---------------------------------------- @姉弟の連休のはじまり ---------------------------------------- 私の弟は、夏休みになるとひとりで遊びにくる。 そして夏休みの終わり頃まで、ずっと一緒にいる。 大学入学を機に地元を離れ、独り暮らしをしている私の部屋へ…… 最初はビックリしたけど、今はもう慣れた。 発展途上の寝顔を見ていると、不思議なくらい癒される。 この子は、私が物心ついた後に産まれた。 年が離れているのは、両親が再婚をしたから。 つまり、血が半分しか繋がっていない。 そんなことは関係ないとばかりに、私たちは仲良くなった。 なにをするにもついてきて、なにをしてても楽しい。 産まれたてから見てきた弟は、離れていても成長著しい。 でもまさか、実家を離れてもついてくるなんて……しかもひとりで。 最初は道に迷っちゃって……でも泣きついてこなくて。 遅いから心配になって電話したら、半泣きになってるのをグッとこらえているのがわかった。 男としての自覚が芽生えてきたのか、私の前では弱音を吐かなくなった。 寂しいような、嬉しいような……不思議な気持ちが駆け巡る。 そして今年もやってきて、遠出に疲れてベッドを半分占領。 ヤレヤレとその隣に潜り込み、向き合う形で寝そべる。 去年よりも少し狭く感じる。 この子は少しずつ、オトナになろうとしている。 外見が大きく変わると、中身もそれに伴って変わる。 どう変わっていくのかなんて、本人すら知らない。 できれば……かわいいままでいてほしいな…… なんて思いながら、その日は眠りについた。 ---------------------------------------- A性長と戸惑い(前から) ---------------------------------------- ………… ……………… …………………… 【りか】 「……ふぅ、ぅう……ん………ぁ………っ………―――え……っ……?」 まどろみからの目覚め。外はすっかり暗くなっていた。 ……なにか音が聴こえる。 近くから……ピチャ、ピチャっと……粘りを含んだ水の音が。 ボーッとした視界が鮮明になっていって…… まず、目の前にあるはずの弟の顔がない。 そして………上半身が空気に晒されていることに気づき……… 露わになった胸の先端部分が、なぜか生暖かいことに驚く。 ――見なければいけない、なにがどうなっているのかを。 でも見てはいけない。見たら後戻りできない気がする。 思考を巡らせる……でもそれを遮るように、優しい愛撫が胸に広がっていく。 母親から求めるように、チュッチュ……チュッチュッと…… 可愛らしい音を立て、舐めて、吸い上げて……中の液体をもっていかれてる。 【りか】 「うは……ぁ……っ…………んっ………はぁ……ぁあぁ……っ……っ……  ……ん………ふぅ……っ………あっ…………んんっ………はあ、ぁぁ……ぁ……っ………」 私は出産経験はおろか、ろくに恋愛をしたことがない。 告白はそれなりにされたけど、自己防衛が先に立つ。 なにが目的で? どこが好きになって? 私のなにを知っているの? めんどくさい言い訳ばかりをして回避してきたから。 なのに……私のおっぱいからはいつからか、母乳が出るようになった。 勝手に膨らみ、勝手にお乳を宿し……そして今、勝手に吸われている。 自分だけの秘蜜が、かわいらしく吸い取られていく。 しかも、相手は弟……こわい……どう反応していいのかわからない。 そして……底から湧き上がる、自分の声にビックリしている。 こんな自分は知らない……特に、この状況はマズイ。 なにかしなければいけない……止めるのか、咎めるのか。 でも………絶対に傷つけたくない、この子だけは。 おそるおそる……首を動かして、視線を下にさげる。 ………弟の目は………あいていなかった。 やはり天使のような寝顔で……それは変わらない。 男としての求めに拒絶を表しかけていた身体から、少しだけ力が抜ける。 去年までは、そんな兆しはなかった。 彼の成長についていけない、男の子が怖い。 でも……大好きな私の弟……こんなことですぐにはキライになれない。 目を瞑っているから、無意識に求めているだけかもしれない。 お母さんが母乳を取り上げるのが、この子には早かったのかな? もっと欲しかったのかもしれない……でも………… それを私に求められても、どうしていいかわからない。 【りか】 「はぁ、ぁ……っ……ん…………ふ〜〜…………っ………  んぁっ……ぁ、ふ………っ……はあぁ……ぁ……っ……はぁ、ん……ん……っ……」 耐える………ひたすら耐える……………… 母乳を吸い上げられる感覚に、脳髄が痺れそうになる。 甘ったるい匂いが、弟の口から漏れる。 封印していたものを、一番引き出しちゃいけない男の子が引き出している。 薄暗い中で、密着して、吸われて………… 吸われてると思ってたら、いつの間にか舐められていたり。 無意識だから……悪気はないんだから。 そう心の中で言い聞かせながら、無邪気な弟の様子を脳裏に並べる。 おてて繋いでおさんぽしたり、ゲームしたり、おしゃべりしたり…… そんな光景が、弟の無垢な笑顔が、舐められるたびに掻き消える。 どうしよう………終わりの見えないこの状況をなんとかしようと下半身を動かして 【りか】 「んひゃっ…??」 ぬるっとした硬いモノにふとももが当たり、また全身を硬直させてしまった。 ……時間が止まったかのような錯覚に囚われながら…… 足をもぞもぞと動かし、ソレがなんなのか確認する。 すると……弟の舐めに、艶めかしい吐息が混じり始めた。 ……この位置からでは、弟の頭と私の胸が邪魔になって見えない。 いや、見えなくていい……本能的に、ソレがナニかわかってしまったから。 直接見てしまったら、完全に終わってしまう気がするから。 でもたしか………男の子の終わりは、ソレが果てるまで。 しかし………理解したからといって、どうなるものでもない。 姉が弟にアクションを起こし、射精を促すなんてことは、あってはならない。 当たり前の思考に至るけど、でも……終わりが見えない。 それに……さっき当たった感じだと、パンパンに腫れているといった印象だった。 ……無視していいのだろうか……? もしかすると、物凄く苦しいのかもしれない、こうなっちゃうと。 それを紛らわせるために、チュッチュしてたりするのかも…… 今まで一切考えてこなかった男の子の生態について、必死に頭を巡らせる。 なんとなしにどこかで見聞きしたこと、友達の話…… 知識が薄すぎる。こんな場面でそれを後悔することは想定していない。 でもやはり、すごく腫れていると思うから………… 医療行為だと思えばいいんじゃないか? という結論に達した。 そう……大好きな弟の苦しみ?を救えそうなのは、目の前にいる自分だけ。 誰にも相談なんてできないし、それ以上に今は深夜だから。 どんどん考えが前向きになっていく。 いいことなのかそうでないのかは判断つきづらいけれど…… ……弟の顔を見下ろす。角度的によく見えないが、やはり寝ぼけているように感じる。 なんとなく、いつか必ず来る瞬間だったという気がしてきた。 私は意を決して…………パンツをガッツリ盛り上げているらしいソレに、足をじんわりと押しつけた。 【りか】 「……ん…………んっ………………ふぁっ…………ん……………はぁ、ぁ……………  ん……ぁ……っ…………ん……………っ……………ぁ…………ふぅ、ん……っ…………」 生のふとももで、パンツ越しのソレをグリ、グリ……グリ、グリ…… そのたびに弟は、ビク、ビク……ビク、ビクン…… 吐息は余計な熱を帯び、私の乳首を溶かそうとしてくる。 知ってはいけない熱と、硬さと……… 他には誰もいない静かな夜に、私のベッドの上で、弟と……… ……不意に、不思議な感情が押し寄せてきそうになって、押しとどめる…… 知らなくていいし、知ればどう考えてもめんどくさい。 私は普通に生きたいし、このまま大学を卒業し、就職する。 自分の未来を自分の努力で買って、余った分を他に使う。 弟の学費とか大変だろうし、少しくらい回せればなと思っていた。 でもこれが明るみになれば、それどころの話じゃなくなる。 誰も幸せにならない。普通のしあわせがほしい。 弟にも、できればずっと純粋なままでいてほしい。 だから……夢のままで終わらせる。 私さえ気を付けていれば、次はないだろうから。 【りか】 「……ん、ふ……………………ぁっ…………ん……………んっ……………  はぁ……っ…………ん……………っ……………ぁ…………はぁ……っ……ぁぁ……………」 乳首、いやらしく舐めすぎ。 本当に意識ないのかな? この子…… でも、私が股間を刺激してるから、反射的なものかもしれない。 そう、これは夢だから………このまま何もなかったことにする。 足を絡める、ぬちゅぬちゅと……これって……なんだっけ? あぁ……カウパー……って名前だった気がする……ヌルヌルすごい…… それに……弟のコレはちょっと……というか、相当でかい気がする。 最後にお風呂で洗ってあげたとき、もっと小っちゃかったような…… これが俗にいう『勃起』というものなんだなと理解した。 女の子を激しく求めて、おっきくなって、涎垂らして…… 意識をそっち方面にもっていくと、匂いまで違う気がしてきた。 オスの匂いを放って、私の中にあるメスを引き寄せようとしてる感じ。 嫌悪感と、それじゃないナニカがせめぎ合う。 どっちが自分の本心か、今の私にはわからなかった。 まどろんだ空気の中で、必死に身動きを取る。 手で自分の口を押えたいけど、余計な動作で起こしたくない。 うまく出せるよう、導いていく。知らないけど。 足を前後に動かしたり、グリグリ押し付けてみたり…… 弟の反応を伺いながら、慎重に、大胆に……… すると、震えがどんどん強くなって、それが強く伝わってきた。 必死に吸い付いてくる……情けないくらいに。 面白いゲームに夢中になってるときの反応に似てる。 私はあんまりゲーム得意じゃないし、特別好きってわけでもない。 でも弟のガッツキを見るのは好き。たまにすごい集中力を発揮する。 よく親に、その集中力を勉強に活かせって怒られてたっけ。 でも私は逆にすごいと思った。それは、私の中には決して芽生えないものだから。 どこか冷めた自分に辟易している自分がいる。 でもそれは仕方のないことで、だからこそ弟の熱は貴重なのだ。 ……あぁそうか……こんなことをしていても、中身は変わらない。 可愛いと思える私も………なにも変わらないんだ。 かわいい……だから――――ご褒美をあげなくっちゃね。 【りか】 「……んっ……はぁ……っ……んっ、ん……っ!  はぁっ、ぁ……っ……んんッ………―――っふ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…………っ♪」 大量のパンツ越しカウパーをももグリした結果、私はそれを唐突にやめた。 離れると自動的に弟が寄ってくるが、それを制して仰向けにゴロンと寝転がす。 とんでもなくデカいのが、パンツを押し上げてピクピクしてる。 私はソレを眺めたり、指先でチョンチョンしたりしてみた。 ヌルッとした液体が絡みつき、ネチョ〜ッと伸びる。 嫌悪感はもうない。私の中で、これはアソビにかわった。 触る、ピクつく………触る、ピクつく……… まだ小さな身体に、おっきなのが乗っかっている。 それはとてもレアな光景に思えて、私の心をくすぐる。 そんな自分の心境の変化に、内心驚いてはいた。 普通を欲している。でも、奥の本音はそうじゃなかった。 たぶん、それだけの話なんだと思う。 誰にもバレなければいい。射精もさせちゃったわけじゃないし。 それに………弟が無意識に求めてきたものを、無下に弾きたくない。 それをさせてしまった自分の身体を、もっとキライになってしまう気がするから。 【りか】 「ふふっ……えい………えいっ………うふふっ♪」 果てられずに無念そうな、でもどこか嬉しそうな雰囲気を感じながら…… チョンチョンピクピクを、私は飽きずに繰り返していた…… ---------------------------------------- Bいつもと違う朝 ---------------------------------------- 次の日の朝起きると、弟はいそいそとパンツを履き替えていた。 目が合うと気まずそうに風呂場へ直行。 なんてカワイイんだろう……そして私は、なんてイジワルなんだろう。 そして知った。平常時はやはり目立たないんだなと。 勃起すると強烈に膨らみ、パンツを窮屈にする。 なんかかわいそうだなと思った。変化が急激すぎる。 あの大きさは、どう考えても生活に支障が出るはず。 それは、自分の身体でも体験済みだから…… 胸にお尻に太もも……合わなくなった服は捨てるしかない。 なにかイヤなことがあっても、自分の意思で小さくすることもできない。 そしてそれは、ほぼ一生ついて回ることが確定している。 オナニー……知ってるのかな? どう考えても、去年までは無垢そのものだった。 夏休みが終わったあとも連絡とり合ってたけど、そんな素振りなく。 もし……処理の仕方を誰にも聞けず、わからないとしたら……? 射精すればすぐ縮まるって聞いてたけど、実際に見たわけじゃないし。 それに、やっぱり姉弟だから……ちょっとこの話題はナイーブすぎる。 どう扱えばいいのか……自然に任せるしかないのかな? 今年の夏は、ちょっと一筋縄ではいかない気がしてきた。 ………… ……………… …………………… 適当に朝ごはんを食べて、一緒にゴロゴロする。 勃起なし。夜にうずくのかな? 一緒にマンガ読んで、ゲームして…… 午後の講義に出て、帰ってきて…… そのままお買い物いって、弟の好きな食材買って…… 料理して、喜ばれて、心が気持ちよくなって…… なんとなくお風呂は別々に入って、なんとなく気まずい。 そして………また夜がくる。 マンガの読みかけでうたた寝しちゃった弟をベッドに運ぶ。 ……このシリーズずっと読んでる……そんなに好きだったかな? この子には難しいかなと思って、あえて薦めてこなかったのに。 心も身体も、一緒に変化していってるのかもしれない。 ちょっと怖いけど、それ以上に楽しみが増えた気分になった。 プラスに転じていかないといけない。 そうじゃないと、この難局をうまく乗り越えられない気がしていた。 私は今日大学で与えられた課題を黙々とこなしてから…… 電気を消して、ベッドに入った。 昨日の二の舞を踏まないよう、弟に背を向けて…… ---------------------------------------- C性長と戸惑い(後ろから) ---------------------------------------- ………… ……………… …………………… 【りか】 「―――………ん…………………ぇ…………?」 あつい……お股のあいだが。 それに……硬くて大きいモノに、ひろげられて……? 横向きで寝て、ピッチリ閉じたふともも。 隙間のないはずのそこに、なにか挟まってる。 寝ぼけた頭だけをゆっくりと動かし、視認して…… 股のあいだから、キノコがニョッキリ生えているのを確認した。 静かになっていた心臓が、力強く血を巡らせ始める。 いつの間にか生えていたデカキノコと、脈動を共にするように。 背後に温もりを感じる。暑苦しいほどに。 強く抱き着く形で、弟が背中にピッタリと張り付いていた。 ………偶然………たぶん昨日と同じように、夢の中の行動。 無意識であって、男女のやりとりでは決してない。 でも………さすがに生の感触は堪える。 昨夜はパンツ越しだったからまだなんとか触れられたのに…… 【りか】 「……んっ……はぁ……ぁ……っ…………ぁ………………  …………ん……っ………ん……っ…………ぁ……………は、ぁ………っ…………」 こすれる、アソコに……その周辺にも。 大きくて、ドクドク脈打ってて……力強い。 あつい………熱に犯されてる気分になる。 知らない弟の熱が、私の中に入ってくる。 どう考えても今すぐに押しのけたほうがいい。 でももし、タイミング悪く起きちゃったら? おっぱいにしがみつかれて、背中に息あてられて…… もし………今も起きているとしたら? 顔が見えない……判断がつかない。 昨日の反省を活かしたつもりが、逆に利用されてる。 偶然なのか、男としての行動なのか…… 私はまたしても、何事もなく終わらせたい欲求に駆られている。 なんでロングTシャツとパンティだけで寝ちゃったんだろう…… でもラクなの、今さら弟の前で堅苦しい恰好なんてできない。 あからさまに服装を変えると、それも拒絶に見える。 仲の良い友達でもあるから、やっぱりそれは避けたい。 どうしたら、いいんだろう………うまく収めるには。 でもなんだか……このままだとラチがあかない気がする。 逃げたくても、前に進めばベッドから落ちるし…… それに電気ついてなくて暗いし、あぶない。 ハッキリ言うのはもちろんNGだろう。 肉体以上にたぶん、精神が傷ついてしまう可能性がある。 女の子を求めるのが怖くなって、この子の将来に大きな傷がつくかもしれない。 それくらい、デリケートな場面に直面してるのは間違いない。 それは回りまわって、どこかの女の子を傷つける可能性もある。 人の行動の原因がなんなのかなんて、みんな分からないんだから。 でも………どうすればうまくなかったことにできるのか。 昨日と同じ堂々巡りの思考が、私の身体から自由を奪う。 ………ニョキって出てる………ほんとにおっきぃ……… それに……おっぱい掴んでる手、結構力強い。 本当に急激に、男の子になったんだなぁと実感する。 私の身体も、どんどんどんどん大きくなっていって…… 歯止めが効かなくて、自分じゃどうしようもなくって…… 環境が劇的に変化し、身体だけが立派な女性になった。 弟も同じ……身体だけがおっきくなっちゃってる。 手もエッチな棒も私に埋もれて……おっきぃのがおっきぃのを求めている。 なんか……やっぱり自然なことの気がしてきた。 ウダウダ考えている自分のほうが、間違っているような気分になる。不思議。 年齢的に先を行ってるからって、必ず正しい道を選べるわけじゃない。 弟はいつも自然に、私を求めてくれていた。 それが嬉しくて……うん、やっぱり嬉しいな。 うれしいから………私も自然に、ソコに手が伸びた。 チョン……チョンっと、先端に指を押し付けては離す。 いい具合の弾力が返ってきて、思いのほか楽しい。 弟の喘ぎ声がかすかに聞こえ始めた。 指がお肉にひっつくだけでキモチイイとか、かわいすぎると思う。 初めはおっきいことにビビってた。 赤ん坊のころから知ってるし、ビックリしないはずないんだけど。 でもなんだか今は……私の中に大半が埋もれててカワイイ。 反応もイイし……かわいければ、なんでも許せちゃう。 【りか】 「チョン……チョン…………チョン……チョン………うふふっ♪」 押しては返されて……意外なほどに飽きない。 手触りもいいし、不思議な心地よさがある。 ……ほどなくして、真ん中にある穴から透明なお汁が出始めた。 指先に絡んで糸を引く……まるで挑発されてるみたいだ。 私はそれを逆手にとってヌリヌリし始める。 ぬりぬり……ぬりぬりと……円を描くように。 新しい行動をするとビクつきがすごくなる。 やっぱり変わらない、素直な弟のままだ。 だから私もすなおに、求めるままに………… ギュ〜ッと背伸びしたチンチンの裏側を、なでてあげる。 指の横側をつかって、ぬりゅ、ぬりゅ……ぬりゅぬりゅと…… おっぱいを掴む手が震え、私の快感を産む。 【りか】 「……んぁ……っ…………はぁ………ぁぅ………ん…………っ………  はぁ………ぁ………っ……………ぁ……んんっ……………ふぅ……っ、ん………っ………」 小癪なことに、弟の指が私の乳首に伸びる。 クニクニいじったり、こすったり……好き放題されている。 ゲームのコントローラーを握ったり、ボタン連打したり、マンガ読んだりしてた、弟の指。 見てて感じたことだけど、やっぱり器用だ。 面白いと思うものには上手なプレイを発揮する。 私も興奮してきたのか、先っぽから少し溢れ出てきた。 それを糧に、弟の指はなお躍動した。 夢の中にいるにしては、随分と具体的な指使い……でも関係ない。 私も見えないのをイイコトに、好き勝手やるつもりだから。 なでる、なでる………猫の口元をあやすように。 指でクイクイすると、喜んでゴロゴロいう。 クチュクチュと卑猥な音が鳴って…… それを鳴らしているのは私、鳴っているのは弟。 信頼して預けられているのに、それを裏切っている。 でも……弟と私にとっては、これがたぶん正解の道。 どんどん溢れる、滑りがよくなっていく。 そして……それは私の股間も同じだってことに気づいた。 濡れている……弟がわずかに動くのに合わせて、くちゅくちゅと。 色んなところを濡らし合って、セックスの準備をしている。 今なら、このデカマラも入る気がする。 でもそれだけは絶対にダメ。ぜったいに。 童貞と処女。弟と姉。家族。年齢差。 いろんな障壁があって、どれも乗り越えられない。 だから……あそぶ。遊んでごまかす。 弟のオチンチンをネコに見立て、撫であやす。 【りか】 「んふ……っ……にゃーにゃー、にゃーにゃーん……うふふっ♪」 撫でられているほうは、たまったもんじゃないと言わんばかりに震え。 はちきれそうなほどに膨らんで……首を伸ばして撫でやすくしてくれている。 だから、愛でてあげる……カワイイカワイイしてあげる。 喜びが溢れて零れて、もう限界だって言ってる。 だから………撫でるのをやめてあげる。 そうするとピクピクが止まらなくて……せがんでくる。 【りか】 「んふっ♪ どうしたのかなぁ?  もっとぉ……撫でてほしいのかニャーン?」 端から聞いていれば、本当に猫をあやしているように聞こえると思う。 でも撫でてあげてるのは、弟のデカマラチンチン。 射精を促してほしくて仕方のない、だらしのない大きなオチンチン。 でも、私はしてあげない。放置。 キュッと挟んだふとももで、懇願を感じる至福の時。 誰だろう、このひとは? ……わたし? 弟でも……姉でもない……本当のわたし? ―――イジめたい………カワイイから。 イジメて、泣かれて……それを放置したい。 指にネットリ絡みついたこの液体が、涙。 たくさん撫でられて嬉し泣きして、でも途中でやめられた。 戸惑ってる、すごく……最後までしてくれると思ってたから。 昨日もやめちゃったからか、ビクつきと膨らみがすごい。 なぜかわかる……出そうになっちゃってるのが。 この奥に溜まってる白いマグマが、煮えたぎっているのが。 波がいったりきたりして……それをコントロールできそうなのも。 弟のこのデカチンが、私の意のままに遊ばれたがっているのも。 ……途端に、自分の中にすごい能力があるのを発見した気分。 すごくいいドキドキが全身に行き渡って、しあわせがやってくる。 うまくやれる気がする……弟を躾けられる気がする。 一生モノの大きな趣味を見つけたような高揚感が押し寄せてくる。 見てみたい……生で射精するところを。 でもそれと同じくらい、どこまでガマンさせられるか試したい。 戸惑う………自分の唐突な変化に。 中にあって見えなかったものが、ぶわーっと一気に花開いたみたいな。 私はどうしたいんだろう? 弟はどうしてほしいんだろう? このまま続けるのか……やめるのか…… 悩んでいるうちに、とある変化が起こった。 弟の射精感がピークを過ぎ、引いていく。 振り出しに戻ったのかと思ったけどそうでもないらしい。 引かれると追いたくなっちゃう。 指を優しくあてがって、また裏側をこする。 クチュクチュ、クチュクチュ……まどろむように撫でてあげる。 そうするとまたググーッと硬さを増して、射精の準備を始める。 また止める……ピクピクする……それを繰り返す。 どんどん間隔が狭くなっていく。 バカみたいにカウパーが出てきて止まらない。 背中にあたる弟の吐息も熱すぎる。 昨日は向かい合わせだったから気を使ってた。 でも今は、見えないのをイイコトに成すがまま。 物凄く激しく求められている。私の指が。 声に出すことなく、一生懸命全身で伝えてくる。 でも私は、射精させてあげない。 ここまできたら、どこまでいけるのか知ってみたいから。 焦らす……どこまでも。 弄んで、あそんで……カワイイを引き出す。 ……そろそろ限界っぽい。このまま放置もアリかな? でも……さすがに可哀そうかもしれない。 それに、やっぱり射精するところも見たい。 そっちの好奇心を抑えることができない。 撫でる、撫でる……大きな声で鳴かせるために。 艶めかしく促しながら、じぃっと穴を見つめる。 裏筋のところを重点的に攻めてあげると、すぐに弟の硬直が最高潮に達して…… 【りか】 「……ぁ………んぁっ、ひゃ……っ!??」 大きな白い波が、何度も私を襲った…… 最初の精子は目の前を通過し、そのあとは顔にかかって…… それまでの空気を一気に変えながら、私とベッドを汚していく。 【りか】 「うぁ、あ……っ………ん……っ………はぁ………ぅ………ん……っ………!  はぁ……っ……はぁ……っ…………はぁ………っ………ん、はあぁぁ………っ…………」 あつい……とにかくあつい。 暴発とも言える射精が顔まで飛んできて、ベッタリと張り付いた。 匂いがすごい……ビックリするほどの独特なにおいに包まれる。 さっきまでの部屋の空気がどこかに追いやられちゃったみたい。 すごく濃いぃ……聞いてたイメージと違う。 友達の話では、もっと薄くて透明感がちょっとあるって言ってたのに。 元々の弟精子がそうなのか、それとも……私がイジワルしたから、濃くなったのか。 頬にひっついたのが、重たげにゆっくりと流れ落ちてきて…… ちょうど口の端まできたから、ほんとに何気なく……ペロッてしてみた。 まだるっこしい体液が、舌に絡みつく………… ヘンな味がしたけど、好奇心がソレを喉に運んでいく。 【りか】 「……んっ………………ぁ………はぁっぁああ……っ…………」 自分でも驚くくらいのあまったるい声が吐き出される。 味はやっぱりよくわからない。ちょっとした苦みは感じられる。 でもそれ以上になんか……満たされる。 コクのある喉越しに生命力を感じる。 弟の子種……それを飲んじゃったことに対する罪悪感。 それと一緒に駆け巡る快感が、脳みそを焼き切りそうで怖い。 ……まだピクピクしてる、弟チンチンが。 もっと撫でてほしいのかな?って思ったけど、身体をねじってふとももから放り出す。 もう十分シテあげたから、今日はもうやらないの。 まるで最初からなかったかのように、スーッと熱を引く。 お尻でまだビクついてる弟のムスコを無視してベッドから立ち上がり 軽くシャワーを浴びて、こびりついたカウパーと精液を洗い流す。 上手に飛べなかった子は洗い流されるか、ゴミ箱に捨てられる。 あるいは女性の胎内で死滅する。まぁそれは本望な子もいるだろうけど。 意味不明なことを考えながらシャワーから出て身体を拭き…… 干してあった別のロンTとパンティを身に着けて、ベッドに戻った。 清涼感のある匂いと、イヤらしい匂い。 混ざり合うそれがなぜか心地よくて……そのまま深い眠りについた。 ---------------------------------------- Dお風呂場で勃起放置の焦らしアソビ ---------------------------------------- 次の日の朝……弟は気まずそうだった。 私が起きる前にシャワーを浴びたらしく、スッキリはしていた。 気まずさに乗っかって、無言で行動する。 何も言わないでいると、弟はさらに気まずくなっていく。 それを横目と雰囲気でたのしむ。 いつもどおりにはしないし、あからさまにもしない。 起きていたのか、寝ていたのか……… お互いがお互いに対し、明確な答えをもっていない。 その曖昧さをたのしむ。面白いから。 私はこの状況を、心底楽しむことにしたのだ。 なにかあれば、私が守ってあげればいい。 楽しいと引き換えに、その覚悟は固まっていた。 仕掛けてきたのは弟から。 だけどその結末は、私が作るのだ。 なんとなくソワソワした一日を過ごし…… お外が暗くなってから、一緒にお風呂に入ろうと誘う。 弟は一瞬ビックリした顔をして、平静を装った。 そう、去年までは一緒にオフロなんて普通だったのだ。 でも今年は違う。でも違うってことを理解しちゃいけない。 理解しちゃったら、もう一緒に入れなくなるから。 だから知らないフリをする。 それを押し通せるのかが、今回のカギになる。 そして私の狙いは……もちろん、それを崩すこと。 弟の知らんぷりをくすぐって、勃起させて……反応を楽しむ。 イジワルだ。でもドキドキする。 まるで、私が子供で、弟がオトナみたいだ。 新しい世界がブワーッと広がって……そこへの好奇心を抑えきれない。 【りか】 「んふっ♪ おいでおいでー♪ 服脱がせてあげるー♪」 満面の笑みで手招きする。 弟はこれから起こることを想像できずに尻すぼみだ。 【りか】 「だいじょぶだよーそんな警戒しなくてもー……  はいイイコだねー、バンザイして〜………ん………しょ、っとぉ………」 シャツを脱がすと、弟の匂いがフワッと広がった。 髪の毛もフワッと広がっちゃって、かわいくてクスリとする。 それを横目に、私も服を脱ぐ。 なんの臆面もなく、スルスルと。 堂々としていればいいのだ。 去年までは何事もなく一緒に入っていたのだから。 シャツを脱ぐと、すぐに生乳。 遠慮なくいくと、ブルンッとその存在感を誇示する。 もうその段階で、弟のチンチンはフル勃起してしまった。 やっぱり私のおっぱいが好きみたいだ。カワイイ。 慌てて隠そうとしたから、軽く笑顔を向けてあげる。 隠さなくても大丈夫だよというメッセージを込めて。 弟は恥ずかし気に、身をよじりつつ股間から手をどける。 大きな男性器の先っぽが、意気揚々とこちらに向けられていた。 明るいところで初めて見たそれは……やっぱり不釣り合いで。 顔は恥ずかしそうなのに、股間は誇らしげ……男の子って不思議。 堂々としていい大きさなのに、世間がそれを許さない。 やっぱり理不尽だなーと感じた。 パンティを脱いで、籠の中へ。 不安げな弟の手を引き、バスルームの中へ。 シャワーを出して、温度を確かめる。 弟を椅子に座らせて、後ろからあっためてあげる。 水に濡れていく、弟の身体。 キレイな肌に、水玉が流れていく。 そのあいだ、二人は一言も交わさなかった。 水の音だけが場を支配している。 どうすれば正解なのかまったくわからない。 そんな曖昧すぎる空気が漂っているのを感じる。 だから私は……シャワーを切り、元の場所に置いて…… ボディソープを手に出してから、弟の背中に胸を押し付けた。 どう? ドキドキしてるの、伝わってる……? そう言わんばかりに、ギュウギュウと……乳首が強くこすれる。 心臓が一直線に並んでいる。 心音が絡まって、複雑な音頭を取っている。 まるで、命がふたつに増えたよう。 今までで一番強く、弟の存在を感じる。 あぁ……好きなんだなぁって思った。 今まで感じていた好きとは違う、重みのある好き。 愛なのかもしれない。でも感じたことがないからわからない。 お互いにそうなのかもしれないし、一方通行の感情かもしれない。 ……勃起がすごい。私に向かっておっきしてくれてる。 もしかするとまだ、私にしか発情したことがないのかもしれない。 戸惑いと葛藤。焦りと汗。 未熟な匂いと、僅かに立ち昇るオトナの香り。 弟は今、大きな変革の中にいる。 どう導くかは私だけが知っている。 もし間違ってしまったら、育てた両親になんて詫びよう? そもそもこの時点でもう間違ってるんじゃないか? 世間的な感覚と、私的な感情のズレ。 弟の未来にとって、いったい何が正しいのか。 その葛藤を、指に乗せる。 膝と内股の間を、いったり、きたり…… そんな些細な触れ合いでビクビクと震えられて…… 私の心はもう、どこかに飛んでいってしまいそうだった。 いって、きて………イって、キて……… ギリギリ触れながら、ゆったりとスライドして……… 恋人と友達のあいだを愉しむように、姉と弟の距離感を慈しむ。 ビクンビクンと脈打つ、おっきな男性自身。 すでに先っぽが濡れてきているような……でも、触れてあげない。 ゆらゆら、ゆらゆらと………バスルームに、ふたりきり。 お互いの息と水の音だけが支配する、特別な空間。 どこまでが赦されて、どこからが許されないのか…… 誰にもわからない、正解のない境界線を、いったりきたり…… そして私は……もっと面白い反応が見たいという単純な理由で、その境界を―――越えた。 オチンチンの下にある、玉袋……指を絡ませる。 ビクゥッと一際激しい縦揺れが、弟に起こった。 かまわない、そのまま優しく手のひらで包み込む。 モニュッとした可愛らしい感触が広がった。 【りか】 「ふふっ♪」 思わず笑みがこぼれる。 緊張の糸がフッとほどけて、安堵の空気が広がった。 踏み越えてみればこんなにも面白い。 それに至った自分を誇りに思う。 そう……触れなければいいのだ、男性自身に。 そうすれば、すべては『スキンシップ』で終わる話。 もちろん弟が言いふらせば、これでも終わるかもしれないけれど…… これまでの反応を見るに、それはなさそうだと判断した。 この子は理解している。頭ではなく本能で。 自分に起こった異変と、それに伴う状況の変化に。 だから私も、安易には触れない。 重みをもって接し、身体で理解してもらう。 そして同時に、私の愛も知ってもらう。 血縁関係とは別の、特別な感情を。 男性の一番大切なところを一番大切に扱う。 玉をキズつけないよう細心の注意を払い、ゆったりと揉みこむ。 反応を見つつ、ゆっくり、丁寧に…… 触ってほしそうに、チンがピクピク揺れている。 カウパーがダラダラ垂れてきて、私の指に絡みつく。 それも一緒にもみもみ、もみ、もみ……ぬちゃ、ぬちゃ…… その音は卑猥で、私の敏感な部分にもヒットする。 つられて濡れて、弟の素知らぬところで垂れ流す。 またセックスの準備をしている……ように見えて洗ってるだけ。 そう……ただ洗ってあげてるだけなのだ、これは。 恍惚とした弟の、紅潮した顔が鏡に映る。 その顔を見ていると、私まで気持ちよくなってくる。 身体も心も繋がりつつあるような、不思議な感覚。 自分以外の人間の感情を深く理解しつつある、邪な夜。 弟の心音が上がっていく。筋肉の緊張度も。 なるようになればいい、そう思いながら指を丁寧に動かす。 左手を弟の肩に回し、身体の震えを抱きしめる。 おっぱいがさらに強く押し付けられ、押しつぶされる。 やはり感じる、白い体液が濃く量産されているのが。 弟がわかりやすいのか、はたまた私が敏感なだけなのか。 でもやめない。ボディソープとカウパーで揉みつづける。 もう片方は煽るように洗うように、ふとももを撫でつづける。 そして……彼は一際大きく震えたかと思うと……白い液体をドクドクと垂れ流した。 昨日みたいに飛ばしたわけじゃない。 ただドクドク、ドクドクと……濃度の高いソレを吐き出す。 私は触れていない、自分でも触っていないところから…… 竿の部分をのっぺりと滑り落ちてきて、私の指にかかる。 拒否も受け入れもしない。ただ動かない。 まだ溢れ出るソレを、淡々と眺めている。 安堵の息が漏れる。フルフルと震えながら。 満ち足りたその空気に自然と頬がほころぶ。 ひとしきり流れでたあと……… 私はおもむろにシャワーを出し、全部を流し始める。 まるで最初からなにもなかったかのように流されていく。 ただ……匂いだけはずっと、空間にこびりついたままだった。 ---------------------------------------- E目隠しで繋がる禁断の夜 ---------------------------------------- 昨日はそのまま普通にお風呂して、出てから何事もなく過ごし、寝た。 不意に起こされることもなく、特に変化もない。 安心したような、むしろ不安なような……よくわからない感覚。 それから数日が経過し……異変が起こった。 私の下着が汚されていた。あの……白い液体で。 こびりつき、黄色く変色してはいるが間違いなく…… この独特な匂いは他に例えるものがない。 しかも、洗濯機にそのまま放り込まれているという杜撰っぷり。 ずさんというか堂々というか……でも、気づかずに洗濯する可能性もある。 そんな微妙な罠をしかけてきた。 あとは……飲み物の味がちょっとヘンになったり。 もしかしたら、私の知らない間に飲み物に混ぜてるのかもしれない。 元が白い飲み物の場合、混ぜられても気づかない可能性が高い。 でもこれも、もしかしたらレベルの話。問い質しても意味がない。 ただ間違いなく食感が今までと違い……喉越しも重ったるくなった。 とても曖昧で、ガラスのような不安定な日常を過ごしている。 夏休みは長い。いったいどこまで行くのだろうか。 今さら追い返すことなんてできない。 私が判断し、行動して……弟はそれについて考え、行動する。 その行く末を否定することは、私は絶対してはいけないはずだから。 ――とある日、私はバイトのシフトに入っていた。 家賃の支払い補助のため、週に2〜3日働いている。 親が十分な額を仕送りしてくれてるけど申し訳なくて。 少しは自分で稼いで支払っているという実感が欲しかった。 その日はバイトを上がったあと、旧友と久しぶりに飲みにいった。 昔話に花を咲かせて、結構いいカンジに酔ったまま帰路につく。 【りか】 「ただーいまーぁ♪」 陽気に声をかけるが、電気がついていない。 弟はもう眠ってしまったのだろうか。 起こしてしまうのも悪いので、薄暗い中を手さぐりに進む。 トイレの電気をつけてドアを開け、中に潜り込んだ。 パンティを下ろし、便器に座って一息つこうと 【りか】 「んひゃぁっ!??」 ――して、なぜか素っ頓狂な声をあげるハメになった。 ぬぢゃっとした感触がお尻に……そっと腰をあげて覗き込む。 ……白くて濃い液体が柱みたいになって、私のお尻と便器をつないでいた。 【りか】 「……………」 酔いがスーッと醒めていくのを感じる。 そうだ……現実逃避している場合ではなかった。 私は無言でトイレットペーパーを回し、お尻と便座を拭いて中に捨てる。 そして水に流し、パンティを脱ぎきってからトイレを出る。 元々尿意はなかった。少し落ち着きたかっただけだから。 それよりも今は……少しだけ怒っている。 最近ちょっとやることが陰湿すぎる。 年齢的にらしいと言えばらしいけど、やっぱりちょっといい気はしない。 パンティを投げ捨てつつ、弟の寝ているであろうベッドに近づく。 心拍数が上がっていく、際限なく。 自分の身体が自分のモノではなくなってしまったような感覚。 弟は……本当に寝ていた。拍子抜けするほどぐっすりと。 イタズラを仕掛け、私の反応を楽しみに待ちながら寝落ちしたのだろう。 罪がない。寝てしまえば天使そのもの。 でも罰は必要だろう。イタズラにも限度というものがあるのだ。 私は……このあいだ眼精疲労対策に買ったアイマスクを手に取る。 寝る前に装着できるよう、枕元に置いてあったものだ。 内側の袋の中にピンクのビーズが敷き詰められていてキレイ。 男の子には似つかわしくないソレを、ゆっくりと弟の目元にかけていく。 起こさないよう慎重に……ほどなくして、目隠しは完了した。 手を縛ったりはしない、もし途中で目が覚めたら自由に行動していい。 もし私が行き過ぎていたら……もしかすると止めてくれるかもしれない。 止めてくれなかったら……両想いだったということにしておこう。 でもこれからすることは、あくまで他人。 どこからか侵入し、かわいい男の子を襲いにきた痴女。 決して姉であってはいけない。 これまでの想い出も、これからの未来も消え去ってしまうから。 弟の反応に期待と畏怖を込めて、まずは掛け布団をどかす。 ゆっくり丁寧にはがすと、そこはもう盛大に盛り上がっていた。 思わずクスリとしてしまう。 寝てても元気。どんな夢を見ているんだろうか。 もし、夢の中で私と乳繰り合っているとすればそれはもう……言葉にできない。 薄暗い中で膨らんだソレをじーっと眺めていると、ふと気づいた。 怖いよりもカワイイが先に立つのは、ソレが自由だからだと。 本当は隠さなきゃならない。 人前で晒すと、どうしても非難の対象になってしまう。 でも、私の前では自由。ありのままを晒してくれる。 だから好ましいんだと気づいて、気づけた自分も好きになる。 私も晒したい、でもできない。 だからこその目隠し……認知させるのは罪になってしまうから。 弟の視界を奪ってこそ得られる自由。 卑怯だなと思うけれど、恐らくこれが最善だから。 服を脱いでいく……ありのままを晒していく。 視線が勃起チンチンから離れない、見ながら脱いでいく。 そして………裸になった。 お風呂場でもないのに、弟の傍で全裸になっている。 一瞬ためらった。これから自分のしようとしていることに。 でもやっぱり、正直には正直をぶつけるのが自然だと思うから。 弟の股間側からベッドにあがり、身を寄せる。 薄暗い中、弟の裏側のシルエットが鮮烈に浮かび上がっている。 おっきぃ……パンツを突き破らんばかりの勢い。 この中に、男の子の要素がすべて詰まっている。 溜まった唾を呑み込み、パンツをずり下げていく。 速攻で引っかかったから、めくりつつ慎重に…… そうして私は、目の前に弟の裏側を露出させることに成功した。 男の子にしかない肉のかたまりが、天井に向かっておっきしている。 目を見開いたまま離せない……あまりに卑猥で。 まだ可愛らしい見た目の弟に、なぜこんなものが…… 上側から点として見ていたときと全然違う。 縦に大きく伸びた、お肉の暴力。 おそるおそる、指をあててみる。 意外なことに、裏側の膨らんでいる部分には柔らかさを感じた。 横は硬い……プニプニしている部分は、精液の通り道かもしれない。 おちんちんにも部位があって、それぞれの役割があると思うと感慨深い。 硬いところよりも柔らかいところのほうが感じるのかな……なんて考える。 プニプニに沿ってツツツーっと指を滑らせていくと……もっと柔らかいところに到着した。 キンタマの袋……プニプニというよりはブニブニ。 ほとんどが空洞で、中に玉が入ってる。ふたつ分。 お風呂場で勢いのまま触れた部分……男の子の一番大事な場所。 このあいだはオチンチンが邪魔で見えなかったけど、今はじっくり見れる。 私は物凄くドキドキしていた……自分の部屋で。 弟に目隠しを施し、脱がせて、観察し、触って確かめている。 男の子の構造を、股間の裏側から密着して眺めている。 こんなシチュエーションが許されるなんて、なんて贅沢なんだろう。 そう考える自分はおかしいのかもしれない。 でも心地よくて、力いっぱい否定するものでもないかなと思った。 表に出せない自分……でもここは、自分の部屋だから。 弟は認知してないし、私は留守で、誰かが不法侵入してるだけだから。 言い訳がきくと本音が出てきて大胆になる。 私は顔をさらに近づけて、弟の玉袋を―――― りか 「……んりゅ、りゅぁ……っ♪」 唾液の乗った舌先で、ねっとりと舐めあげた。 ビクッと震える弟の身体。でも抵抗はない。 起きているのか寝ているのか分かりかねる状況で、私は舌を踊らせる。 りか 「れる、んれぅ……っ……んはあぁあ……ん……っ……りゅぷ、ちゅぷん……っ♪  れぇーる、れぇ、ぇる、んんン……っ♪ はあぁっ……ぬりゅ、るろ……れる、んりゅむっ♪」 ――わたしはいったい、なにをしているんだろう……? 弟の玉袋に舌を押し付け、舐めまわし、転がしている…… 完全に言い訳の効かない行動を、他人のせいにして始めている。 弟の指先が蠢く。間違いなく起きていることがわかった。 でも関係ない。むしろそこに指を絡め、繋がる。 ビクッとしたけど拒否はなく、すんなり受け入れられた。 目隠しされて、パンツさげられて、タマタマ舐められてるのに…… 脳内がヒートアップしていく。 精子の詰まった二つの玉を、舌で転がしていく。 M字開脚した弟の股間に顔をうずめている。 大量に放出される熱と匂いが同時に襲い掛かってくる。 自分が発する熱と匂いと絡み合って、溶ける。 思考がマヒしてしまって、うまく自分が制御できない。 りか 「るぁ、ぁあぁ……っ……ん……んふっ♪  んれるれるれるろおぉ、ぉおおぉぉ……っ♪ ぬりゅ、ちゅ、ぷっ♪  れるんれ……れりゅ、ぬちゅうぅ、ぅ……っ……はぁあっ……ちゅぷ、くちゅあぁっ♪」 舌をスライドさせ、下へ……プックリしたところを舐める。 もう少し下ろしていくとアナルだけど、さすがにそこは舐めない。 でも近い。そのおかげか、弟の身体は激しく震えていた。 未知の領域に踏み込むか、踏み込まないか……その境目を愉しむ。 こんなところでも感じてしまう……その羞恥心を引きずり出す。 こんなSッ気が私の中にあったのかと驚き、それすらも楽しむ。 ……そうこうしているうちに、私の唾液以外の液体が混じり始めた。 目線だけ上にやると、カウパーの道がテラテラとここまで繋がっていた。 りか 「れる、らぁ……ぁぁあ……っ……るりゅ……りゅ、ぅう……ん……ちゅっ♪」 その道に沿って舐めあげていく……先走りが、私の舌に溜まっていく。 ビクンビクンと跳ねては戻ってくるチンチン。やっぱりどこかカワイイ。 そして頂上に達し……塔の先端にキスをした。 一際ブルンっと跳ね……やはり元の位置に戻ってくる。 自然に零れる笑みと共に上半身を少し浮かし…… タプンっと、私が持つふたつの巨大な肉玉を、竿の左右に配置した。 そして、ギュッと握りしめられていた両手をやんわりと離し…… 今度はそれを、乳を両側から挟み込むのに使う。 そうすると……ギンギンのチンチンを、やわらかオッパイが包む。 弟の甘ったるい喘ぎ声が、私の耳を幸福にする。 硬いを、柔らかいが制す。 カウパーも一緒くたに揉まれ、プチュッと可愛らしい音を立てた。 これが、パイズリ……男の子が大好きだという。 でも一部の女性にしかできなくて……貴重なプレイ。 邪魔に感じていたオッパイが、急激にその必要性を増してくる。 ここで弟チンポの存在を感じられることは、真の幸せだった。 そう………このために、大きくなったんだって。 だから他の人に見られたり、指摘されたりするとイヤだった。 そして……弟のも、このためにここまで大きく成長した。 それぞれが惹き合って、ようやく……今夜結ばれたの。 フルフル震える……カラダも、ココロも。 涙が溢れでてきて……こんなに感動するとは思わなかった。 重くて、邪魔で……服もブラも合わなくて。 たくさんの人の興味を惹いて……そんなの意味なくて。 露出のあるイベントがイヤになり、だんだんと心が内に引いていって…… でもいまこの瞬間、この子が主役になっている。 ようやく…………ようやく出会えた。 出会えなかったら……いったいどうなっていたんだろう? 人生の中で、ずーっと私に邪魔扱いされていたのかもしれない。 そう考えると、胸の奥が締め付けられるようだった。 ―――踊る………今までの鬱憤を晴らすかのように。 ニチャニチャと卑猥な音を響かせながら、一生懸命抱きついてる。 わたしのオッパイが、おとうとの……オチンチンに…… スキをめいっぱい詰め込めながら、頬ずりし、甘えている。 もうこの行為を止めることはできない。運命だから。 血縁も思い出も関係ない。絶対に必要な行為だから。 ただ気持ちよく……ものすごくキモチよくしてあげるの。 お礼だから……気づかせてくれたお礼に、パイズリする。 こねて、ねじって………抱きかかえて、ブルンブルンして……… 無言のまま、一心不乱に………ありったけの愛を注ぎ込む。 りか 「んっ………えるえる、れるえ……ぇる、れるんぇ、れえぇ……っ♪  ぬりゅぇ、れぇ、れ……っ……んっ……れるれりゅん、りゅれ、ぇう……ぬりゅぇっ♪」 おっぱいで抱きかかえながら、裏筋を舐め始めた。 縦にも横にも、無尽に舐めねぶる。弟の腰が浮き始めた。 逃げようとするソレをさらに追いかけ、パイズる、舐める。 これはご褒美だから……余すところなく受け取ってほしい。 浮きすぎた腰が大変そうだったので、その下に太ももを差し込んであげた。 これで腰を痛めることはない。ひと安心だ。 突き上げる形で固定されたチンチンを囲み、蹂躙する。 あまりにキモチイイのか、弟は声にならない声をあげている。 私は嬉しくなって、どんどんイジメてあげる。 根元からの膨らみを感じる。射精の合図だ。 私はそれを受けて――――すべての愛撫をとめた。 りか 「……ちゅぱぁ……っ……うふ……♪」 ビクつきすぎる弟の身体。それを全身で感じる。 もはや『犯している』といっても過言ではない体勢のまま。 射精感の感じとりがすごい。おっぱいを通じて。 膨らんで、戻って………何度も繰り返している。 本当は気持ちよくビュッビュできていたはずなのに…… 導き手がやめてしまったから、空振りして寂しそう。 それは……あまりに面白い光景だった。 禁じ手といってもいいくらいに……心底ゾクゾクする。 今、いったいどちらが男で、どちらが女なのか…… それすらも曖昧になって、性別を超越した気持ちになった。 絶対に他では味わえない。 でも……終着点はここではないから。 射精させてもらえないと悟ったのか、昇ってきていたものが下がっていく。 それを見計らって、愛撫を急に再開すると――― りか 「んっ……れるんりゅ、れるみゅ、ちゅっ、ちゅぱっ――あっ、ひゃっぁ!?  あっ、あんっ……ぁ……っ……んっ…………ふ………うふふっ……♪」 あっさりと戻ってきて、強烈に噴き出される精子たち。 混じりっ気のない真っ白濃厚な体液が、弟の上に降り注いでいく。 それは顔まで飛んで………そのあまりに美しい放物線は、鮮烈に私の目に焼き付いた。 まだでる、まだでる…………私の愛撫に対する答えが、たくさん出ていく。 オスの匂いが充満して、一気に場の空気を塗り替える……激しい主張。 もうオトナなんだと……言い聞かせようとしているみたいだ。 だけどビクつきながらオッパイに抱かれて……やっぱり子供のようだ。 それが微笑ましくて……出し終えて脱力しきっているところへ、唇を寄せた。 りか 「んじゅ、っるああぁっ、ぁあぁ……っ……あふ、んじゅるん……じゅるむっ♪  れる、ふあぁっ……んっ、じゅっ、じゅれむ、れむ……れむるぁん、ぷぢゅっ、ぴぢゅんっ♪」 舌を差し込み、ねぶる、ねぶる………唇付近まで飛んでいた精子を巻き込みながら。 禁断のキスをする……どちらもファーストキス。 お互い初めてなのに精子ごと奪い、奪われていく…… 思い出に刻まれていく……一生消えない思い出に。 ネットリヌチャヌチャと、イヤらしい音が記憶を汚す。 弟の口の中をねっとり蹂躙する。 天井を舐めたり、舌を回し絡めたり、根元を執拗に突いたり…… 頬っぺた、唇の端っこ、歯茎、歯そのもの…… ひとつずつ、しっかりとした認識を持ちながら愛撫し、様子を探る。 弟の性癖はどこなのか? 吐息のレベルと、身体の震えと、お腹にあたったチンポくんの喜び具合で。 おいしい……なんておいしいんだろう。 今まで食べたどの食事よりも、幸福感でナカが満たされていく。 口の中から……つまり私はいま、弟を『食べている』と…… 自覚が芽生え、その状況に恍惚とし、さらにお口の蹂躙を進める。 りか 「んっ……ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン…………ちゅぱっはあぁっ♪」 ズリズリと前進し、どんどん弟の顎が持ち上がっていく。 それが最高潮に達したとき、舌をねじり絡めながら離す。 溜まりに溜まった唾液の渦が、天の恵みとなって弟の顔に降り注ぐ。 その様子ににんまりしながら、今度はお口ではなく、お乳を押し付ける。 りか 「ね…………吸って………?」 声をかける。甘ったるく。 姉と認識させる行為は慎むつもりだったが、ダメだった。 でも、私はこんな声は出さないし、出したことがない。 それは姉ではないし、こんなことをするはずもない。 だから、別のダレカ。 誰も証明できないし……する必要もないのだ。 でも弟はその声を聴いて……さらに興奮した様子で。 目の前にいる人への感情をスキで特定し、高めていく。 そして………お口の前に垂らされたお乳の先端に、吸い付いていく。 りか 「んぁっ……あっ……はあっぁぁ……っ……♪」 オッパイを『吸われている』のではなく、『吸わせている』。 私の意思で、私がそこまで持っていって、吸わせている……血を半分わけた弟に。 誰にも絶対に喋れない禁断の行為。 それに想像以上に燃え盛る、私の心と体。 りか 「んんっ、ぁ……ッ………はぁっ、んっ…………ふっ……っ……ぅう、ん………っ♪  ……ぁっ……っ……………んッ………ふぁっ……ッ………ぁっ………はぅっ、ん………っ♪」 一生懸命吸われている。ジュルジュルと。 私の奥にある秘蜜が、弟の口の中に勢いよく運ばれていく。 甘ったるい声がガマンできない。 いやそもそも、ここは私の部屋……ガマンなど、する必要はなかった。 漏れていい………母乳も、声も。 唯一それに触れている弟は、こんなにも喜んでくれているのだから。 身体をズリ上げていたことにより身長差が消えて……… いつの間にか、股間同士がこすれ合う場所まできていた。 自身の産み落とした卵を守るように……… 上からのしかかり、包み、温めている……… お乳を吸われて、あんなに出したのに激しく勃起して……… 私のオマンコもトロトロに濡れきっており、隠すことはできない。 だから………少し動いただけで―――― りか 「……ぁ……っ…………ひぎっ、ぅうっ! ぅうううぅんンっっ!??」 驚くほどアッサリと、トロトロオマンコが、ガチガチンチンを呑み込んでしまうこともありえるのだ。 とは言っても、亀頭を呑み込んだだけ………それでこの衝撃……… 入り口を通過されるとき、背骨から脳髄にいたるまで、電流が駆け巡ったようだった。 おっきなおっきな、弟のオチンチン………そのハジメテの相手は、私のオマンコだった。 でもまだ、処女の証は破られていない……ゆっくりと推し進めていく。 りか 「ぐぅっ、ぅ……………ぁ………っく、ぅぅぅ……ッ………っ……」 すこしずつ、すこしずつ………腰をおろしていく。 徐々に弟がナカに入ってきて、通るついでに自分の形に押し広げていく。 弟はこの状況が甘美すぎるのか、乳首に吸い付いたままのけ反り、プルプルと震えている。 童貞を喰っている………弟にとってこの瞬間は、今後二度とこない。 いいのだろうか……こんな贅沢な瞬間があって。 痛みや違和感よりも先に、幸せがやってくる。 解放の瞬間が目の前に迫っていて、胸が震えた。 りか 「んっ……ッ…………あはっ……ぁぁああぁ…ぁ……っ………!」 根元まで入った……弟のデカマラチンポが。 お尻と腰がパンッとぶつかって、合体を告げるその軽快な音に身震いする。 先端がゴツッと子宮の入り口にあたり…… オマンコの入り口が、オチンチンのぶっとい根元にググッと広げられる。 元の位置に戻ろうとしていくら締め付けてもビクともしない。 その硬さ、力強さに、私の口から私の知らない吐息が漏れる。 弟はプルプルしている。この力強さとはまるで正反対だ。 そこがいい……かわいくて本当に……食べてしまいたくなる。 りか 「……んっ……あっ…………はぁっ……あぁあっ……っ……!  んんっ、んっ……ッ………ふぅっ、ん……っ………っ………ぁっ…………  んぁっ……っ……あ、ん……っ…………んっ、ふぅっ、ぅうんっ………♪」 デカチンポをくわえこんだまま、ゆったりとお尻を上下にフリフリ。 パチュン、パチュンという可愛らしい音が……私たちの音が奏でられる。 静寂の中に小さく響き渡る………無上の喜びだった。 本当の意味でこの部屋は、私たちの部屋になったのだ。 恋愛にも男性にも興味を持てず…… でもやっぱり気になって、でも……傷つくのが怖くて。 ちゃんと心を見てくれる人が欲しくて……どこにいるのかわからず。 さまよって、さまよって……でも結局、一番近くにいた。 男の子から、男へ………それだけでこうも、関係性が変わる。 友達を失うような感じがしたけれど、同時に彼氏を手に入れた気分。 間違ってる。それはわかってる。 誰にも言えないし、自慢もできず、結婚もできない。 もちろん子供も産めないし……でも、この子だけだから。 愛情をたっぷり注いで、弄び、心を許せる男性は。 間違っていてもかまわない。夏休みだけの関係性でもいい。 ただ乾いた私を潤してくれれば……そして、満たしてあげられれば。 自分の意思とは裏腹の勃起。この子も戸惑ってる。 それを解消してあげる……他人との恋愛から遠ざけてあげる。 もちろん、イイ人が現れればそれでいい。 幸せになってくれれば何の文句もない。 でも、まだ未熟だから……下半身に支配されているから。 その支配から解き放ってあげるの……傷つかなくてすむから。 エゴなんだろうなぁと思う。我ながら。 でもいいの。私の勘が、こっちで合ってるっていうから。 りか 「んぁっ、あはっ、ぁ……っ………ふふっ……えいっ、えいっ☆  あはっ……♪ んっ……えいっ……え、い……ンっ…………♪」 初めてのセックスをたのしむ。 苦痛や圧迫感も混ぜこぜにして、プラスに転じていく。 肉がぶつかって、離れて……またぶつかって、離れて…… 粘膜の壁に守られながら、強くこすり合わせる。 震える弟を見下ろしながら、パチュ、パチュっと……… 私の弱点で、弟の弱点を攻め立て勝負し、降参を促す。 そしたら早速、チンチンが白旗を上げそうになっているのを感じた。 そのときふと気づく……ゴムをつけてなかったことに。 色々とあってから、念のためを思って買っておいたコンドーム。 でも、自分から生入れしていたら使えなくて当然だ。 襲われるかもしれないって思ってたから…… でも実際に襲ったのは私で、射精を促しているのも私。 りか 「あんっ、あっ……はぁっ……っ……んっ……あっ……あっ……あ、んっ♪  ふぁっ……んっ……っ…………ん、くっ……っ…………ぁあっ……はああぁっ……っ……♪」 どうしよう………腰が止まらない。 止めようという意思はあるのだけれど、止められない。 弟はガマンしてくれている。 下半身に支配されているのは……ワタシ……? 脳の指令を身体が受け付けない。 自分じゃない誰かが、私を突き動かしている。 誰にも止められないのに……中出しさせようとしている。 パンパン、パンパンと……卑猥な音で促している。 まだ間に合う……出す瞬間に抜けばいい。 射精の瞬間はわかるから、ギリギリまで粘れる。 よくわからない根拠で腰をフリフリする。 弟はもう完全に受け身になっていて、お乳を吸うことすらままならない。 カワイイ………もっとギリギリまでイジメたい。 チンポのビクつきが激しくなる。射精を伝えてくる。 まだ大丈夫……まだ………もうちょっと………… りか 「あっ、あんっ! あっあっ、あっ、ひっ……ッ……んっ……んんっ、んんっ!  んぁっ、あっ、ふ―――えっ? ひぅっ、んはぁっはあああぁぁっ!??」 スパートをかけ、脅すだけ脅して腰を一気に引き抜こうとして…… その刹那、弟の唇が再び私の乳首を捉え、抱き着きながら強烈に母乳を吸い上げる。 突然のことに驚いてわたしは、オチンチンを引き抜くタイミングを逃し……… 弟精子の受精を開始した。 りか 「あっ………は………っ………ぅ………く、ぁ………っ………っ………………」 ナカに、出されている………ビュム、ビュムと………… 種をまき散らし、苗床にされ………私は完全に、弟のモノになった。 母乳を吸われ、子種を吸い上げて………循環する、お互いの体液。 入り口を強烈に締め、肉ビラで煽り……奥へと巻き上げる、わたしのナカ。 満たされていく………弟の赤ちゃんの素で……… 絶対にイケないことが、そのまま快感になって返ってくる。 ゾワゾワっと未知の快感が全身に広がって、パァッと一斉に芽吹く。 まるで、自分の身体というものを初めてハッキリと知覚したような、本物の愉悦。 身体が激しく波打って………私は初めて、イクという体験をした。 バージンロストとセットで………間違ったシアワセを噛みしめる。 あまりに満たされて、潤いすぎたから………… わたしの意識はそのまま、薄暗い夜に溶けていった。 ---------------------------------------- F連休のおわりと白い置き土産 ---------------------------------------- りか 「ん…………ちゅ、ちゅぱ…………れりゅ、んりゅれ、ぁあ、ぁ……っ…………  んちゅ、ぷ……っ………りゅら、りゅれ、るぅ……っ……んるぁ、ぁああぁ、ぁ……っ………♪」 自分の部屋に、自分の唾液の音が鳴る。 ベッドの上で私は、弟の乳首をナメナメしていた。 彼の左側から抱き着くような形で…… そして自分の棒を、右手で握らせてシコシコさせている。 もちろん目隠しはしたままで…… 夜の弟は、すっかり私の言いなりになっていた。 ――明日、弟は実家に帰る。 夏休みの終わりが、もうすぐそこまで迫っていた。 さみしい…………こんなに名残惜しい夏休みは初めて。 また来年といって別れるのが、とてもつらい。 ……弟はなんとなく雰囲気を感じ取ったのか、左手を私の頭に置く。 この数日で、随分オトナになった気がした。 空気を理解してくれるということは、同じ気持ちでいてくれているということ。 それだけでもう、目いっぱい幸せになってしまうのだ……自分の弟相手に。 でも似つかわしくない……まだ全然子供でいていい年齢なのに。 私が催促してしまった……がんばって責任を取らないと。 お返しとばかりに、私の指先が弟乳首に伸びる。 ふたつの突起を違った形で同時に愛され、弟はご満悦のようだった。 オナニーに熱がこもる。 小さな手が、大きなオチンチンをしごいている。 アンバランスで眼福な光景を横目に、乳首をコロコロと舐めあやす。 恋人のように触れ合い、幸せを分かち合い、惹かれ合って…… ゆったりと流れる、ふたつのしあわせ、その空気感。 独りになると消え去るであろう、儚くて曖昧な感情。 ――最後の射精が近づいていた。 何度も注がれたソレが、新しく撒き散らされようとしている。 胸が躍る。キュンキュンする。 射精スキ……一番の幸せが交錯する瞬間。 舌と指でそれを促し、待ちわびて……じーっと見つめて…… りか 「んぁっ、ひゃっ!? あっ……はぁっ、あぁ……はああぁぁ……っ……♪」 激しくシコられたその先っぽから、大量の精液が降り注いで……私をよごしていく。 白い体液に激しく襲われて……それを享受する。 弟の体内で熟されて、追い出され……目指した先に、私がいる。 わざわざナナメに棒を構えて、私にぶっかかるよう調整したらしい。 すごくイヤらしい子だ……でもそれは、私の望むところ。 この夏休みで、弟は私を知り尽くしてしまった。 常に目隠しをしていたにも関わらず……耳がとてもいいんだと思う。 私はもっさりとした動作で身体を起こし……そのまま亀頭に口づけをする。 りか 「ちゅぷ、くぷっ…………んぢゅるるむっ、ぢゅるっ、ぢゅるる〜〜〜〜〜ううぅっ♪♪」 もはや当たり前となった、射精後の尿道口吸い上げ。 この瞬間はどうやら、射精と同格かそれ以上にキモチイイらしい。 弓が限界までしなっているのかと言いたくなるほど腰が浮く。 満面の笑みでそれを受け流し、すでに出ていた精子たちを回収していくことにした。 りか 「ん……ちゅぷあはぁっ♪  はあ、ぁ…………ん…………じゅるっ……じゅるるっ、るん……っ……  れぁっ、じゅるむっ……りゅむれ、れあっはあぁっ……ぢゅぞっ、うぢゅるうるうぅぅう……っ♪」 精液の道を、舌と唇でたどっていく。 ビクンビクン脈打つ身体が心底愛おしい。 イジワルに、大胆に……時折焦らしつつ、進めていって…… 回収し終えてそのまま耳元へと移動し……一番近くで子種たちを飲み下していく。 りか 「んっ…………ごくっ……ごく、ん……はあぁっ…………  ……ごくっ…………ごく…………ゴックン…………はぁあっ………♪」 脳に良く届くように、わざとらしく音を立て…… 自分の出した精液が、私の喉を通る様を聴かせる。 ブルルッと震える反応……見ているだけで心地いい。 射精後のこの時間も、私たちにとってかけがえのない時間。 りか 「ふふっ……♪ また来年、ね…………ちゅっ……♪」 弟は実家に帰っても私を忘れられず、オナニーしまくるのだろう。 そのたびに私の温もりを思い出し、近くにいなくても拘束することができる。 そして私も、ひとたびオナニーを始めれば弟を強く思い浮かべる。 遠くにいこうが全く問題ないほどの、強い繋がりを感じていた。 でもやっぱり寂しい……だけど、また来年。 例年とは比較にならないほど暑かった夏が、ようやく終わろうとしていた――――                                      END