ふぅ、お腹いっぱいになっちゃったね〜 ふふ、こちらこそお粗末様でした♪ 残さずに全部食べてくれたし、お姉ちゃんとしても嬉しいかな でも、洗い物までしてくれるなんて… せっかく今日はお姉ちゃんとして、君のお世話をしたかったんだけどなぁ やっぱり、普段からやってるだけあってテキパキと綺麗にしてくれてたね これくらい家事が出来ると、女の子にモテるんじゃないの? あはは、顔が真っ赤になってる♪ もしかして、好きな子がいるとか? へぇ〜…そうなんだぁ 「まだそういうのは早い〜」だなんて、珍しいね 君くらいの歳なら、彼女くらいいてもおかしくないのに… ねぇねぇ、寂しいとか思ったりしない? ほら、お姉ちゃんの胸に飛び込んでおいで♪ 優しくぎゅーってしてあげるから… もう〜、遠慮なんかしないのっ はい、私の胸に顔を埋めて…? ぎゅ〜…んっ んっ…ぅん いつも家事をしててえらいね きっと体調が少し悪くても、無理をしてやってるんでしょ? 君はただ甘え下手なだけだから… お姉ちゃんにきちんとお願いしたら、何でも言う事を聞いてくれるはずだよ ぎゅって抱き締めて甘やかして欲しい…なんて言われたら、きっと母性本能がくすぐられちゃうんだから よしよし…よーしよし… いいこいいこだよ〜… いいこっ…いいこいいこっ… んっ… ん、ぅん… そうだ、今日はお姉ちゃんがマッサージをしてあげようか? いつも頑張ってる君の身体を労(いた)わってあげたいなって思って…ダメ? ふふ、良かった♪ それじゃあ、早速始めていくから足を伸ばしてくれる? うん、ありがとう まずはそうだなぁ…足の平(ひら)側の指の基節骨(きせつこつ)に沿ってマッサージを… んん… んっ… ここには胸部リンパの反射区があるから、血液の循環を良くしてくれるの ほら、君っていつも家事をしてるじゃない? 家事って立ち仕事が多いから、足のむくみとか身体の疲れが出やすいんだよね そういうのをケアする意味でマッサージしてあげる… んっ… んぅ… 今度は右足の方も… んしょ…んしょ… 親指を当てたまま、骨に沿ってマッサージして…っと んん… すり、すり…すり、すり… んっ…ぅん はい、次は足の裏を見せて〜…? えーっと、土踏まずの所には大腸、小腸、胃…みたいに内臓の反射区が多いの だからここはしっかりとマッサージしていこうね その前にこのウッドスティックを… んっ… 大丈夫?痛くない? 指でするよりも少し刺激が強いかもだけど… ふふ、良かった♪ それじゃあ、このくらいの強さで続けていくね んん… ぅん… 内臓への刺激を与えて、消化や吸収を良くしないと… じゃないと、体力も落ちちゃうしね 夏場なんか、厳しい暑さに耐えきれなくなっちゃうよ んっ… んー…ぅん はい、今度は左足の方も… お肌を傷つけないように少しオイルを付けてやっていくね んしょ…んしょ… んっ…んん 左足にはこの辺りに肝臓の反射区があるんだよ? 右足でいうと脾臓(ひぞう)が反射区になってる所だったかな… んっ… 左右の足で対応してる部分が違うのは面白いよね 君も興味があったら、本当のお姉ちゃんにお願いしてみたら? 大丈夫大丈夫、きちんと目で訴えかければ気持ちは通じるよ♪ ほら、やってみて? そ、それはお願いするっていうより睨んでるような… 目力(めぢから)が強すぎるのは逆効果だよ? もっとお姉ちゃんに甘えたいって気持ちを前面に押し出さなきゃっ そうそう、少し目を潤ませながら弱弱しく… ふふ、まだぎこちない感じがするけど、掴みはオッケーだったよ♪ 今の感じを忘れないようにね? んっ… この辺りにある太陽神経叢(たいようしんけいそう)にも刺激を与えて… んん… ここは胃腸の働きを回復してくれるところだから、しっかりとマッサージしていくよー… んしょ…んっしょ… これくらいでいいかな? 最後は片方の足を私の膝の上に乗せてっと… このまま、膝の上で転がすように動かしていくよ んん…っ んっ… むくんだ足が気持ち良くなるように、コロコロって動かして〜… んん… ころころ〜…ころころ〜 いつも頑張ってる君の脚を労わってあげなきゃね んっ…ぅん んん… はい、今度は右脚の方だね こっちも同じように膝の上に乗せてっと… このまま、前後に優しく転がしていって… んん… んっ…うん 足のむくみよ取れろ〜… 滞っている血流を元の流れに戻れ〜… んしょ…んっしょ… ふぅ、これくらいで大丈夫かな 他に何か気になる事はない? 最近は体調が悪いな〜とかなんでも良いんだけど… ふんふん… 最近は側頭部の頭痛が悩みなんだね そっかそっかぁ〜… だったら、手や耳のマッサージをやってみるとケアできるかも ほら、近くで手を見せて? ん… 側頭部の頭痛が多いってことは、きっと身体が興奮した状態が続いてるって事… だから、親指の先にある反射区を刺激すると効果的かな んっ… ぅん… この辺りは頭部の反射区になってるんだよ〜 外側は鼻、内側は側頭って感じ だから、どっちかというと内側を重点的にマッサージしていかなくちゃね んん… んっ…ぅん すり、すり…すり、すり… 次は親指の骨と人差し指の骨が交差する所から、少し人差し指側に動かした所にあるツボ、「合谷(ごうこく)」を押していくね このツボは偏頭痛や肩凝りに効果があるから、しっかりとツボ押ししておこうね… いち…に…さん…しー…ごっ… もう一回… いーち…にー…さーん…しー…ごっ 右手はこれくらいにして、今度は左手の方だね こっちも同じようにまずは親指の先のマッサージから… んっ…ぅん んん… 指先の反射区を縦方向に解して、神経をリラックスさせていこう…? ずっと身体が緊張状態のままだと、身体が辛いよね… 大丈夫…大丈夫だよ… 君にはお姉ちゃんがいるんだから…安心して? 優しくて甘えさせてくれるお姉ちゃんが自分にはいるんだって思うと、自然と気持ちも落ち着いてくるはずだよ…? んっ… んんー… すり、すり…すり、すり… すりすり〜…すりすりすり〜… うん、これくらいでいいかな 次は手の甲にある合谷を…っと それじゃあ、いくよ〜 いち…に…さーん…しー…ごー… もう一回… いーち…にー…さーん…しー…ごっ うん、オッケー♪ 仕上げは耳のマッサージだね はい、お姉ちゃんにもたれかかってきて? 早く早くっ ん… ふふ、だいぶ甘えるのに慣れてきたみたいだね 最初に比べると顔もなんだか穏やかになってきたような…♪ よしよし…よしよし… それじゃあ、早速耳をマッサージしていくわね んっ… んん… 耳たぶや耳の周りを指の腹でゆっくりと優しく… すりすり〜…すり、すり… 緊張状態の側頭部が解れるように… んっ…ぅん んー… 左右同時にマッサージしてるから、気持ちいいんじゃないかな? なんだか背中がゾクゾクってするみたいな… そうそう、その感覚が凄く大事なんだよ? その内に段々とリラックスしていくから、身を任せて… んん… ぅん… すーりすり…すーりすり… 指先で擦(さす)るだけじゃなくって、外側に引っ張ったり… 上の方から全体的に耳を大きくするようなイメージでっ… ぐっ…ぐっ… ん…ぅん 引っ張る位置を変えながら〜… ぐーっ… 一通り引っ張った後は耳を前の方に倒して…っと んっ… んんー… 普段、耳掃除するくらいしか耳のケアをする事がないもんね〜 こんな風にマッサージしたり、ストレッチするなんて中々ないと思うよ? ふふ、新鮮な気分になってるんだったら、お姉ちゃんも嬉しいな♪ んっ…ぅん 耳の溝は形に沿って指を動かして…何度も何度も… んん… ふぅ…これで耳のマッサージはお終いっ 少しは君の症状にも効いてくれるといいんだけど… ってすぐに効果があったら、君がお姉ちゃんにおねだりしなくなる可能性があるんだった… 私ったら、ついつい念入りにやっちゃったよ〜… こ、こほんっ! 私の独り言はともかく、ちゃんと体調が悪い時は言わないとダメだぞ? さてと…そろそろお風呂に入ってくる? ああ、私は二番目で大丈夫だよ 君が入ってる間にお部屋の掃除をしたいなって思ってたし… 大丈夫? それじゃあ、掃除機とかかけておくからゆっくり入ってきてね はーい、いってらっしゃい〜♪