東京ラブホ0時セフレのメイ 駅前 シナリオ補足・設定資料集 シナリオの補足ですので読まなくても大丈夫です。 おもに2人の心情が書かれています 〜目次〜  メイ  文字の意味  コンセプト  今に至るまでの補足 ~セフレ淫行遊泳 音声~ (体験版の内容) 980文字程  今作の補足 ~メイ淫行遊泳 音声~     (すごくネタバレ) 852文字程  『受難』と結末   ↑          初期案のタイトルで通します。 〜〜 ■メイ  (たちばな めい) 名前: 橘 瞳衣(めいちゃん) 性別:女性 年齢:22〜25歳くらい ・特徴:恥ずかしがり屋で奥手 まったりとした甘い声とその瞳で彼の全てを受け入れる。     彼の為なら頑張れるタイプ       よく考える賢さはあるが、考えるのも行動もまったり。     いつも後手に回ってしまう 必死に考えて誘い受けにすることで弱点を魅力にする ・声 :まったりした高校生くらいが イメージに近い     雰囲気もまったり。 物静かなロリや同年代感。またはダウナーっ子 ・特徴2:お酒を飲むと笑い上戸、少し眠くなるのも相まって単純に可愛い。      強い方ではないが普通に飲める 自制が効くので一度も潰れた事がない。 ■文字の意味 ・言葉        ・意味 レディ・オブ・メイ  カクテルの名前。「受難」や「高貴」を表す メイが抱えている悩み事 ドランカー      酔っ払い 酔いどれ メイの左肩      心配(スピリチュアル的に) 自分の右肩      自我(スピリチュアル的に) 嗜癖(しへき)     あるものを特別に思う性癖 依存物をやめる時に出る異常状態 ■コンセプト 夜 キス 飲み干す ■今に至るまでの補足 ~セフレ淫行遊泳 音声~ (触りだけネタバレあり) 980文字程の前菜 ・めいちゃん目線 気が付くと目で追っていた。かっこよくて 凛々しくて 優しくて 遠くから彼を見ることしか出来なかったけど 私は見ているだけで幸せだった。 ある日噂が回ってきた 彼が告白されたらしい。 とてもとても驚いたけど 結局は彼が幸せになってくれるなら 私も幸せなんだと思う そう心を抑え込み 想いをやり過ごしていた。 その日以降もつい彼を目で追ってしまう 彼女持ちに色目を使ってしまうなんて 私もどうかしている でも彼はあの日以降から ずっと悲しそうな目をしていた。 長いこと見ていたから分かる、不幸の顔。 それは日に日に大きくなり 彼は人の目を見ることをやめていた どうしてそうなったのか 遠くから見ていた私には分からない。 微かに残る彼の匂い かっこよくて 凛々しくて 優しくて 気が付くと手が伸びていた 私は彼の袖を引いて、想いを伝える。 いつの間にこんなにも近くに彼が見える 目を見て 瞳を合わせて 出来るだけ的確に。 一目惚れは言い換えれば 直感で遺伝子的に相性が良いと言っているようなものだから なら…これが私に出来る精一杯「私は 体だけで。」 振り絞って出した声は、告白と言えるにはほど遠い。 ・自分目線 ゆいいつ仲が良い女子に告白された。 告白は人生の一大イベントだ、生涯寄り添う相手が決まるかもしれないのだから。 ドキドキするものだと思っていたし 人生初だったし 浮かれた足取りで惚気たりするのだろうと小さな頃からワクワクしていた一つだった 良い雰囲気だったし 噂立てて羨む人も居た。定文の「俺も彼女ほし〜」も何度も聞いた 自分一人を置き去りにして ドキドキも 甘い想いも いつの間に全て過ぎていった。 「あぁ、こんなものか」と思ってしまった自分が 本当によく分からなかった。 デートはもっとドキドキして 数年後には"あの時の告白の話"に戻るのだ 嫌味に思われるかもしれないが、自分には彼女と居る時間が無にすら覚えた。 彼女は自分が良い女と言える人でもなかった。 告白という味を一口飲みこんだだけで、彼女は僕に満足してしまったらしい。 そんな想いを抑え込んで彼女と過ごしていると 人と目を合わせられなくなっていた。 ある時、別の女の子に声を掛けられた。 好きと言われた 恐怖すら覚えた。 この子も彼女と同じで「好きな人の変化」にすら気付かないのかもしれない。 だが、その恐怖は一瞬にしてかき消された 考えが纏まらず また目を逸らしかけた、 が。 彼女の瞳は変わらず ひたすらに僕を見続けていた 振り絞って声を出したその声も なにより優しく 暖かく感じた。 ■今作の補足 ~メイ淫行遊泳 音声~ (すごくネタバレ) 852文字程 ・自分目線 あれからいくぶんか時が経つ。(半年ぐらい) メイとは不思議な関係が続いている。 今もセフレであり彼女にはなっていない。あれもこれもメイの気遣いだ かなりの頻度で(ほぼ連日)会い、いつも軽食を済ませてから 体を合わせて家に帰る。 他人には変と言われ 華やかではないらしいが あの頃よりずっと幸せだった。 メイの手癖や好み、一つ一つ新しいを知っていくのがとても面白い。 そして最近気付いた。「メイは自分と似ている」 好みとか 惚気とか そういう問題じゃない、もっと経験的な所だ 僕が"彼女"に恐怖を感じている様に、メイも"僕"に恐怖を感じている。見続けてようやく分かった。 「メイはあの時の自分のように無理をしている」 苦しみは 同じ苦しみを味わった人じゃないと 的確に優しくする事が出来ない 今の僕はメイを飲み干す事が出来る 唯一の存在だったんだと思う。 メイと僕は似たもの同士だった ふと蘇る彼女の顔を振り払う メイに恐怖を与えているのが自分なら あの彼女と同じ事を、今のメイにしているんじゃないか?(体を一口飲んだら満足した) 恐怖は感じた ただ あの頃とは違う 確かな想い。 自分はメイに何度もドキドキしたし 甘い想いも感じた。 デートはもっとドキドキしたし まだ日は浅いが、あの時の告白の話に戻ったのだ。 大抵の事には無欲だが 僕はもともと貪欲だ。 容赦なんてするつもりない メイをすべて飲み干してやる この関係の中で出来る事、体を合わせて分かる事もある 思う存分 淫らな行いで遊び泳ごう。 それで分かることもある。 ・めいちゃん目線 私はいつの間に 目離すことが怖くなっていた。 あなたはいつも私の事を見てくれているけど、 またいつか 突然居なくなる(他の人に奪われる)時が来るのかもしれない。 始まりはそもそも体だけ。"彼女"になって独り占めするなんて 今の彼には出来なかった。 今の私は 彼にどう見えているんだろう? 体を合わせていく度に 気持ちよさで目は宙を泳いだ。 ↓ 今日の彼は一味も、二味も違っていた。 『受難』を味わうように飲み干そうとしてくれる彼は なにより暖かく 優しかった。 ■『受難』と結末 メイの受難  目を離すとまた彼を取られてしまうのでないか。 自分の受難  彼女(理解者)に恵まれなかった お互いの受難を飲み干した二人は 肩を並べてお互い同じ方向を向く 例え『受難』(メイ)を飲み干して空になったとしても、空のグラス(瞳衣)も高貴でとても魅力的だ。 グラスがあるなら またメイと飲み合える 抜けた力は 瞳衣と寄り添うにはピッタリな位置だった