・この先は物語の致命的なネタバレが多く含まれています。 閲覧しても問題ない方のみ下にスクロールしてください。 こ う か い…しませんね? ↓GO! ■登場人物紹介 ・イリス・ユノア(Iris−Yunoa) 本名:イリス・ラ・アイテル・リュミエール 髪型:いわゆるツーサイドアップ。妹とは違い、ツインテール部がほんの少し短め。 二つ名:暁のライトプリンセス 髪の色:薄い紅色のグラデーションがかかった金髪 目の色:真紅 服装:いわゆるシックなドレス。白主体。胸に紅陽石、髪飾りとして紅陽石と同色のルビーを身に着けている。 身長:40cm程度 キャラ概要:自律行動人形(オートマタ)の一号体(ファーストドール)でアクアの姉にあたる。プライドが高くキツい性格だがそれは仮初の態度で、本当は素直。自分の真意を悟らせないよう必死にツンツンしている。とげとげしい態度の時もなるべく言葉がキツくなりすぎないように心掛けているつもりだったりする。どれだけ怒っていても主人公を絶対に殴らない辺り、本来の優しさが垣間見える。「イリス」という名には天の虹の意味が込められており、名付け親は父親。 姉なのでそれなりにしっかりしている性格だが、本当は自分の悩みや弱い部分を打ち明けたいと思うぐらいに、か弱い心を持ち主人公に対する依存性が非常に高い。暗い空間と夜の静かさが苦手で、明るい空間と朝の喧騒が大好き。 謎の国リュミエール≠フ第一王女。かつて魔法を文化に取り入れ、隆盛を極めたと言われるリュミエール国についての情報は現代において詳細不明。歴史から抹消された国ではあるものの、彼女たちの話す用語や名前にギリシャ神話、ヨーロッパ圏域のものが使われていることからかつてヨーロッパに存在した国ではないかと推測される。本編終了後は主人公とともにかつて自分が住んでいた国の事を調べながら、生きた人形として、恋する女の子としての毎日をアクアとマスターと共に謳歌している。 ・アクア・ユノア(Akua−Yunoa) 本名:アクア・ラ・ニュクス・リュミエール 二つ名:黄昏のダークプリンセス 髪の色:紫紺(青)のグラデーションがかかった銀髪。 目の色:真紅 服装:黒をベースとしたドレスを身に着けている。ドレスのほとんどのデザインは姉と共通だが、姉とは違い、半そでだったりと露出が若干多い。(姉に比べて開放的であまえたがりな性格だから) 胸の月を模したアクセサリーには蒼月石、愛用のリボンには同色のサファイアがあしらわれている。 身長:40cm程度。体の素体そのものはイリスと全く同じ。 キャラ概要:自律行動人形(オートマタ)の二号体(ファーストドール)イリスの妹。アクアの体は本人曰く、イリスの素体と比較して幾ばくかの改良点があるらしい。(しかしマスターには具体的にどの辺りなのか分からなかった) いつも黒いドレスを身に着けていたことからダークプリンセスと呼ばれていた王女の妹君をモデルにして創られた。無口かつ、基本的にため口。語尾が常に読点で終わるような口調でいる。相手を名前で呼び、姉も例外ではない。物静かだけどしっかりもの。けどさみしがり屋。 基本的に眩しすぎるところとうるさいところ、主人公以外の人物と話すことが苦手。夜更かしが大好きで朝起きるのも苦手。その正体は謎の国リュミエール≠フ第二王女。記憶が消されているため、彼女についての謎はイリスより多い。「アクア」は異国で虹を示し、その名には夜天の虹の意味が込められている。名付け親は母親。 イリス、アクアたち王家はかつて、生まれながらにして魔法が使えた聖なる血族と言われていた。その理由は「神々の血を引くから」とはイリスの証言だが、当時の文献が失われている為やはり詳細不明。 本編終了後は主人公とともに毎日を過ごしながら自分の国についての情報を追っているが、イリスよりも楽観的で、主人公に甘えることに夢中になっている。 ・主人公 年齢:20歳くらい(男女どちらかはユーザーの想像におまかせします) キャラ概要:普段の退屈な生活に飽きていたところ、道端に落ちていたアクア&イリスを見つけた青年。趣味で異国の文化を学んでいる。 ある日家に帰ったら大切なドール二人が人間と同じように動き回っている状況になり、かなり戸惑うものの二人を生きた存在として受け入れることを決意する。 ・人形師ユノア 遠い昔、宮廷人形師として人形イリスと人形アクアを創り出した後行方不明となった少女。行方不明とされているが、経過した年月はゆうに百年を超えており、すでに故人であることは明らか。双子姉妹の制作者であり、人形のイリスとアクアの生みの親にあたる。二人からは「お母様」と呼ばれている。「ユノア」とは人形師としての雅号【がごう】であり、本来の名前は不明。 ・イリスとアクアの父親 イリスたちが父上と呼ぶ亡国リュミエール≠フ王。そして過去の人間。 病気で命を落としたイリスたちを蘇らせようと国宝の紅陽石≠ニ蒼月石≠ノ願うが、石の中にある霊力が少ないことで失敗に終わり、意図せずそれぞれの石にイリスたちの命が封じ込められるきっかけを作った張本人。イリスの赤みがかった金髪は父親譲り。 ・イリスとアクアの母親 イリスたち双子を産んだ女王。イリスたちが病気で死んだ後、精神が著しく衰弱した影響で病を患い、後を追うように命を落としている。 イリスたちは母親の顔も知らずに育っていたため母性に飢えており、人形として生まれ変わった後母親代わりとなった人形師ユノアを強く慕い、「お母様」と呼んでいた。 (人形師ユノアを「母上」と呼ばないのは実の母親である女王に配慮してのこと) アクアの紫がかった銀の髪は母親譲り。 ■用語解説 ・ 紅陽石(こうようせき):イリスが胸に着けている太陽の形をしたペンダントにはめ込まれている、紅い石。詳細は双子石の項を参照。 ・ 蒼月石(そうげつせき):アクアが胸に着けている三日月の形をしたペンダントにはめ込まれている蒼い石。詳細は双子石の項を参照。 ・ 双子石(ふたごいし):紅陽石と蒼月石の総称。その正体はイリスたち亡国の王族が先祖代々受け継いできた国宝であり、霊力と呼ばれる奇跡を起こす力を宿す石。一見するとただの赤と青の宝石だが、正確には石ではなく霊力の結晶体というべき物体。表面には霊力被膜と呼ばれる不可視の斥力が発生しているため、物理的な衝撃で石が傷つくことは一切ない。 ◆ 双子石は所持者の願いをかなえることができる奇跡の物質であり、その秘められた伝説はイリスの一族にも代々口伝で受け継がれていた。しかし、双子石は万能の道具ではなく、願いをかなえてもらう条件としてどちらの石にも十分な霊力が必要である。 ◆ 条件が満たされていない場合、石は完全な形で使用者の願いをかなえることはできず、また、紅陽石は太陽の光、蒼月石は月の光を定期的に当てなければ溜め込んでいた霊力が減衰していく性質を持つ。 ◆ イリスとアクアが人形の姿でいるのは、イリスたちの父である国王が亡くなったばかりのイリスたちの命をよみがえらせようと願った結果によるもの。長らく倉庫の中に放置していた影響で願いをかなえるほどの力を持っていなかったため、かろうじてイリスの魂を紅陽石内部に、アクアの魂を蒼月石内部に封じ込めることが限界だった。 ◆ 双子石の奇跡を使うためには生きた人間であることが必要なため、本体が石となってしまったイリスとアクアでは双子石に願いをかなえてもらうことはできない。図らずも主人公との出会いが、イリスとアクアが将来的に人間に戻れるきっかけとなる。 ◆ その正体は原初の神が生み出した霊石。人が数多持つ「願いを叶える石」の伝説の原型となった一つであり、イリスとアクアの祖先である神々が創り出した超常の物質である。 ・ ユノアシリーズ:人形イリスとアクアのドールシリーズ名称。世界で二つだけ作られた球体関節人形であり、シリーズと名がついているものの事実上のワンオフモデル。ユノア工房産。 ◆ その正体は『生前のイリスとアクア』の魂が込められている霊石紅陽石≠ニ蒼月石≠コアとして、人間と同じように再び動くことができるように作られた、イリスたちの新たな体で、ドールとは似て非なるモノ。 ・ 自律行動人形:オートマタと読む。二人が胸につけている宝石上のアクセサリー紅陽石≠ニ蒼月石≠ノ蓄えられている霊力と呼ばれるエネルギーで動く、世界の唯一の自ら動く人形。 ◆ 『ユノアシリーズのイリスとアクア』は病で命を落とした生前のイリスたちをモデルにして創られた、仮初の体。 ◆ 最高傑作である所以は、それまで経済的に苦しかったユノアの家に、底なしの経済的援助を受けたことで、潤沢な資金をもとに完成させることができたため。 ◆ しかしユノアは、いざ完成したイリスとアクアを献上しようとしたとき、自らを母親のように慕ってくれた二人に対して強い愛着を持ってしまい、二人を秘密の倉庫に封印した後で行方をくらませてしまった。紅陽石≠ニ蒼月石≠フ存在はその願いをかなえる力のために民たちには極秘であり、怒り狂った国王による捜索も、芳しくない結果に終わったことから、後の時代にイリスとアクアの存在が知れ渡ることはなく、その後でユノアの家族の末裔がユノアの遺した財産や道具を売り払ったりした結果、アクアとイリスは海を越えて日本にわたることとなった。 ◆ しかし長い間箱の中に封印されていたことにより、日光と月光を浴びることのなかった紅陽石≠ニ蒼月石≠ヘ霊力の精製ができず、アクアとイリスの意識もまた休眠状態に陥ってしまう。 ◆ そして紆余曲折を経て単なるアンティーク品としてトラックに運ばれていたが、偶然にもカーブで双子そろって道端に落ちてしまい、それを主人公が拾うこととなった。 ◆ リュミエール国については非常に多くの文献が失われており、不自然さを感じるほど歴史から痕跡が抹消されている。