01_お姉様、今日も私を求めて下さるかしら? 「……お姉様、今日も一日お疲れ様」 「お姉様は今日もとても疲れていると思う。顔を見れば分かる」 「私は……影ながらお姉様を支えることしか出来ないのが悲しい。けれど、それでも出来ることは何でもしたいと思っている」 「お姉様? 今日のお風呂は、気持ち良かった? 夕飯はおいしく食べられた? 少しは日中の疲れが取れていれば嬉しいのだけれど……」 「ふふっ、それなら良かった。少しでもお姉様の役に立てたのなら、私は嬉しい」 「お姉様と出会って、私は『誰かの役に立てること』の悦びを知った」 「いいえ、『誰かの為に』ではなく、『お姉様の為に』、役立てることの悦びを知ったわ」 「私にはまだ良く分からないけれど、きっとこれは――そう、恋というものなのかもしれない」 「恋をすると、恋した相手の喜ぶ顔が見たくて仕方なくなるもの、なのでしょう? お姉様」 「私は、お姉様の悦ぶ姿の為なら、全てを捧げても良いと思っているわ」 「こんなことを言うと、またお姉様を困らせてしまう。ごめんなさい」 「でも……それ程までに……私のお姉様への想いは強い」 「……私はまだ想いの加減を知らないから、もし想いが強すぎたら注意してくれると助かる」 「そのときはちゃんと……出来るか分からないけれど、お姉様への想いを上手く調整してみせるわ」 「そんなことになったら少し寂しいけれど……お姉様には、もっと私を必要としてほしいから」 「ふふっ、私の想いは重くない、心地良いだなんて……お姉様は私を悦ばせるのが上手なのだから」 「嬉しくなって……私ももっともっとお姉様を悦ばせたくなってしまう」 「……お姉様? 今日も……お姉様を悦ばせて、良いかしら?」 「……お姉様を悦ばせる、と言いながら、私も悦びに包まれてしまうのだけれど……」 「……ねえ、お姉様? 体調や気分が乗らないのであれば断ってくれて良いのだけど……今日も、ダメ……かしら?」 「……嬉しい。断られたら私、悲しくなってしまうところだったわ」 「お姉様と肉体の距離が縮むところ、私を求めて悦びに染まるところを想像しただけで……満たされて仕方なくなってしまう」 「早く……お姉様の心も身体も満たしてあげたくなってしまう。私でお姉様をいっぱいにしたくなってしまう」 「ねえ、お姉様? 早速だけれど……今日も……お姉様と……」 02_それじゃあ……お姉様の口唇、頂いてしまうわ 「……こうして……お姉様に近付くだけで……胸が高鳴ってしまって仕方なくなるわ」 「……私にもこんな感情が存在して居たなんて……お姉様、教えてくれて有難う」 「この感情も、この想いも、全てお姉様だけへのもの」 「だから……沢山、受け取ってくれたら嬉しい。沢山、私を求めてくれたら嬉しい」 「全部全部、私の想いを、お姉様に」 「……お姉様」 「ちゅっ」 「……それではお姉様、いつも通り……目を閉じていて欲しい」 「……開けていても良いのだけれど……私はまだ少し、恥ずかしいから」 「お姉様、有難う、瞳を閉じてくれて」 「それでは、お姉様の口唇……頂いてしまうわ」 「……沢山私を感じて、私を求めて……お姉様」 「ちゅ、ちゅっ、ちゅーっ」 「今日も口唇、柔らかくて温かくて……触れるのが心地良い」 「もう数え切れない程にキスをしているけれど……何度しても……いいえ、すればするほどにお姉様とのキスの心地良さを知ってしまうわ」 「お姉様も……同じ気持ちで居てくれたら私も……とても嬉しい」 「……お姉様」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅーっ」 「……口唇を重ねるだけでこんなに満たされるなんて……私は知らなかった」 「肌から――口唇から伝わってくる体温がこんなに心地良いなんて、私は知らなかった」 「何も知らなかった私に、こんなに素敵な気持ちを教えてくれて、有難う。お姉様」 「お姉様は……本当に、私の大切な人よ」 「……キスをしているときのお姉様の息遣い……私も胸が高鳴ってしまうわ」 「顔に掛かる吐息も、鼻腔を擽るお姉様の匂いも……全てが私を幸福感で満たしてくれる」 「私をこんな気持ちにさせてくれるのは……お姉様だけ」 「この気持ちを教えてくれたのは……お姉様」 「もっともっと……沢山、温かくて素敵な気持ちを、私に教えて欲しい」 「……お姉様」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ」 「……キスをすればするほど、お姉様が欲しくなってしまう」 「沢山沢山、お姉様に温かい気持ちを教えて欲しくなってしまう」 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ」 「でも、私がお姉様を感じるだけでは物足りないの」 「私のもっともっと沢山を、お姉様に感じて欲しい。お姉様のもっともっと沢山を、私は感じたい」 「そして……求められたい。お姉様に、私の全てを求められたい」 「だから、お姉様? 口唇を触れ合わせるだけじゃない、お姉様が教えてくれた……もっともっと心地の良いキスを……」 「……もっともっと、私をお姉様の近くに」 「……お姉様」 「ふふっ、お姉様のお口の中……今日もとても優しくて温かい」 「他人の――人間のお口の中がこんなに温かくて心地が良いなんて……お姉様に教えて貰うまで知らなかった」 「凄く温かくて、熱くて、私の舌が溶けてしまいそうな錯覚に陥るわ」 『ねえ、お姉様? もっと沢山、お姉様のお口の中の温度……感じさせて欲しいの」 『お姉様』 「お姉様も私の舌の動きに応えてくれて……私を求めてくれて……舌だけじゃなく、心まで溶けてしまいそうになる」 「……でも、お姉様とだったら……心も身体も溶けてしまいたい」 『お姉様? もっともっと、溶け合いましょう?』 「こんなに沢山お姉様と交わることが出来て……私は幸せ」 「お姉様の体温も柔らかさも、匂いも味も……全てが私の心を擽ってくれるわ」 『だけど……私がお姉様に夢中になるだけじゃなく、お姉様にも……もっと私に夢中になってほしい』 『そして……お姉様を沢山、私で満たして欲しい』 『お姉様と舌を交える音も、舌の表面で絡み合う唾液の感触も……とても心地良い……』 『お姉様も……心地良く、なってくれているのかしら?』 『少しずつでも……胸が高鳴ってきてくれているのかしら?』 『吐息も舌も、触れている肌も、ほんの少し熱を帯びてきているから……胸が高鳴ってくれているのだと思うのだけれど……』 『私は、お姉様のお口から、お姉様の言葉で聴きたい』 『お姉様の心を高鳴らせてあげられているのか、聴いているだけで胸が熱くなってしまうお姉様の声で……聴きたいの』 『だから……嫌で無ければ……教えてほしい、お姉様』 『お姉様も……私とキスをして……胸を高鳴らせてくれて、いるかしら? お姉様は満たされてくれているのかしら?』 「……ふふっ、お姉様が胸を高鳴らせてくれて……私、とても嬉しいわ」 「お姉様の悦びが、私の悦びだから」 『だから……もっともっとお姉様を……悦びに染めさせて? もっともっと、私で満たさせて?』 『……お姉様』 「……ふぅ。お姉様のお口の中……本当に溶けてしまうくらいに心地良い」 「もっともっと、もっともっと深くまで……お姉様のお口の中を味わって……もっともっとお姉様の体内に触れてみたくなる」 『それぐらい、本当に心地良いわ、お姉様』 『言葉に出来ない程、心も身体も幸福に包まれてしまう』 「……ふぅ」 『次は……もっともっと深く深く、お姉様のお口の中に……』 『いつものように身体を楽にしていて。お姉様の心も身体も、私でいっぱいにしてあげるわ』 『お姉様の中を……私でいっぱいに……』 『ふふっ、想像しただけで……私まで胸が高鳴ってしまうわ』 『今日も……たくさんお姉様の中に……』 「ふふっ、お姉様のお口の深くまで舌を伸ばすの……本当に、心地良い」 「お口の深く深くまで舌を伸ばすと……お姉様が心地良くしてくれているのも、舌の先で感じられる」 『だから……もっともっと、お姉様を感じさせて。お姉様の悦びを、私に感じさせて』 『お・ね・え・さ・ま』 「ふぅっ」 「お姉様が悦んでくれているのがとても伝わってきて……私もとても満たされるわ」 『もっともっと、もっともっともっともっとたくさん、お姉様の奥の奥の奥の奥まで触れてみたくなる』 『本当に本当の……お姉様の奥深くまで』 『そこまで触れてしまったら……お姉様はどれほど満たされるのかしら?』 『お姉様がそこまで満たされたら……私はどれだけ満たされるのかしら?』 『ふふっ、興味は尽きないけれど……それはお姉様に望まれてからのお楽しみにしておくわ』 『今は……これくらいの深さでもお姉様は満足してくれているみたいだから……』 「ふぅ」 「お姉様も……十分に満たされたようだから……キスはこれぐらいに」 「……本当は、まだ完全に満足はしていないのは知っているの。私も……まだまだキスをして満たされたいという気持ちがあるから」 「でも……こうして区切りをつけないと、時間の許す限り――いいえ、時間が許さなくても延々とお姉様とキスをしてしまいたくなるの」 『永遠に、お姉様と、ずっと』 「ふふっ、でも……そんなことはしないわ。永遠は……素晴らしいものだけど、同時に恐ろしいものでもあるから」 「……でも、お姉様となら……私は永遠も悪くないと思い始めてる私が居たりもするけれど……」 「……その話は、時間があるときにさせて貰うとするわ」 『だから今は……お姉様と……限りある素敵な時間を……』 「それではお姉様、次は……もっともっと私を求めてしまいたくなること、してしまうの」 「……ふふっ、今日は……どうやってお姉様を心地良く、させてしまおうかしら」 03_今度は……お耳で私を感じて? 「なんて、どうやって心地良くされてしまうかなんて、お姉様は分かっているのかしら?」 「お姉様? 今日も……私を求めてくれる?」 「求められなくても……求めたくなってしまうようにしてしまうけれど」 『それではお姉様? 次は……』 『次は……お姉様の大好きな、お耳を舐めて心地良くしてあげるわ』 「ふふっ、お姉様、まだお耳を軽く舐めただけなのに」 『お姉様の心地良いのが私にも伝わってきているわ』 『そんなに……お耳を舐められるの、心地良いのかしら?』 『お姉様は……こうしてお耳を舐められるのをとても好む』 『お耳は音を感じる器官のはずなのに……そこを舐められて快楽を感じてしまうなんて……』 『ふふっ、本当に……凄く素敵なことだと思うわ』 『性器以外の場所で快楽を感じられるなんて……人間は本当に面白い』 『キスをしているときとはまた別の、私の胸を高鳴らせてくれるお姉様の反応』 『何度味わっても……味わい尽せない程に味わい深くて……素敵』 『それに……回数を重ねる毎にお姉様の感じる快楽の度合いが増してきて……』 『お姉様がもっともっとと快楽を欲するのを感じられて』 『私を求めてくれるのが伝わってきて……身体が熱くなってしまうくらいに、悦びで満たされてしまう』 『でも……私は欲張りなのかもしれない』 『だって、もっともっと、お姉様を快楽に染め上げてしまいたくなるから』 『もっともっと、お姉様に求められてしまいたくなるから』 『だから今日も……前以上にお姉様を快楽に染め上げてあげるわ』 『さあ、お姉様? たっぷりと快楽に染まって、私を沢山求めて』 『ほら、お姉様』 『……ふぅ』 「お姉様のお耳の深い部分まで舌を忍ばせるの……本当に心地良い」 「もっともっと、深くまで触れてみたくなってしまう」 『……でも』 『……ふぅ』 『もう少しだけ……お姉様の気持ちと快楽を更に高めるために……』 『……ふふっ……お・ね・え・さ・ま』 『ふぅっ』 『次は……』 『ふふっ、そろそろ……もっともっと快楽が、私が欲しくなってきたかしら?』 『もっともっと奥のほうまで……私に触れて欲しくなったかしら、お姉様』 『お姉様? もっともっと、私を求めてくれる?』 『私を求めているって、その素敵な声で、聞かせて欲しいの』 『ほら、お姉様? 聞かせて』 『……嬉しい。また私、お姉様に必要とされている。求められているわ』 『そんな風に求められてしまったら、私……ふふふっ』 『お姉様』 「……ふはぁっ」 「こうして……お姉様の期待に応えてしまいたくなる」 『期待に応えて……もっともっとお姉様に必要とされたくなるの』 『……ふぅっ』 『舌で感じるお姉様の中……凄く心地良い』 『頭の中まで蕩けてしまいそうになってしまうの』 『……ふぅっ』 『お姉様も……私以上に満たされてくれている?』 『満たされて……もっともっと私を求めてしまいたくなるかしら?』 『もっともっと、心が私で染まってしまいたく、なるかしら?』 『ふうっ』 『……ふぅっ』 「ふふっ、お姉様のお耳の奥……凄く深いところまで……沢山触れてしまったわ」 「ふーっ」 『ほら、こんなに吐息まで熱くなるくらいに、私も満たされている』 『こんなに満たされたら、普通の人間だったら満足してしまうのかしら?』 『こんなに満たされたら、お姉様も満足してしまったのかしら?』 『……ふふっ、満たされても満たされても、その先からどんどん渇望してしまうの、知っているわ』 『私も……今はそうだから分かるの』 「それでは……お姉様? その渇き……今私に満たさせて?」 「お姉様の乾きを満たすために……沢山私を求めて?」 「私は……お姉様に求められるだけで……とても心地良いから」 「きっと……セックスよりも快感を感じていると思う」 「だ・か・ら、お姉様? 次は――」 「ふふっ、でも……次に進む前に、もう一度だけ……」 『それではお姉様、もっともっと、私を求めたくなることを――』 04_さあ、陰部で思う存分快楽を感じて? お姉様 「まだ何もしていないのに……お姉様が私を求めてくれているのが伝わってきて、とても嬉しい」 「ふふっ、だから次は――人間の――お姉様が一番快楽を感じる部分を満たしてあげる」 「本来音を感じる部分じゃない、お耳で感じる快楽とは違う、快楽を感じる為の器官を、たっぷりと」 「快楽を感じる為だけの器官が存在するだなんて……本当に人間は面白いと思う」 「私はまだお姉様を満たすことでしか快楽を感じられないけれど……」 「もう少しお姉様との距離が縮んだら、身体で感じる快楽も教えて欲しい」 『お姉様とだったら私……きっと、深遠より深く快楽に溺れてしまうと思うわ』 『ふふっ、でも今日は……私がお姉様を満たしてあげたいから……』 『お姉様? それでは……今日もたっぷりと……』 『ふふっ、お姉様の性器……もう分泌液でこんなに湿っているわ』 「……ごめんなさい、お姉様。本当だったら焦らしたり、気持ちを高揚させるような言葉を並べるべきだと思う」 「だけど……私はまだ、そういうことに詳しくなくて……」 「それに……お姉様に求められると……我慢なんて出来なくなってしまうの」 『でも……お姉様も……すぐに性器を触られて、とても嬉しそう』 『ほら……私の指で性器を撫でる度に……分泌液がどんどん溢れ出してきて……』 『それに、体温もどんどん高くなっているの、凄く感じられるわ』 『ふふっ、生殖器官で快楽を感じるなんて……何度見ても本当に面白い』 『分泌液までこんなに溢れさせて……声に出されなくても、お姉様が快楽に溺れているのが……私を求めてくれているのが分かるわ』 『だから……もっともっと、お姉様を満たしてあげたくなる。そして、もっともっともっと私を求めて欲しくなる』 『ほら、お姉様? 性器がこんなに私で満たされているのに……更に私を求めてくれているわ』 『血流も増して、私を性器の中へと誘う様に……』 『……でも、お姉様の中を満たす前に……性器の……生殖とは全く関係無い、快楽を感じる為の器官――陰核に触れてあげる』 『ふふっ、お姉様が更に興奮したの、ちゃんと伝わって来た』 『「早く触って」と私を強く求めてくれたの、凄く伝わってきてとても嬉しい』 『それでは……お姉様の陰核を……』 「ふふっ、陰核に触れたときのお姉様の反応……何度見ても胸を擽られてしまう」 『快楽を感じる為だけの器官で、沢山快楽を感じてくれているのかしら?』 『快楽だけを感じて、私の手で、快楽に溺れてくれているのかしら?』 『私の手で……快楽に身を焦がしてくれているのかしら?』 『ねえ、お姉様? お姉様は……陰核に触れられて……どれくらい心地良くなっているの?』 『お姉様に求められて満たされている私の心よりも、心地良くなっているのかしら?』 『そんなに心地良さそうに声を、吐息を漏らしてくれるなんて……私、とても嬉しくなってしまう』 『お姉様? 陰核を弄られるのは……そんなに心地、良いのかしら?』 『身体を熱くして、鞭のように身体を撓らせて、喘ぎ声を漏らして、膣内分泌液を垂れ流して』 『そんな風になってしまう程……陰核を弄られるのは心地、良いの? 息も絶え絶えになるほどになってしまうくらいに心地、良いの?』 『ふふっ、だから……人間は生殖の為でなくとも、性器を合わせるのかしら? 快楽を求める為だけに……生殖の真似事をするのかしら?』 「と、お姉様と出会う前は思っていたけれど……今なら私にも分かる」 「こうして……相手が快楽に溺れてくれると……とても嬉しくなる」 「肉体的な快楽だけじゃない、相手が満たされることにより感じる快楽」 「心がじりじりと焼けていく様に、身体がどんどん満たされていくのが分かる」 「それと同時に……どんどん心が乾いていく。もっともっと満たされたくなる」 『そう……お姉様を……もっともっと心地良く――快楽に染め上げてしまいたくなる。そして、満たされたくなってしまう』 『私も……もっとお姉様と……交わってみたくなる』 『だから……お姉様? 陰核への刺激も心地良いと思うのだけど……』 『……次は、お姉様の膣の中に……触れさせてもらうわ』 『お姉様に求められたい・満たしてあげたい。けれど、私も……お姉様を求めて、満たされたいから』 『ねえ、良いかしら? お姉様』 『膣内に……お姉様の中に……私を受け入れて、くれるかしら?』 「ふふっ、本当に嬉しい」 「もし断られたら……無理やりにでも膣の中を味わってしまいたくなるぐらいにお姉様の中に触れたかったの」 『ちゃんと……お姉様が受け入れてくれて……良かったわ』 『それでは……お姉様?』 『言葉だけじゃなく、膣の中にも私を……受け入れて?』 『私を沢山……お姉様の、中に』 『……凄い。お姉様の膣の中……温かくて柔らかくて……でも、私を包み込んでくれる』 『いつもこんな風にしてくれるけれど……今日は更に……私を求めてくれているみたい……』 『膣の内側のお肉が私の指に絡み付いてきて……抱きしめてくれているみたい』 『そんな風に抱きしめてくれる膣の中を掻き分けて、指を奥のほうへと進ませるの、とても心が満たされてしまうわ』 『溢れ出す膣内分泌液、どんどん快楽に染まるお姉様の姿』 『私、とても満たされて満たされて仕方が無いの』 『お姉様の膣の深く深くに、私の指を少しずつ少しずつ……』 『指を進ませるたびに満たされて満たされて、そして更にお姉様がもっと欲しくて欲しくて仕方が無くなる』 『……こんなに心地良い気持ちを味わいたくて人間は……生殖行為を行うのね』 『……でも』 『私もお姉様も性別は同じ『雌』――女の子。だから生殖行為とは言えないのかもしれない』 『ただただ、快楽を求める為だけの行為になっている』 『けれど……それが更に……私に高揚感を与えてくれるの』 『ふふっ、お姉様? もうお姉様の膣の奥――子宮口まで私の指、到達してしまったわ』 『ほら……お姉様が心も身体も許した人間にしか触れられない部分に私、触れている』 『指先に当たる少し固い感触が……とても心地良い』 『ねえ、お姉様は……私を……どれくらい求めてくれているのかしら?』 『……他の誰よりも、私を求めてくれているの?』 『私は……他の誰よりも、お姉様に求められたい。私の全てを求められたい』 『お姉様に求められれば……私は何だって出来るの』 『こうやってお姉様を快楽で満たすことも、そしてそれ以上のことも』 『ふふっ、私、本当に何だって出来るの』 『想像すら出来ないだろうけれど……私は……お姉様を身篭らせることも』 『子宮口からその奥の子宮まで指を這わせて、お姉様の卵子に私の遺伝子を絡ませて、そして受精させることも出来る』 『お姉様と私の……私にはまだ良く分からないけれど、愛情の結晶を残すことが出来るの』 『お姉様は……私との愛情の結晶、求めてくれる?』 『私との赤ちゃん……求めてくれる?』 『私に……受精、させられたい?』 『ふふっ、お姉様、ごめんなさい。まだそれは早かったと思う』 『でも……お姉様に孕ませられることを求められる日が来たら私……とても嬉しくなってしまうわ』 『もっともっとお姉様に求められるように、私、努力するから』 『だから今日は――快楽だけでも、沢山求めて?』 『快楽に染まって、私だけを求めて。私だけのことを考えて』 『お姉様。子宮の入り口をいっぱい……私で満たしてあげるわ』 『ほら、沢山沢山、快楽に染まって。お・ね・え・さ・ま』 05_もっともっと、お姉様に快楽を 「ふふっ、お姉様? 快楽に染まるお姉様の姿、とても……素敵だったわ」 「私だけを求めて、私のことだけで頭をいっぱいにしてくれている瞬間……思い出しただけで思わず口角が釣り上がってしまいそうになるの」 「いいえ、釣り上がってしまいそう、ではなく、釣り上がっているわ」 「感情を抑えきれず表情に出てしまうなんて……お姉様に出会う前の私からは想像も出来なかった」 「これも……今までになかった感情なのだけれど……」 「……ねえ、お姉様? 私、今……もっともっとお姉様を快楽に染め上げてしまいたい気分なの」 「だから……また少しの間だけ……目を瞑っていて欲しい」 「……こんなに満たされているのに、でもこんなに渇望している今の私だったら……少し無理やりにでもお姉様に快楽を与えてしまいたくなるのだけど……」 「……でも、それは良くないことだと思う。だから……目を瞑って欲しい」 「有難う、お姉様。やっぱり無理やりよりも……従って貰えた方が私も嬉しくなる」 『それでは……今度は思う存分お姉様に快楽を……』 『ふふっ、お姉様? やっぱり……お耳を舐められるのも大分心地良さを感じてる』 『さっきの膣の中への刺激の余韻がまだ身体に残っていて、快楽に敏感になっているのかしら?』 『それとも……お耳はお耳で、また違った心地良さを感じてしまうのかしら?』 『でも、こうやってお耳を舐めるだけだとさっきと同じ』 『私は……もっともっと、お姉様に快楽を与えたい。快楽に染まる姿を、瞳と心に焼き付けたい』 『だから……お姉様? 今度は……お姉様のお耳を……』 『お姉様? ちゃんと……右のお耳も心地良くなってくれているかしら?』 『ふふっ、お姉様、ちょっと驚いてる』 『私……こういうことも出来るの。こうして……お姉様の右のお耳を刺激しながら……左のお耳で囁くことも』 『少し加減を誤ってしまったら大変なことになりそうだから……お姉様はあまり暴れたりしないで、快楽だけを貪って』 『まだ……繊細にするの、あまり慣れていないから』 『ふふっ、お姉様がちゃんと心地良くなってくれているの、私に伝わってくる』 『それに……もっともっとと快楽を求めてくれているのも分かる』 『だから……右のお耳だけじゃなく……』 『こうやって、両方のお耳を一緒に舐めることも出来る』 『ふふっ、少し驚いたかしら? それとも……これぐらいではもう驚かないかしら?』 『こうやって少しずつ……「本当の私」をお姉様に見せていくの……不安もあるけれど、とても胸が高鳴る』 『きっとお姉様は……どんな私でも受け入れてくれると思うから』 『ねえ、お姉様?』 『こうしてお姉様に更なる快楽を与えることが出来るし、それに……快楽を与えれば与えるほど、お姉様は私を沢山求めてくれるようになる』 『快楽だけでお姉様を私に縛り付けることなんて出来ないとは思うけれど……』 『もっともっと私のことを見てくれるようになるのは分かるの』 『だって……他の人間では、お姉様をこんなに心地良くさせてしまうこと、出来ないと思うから』 『ほら、お姉様? こんな風に心地良くさせてくれる人間なんて……他に、居ないと思うわ』 『ふふっ、ちゃんと目を閉じて私を感じ取ってくれて……嬉しい』 『でも本当は……私、もっともっとお姉様を心地良く出来る』 『もっともっと、お姉様が壊れてしまうくらいに心地良くすることも、出来るの』 『こうしてお耳の中を嘗め回すのも心地良いと思うのだけど』 『性器に、陰核に、膣の中に触れるよりも直接的な快楽を与えることが出来るの。お姉様、興味があるかしら?』 『脳の快楽中枢を直接刺激して、人間に快楽を与える、そんなことも出来るわ』 『ふふっ、身体に触れずに、お姉様にダイレクトに快楽を感じさせることも』 『でも……まだ人間の脳を直接刺激することには慣れていなくて……下手をするとお姉様を壊してしまうことになると思うの』 『人間の脳は繊細だから……少し触れる場所を誤っただけで、きっと大変なことになる』 『快楽で、お姉様が壊れてしまうかもしれない』 『だから、お姉様?』 『もっともっと勉強をして、上手に人間の脳を弄べるようになったら……お姉様の脳も、沢山くちゅくちゅしてあげる』 『そうしたらきっと……他の誰よりもお姉様を心地良くさせられると思うわ』 『他の人間が絶対に出来ないくらいに、お姉様を心地良く、快楽の海に』 『……お姉様の感情まで弄ってしまうことも出来るようにはなると思うけれど、それは……やめておこうと思うの』 『そんなことをせずに私はお姉様に必要とされたいし、求められたいから』 『だから……それまでは……』 『こうして、お耳でお姉様を心地良くさせるわ』 『お姉様、沢山沢山心地良くなって。いっぱいいっぱい、私でお姉様の中をいっぱいにして』 『お姉様。私以外のことが考えられなくなるぐらいに、快楽に染まって』 『ほら、お・ね・え・さ・ま』 06_お姉様、今日も……たくさん求められて嬉しい 「お姉様、今日も私、とても満たされて嬉しいわ」 「お姉様に求められて、お姉様を心地良くすることが出来て、私はとても満足」 「お姉様は満足、してくれたかしら? 沢山、満たされてくれたかしら?」 「ふふっ、それなら良かったわ。言葉で示して貰えるのはとても嬉しくなってしまう」 「私も……お姉様が満たされてくれてとても嬉しい。満足」 「……それなのに、満たされるとやっぱり……もっともっと満たされたくなってしまうなんて、私は……我侭、なのかもしれない」 「出来ることなら、時間を忘れて永遠にお姉様に求められたい。満たされたい」 「けれど……それはいけないことだと分かっているわ。お姉様にはお姉様の生活があるもの」 「だから、もっと満たされるのは……次までのお楽しみに取っておくことにするの」 『お姉様、今日も沢山私を求めてくれて、本当に有難う』 『また明日も……私を沢山求めて? お姉様を沢山満たさせて?』 『そして――もっともっと、私を満たして』 『それではお姉様、今日はお休みなさい』 『夢の中でも……お姉様に会えたら嬉しいわ』 『そして……夢の中でも……ふふっ、お姉様は私を求めてくれるのかしら?』