2017.11→2019.07 作品パッケージ内でご挨拶するのは初めてとなります。 サークル黎明機構第三研究開発部 代表の後木です。 この度はこんなところまで読んでいただきありがとうございます。 最初に、細かい部分でひとつ懺悔です。 トークテーマとして『メタフィクション構造』と書いて各キャストさんに送ってしまったのですが、正しくは『メタ構造』でした。すみませんでした。 さて本作につきまして。 発端としては、人生初シーに行く前夜、プチ炎上してたのと何かわからない興奮とでなかなか眠れず、その時に浮かんだ贅沢な構想を形にしたいと思いつつ、 小難しい設定や用語なんておそらく需要がないので本編では難しいことは考えずプレイに浸れるよう、しかし、どうしても新しいことはやっておきたく。 本編の肉付けはアカリ先生に丸投げしながら、いつも公開もせずに書いてるような、とりとめもないコメディらしきものを書きました。 2017年までに出したcase.1、5、4のまとめ的な作品としてなんとか発表することができました。 …アザミさんゲスト程度でごめんね…近いうちにおねロリ百合ドラマ作るから待ってて。 当初おまけアリとナシの2バージョンで出そうと思っていたのですが、あんまり意味ないと思うのでやめました。経理も大変になるしね 裏話は語るに落ちるのであとはキャラ語りです。 この子たちの設定が固まってから10年、今では当たり前のように私の中に存在し、 ゆえに時につらく、それでもやはり愛しく、自分に潤いを与えてくれる大切な娘たちです。 ヒナ 2005年に拾い受け、今日まで育てた、私にとって一番の娘です。 いるのが当たり前になりすぎて、逆に最近はもう語りたいことが少なくなってきました。 彼女は基本、ナチュラル年上キラーの主人公気質で、無自覚Sで敬語言葉攻め…という末おそろしい設定を後付けした子なのですが、 今回の本編はIFシナリオなので、他ではあまり見られないM的な表現も増えました。 これもまたギャップ萌えというやつで、ヒナがヒナでなくならない範囲のなかでまた意外性を出せたかと思います。 キャストさんも語ってくれましたが、どっちの彼女もとても良いと思っています。その可能性世界の話こそが本題なのです。 彼女には語られざる重い昔話があるのですが、それも近いうちに。 イミ 2006年にワウと同時に構想。本当は構想順自体は5と6が逆。 記号が固まっているので、自分で描くのも単純に楽しい。 実は、音声作品としてのリメイクにあたり、原作とはだいぶ喋り方が変わっています。当初は某宇宙人よろしく、冷静淡々の極致でした。 もともと「喋り方(声)はたどたどしい」という設定はあったので、こっちの喋り方のほうが活かせているかなと。 脳内人気ランキングでも長年上位ではありましたが、音声作品となることでここまでのポテンシャルを発揮するとは予測していませんでした。キャスティングも自分の世界の中で屈指のハマり役だと思います。 後付けで「好物はアイスクリーム」「名作系の(おたくっぽくない)アニメ映画が好き」という可愛いさ底上げな設定がつきました。 きっと生前は某遊園地も好きだったと思います。この辺りはキャストさんの影響を受けました。 アザミ 同じく2006年頃に構想。4番目なのでイミより前のはず。第四宮部隊の中で唯一、偽名が定着しています。 心を閉ざしているクールな一匹狼ポジションとして生み出したのですが、 ヒナが心を開くイベントの構成力不足により、印象的にはただのチョロリコンに。でも可愛いですよね。ツンチョロ。 キャストさんも仰っていますが、チョロい部分は単体作でも発揮されてます。(和姦にしようと思ったらだいたいチョロいかもともと仲良いかお店系か人外かしかないよね?) 最初は遠くのポジションにいたキャラが仲間になった後の絡ませるワクワク感と動かしたさは異常。 ヒナとのカップリングは自分の中で殿堂入り。おねロリはいいぞ。ただ近年同じような関係性の作品がけっこう出てきたので、嬉しくも焦ってます。 後付けで、趣味設定に将棋が追加されました。おばあちゃん子だった頃の名残なので、別にガチな腕前であるとか、将棋界に特別詳しい、というほどではないと思います。 各キャラクターたちのより細かい設定は、ソロ作品に同梱してありますので是非。