■用語解説■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■メンヘラ  自身に対するネガティブな病み加減のこと。  ヤンデレ(愛が病的に重い人。強気な行動はある意味ポジティブ)と混同されがちだが、明確な定義はないためここでは省略。 ■メンデレ  『メンヘラ王子のメンどくさいデレ』を省略した造語。  デレがまわりくどい・デレがネガティブ・デレが上から目線など、卑屈なデレ方をする。  例「死刑が嫌なら私と結婚するんだな」 ■乙女ゲーム『恋は導きの星』  全年齢向け恋愛シュミレーションゲーム『恋は――(付録ミニ漫才)』に似た世界で、本作の舞台『恋は導きの星』。  悪役令嬢のあなたが、元婚約者である第二王子ダンデの婚約発表パーティを抜け出す場面からストーリーが始まる。 ■恋愛パラメーター・好感度パラメーター、等  乙女ゲームにおける攻略対象キャラクターの「ヒロインに対する好感度指数」のこと。  様々な条件をクリアするなど一定の条件を満たすことで、恋愛の行方に変化が生じたり、エンディングが変わったりする。 ■チート  cheat(いかさま・不正)。ゲームにおいて優位になるようプログラムを改変する不正行為。  「あの強さはチートすぎる」「チート級」という言い回しをするときは、賞賛や皮肉が込められている。  例「レオ王子は美貌がチートすぎる」 ■クソゲー  「クソつまらないゲーム」のこと。  例「クソゲー・オブ・ザ・イヤーの大賞狙いか!」 ■脳筋  脳が筋肉で出来ている=「単純」「力技で解決」等、たいてい相手を皮肉る場合に用いる。  例「兄弟が毒殺されたというのに、あの脳筋男は大食家なのだ」 ■ディルアーバイン帝国  本作の舞台。創世主の導きにより築き上げられた超大国。  主の祝福を受ける覇者は琥珀色の瞳を持つといわれ、歴代の王は誰しも金眼である。  世界屈指の鉱山資源国であり、宝石と宝飾で経済が潤っている。 ■キャラクター概要■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■レオ王子(主役・CV:一条ひらめ)―――――――――――――――――――――  第三王子:レオ・ニス・ゾディアーク  身長179cm 体重61kg  乙女ゲーム『恋は導きの星』において非攻略対象キャラクター。レオ、レオニスとも。  白金の髪と白銀の瞳をもつ眉目秀麗、長身痩躯、文武兼備という超チート。  類まれなる美貌で老若男女を魅了し、「遊び人、女たらし、ヤリチン、色魔、好色家」等、クズの称号をほしいままにするダメ王子。  と見せかけた、ディルアーバイン帝国の王位継承者。暗殺から身を守るため、第三王子として生きている第一王子レグルスである。  本物のレオニスはレグルスによく似た容姿だが、引っ込み思案な性格で、外ヅラのいい、もといどんなときも凛と振舞い社交的なレグルスに憧れを抱いていた。  しかしレグルスと間違えられ、非業の死を遂げることになる。  レオがもがき苦しみながら息を引き取るのを目の当たりにしたレグルスは、五年経ったいまでも強迫性障害 · 摂食障害 · 双極性障害、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を引き起こす。毒見が済んだものでも吐いてしまい、第二王子ダンデが自分の命を狙っているという妄想(?)に駆られ、死んだレオニスを愁い「自分が死ねばよかった」と日々鬱々としている。  レオは冷戦状態にある連合王国の王女との政略結婚が決められていたが、お互い顔を合わせたことはない。相手方はレオ(のふりをしているレグルス)の女遊びの悪評に辟易しており、本物のレオがすでに他界していると知ったあとも、ディルアーバイン帝国に足を運ぶことはなかったという。  「レオニス」の名の由来は、獅子座の一番星の別名「コル・レオニス【Cor Leonis】」=「獅子の心臓」。  「ゾディアーク」は、黄道十二宮図(12星座)を配置した黄道帯「ゾディアック【zodiac】」から。 ■レグルス(CV:一条ひらめ)―――――――――――――――――――――――――  第一王子:レグルス・オーセン・ゾディアーク  身長184cm 体重65g  五年前、毒殺により帰らぬ人となった悲運の王子。  暗殺は外敵侵入説とされているが、内紛説が囁かれて以来、王室は険悪なムードでピリピリしている。  名の由来は獅子座で最も明るい恒星「レグルス【Regulus】」=「小さな王」、「オーセンティック【authentic】」=「本物・正真正銘」。 ■ダンデ(音声なし)―――――――――――――――――――――――――――――  第二王子:ダンデ・イグレス・ゾディアーク  身長191cm 体重82kg  ライオンのたてがみのように無造作な金髪、精悍な顔貌、屈強な体躯で、他の兄弟とは似ても似つかない豪胆の王子。  主の祝福を受けた証である金の瞳の持ち主で、民衆から敬仰されている。  レグルスが再び暗殺の脅威にさらされないよう第三王子レオとして生きることを提案、みずから次期王太子に名乗りをあげた。  頭脳明晰で思慮深いレグルスを尊敬しているが、彼の自堕落な生活ぶりに国の未来を憂いおり、臣下らもレグルスよりダンデを王太子に推挙するなど不穏な動きがみられる。  第二夫人の子であるため、ダンデはレグルスと腹違いである。レグルスとは3ヵ月しか生まれが違わないため、実質同い年といえる。  「ダンデライオン【Dandelion】」=たんぽぽ(フランス語で「ライオンの歯」)から名付けたのは第二夫人であり、レグルスたちとは由来が異なる。 ■ティティル・ランキス(音声なし)――――――――――――――――――――――  乙女ゲーム『恋は導きの星』のヒロイン。にぶい・ドジ・芯の強い女の子という定番設定。  ディルアーバイン帝国の占領地の中でも最貧の辺境国リュンキス公国に住む士爵令嬢。  ゲームの世界ではダンデの婚約者となるのが正規ルート。ほか11ヵ国の王子たちが攻略対象だが、いずれも悪役令嬢に邪魔される。 ■本作のヒロイン(あなた)――――――――――――――――――――――――――  千年に一度の美少女とうたわれる公爵令嬢。  次期王太子ダンデの婚約者だったが、彼がティティルに心を奪われたため、婚約破棄された。  そのことを根に持ち、ティティルに意地悪する――という設定の「悪役令嬢」になっていて……!?  現実世界では相次ぐ結婚ラッシュにあせり、手頃な相手と見合い結婚しようとしていた。