎです。  …………。  確かに、お店にある魔導書の場所は、かなり覚えていますけど……完璧ではないですし、毎日働いているから、自然と覚えただけで……。  ……ご主人は全然覚えていないのですか。でも、ご主人は裏での業務が中心ですから、仕方ないかと……。  ……読み書きも? はい、ある程度はすぐに覚えられましたが……それは、ご主人の教え方がとてもよかっただけです。  …………。  ……そう、なのでしょうか。私は……勉強が向いてるのでしょうか?  とすると……  ま、魔法、ですか。魔法の勉強を、もっと本格的に……?  ……ご主人。この前のことは、とても反省していますから、忘れてもらえると嬉しいです……。  え? ……本気で仰っているのですか。  …………。  あ……そう、言われてみれば……。  確かに、精神操作の魔法が自分に跳ね返ってきたのは、上手く発動が成功していた、ということでもあります……。  初めてで成功したということは……私、才能がある、ということなのでしょうか……?  …………。  ご主人に、そう言ってもらえると……本当にそんな気がしてきました。  ありがとうございます、ご主人。では、魔法の勉強を、もう少し頑張ってみます。  使い物になるくらい、上達したいです。  …………。  ……そっか。  私にも……できそうなことが、あったんだ……♪  ふふっ♪ なんだか、とっても嬉しいです、ご主人……♪  私、頑張ります。たくさんたくさん、頑張りますね。  いつか……胸を張って、ご主人の隣に立てるように! 4-2  ご主人。  そういえば、魔法を学ぼうとしたとき、少しだけ、考えたんです。  ご存知かもしれませんが……魔法には、精神を操るようなものがあるでしょう?  その魔法が上手くなれば……ご主人に、もっと私を好きにしてもらうことができるかな、と。  ふふっ。ご主人、試しに、練習してみてもいいですか?  ……はい♪ 今度は、暴走しません。だって、私は、ご主人の腕の中にいますから。  では……やってみます。  ……んっ。  ちゅう……ちゅっ、ちゅっ、ちゅう……ちゅっ、れろっ、んちゅう、ちゅう、ちゅう……ちゅっ、ちゅっ、ちゅぅ……ちゅっ。  は、ぁ……。  ……いかが、でしょうか。私の、魔法は……  ……もっと、私が、好きになったでしょうか。  ……冗談です、ご主人。いえ、たまには、こういったキザなのも、いいかと思いまして。  冗談です、じょうだん。  え? ぁ、ごしゅ、じん……  んん……っ。ん……んっ、んちゅっ、んちゅぅ……ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、んっ、れろ、れろ、れろ、れろ、ちゅぅ、ちゅぅ、ちゅぅ、ちゅうっ、ちゅっ、れろ、ちゅぅ……。  は、ぁ……。  ……ふふっ。冗談、だったのに……本当に、効いたみたい、です。  やっぱり私、魔法の才能が、あるんですね……♪  ……でも、それを言うのなら……ご主人のほうが、立派な魔法使い、ですね……。  だって……私はもう、ずっと前から、虜になっているのですから……♪  ん……ちゅっ、んちゅっ、れろっ、れろっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、んちゅっ、ちゅっ、れろ、んちゅう、ちゅっ、ちゅう、ちゅう……。  は、ぁ……。  ……ぁ。ご主人……  ふふ……♪ 私のお腹に……固いのが、当たっています……。  ……はい。大丈夫、です。ご主人が、そういう気分になったときは、いつでも……私を、抱いてください。  だって……私も、同じ気持ちですから……♪  ん……ちゅっ、ちゅう、んちゅう、ちゅう、ちゅう、ちゅうっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ん、ちゅぅ、ちゅぅ、れろ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅ、ぅ……。  ぷ、はぁ……。  ぁ……ご主人の、おちんちん……とっても、おっきい、です……。  もう、こんなに興奮しているのですね……。これも、魔法の効果でしょうか……ふふっ♪  ……はい、私も、服、脱ぎますね……。  ん……しょ、っと……。  ん、ぁ……。んっ、ぁ……っ、は、ぁ……っ。ごしゅ、じん……っ、私の、おまんこ……っ、くにくに、って……っ。  ん、ぁ……っ、は、ぁ……っ。ぁっ、ふ、ぁ……っ。  ご主人の、指……っ、おまんこ、たくさん、なぞって、ます……っ、ぁっ、ふぁ、あああ……っ。  んっ、ぁっ、ぁっ、はっ、ふ、ぁ、あ……っ。  あっ、は、ひ、ぁあ……っ。はぁあ、あ……っ!  はぁ、はぁ……。ご主人……私、もう、おまんこ、大丈夫です……。ご主人と、同じで……体が、準備していますから……。  それに……指、より……おちんちんが欲しい、です……♪  ぁ……♪ ごしゅ、じん……♪ はい……♪ ぎゅーって、したまま……おちんちん、入れて、ください……♪  ん……っ、ぁっ、ふぁあああああぁあああああ……っ!  ぁ……っ、は、ぁああああ……っ、んっ、ぁっ、く、ふぁあ、あああああ……っ!  は、ぁ……はぁ、はぁ……。  すごい、です……ご主人の、おちん、ちんで……私の、おまんこ……全部、埋まって……♪ 奥まで、ぎゅーっとしてくれて、ます……♪  おちんちん、熱くて、たくましくて……体の中も外も、ご主人に、抱きしめられてるみたい、です……♪  ご主人……大好き……♪  ん……っ、れろっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、んちゅっ、んちゅっ、んちゅっ、んちゅっ、んちゅっ、ちゅっ、れろっ、れろっ、ちゅっ、ちゅぱっ、ちゅるる……。  は、ぁ……。  ……はい。どうぞ、ご主人……。  たくさん、動いて……私のおまんこで、おちんちん、気持ちよくなってください……♪  ん……っ♪  んっ、んっ、んっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ、あっ、はっ、はっ、はっ、んっ、あっ、はっ、はっ、はっ、はっ、は……っ!  ぁ……っ。奥、来て、ます……っ。おちんちん……っ、一番、奥、まで……っ。  はぁ、ふぁ、あああ……っ。  ご主人の、おちんちん……私の、おまんこっ、いっぱい、突いてくれる、からぁ……っ。きゅうって、なっちゃい、ます……っ♪  ふぁ、ああ……っ♪ ご主人……っ♪ もっと、激しくしても、大丈夫です……っ♪ たくさん、気持ちよくなって、欲しいです……っ♪  ぁ……っ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、んっ、ふぁああ……っ! あっ、あっ、あっ、あっ、くぁっ、ぁっ、んっ、あ……っ!  ぁ……っ、ごしゅ、じん……っ。キスぅ……っ♪  ん……っ。ちゅっ、ちゅぷぷっ、れろっ、んちゅっ、んちゅっ、ちゅぱっ、んちゅっ、んちゅっ、んちゅっ、ちゅぅっ、ちゅうっ、れろっ、れろっ、れろっ、れろっ、ちゅっ、んちゅう……  はぁ、あ……っ。  ぁ……っ。キス、しながら、おちんちん、もらうと……っ。頭、ふにゃふにゃに、なって……何も、考えられなく、なります……っ。  ご主人のことしか……もう……考えられない、です……っ。  ご主人……っ。好きですっ、好きっ、好きっ、好きぃ……っ♪  ん……ちゅっ、んちゅっ、んちゅっ、ちゅぅっ、ちゅぅっ、んちゅっ、ちゅっ、んちゅっ、んちゅっ、ちゅぱっ、んちゅうるる……ちゅぷぷっ、れろっ、れろっ、れろっ、れろっ、れろっ、れろ……っ。  は、ぁああ……っ。  ぁ……っ。ご主人の、おちんちん、中で、びくびくって……っ。激しく、なって……っ。  私の、おまんこで……っ、気持ちよくなって、くれてるんですね……っ♪  嬉しいです、ご主人……っ♪ ご主人に、喜んでもらえると……っ、とっても、嬉しい、です……っ♪  はい……っ、私も……っ。おまんこ、きゅん、ってしちゃって、ます、から……っ。  このまま……ご主人と、一緒に……っ、気持ちよく、なりたい、です……っ。  ん……っ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、んちゅっ、ちゅっ、ちゅるるっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、んちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅぅっ、れろっ、ちゅぱっ、ちゅるる……。  は、ぁ……っ。  あ……っ、ごしゅ、じん……っ。  ぁっ、ぁっ、ぁっ、はっ、はぁあああ……っ! んっ、はっ、はっ、はっ、ひぁっ、ぁっ、はっ、んっ、くっ、はぁああ~~……っ!  は、ぁ……っ! あ……っ、ごしゅ、じん……っ、きすぅ……っ。最後、は……っ、キス、しながらが、いい、です……っ。  ん……っ、ぁっ、はっ、ぁっ、はっ、ぁっ、はっ、は……っ!  んん……っ!  んっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、んちゅっ、ちゅるっ、ちゅっ、ちゅっ、れろっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅぅ……っ!  ん……っ、んんんんんんんんんんんん……っっ!!  ん……っ、ふぅ、ふ、ぅ……。  ん……ちゅ……ぅ、ん……っ、ふ、ぅ、ぅ……。  ん……ちゅう……ちゅぅ……ちゅっ、ちゅぅ……ちゅぅ……ちゅう……ちゅっ、ちゅぅ……。  はぁ、あ……。  はぁ、はぁ、はぁ……。  とっても、激しかった、です……ご主人……  でも……すごく、気持ち、よかった……♪  ご主人も、ですか……?  ……はいっ♪  ふふ……♪  ん……ちゅうっ、ちゅう……ちゅう……ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅう……ちゅぅっ、ちゅぅ……ちゅっ。  はぁ……。  好きです、ご主人。  好き、好き、好き。大好き♪  ずっと……私に、魔法をかけ続けてください……♪ エピローグ  ……ふむ。ふむ。  ……なるほど。  よし。  ……ご主人?  もう、眠っていますか?  …………。  寝ちゃってます。今日は、仕入れのお仕事が大変でしたから……疲れてるんですね。  ふふっ♪ 可愛い、寝顔です……♪  ……さて。  今こそ、魔法の勉強の成果を発揮するときです。  では…… “汝の無垢なる魂、我が手中に来たれ”――  ……かかりましたか?  成功したかどうか……寝ていると分からないですね。  でも……どっちでも、いいです。  ……ご主人。  私のことを、ずっと好きでいて欲しい、なんて言いません。  でも……もし、よかったら。  もし、ご迷惑じゃなければ……  私と一緒に、幸せになりましょう。  ……あ! それから、ですけど……  明日のお昼ご飯は、サンドイッチがいいです。  ……これくらいなら、操作しても許されますよね?  ふふっ♪  では。  おやすみなさい、ご主人。  大好きです……♪ おまけ  外はともかく、中はいい雰囲気です。静かで、ほどよい暗さで……  ……あ。ええと、注文、ですか。  ご主人は、いつも、何を……?  ……パンに、お魚に、スープ、ですか。  では、それと同じでお願いします。はい。  …………。  ……とってもいい匂いがします。  さっきまでは、そうでもなかったのに……急にお腹が空いてきました。  早く、食べたいです……。 * * *  きましたっ。  美味しそうです……。  ご主人……よろしい、ですか?  では……失礼して……  ……はむっ。もぐ……もぐ、もぐ……ごくっ。  はむっ、はむはむっ、もぐっ、ぱくぱく、ごく……っ。  はぁ……  んん~~っ♪  とっても、美味しいです、ご主人……っ♪  パンは、カリカリで、ほんのり甘くて……  お魚も、味がよく染み込んでて、柔らかくて……  それに……  ……ずずーっ。  スープも、温かくて、いい塩加減で……  美味しい、です……っ。  これが、ご主人のお好きな味、なんですね……っ。  お好きなのも、納得の味、です……っ。  もぐ……もぐ。もぐ……もぐ。……ごくん。  美味しい、です。とっても……。  もぐっ。はむ、はむ……はむはむ、もぐ、もぐ、ごくんっ。  はー♪ 幸せ、って感じがします。  ご飯が美味しいって、とっても、素敵なことですね……。  ……ご主人? どうかしたのですか。私をじっと見て……  ……和む、ですか? ……何に、ですか?  よく分かりませんが……ご主人がよいのなら、それで。  でも、早くしないと、せっかくの料理が冷めてしまいますよ?  あーーん……っ。  ぱくっ、ぱくぱく、もぐ、もぐ……はむっ、はむっ。  このパン、噛めば噛むほど、甘みが出てきて……  一緒に、お魚を食べると……とってもよく合って……っ。  もぐっ、はむっ、はむっ、ぱくぱくっ、はむっ、はむ……っ。  ごく……っ。  んー♪ ほっぺたが、とろけてしまいそうです……♪  手が止まりません……♪  ずずーっ。ずっ、ずずずーっ。  スープの中の、レンズ豆……まろやかで、美味しい……♪  優しい味が、体に染みわたります……♪  ずっ、ずずずー……っ。  は、ぁ……。  美味しすぎて……あっという間に、なくなりそうです……。  ……ご主人? これは?  パン、いただける、のですか?  でも……ご主人も、お腹は空いているのに、悪いです……。  ……じゅるっ。  はっ。す、すみません。意地汚いところを……  ……はい。ありがたく、いただきます……。  もぐっ、はむはむっ、ごくっ、ぱくぱくっ、もぐ、もぐ、ぱくっ。  はむっ、はむ、はむ、はむ……っ、ごくっ、ごくっ。  ずずっ、ずずーっ。  ……こくっ。  ……は、ぁ……。  いただき、ましたぁ……。  とっても、美味しかったです。ご主人……。  ……あの? ご主人、まだ、半分しか食べていないようですけど……  ……ずっと私を見てたんですか?  ……私、そんなに、はしたない食べ方だったでしょうか……すみません。  え? そうではなく?  ……“可愛い”? えっと……私はただ、ご飯を食べているだけ、だったのですが……  ……あの。そう言われると、急に恥ずかしくなってきました。  あまり、見ないでください……。  えっ? お、お代わり、ですかっ?  い、いえ……あんまり、食べすぎるのも……ご主人に悪いですし……  ……あ、あ、あの……っ。  ご主人、勝手に頼んでしまいました……。  た、確かに……もう少し、入りそうな気は、少しだけ、してましたけど……。  でも……うう……。  わかりましたよぉっ。  じゃあ、お望み通り、いっぱい食べますから……っ。  好きなだけ見ててくださいっ、ご主人っ。