朱の葉に揺れる想いは空深く 静寂の綻び 覚め行くまどろみ 遥か紫紺の天蓋に 舞う朱の葉が 彩りを添える 寄る辺を失くした虚ろな気持ちは 冷涼の空深くに沈んだまま 気がつけば そっと 寄り添う心 (紅葉色の) 肩を抱く労わり (ブランケット) 手のひらに伝わる温もり (缶コーヒーの) 甘く苦くこの身に沁みる 揺れる想い 膝を抱える両の手を 強く 強く 握りしめた 見上げる坂を登り始める そのひと踏みを決められなくて 顔を上げれば 湯気を立てる もう一つの優しさがそこに 弱く愚かな私は うつむいて 気づかなくて 涙で滲む・・・ 揺れる想い 淋しさに笑う両の膝に 強く 強く 気持ちを込めた 見上げる坂を登り始める そのひと踏みを踏み出したくて この背を押す声に 応えたいから 作詞/作曲 一譲はかる 歌 maneko