イマジー催眠について、ちょっとだけ解説します。 まず今一度、本編音声での説明をここにシナリオから抜き出しておきます。 「 イメージして 呼吸とともに 空気中の「エナジー」が 出入りするのを エナジーってわかるわよね エネルギーともいう なんらかのパワーを持って、流れたり、波打ったり渦巻いたりするもの 曖昧でいいから そんな エナジーが空気中を漂っているのをイメージして 」 「 イメージの、エナジー 略して、イマジー 」 「 簡単に説明するわ 世の中には、いろんなピリチュアルなエナジーがあるの インドのヨガの「プラーナ」とか、中国の気功の「気」とか、他にも、オーラとか魔術のマナとか、聞いたことあるでしょ? それらは、呼び方は違っても、すべて本質は同じ、イメージのエナジー 私の催眠の流派ではそう考えているわ 世界の歴史の中で別々に発展したそういうものを、イマジーという概念で統合することで、それらすべてのスピリチュアルなメソッドの効果を合わせて実現することができる それが イマジー催眠 」 はい、基本はそういうことです。 で、以下、より詳しく言いますと、 もともと、私の「催眠」は、臨床心理学では定番になっているところの、自己催眠=自律訓練法が元になっています。 で、 この自己催眠の詳しいやり方などは、ググればすぐに出てくるので割愛しますが、やや、中国の気功とつながるところがあるなぁ、と思ってました。 自律訓練法では、「重さをイメージじて/暖かさをイメージじて/涼しさをイメージじて/それが全身に広がっていくのをイメージじて」みたいな感じなんですが、重さも暖かさも涼しさも一種のエナジーと言えると思うのです。 で、 中国の気功についても、「気」の正体については諸説ありますが、私は、物理的な実体だとは思えない、仮に何か(掌から遠赤外線が出てるとか?)物理的な裏付けがあるとしても、やっぱりそれよりも、「気」というエナジーをイメージすることの効果のほうが大きいと思うのです。気功の場合、呼吸法もセットになってることが多いし、自律訓練法よりもエナジーの「流れ」を強調しますけど。 で、 そういった、「イメージのエナジー」って、「気」だけじゃなく、たぶん世界中の文化に存在するんじゃないかと。 インドのヨガの「プラーナ」、西洋の「オーラ」、太平洋諸島の原住民に信じられていた「マナ」等々…たぶん、近年の「波動」なんかもそうじゃないでしょうか。 さて一方で、 近年の漫画でもラノベでも、作中で、ど派手な超能力なり魔法なりのパワーが、ほとんど説明なしにドカドカ炸裂するのね。「漫画/ラノベってそーゆーもんだろ」と言わんばかりに。 一応、解説はあっても、それはあくまで、「世界観=システムの説明」的な感じで。 作者はおっさんですが、昔々の漫画でも小説でも、超能力でも魔法でも、もっとこじんまりとしてるのが多かったし、たとえフィクションであっても、作中で現実世界での歴史的な事例とかを根拠に、「もしかしたら本当にこんなパワーがあるかも」みたいな解説があること多かったのよ。 でも、今の若い人は、そんな解説無しで、「ねーよ」っていうレベルのものを理解できる、設定についてこれてる、わけで。 それって、実は、ユングの言う集合無意識とかのレベルで、「超常的パワー」のイメージが人類にもともと共有されてるということなんじゃないか。 そんなイメージの力を催眠で使えばとても効果的なんじゃないか、みたいなことも思ってたわけです。 あ、ちなみにそんな「超常的なパワーの源」=「イメージのエナジー」とするね。 で、 実は、今までのエコーズの作品でも、それとなく、「イメージのエナジー」を盛り込んでいたのです。はっきりそうは表現しなかったけど、物語の中に溶け込ませていました。私はもともと、小説とか書いてた人で、どうしてもそういう物語と融合する発想がたくさん浮かぶのです。 でで、 今後は、もっとはっきり、「イメージのエナジー」=「イマジー」を作中でも表現していこうかなぁ、と。 ででで、 作品中の舞台を、中国の神話世界みたいにするときは、「気」とし、西洋ファンタジーっぽいときは「オーラ」にするとか、呼称は変えつつも、全体で、「イマジー催眠シリーズ」みたいな感じで出せたらなぁ、とか。 私は、もともと、催眠術より瞑想をやってるような人でもあるのですが、瞑想状態と催眠状態って本質は同じだと思うのです。瞑想=自己催眠と言っても過言ではないんじゃないかと。 (こういうことについては、既に様々に論じられ、諸説あります。「自己催眠は催眠じゃない!」とか、激しく批判してる人もいますが、私は脳波の状態のレベルでは同じだと思う) で、 自分の中でのイマジーの考えが固まり、瞑想=自己催眠のレベルも相当に高くなってきたのを感じてきたということもあり、これから、「イマジー催眠」として、作品の前面に出せたらなぁ、と。 で、 今回の「清純美少女になってAV男優に~」が、そんな「イマジー催眠シリーズ」の第一弾というか、入門編みたいな感じで出せたら、と思ったわけです。 それもあって、 男性版と女性版同時リリースしたかった。 言いたいことはまだいくらでもありますが、 そもそも、この第一弾が、ユーザー様に見向きされない未来もあるかもしれないわけで。 そしたら、上記、「イマジー催眠シリーズ」の構想も、立ち消えるかもしれないので、 今回は、ここまでにしときます。 シリーズ化できるようになったら、さらに広く深く掘った解説を同梱していくかもです。 でわでわ。 文責:エコーズ代表 広瀬