これから夏に差し掛かるであろう初夏のある日 どこにも居場所がなかった主人公はお屋敷にやってきた。 やっとのことで着くも誰もお屋敷にはおらず人を探した挙句プールにたどり着く そしてプール掃除をしているメイド(ますず」さん プロローグ1 メイド「~♪今年も来たぜこの季節~♪待ってろよプールちゃん、今ピッカピカにしてやるからな~♪」 主人公「あの、すいません」 メイド「ん?なんだ?……今忙しんだだけど……何ってプール掃除だよ……もうすぐ夏だろ……くうーっ、血が騒ぐぅぅっ……あ……誰?……ですか?」 モップを構えるメイドさん メイド「ここは部外者は立入り禁止だ出ていきな……私のモップが大人しいうちにな」 主人公「えっと今日からお世話になる……」 メイド「ん……え……今日からお世話になる……んー……あぁー!……そうかそうかオマエさんがそうか!悪いな出迎え出来なくて……そんじゃよいしょっと」 モップを立てかける メイド「この屋敷のメイドをしております……ますずと申します。以後お見知りおきを」 主人公「え……」 メイド「なにポカーンとしてるんだよ……ここに住むんだろ?なら私はオマエさんのメイドってこと になるからな……何事も礼にはじまり、礼に終わる……それが大切だからな……ほれ「ご主人」も挨拶くらいしてくれよ」 主人公「よ、よろしく……」 メイド「うん、よろしくな……まぁ覇気がないのはおいおい改善していくとして……とりあえず メシでも食うか」 場面転換 メイド「お待たせ致しました……ますず特製カニチャーハンでございます(ドヤ風)」 メイドさんも前に座る メイド「いただきます……はむ、うめーっ、今日もいい腕してるなぁ私……ん?どうした食わないのか?……ご主人のためにいいカニ使ったんだぞ」 主人公「……その……自分は」 メイド「ふぅ……話は聞いてるよ……お前さん行く宛てがなくてここに来たんだろ……細かい事情は 私には知ないけどさ……まぁ遠縁とはいえこの屋敷の持ち主とは親族だったらしいしな……今は私一人だ遠慮することはねぇよ……ほれ食えって」 それでも手をつけない メイド「はむ、まぁ屋敷って言ってもちょっとした別荘くらいのもんだけどさ……私一人で手が回る から助かってるよ……それにプールもあるしな……はむはむ、あ、プールはいいぞ!……泳げば嫌な気分もスカッとするからどうだ?」 主人公「……」 メイド「興味がないって顔だな……まぁこれから一緒に暮らしていくんだよろしくな…… 何か困ったがあれば言えよ……ごちそうさまでした……うますぎて一気に食べてしまった」 メイド「……で、結局食わないのか……まぁ来たばっかだ煩くは言わねぇよ」 メイド「ラップしとくとから腹が減ったら食いな……何があったか知らないけどさ、とりあえずメシだけはちゃんと食えよ」 片づけるメイドさん? プロローグ2 部屋の前に メイド「というわけでここがご主人様の部屋で御座います……どうだ?念入りに掃除しておいたから 気持ちいいだろう」 主人公「……(だんまり)」 メイド「また無反応か……なんだろうなぁこのご主人は……まぁいい私は仕事に戻るよ」 歩き出して数歩 メイド「なんか困ったことあればいつでも言えよ」 場面転換 夜になる ドアをノックする メイド「おい、ご主人メシどうすんだ?……食わないと力が入んねーぞ……おーい、なんで部屋から出てこないんだよ」 メイド「……わーったよ。私は余計なお節介ですってか……どうぞご勝手にご主人様」 場面転換 さらに夜 そっと部屋を出る主人公 メイド「……やっとお出ましですかご主人様……ほれ、食いなよ……腹、減ってんだろ」 メイド「作り立てだからうまいぞ……あ、勘違いすんじゃねーぞ……私が食いたかったら……その、ついでだ」 主人公「……」 メイド「何も言わなくてもいいよ……そのまま部屋に持って帰って食え……ただし「いただきます」 と「ごちそうさま」だけはちゃんと言え……私からはそんだけだ……じゃあな」 立ち去るメイドさん 途中で振り向いて メイド「……ちゃんと食えよ……うまいから」 ? プロローグ3  ドアの前 食器を片づけるメイドさん メイド「うん、今日もメシは食ってるな……よしよし……あとはあの塞ぎ込んだ気分が晴れればなぁ……おわっ、ご主人」 そこに主人公がトイレから帰ってくる メイド「お、部屋から出る気になったか!……え、なんだよトイレかよ……まぁ、メシは食ってるようでよかったよ……まぁなんかあれば私に言えよ」 主人公「…………ごちそうさま、おいしかった」 メイド「なんだよ黙って……え……ごちそうさま……うまかったか?……そ、そうか……なんだ、ちゃんと言えるじゃねぇかよ」 主人公部屋に入ろうとする メイド「待て、私に付き合えよ……メシの駄賃だと思って少しでいいからよ」 場面転換プールへ ここからダミヘ プールに足をつけながら隣に並んで話すイメージ メイド「うはー、冷たくて足が気持ちいいなぁ……今日は満月か……いい月だな……あ、ラムネ飲む かプールには最高だぜ……ほら、見ろよ」 メイド「……」 メイド「なぁ、ご主人……世の中すべてつまんねぇって顔するのもうやめねぇか」 メイド「塞ぎ込んで何もしなきゃ傷つきもしないだろうがよ……それじゃなんにもなんないよ」 メイド「……よくねぇからこうして話してるんだよ……前も言ったがお前さんに何があったか知らね ぇし、知りたくもねぇ……だけどよ……心配なんだよ」 メイド「あはは、そうだなぁ……私とお前は出会って間もないし、友達でもねぇ……だがよ…… 私はご主人のメイドだ……それじゃだめか?」 メイド「ふむ、所詮は仕事……か……そうかもな……だけどそれだけじゃねぇ……ご主人の気持ち わからないわけじゃない」 メイド「なぁ、寂しいんだろ……辛いんだろ……自分の周りにはもう誰もいないって……そういう気持ちで生きるのは嫌になっちまう……そうだろ?」 メイド「……別に説教するつもりもねぇよ……そういうのは私も欲しくなかったしな」 メイド「実はな……私も孤児だったんだ……この世界でたった一人……そう感じて全てが嫌になっちまった時期もあった……だがよ、この屋敷の元の主人……オッサンがそんな私を励まして育ててくれたんだ……毎日連れ出されて、鍛えられて……ふざけんなって思ってるうちに心も体も強くなっちまった……おかげで言葉遣いもこの有様さ、そしたら少しは女らしくなれってメイド服着せられて家事教えられた……まぁ結構好きだがよこれ(ちょい照れ)……」 メイド「……そんでオッサンはある日突然死んじまった……また一人だ……だけどオッサンが遺した この屋敷を守って行くっていう目的も今はあるからな」 メイド「私とご主人とじゃ違うか?……そうだな、ご主人の方が幾分かマシだな……なんでって顔してるな……しゃーねー、見せてやるよ」 立ち上がり後ろ側に行くメイドさん パンツを脱ぐ メイド「いいか、絶対こっち見るんじゃねーぞ……んっ……くそ、スース―する」 戻る メイド「な、なにって……ぱ、パンツを脱いだんだよ……べ、別にやらしいことするわけじゃねー からな(顔真っ赤)……ご主人にも見てほしいんだよ……私の孤独を……いいか、力を抜くぞ……んぁ」 するとメイドさんの足が人魚の足に変化する メイド「……これが私だ……ご主人とは「違う」んだ……人魚っていえばわかりやすいか?」 主人公凝視する グッと近づいて メイド「ば、バカ野郎ジロジロ見るんじゃねぇ……裸みてぇで恥ずかしいんだよ……これ」 戻って一呼吸おいて メイド「はぁ……それにな……自分の姿を見ると思いだしちまうんだ……やっぱり一人なんだってな」 メイド「……私で最後らしい……人魚族は……昔は近くの島に集落があってそれなりに数がいたらしい……それがな開発とやらで海が汚れてみんな死んじまったって……そうオッサンが教えてくれた」 メイド「私は物心ついた時にはオッサンに拾われて……毎日鍛えられて、なんとか生き延びられたんだ……こう見えて小さい頃は病弱だったんだぜ」 主人公の方を振り向くイメージ メイド「……そんな顔するなよ。同情してほしいから話したわけじゃねぇ……ばか、不幸自慢したいわけでもねぇよ……じゃあ何だって……ううっ……私もバカだから上手く言えねぇけどよ……あーもう」 水の中に主人公を引き込む 抱きしめ位置で&優しい口調で メイド「ほら、大丈夫だ……掴まれ……んっ……頭……少しは冷えたか?」 メイド「ごめんなこんなやり方で……ただ知ってほしかったんだ……私はご主人の味方だってな…… だから一人で悩むのはもうやめないか?……私でよければ話くらいはいつでも聞いてやる……うまいメシも作ってやる……甘やかさねぇが世話はしてやる……だからご主人もよ……私の目をみて話してくれよ」 メイド「……くす、やっぱりうまくは言えねぇな……まぁ、私はご主人様のメイドです……ってな」 少し離れて メイド「……よし、私は言いたいことは言ったからな……あとはご主人の好きにしな……あ、なんだよじっと見つめて」 メイド「ば、バカ野郎目を見て話せって言っただけで見つめろなんて言ってねぇよ……て、照れちまうだろ……ううっ」 メイド「……まぁわかったってことでいいな……とりあえず明日からちゃんと私とメシ食えよ……いつまで見つめてんだよ」 ? 第一話 メイドさんのカラッと綿棒 ※ダミヘで収録 ノック 遠くから メイド「おい、ご主人……入っていいか?……おう」 入室 通常位置で メイド「あぁ、ちゃんと風呂入ったか気になってな……さっきは悪かったな……いきなりプールに引き込んで……そいつを言いにきた……」 メイド「あ、わ、わかったから……見つめるのやめろよ……照れる……私が言っといてなんだけど……あ……まだ髪濡れてるじゃねぇか風邪引くぞ」 メイドさんタオルで頭を拭いてあげる メイド「ほれ、動くんじゃねぇご主人……これもメイドの務めってやつだ……んっ……わかったよ……じゃあ目を閉じてベッドに座れ……すぐ終わらせるから」 主人公座る メイド「よし、じゃあ後ろ回るぞ……」 メイドさんベッドに乗って後ろに回る メイド「んっ……膝にタオルを敷いて……そのまま横になれ……ほれ」 膝枕体制に メイド「膝枕だ……これなら一気に拭けるだろ……目閉じてろよ……んっ」 頭を拭いていく メイド「そうそう……大人しくな……(20秒くらい拭く)」 メイド「髪も伸びたら切ってやんねーとな……勉強しとくか……不安そうな顔をするんじゃねぇ……ほれ、耳の方を拭いてやる」 メイド「(両耳を30秒くらい拭く)」 メイド「ん……こんなもんか?……どうだサッパリしたか?」 グッと近づいて メイド「……え……耳の中か?……あー、水が入っちまったか……しゃーねー、そっちも拭いてやるか」 戻り 綿棒を胸元のポッケから取り出す(個別包装タイプ) メイド「んっ……あぁ、綿棒くらいはいつでも持ち歩いてるよ……メイドの嗜みってやつだな…… よしご主人……好きな方の耳出しな」 グッと近づいて メイド「……ほら、ご主人様がメイドに恥ずかしがるんじゃねぇよ」 右or左を差しだす 距離は近めで メイド「くす、素直でいいぜご主人様……そんじゃ綿棒を耳ん中入れるからな……んっ」 メイド「(しめった綿棒10秒くらい」」 メイド「お、気持ちいいか?……ふふん、ついでだから軽く掃除もしてやるよ……結構イケる口だと思うぜ私」 メイド「(しめった綿棒30秒くらい)」 メイド「ふむ、耳が湿ってるとよく取れるもんだな……人の耳でやってみると気持ちがいいなこれ……爽快だ……ほら、耳の中もカラッとしてきただろ」 メイド「(かわいた綿棒40秒くらい)」 メイド「よし、こんもんかな……くす、奥の方もしてやろうか?……おう♪……んっ」 メイド「(しめった綿棒10秒くらい」 メイド「あ、くすぐったいか……ふふ、ちょっとの辛抱だから我慢しな……すぐ気持ちよくなるよ」 メイド「(しめった綿棒20秒くらい)」 メイド「……ほら、奥も乾いてきただろ?……音が違うのわかるか?……もう気持ちいいから力抜きな」 メイド「(かわいた綿棒40秒くらい)」 メイド「うん、綺麗になったぞ……いい腕だろ、反対もやってやっから耳出しな」 頭移動→反対側へ 耳元で メイド「くす、ご主人、そんなに気持ちよかったか?……さっきと全然態度が違うぜ」 やや近い メイド「まっ、喜んで貰えるのはメイド冥利に尽きるってもんだ……嬉しいよ……ほら、綿棒入れるぜ」 メイド「(しめった綿棒10秒くらい)」 メイド「こっちも掃除しながら水気を取るからな……まっ、ゆっくり楽しんでくれや」 メイド「(しめった綿棒30秒くらい)」 メイド「ふふ、こうして回すとよく取れるんだぜ……動きわかるか?……お、ここ気持ちいいか……じゃあ覚えとくな……浅いとこは乾いてきたぞ……仕上げだ」 メイド「(かわいた綿棒40秒くらい)」 メイド「ふぅ……さてと……ご主人、奥の方ももちろんするよな……おう……んっ」 メイド「(しめった綿棒10秒くらい」 メイド「……ふふ、私の綿棒気に入っちまったか?……たまにでいいなら風呂上りにしてやるよ……私も楽しいからな……メイドらしくて」 メイド「(しめった綿棒20秒くらい)」 メイド「うし……これで耳の中は乾いたな……あとは掃除して終わりだ……気持ちよくしてやるよ」 メイド「(かわいた綿棒40秒くらい)」 メイド「よし、これで耳はカラっと爽やかだ……よし、頭戻してやるよ……んっ」 中央へ メイド「ふふっ、どうだ気分もサッパリしたか?……こういうのも悪くないだろ?……まぁ、気分がジメっとした時は私に言いな。いつでもカラッとさせてやるよ……そんじゃご主人、明日も元気でがんばろうな」 ? 第二話 二人の朝はこうしてはじまる あれからしばらく、朝は二人で運動するようになった メイド「ふっ、はっ……ほれ、もっと腰入れろや……そんなんじゃ届かねーぜ……お、いいじゃねーか……もう一回やってみろ……(拳を受け止めて)よし、いい感じだ」 メイド「ふぅ、朝の運動はこんなもんにしようぜ……どうだ?とりあえず身体動かしてみるのもいいもんだろ」 主人公「……うん」 メイド「ふふっ、ご主人は筋がいいかもな……今日は天気がいいからこのままメシにしようぜ」 シートを敷いてバケットからおにぎりを取り出す メイド「ほれ、おにぎりだ。それは鮭でそっちはおかか……あとこれエビピラフな」 メイド「いただきます」 メイド「お、いい食いっぷりだな……うまいか?」 主人公「うん」 メイド「ふふっ、そうか♪動くとうまいよな……それだけじゃねぇ、青い空、朝の清んだ空気…… 何より一緒にメシを食うやつがいる……そんなことでいくらでも幸せな気分になれるもんだ……もちろん私の腕がいいのもあるがな」 メイド「ほれ、そんなにがっついて食うと詰まるぞ……お茶だ」 茶を注ぐ メイド「くす、世話のかかるご主人様だぜ……私もメイドのし甲斐があるよ」 主人公「あ、ごめん」 メイド「ふぅ、嫌味じゃねぇよ……嬉しいんだ」 メイド「メイドっていうのは一人じゃできねーからな」 主人公「どうしてメイドさんしてるの?」 メイド「なんでメイドしてるかか?……そうだなぁ……まぁ好きだからかな……前も話したけど鍛えて丈夫になったはいいけどこんな性格になっちまったからな……オッサンが今度は花嫁修業をしてやるなんて言い出してよ……で、服を買って貰うことになったんだ」 メイド「んで、いくつか服を見せられたんだがよ……ヒラヒラした服ばっかで性に合わねぇんだこれが……で、そん中で一番動きやすそうだったからこいつにしたんだ」 メイド「オッサンあきれてたよ……でもな、メイド服を見てこれしかねぇって思ったんだ……恩返しできるってな」 メイド「育てて貰って、鍛えて貰って、私は何も返せてねぇ……だから今度は私が世話してやろうってな……最初は失敗ばかりだったが家事も一通りできるようになったし、料理もいい腕だろ?……でもなオッサンはいなくなっちまった」 主人公「……」 メイド「そんな顔すんな……だからご主人がいて私も嬉しいんだよ……私が受けた恩を困ってる誰かに返す……たぶんそれでいいんだ……オッサンもそう言うと思う」 主人公「……メイドさん」 メイド「だからなご主人、辛いとき、悲しいとき、困ったとき、いつでも言えよ……私が力になってやる……ただし甘やかさねぇがな」 主人公「うん」 メイド「うん、いい返事だ……はむ、そんじゃメシ食ったら仕事すっか……ご主人も自分のやるべきことを頑張れよ」? 第三話 メイドさんの爪切り ※ダミヘ ある夜メイドさんの部屋を訪れる主人公  メイド「おう、部屋に来るなんて珍しいな……何か用か?」 メイド「遊びに来たって……なんにもねぇけどいいのか?」 メイド「まぁいいや、入ってけよ」 主人公入る メイド「ほれ、座るとこねぇからベッドにでも座れよ」 主人公座る メイド「んじゃ私も……(横へ)んしょ」 横から メイド「ふふ、女っ気のない部屋で悪かったな……で何すっかな……私もこういうのはじめてだしな……あ、そうだ!手相でも見てやろうか……ちったぁわかるんだぜ……ほれ手出してみ」 主人公手を出す メイド「ふーん……なるほど……あ……ご主人よ……ちょっと気になることがあるんだが……(しばし間)……(ぐっと近づいて)爪伸びてるぞ」 メイド「いや、手相より気になっちまってよ……切ってやるよ……いいからいいから、メイドの私に任せとけ」 メイドさん少し遠くへ メイド「爪切りはここだったなぁ……うし」 メイドさん主人公の前へ(跪くくらいの位置) メイド「ほれ手出しな……なんだよ照れて……え、手触られるのが恥ずかしい?……ば、バカ野郎そういうんじゃねぇんだから……こっちも意識しちまうだろ……まったく」 メイド「じゃ、切ってくからな……あんま動かないでくれよな……んっ」 切り始める メイド「親指からな……ほんとは風呂上りが爪を傷めないから一番いいんだがな……まぁ今日はしょうがねぇ」 メイド「(20秒くらいパチパチしてる)」 メイド「……なんかよ爪切りの音って落ち着く気がするんだよな……不思議な安心感があるというか……ふふ、ご主人もそう思わねぇか?」 メイド「(30秒くらいパチパチしてる)」 メイド「……あんまりじっと見るなよ恥ずかしいだろ」 メイド「(30秒くらいパチパチしてる)」 メイド「……これでよしっと……最後にやすりで角とってやるから待ってな」 やすりがけ開始(紙やすり) メイド「ふふ、通は紙やすりでやるんだよ……こっちの方が爪を傷めねぇんだ……手間はかかるが仕上がりも綺麗だしな」 メイド「(30秒くらいやすりがけ)」 メイド「最後に手を軽くふいて……うし、綺麗なもんだろ」 メイド「ふふっ、すげぇか?……これでも爪には気を遣ってるんだぜ……反対も出しな」 切り始める メイド「そうそう、爪切る前にぬるま湯に5分くらい浸してもいいらしいぜ……一人で切る時は やってみるといいかもな……なんだその顔……ずっと私に切ってほしいのかよ……まったく……甘えんなよ(まんざらでもない感じ)」 メイド「(20秒くらいパチパチしてる)」 メイド「……まぁ、爪ぐらいならいつでもいいぜ……私もまんざらじゃねぇしな」 メイド「(30秒くらいパチパチしてる)」 メイド「……どうした……爪を切る私にでも見惚れたか?……あ……さらっと流せよばか……軽口なんだからよ……ううっ」 メイド「(30秒くらいパチパチしてる)」 メイド「……うし……やすりがけで仕上げだ」 やすりがけ開始(紙やすり) メイド「ふふ、ご主人もこの爪みたいに大分丸くなってきたよなぁ……こうして部屋に遊びに来てく れて……こういうのなんかいいな」 メイド「(30秒くらいやすりがけ)」 メイド「うん、綺麗にできたな……最後に拭いてやる」 グッと近づいて メイド「どうだサッパリしただろう……おう、喜んでくれて嬉しいよ……爪の手入れをよくしててよかったぜ……ん……なんだよ……綺麗……うっ……き、急に変なこと言うな……あ、私の手か……まったくよぉ……って遊びに来たんだったよな……まぁ茶でも用意するから待っててくれや……今度こそ手相でも見てやるよ」 ? 第四話 メイドさんのおつかれさま肩叩き ※ダミヘ ドアが開く  メイド「おう、ご主人風呂はさっぱりしたか?……ベッドメイクしといたから、休んじまいな……今日も疲れただろ?」 メイド「うん、ちゃんと礼を言ってくれると気持ちのいいもんだ」 グッと近づいて メイド「よし、ご主人、気分がいいから肩でも揉んでやるよ……風呂上りだしちょうどいいだろ?……ベッドに座ってくれや」 ベッド座る主人公 やや離れて(普通くらいの距離) メイド「ふふ、そう来なくっちゃな……そんじゃ私も失礼して」 後ろに回る メイド「んしょ」 首を出して メイド「うし、ご主人上脱がすぞ……ほら、暴れんな……私の肩たたきは本格派なんだよ……んっ……なんだ急に大人しくなって……む、胸があたる?……な、ななな何言ってやがんだえっち……さっさと逃がすぞ」 メイド「……ふぅ……(耳元で)今のは忘れろよ……約束だからな」 真後ろで メイド「さて、気を取り直して……まずはオイル使うぞ……ふふ、なんでオイルなんか持ってるかって?……メイドの嗜みだ……んっ」 オイルを取り出して、手に塗り込み→どちらかの耳元で メイド「そんじゃご主人、揉んでくから力抜けよ……んっ」 軽くオイルを揉み込みながら メイド「まずはオイルを馴染ませながら揉んでいくからな……(10秒揉む)……お、ご主人意外に凝ってるな……ふふ、頑張ってる証拠だ」 メイド「(30秒くらい揉む)」 メイド「実はよ……ほんとはご主人の肩揉んでやろうって待ってたんだよ……ほら、色々私にも付き合ってくれてるだろ……せめてもの恩返しってやつだ」 メイド「(10秒くらい揉む)」 のぞき込むように メイド「ふふ、まぁ私が好きでやってることだ……ご主人はリラックスしてくれよ……な?」 中央で メイド「うし、オイルも馴染んだししっかり揉んでいくからな……んっ」 メイド「(10秒くらい揉む)」 のぞき込むように メイド「……どうだ?気持ちいいか?……そいつはよかった……ふふ、こうして時々緊張をほぐすのも大切だからな」 メイド「(40秒くらい揉む)」 メイド「少し指圧するな……肩こりのツボだ……よっと」 メイド「(20秒くらい指圧) メイド「ふふっ、効くだろう指にしっかり圧をかけてるからな……んっ……うし、また揉んでくぞ」 メイド「(10秒くらい揉む)」 メイド「こうして触ってるとご主人も男なんだなって思うよ……けっこうたくましいよな……きっと本気で鍛えたらすぐ私なんか追い越しちまうんだろうなぁ」 メイド「(20秒くらい揉む)」 メイド「くす、別に無理に強くなんなくてもいいんだよ……自分の弱さを受け入れる気概がありゃ それで上等だ……まっすぐ前見て歩けるだけで立派なもんさ」 メイド「(10秒くらい揉む)」 メイド「そうだな……まだまだ自信はねぇだろうな……だから私がいるのさ……メイドはご主人様を支えるもんだろ……崩れそうになったらいつだって手助けしてやるよ……こうやってな……だから私を信じろよ……おう♪」 メイド「(30秒くらい揉む)」 メイド「うし、じゃあ肩叩きな……今度は元気を分けてやるよ……んっ……」 メイド「(10秒くらい叩く)」 メイド「どうだ、しっかり身体に響くだろ」 メイド「(50秒くらい叩く)」 メイド「ふふ、心地いいか?……じゃあもっと気合入れてやるぜ」 左から メイド「手の甲でちょっと強く叩くぞ」 メイド「(肩をパンパン左)」 右から メイド「こっちもな」 メイド「(肩をパンパン右)」 メイド「どうだ?気合入ったか?……ふふっ」 真後ろへ メイド「そんじゃ最後に軽く揉んでシメだ」 メイド「(30秒くらい揉む)」 メイド「んっ……(ここだけ左)ふふ、ご主人、きっと今夜はよく眠れるぜ……うし、終わりだ」 メイド「どうだ、心も身体も大分軽くなっただろ?……また、疲れた時はいつでも気合いれてやるよ……あ、こら寄りかかんじゃねぇ……甘えんな……んっ……特別だぞ」 ? 第五話 メイドさんの耳かき導入編 主人公の部屋でお喋りをしている 横から メイド「ん?……好きな食べ物か?……カニとかエビかな……あとラムネか……趣味?…… プール掃除かなぁ……泳ぐのも好きだが清んだ水にしておくのが気持ちいいんだよ……え……休みの日か?……まぁ泳いでるか鍛錬してるかな……あんまり休みって意識したことねぇけど……ん、なぁご主人、なんでさっきっから私のことばっか聞くんだ?」 メイド「え、わ、私のことをもっと知りたいだと!……な、なんだよ急に……変なこと言うんじゃねぇよ……」 メイド「……」 その時柱時計がなる 正面に回って メイド「ほれ、ご主人いい時間だ……今日はもう寝な!……な、なんだよ最後に1個だけ聞きたい?……1個だけ……だぞ」 メイド「……は……好きな男のタイプだとぉぉっ……そ、そんなの……ねぇよ……じゃ、じゃあな」 スタスタと出て行ってしまう→少しして戻ってくる メイド「……悪りぃ……ウソついた……真っすぐでいろっていつも言ってる私が曲がったらご主人に申し訳が立たねぇ……だから言う……一回しか言わないからな」 メイド「好きな男のタイプなんてないのは本当だよ……男はみてくれじゃねぇと思ってる……要はハートだ……まっすぐ私を見てくれて、一緒に笑ってくれて、悲しいときは側にいてくれる……それだけでいいんだ」 メイド「そもそも私は最後の人魚だしな……恋なんて考えたこともねぇよ……一人ぼっちだからな」 メイド「……そうだな……今はご主人がいてくれる……寂しくはねぇよ……私もご主人に救われてんだ……その……あ、ありがとうな」 メイド「い、言ったからもう寝ろや……じゃあな」 引き留める主人公 メイド「な、なんだよ……ど、ドキドキして眠れないだと……し、知るかよ甘えんな……ううっ……しゃーねーな……耳かきでもしてやるから……寝ろ……特別だぞ」 ? 第五話 メイドさんの耳かき 中央少し離れて メイド「ちゃんと布団に入ったな……じゃあ耳かきしてやるから寝ちまえよ……え、膝枕……しゃーねぇな」 顔近づけて メイド「んっ……ほら、してやるよ」 膝枕 メイド「……特別だからな……ほら、目を瞑れ……恥ずかしいだろ」 戻り メイド「じゃあ好きな方の耳を出しな」 移動しながら メイド「あっ、こら、あんまりモゾモゾすんじゃねぇ……スカートだからくすぐってぇよ……」 右でグッと近づいて メイド「んっ……こっちだな……んぁ、甘えるんじゃねぇ……やってやんねぇぞ……うし、それでいい」 戻り メイド「じゃあ、ご主人耳かきしてやるから大人しく寝ろよ……ほら、耳に入れるぞ……んっ」 耳かきスタート 耳かきはやや近づき気味に メイド「(5秒くらい耳かき)……どうだ……気持ちいいか?……そいつはよかった……へへ、 そのうちしてやろうと思って練習してんだぜ……メイドらしくな」 メイド「30秒耳かき」 メイド「ふふ、いい顔になってきたじゃねぇか……そんなにリラックスしてくれると嬉しいよ……頑張るな」 メイド「1分耳かき」 さらに近づいて メイド「んっ……奥いくからな……そのままだぞ……私を信じてくれよな」 メイド「(5秒くらい耳かき)……ふふ、ぜんぜん動かなかったな……大したもんだ……ん?……ぴくってしたな……ここが気持ちいいか?……わかった……覚えとくよ」 メイド「1分耳かき」 メイド「んっ……ラストに大きいの取るからな……んっ……ふぅ……上手くいったな……ご主人どうだ?」 ぐっと近づいて メイド「んっ……もっとしてほしいか?……しょうがねぇな……裏のモフモフしたのやってやる」 梵天(モフモフ開始) メイド「んっ……入るぞ……んっ……中でくるくる回せばいいかな」 メイド「モフモフのアドリブ 10秒」 メイド「こんな感じか?……ふふ、ご主人の顔ゆるんでるな」(回しながら) メイド「モフモフのアドリブ 40秒」 メイド「そろそろいいか?……抜いちまうな……んっ……」 グッと近づいて メイド「なんだ……もっとしてほしいだと……甘えんな……フーッ……おしおきだ……フーッ、 フーッ、フーーッ……ふふ、満足したか?……ついで小さいの吹き飛ばしたぜ……じゃあご主人、反対もやってやる……力抜いとけ……私頭動かしてやるから」 頭を反対にしながら メイド「んっ……そのままだぞ……うし」 ぐっと近づいて メイド「……くす、ご主人大分まどろんでるな……そのまま力抜いて寝ちまえ……別に私はいいからよ……私の膝でよければ……な」 戻り ほら、耳かきするぞ」 耳かきスタート 耳かきはやや近づき気味に メイド「(5秒くらい耳かき)……ほら……心地いいだろ……ご主人様を夢の中までご案内致します……なんてな」 メイド「30秒耳かき」 メイド「ふふ、なんだかなご主人の顔見てると私まで穏やかな気分になっちまうなぁ……ふむ、なるほど……これが『ご奉仕』の喜びってやつなのかな」 メイド「1分耳かき」 さらに近づいて メイド「んっ……奥やるなご主人」 メイド「(5秒くらい耳かき)……ふふ、もうほとんど寝ちまってるな……起こさないように掃除してやるか」 メイド「1分耳かき」 メイド「んっ……これで終わり……んっ……ふぅ……くす……いい寝顔だなご主人」 ぐっと近づいて メイド「んっ……まだ起きてるだと……そいつは悪かった……モフモフしたのもやってやるな」 梵天(モフモフ開始) メイド「んっ……ほらよ……んっ……中で回すぞ」 メイド「モフモフのアドリブ 10秒」 メイド「ほれ、ゆっくり休みな……ふふ、ご主人の側にいてやるかよ」(回しながら) メイド「モフモフのアドリブ 40秒」 メイド「よし……寝たかな……んっ……」 グッと近づいて メイド「なんだ?……くす、寝言で呼びやがった……フーッ……ここにいるよご主人……フーッ、 フーッ、フーーッ……ふふ、これにて耳掃除終わりだ」 メイド「さてと……起こさないように頭戻してやるか……んっ」 頭を中央に メイド「ふふ、満足そうに寝てやがる……さ、枕を……くす、いいか……こうしていてやるよ……ご主人の顔、もう少しだけ見ていたいからな」 ? 第6話 メイドさんと月の夜 ※ダミヘ 耳かきでぐっすり眠った主人公だが深夜に目が覚める するとヒロインはプールサイドで黄昏れていた メイド「あ……ご主人……起きちまったのか?……せっかく耳かきで寝かしつけてやったのによ」 主人公「ごめん」 メイド「なんてな……私も寝つけなくてな……ひと泳ぎしようと思ったんだが……どうにもな……まぁご主人、座ってけよ……今夜もいい月だぜ……一緒に飲もうや……ラムネだがな」 主人公座る メイド「じゃあ乾杯……あぁ、この水着か?……スク水っつーらしいぞ……こいつを着てるとなぜか 人魚化しないでも楽に泳げるんだ……まぁ最近じゃ中々手に入んないんだがな」 主人公「じゃあ、もうほとんど人と変わらないね」 メイド「そうだなぁー、私はもう「人」として生きて行くことも出来るだろうな……だがな、 どんなに強がっても心のどこかで考えちまうんだ……私は人魚だ……人じゃねぇ……きっとこの寂しさから逃げることなんてできないんだ」 主人公「……」 メイド「笑っていいぜ……さんざご主人に偉そうことを言っても……一皮剥けばこのザマさ…… まだまだ弱ぇよ私は……」 主人公「……それでいいんじゃないかな……前を向いて歩いていれば」 メイド「あ……弱さを認めて……それでも前を向いて歩けばそれでいい……私がご主人に言った言葉……そっくりそのまま返されちまったな……あはは」 メイド「昔、オッサンも私にそう言ってくれたっけ……オッサンの言葉が私の言葉になって…… そんで今度はご主人か……(しばし間)……なんか懐かしい気持ちだ……」 言葉をかみしめ頭の中で反芻するうちに泣けてきてしまったメイドさん メイド「あ、あれ……悪ぃ……なんか目から出ちまう……なんだこれ……うっ……」 メイド「ご主人……自分でもわかってるんだ……だけどご主人にそう言われたらなんか止まんねぇんだ……なんでだろうな」 主人公「……きっと誰かに支えてほしかったんだよ」 メイド「そうかもな……ずっと辛かった……ぐすっ……寂しかった……私も誰かに……支えてほしかった……でもよ、認めたらもう立ち上がれねぇって……ぐすっ……」 抱きしめる主人公 メイド「すまねぇ、すまねぇご主人……ちっと泣く(しばしすすり泣く)」 メイド「なぁご主人、私は一人になってからこの屋敷から出たことがねぇ……怖かったんだ…… どうすりゃいいかわかんねぇまま閉じこもった……部屋から出てこなかったご主人と同じさ」 メイド「だけどな、ご主人と一緒に暮らすようになって……世話焼いて……なんだかな、ご主人を 勇気づけてると私も勇気が貰える気がしたんだ……ご主人に言ってた言葉は全部そっくりそのまま自分への言葉だった……情けねぇ……メイド失格だな……ごめんな」 主人公「それでもいいよ」 また抱きしめる 右or左で メイド「……それでいいってまた慰められちまった……そうだな……私は弱ぇ……だが下だけは向かねぇ……ちゃんとご主人の顔をまっすぐ見れるメイドでいるからよ……ご主人も側にいてくれ」 主人公「うん」 メイド「うん、ありがとな……支えなきゃと思ってたご主人も強くなったもんだ……やっぱり男なんだな……正直……惚れちまいそうだ(ボソ)」 主人公「……」 メイド「なぁ……いつまでこうしてるんだ……さすがにもう魔法は溶けちまいそうだぜ……月?…… こんな素敵な人魚を捕まえてそんなもん見てやがったのか」 主人公「月がきれいだね」 メイド「月がきれいだね……って……あっ……ご主人、それ意味わかって言ってるのか?」 主人公「月が綺麗だね(ささやき)」 メイド「は、はうっ、ささやかなくていい……」 メイド「……(しばし間)……そうだな……ご主人とならずっとこうしていられる気がするよ……なぁ、今だけは甘えていいか」