（右から左・通常）
にゃーん。


（正位置・通常）
トリック・オア・トリート。


（右・通常）
うにゃ？
ご主人様、アタシが誰か分からないですにゃ？


（正位置・通常）
アタシ、ご主人様の飼い猫・シロです。
ハロウィンの夜、猫は魔法が使えるようになるのです。
だから、シロはご主人様のために人間の姿になったです。
どですか。
可愛い女の子に変身できてるですよね。


（左・通常）
にゃ？
耳としっぽが隠れてない？


（左から右・通常）
は、はにゃにゃ。


（正位置・通常）
し、仕方ないです。
シロは変身があまり得意ではないのです。

ええと。
ご主人様。
今日はせっかく人間の姿になったので、ご主人様が大好きな耳かきをして上げたいのです。


（右・通常）
にゃ〜。
ダメですか？


（正位置・通常）
にゃ、いいのですか！？
シロ、とっても嬉しいのです。

それじゃ、ご主人様。
シロのお膝に膝枕されるのですよ〜。


（SE：膝枕の音・右耳が上）


（右・通常）
にゃ〜♪
ご主人様のお顔が、シロのお膝にあるのです。
嬉しいにゃん。

それでは〜。
ごそごそ・・・と。

（SE：ごそごそする音・右・通常）

にゃーん。
耳かき棒です。
これでご主人様のお耳をキレイにするのです。

それでは、ご主人様。


（接近しながら）
行くですよ〜。


（耳かき開始）


（右・接近）
にゃ〜。
ご主人様のお耳は、耳垢がいっぱいなのです。
シロはキレイ好きなので、しっかり耳垢を取ってキレイなお耳にして上げますのにゃ。


（間）


（右・接近）
ご主人様。
痛くないですか？
痛い時は言って下さいなのです。


（間）


（右・接近）
にゃー、にゃー、ご主人様。
シロの膝枕はいかがですか？
シロはご主人様のお膝が大好きなので、ご主人様に同じ気持ちを味わって欲しかったのです。
シロのお膝、居心地がいいですか？。

あは、嬉しいのですにゃ〜。


（間）


（右・接近）
ん・・・っと。
ご主人様、ちょっと奥を擦るですよ。
かりかり、かりかり。
大丈夫ですか？
奥にも耳垢がいっぱいいるです。
ご主人様は、自分でも耳かきしないといけないのですよ。
こんなに耳垢を溜めて、ダメじゃないですか。
ばっちいのにゃ。


（間）


（右・接近から通常）
うにゃ。


（右・通常）
あとは細かい耳垢を梵天で掻き出すのです。


（SE：梵天）


（右・接近）
耳かき棒についてる、この梵天。
何やらシロの心をときめかせるのです。
うずうずするにゃ。


（息吹きかけ）
ふ、ふ、ふ。


もう1度、梵天なのです。


（SE：梵天）


（息吹きかけ）
ふ〜〜。
ふ〜〜。
ふ〜〜。


（右・接近から通常）
終わりにゃ〜。


（右・通常）
ご主人様、こっちのお耳はキレイになりました。
反対のお耳も耳かきさせて下さいなのにゃ。