バーピーまでの道のりの話 「バーピーは全身を鍛えられるから良い」とはいうけれど、それなりの代償を支払わなければなりません。いわば“魔導騎士専用の特殊スキル”。ストーリー終盤に手が届く、上級職のための爆裂魔法です。 序盤で使うにはあまりにコストの高いものですが、ちょっとしたコツを押さえれば運用できなくもありません。 ※途中で教会に移送されてしまう可能性もあるので、こまめなセーブ(記録)は忘れずに! ●まずはHPとMP を用意 当然ながら、MPが無いと魔法は使えません。あと、MPが切れたときに応戦するためにHPもそれなりに必要。ということで、魔導騎士見習いである僕たちは“HP”と“MP”それぞれにステータスを分配しなければなりません。。 ●まずはHPに極振り なんにせよ、まずは死なない状況を整える必要があります。これはどんな職を目指していても必須。 運動における死、ゲームオーバーというのは=サボり。つまり選択肢が足りない状況です。「今日はこのトレーニングをしようかな」と自発的に動ける程度の負荷から始めて、発展させていくことが大事。どれだけ忙しくても、疲れていても、気分を変えるために10分散歩するくらいの時間は取れるはずです。HPが0にならない限り、教会に移送されることはありません。 ドラクエの世界線に登場するスライム狩りみたいな感覚で、気楽にできるトレーニングを続けましょう。それなら、消費するHPはわずかです。 ●MPは時間経過でたまる しばらくHPを使って戦っていると、徐々にMPが溜まっていきます。スライムには飽きて、満足する経験値が得られなくなってきました。そこで、MPを消費してバーピーをやってみます。「丁度いいところに、手負いで眠っているドラゴンがいますね。」 ●MPが溜まるまで待つ バーピーは思ったより高火力だったので、一撃で寝込みのドラゴンを倒すことが出来ました(ムービーイベントを見る限り、ビックリして巣に逃げ帰ったようです)。スライムとは比べ物にならないほどの経験値が手に入ったけど、その代償として、MPを使い果たしてしまいました。無防備にもその場に倒れ込むあなた・・・。 ・・・肉弾戦ではドラゴンに敵わないとわかっているので、しばらくはまた地道なスライム狩りを始めることになります。 ●序盤の街から出て とはいえ、スライム狩りばかりだとやはり退屈。序盤の街に戻ったあなたは、スライムより経験値を沢山もらえる“おおきづち”も楽に倒せるようになってることに気付きます。次にドラゴンに挑むときのために、今度は場所を変えて、“おおきづち”狩りをしながらMPが溜まるのを待ちます。 ●レベルが上がっていく レベルが上がると、MPの回復量も増えます。しばらく“おおきづち”狩りを続けるうちに、「もっと頻繁にドラゴンと戦えるんじゃ?」と気付くときがあります。ここで軽率にドラゴンの巣に乗り込むと、イベントが起こって教会に移送されることになるので注意。 寝込みを襲われ怒ったドラゴンから逃れられる程度のHPを養うために、“おおきづち”→”くさったしたい”→“さまようよろい”と順にステップアップしていきましょう。 その過程で、別個体の弱ったドラゴンを見かけることがあれば、様子を見てゲリラ戦。残りのMPと相談しながら、やりくりを続けます。 (中略) レベル上げを続けているうちに、(何度か無謀な挑戦を行い教会に移送されながらも)十分なHPとMP回復量を確保できるようになりました。 準備が整ったので、ドラゴンの巣に乗り込みましょう。 ・・・と、気付いたときにはスライムや“くさったしたい”と戦っていた時の感覚でバーピーが出来るようになっていることに気付きます。バーピーをしてMPを消耗して倒れても、回復するまでにさほど時間もかからなくなっていることに気付くでしょう。 ――――――――――――――――――――― ――――――――――――――――――――― バーピーは、腕立とスクワットの合いの子。どちらも出来るようになれば、必然的にバーピーで感じる負担も軽くなります。 大体こんなイメージ↓ ↓壁立伏せ(スライム) ↓膝立伏せ(おおきづち) ↓腕立伏せ(さまようよろい) →バーピー(ドラゴン) ↑フルスクワット(さまようよろい) ↑ハーフスクワット(おおきづち) ↑補助付きスクワット(スライム) 他にも、ジャンプするトレーニングとして縄跳びを加えたり、散歩を自転車に換えれば足鍛えられたり、手を変え品を変え、色々やってみるのが大事だったりします。僕も、ここにまとめたトレーニングだけをやってきたわけじゃないし。 制作者として製作者として僕にできるのは、目的地(=バーピー)までの点をいくつか打つこと。ヘンゼルとグレーテルのパンくずみたいな感じ。あなたが通る頃には、鳥に食べられたりして途切れ途切れになってしまっているかもしれません。 細かく打った点それぞれにたどり着くには時間がかかるだろうけど、一つ一つこなしていけば必ず習得してけるはず。だから、根気よく続けてみてください。 アインシュタインの言葉に「どんな問題も、それをつくり出したときの意識レベルでは解決できない。」ってのがあって、考えてみればその通りなんですよね。自分に新しい概念を実装して次のステージに進まないことには、今の探索しつくした場所で解決策は見つかりません。