Kohです。 今回は、この音声の種目が壁立伏せである理由についてお話します。 理由は、負荷が小さいから。シンプルだけど、これにはメリットがたくさんあります。もちろん、飽きやすいとか、刺激が少ないというデメリットはあるのだけど、それを超えるメリットがあります。 ●体の使い方を覚えられる 腕立て伏せとベンチプレスって、実は同じ部位を鍛えようとしてるトレーニングなんです。つまり、目の前のものを“押す”力を鍛えるもの。体の反動を使って持ち上がるような“筋力の許与量を超えた負荷”は、体の負担として蓄積されていきます(特に関節周り)。 対して、反動を使わず肩から腕・胸の筋肉を使わない動きであれば、すべての負荷を筋肉が負担してくれます。筋肉は負荷がかかれば大きく回復するけど、関節はそうじゃない。 体を壊さないため・正しいフォームを身に付けるためには、まず軽い負荷のトレーニングから始めた方が良いんです。 ●小さな筋肉を鍛えられる 体には沢山の束が沢山あるのだけど、背中一杯に広がる大きなものもあれば、腕の中に隠れてる小さなものもあります。それらが連動して体は動いてます。 例えば腕立て伏せのように中程度の負荷のトレーニングだと、大きな筋肉が鍛えられる前に小さな筋肉が疲れ切ってしまう。それは効率がわるい。 対して壁立て伏せは、負荷が小さいから小さな筋肉を重点的に鍛えらえる。まずは基礎を固めて底上げするところから。徐々に負荷を上げていくのが吉。 ●なにより、挫折しづらい このトレーニングは、大抵誰にでも1回はできます。だから、頑張らなくてもできる。頑張らないと出来ないことって、始めることはできるけど続けられないんですよね。 人の行動には、3つの壁があります。  知らない ――壁1――  知ってる ――壁2――  やってる ――壁3――  続けてる 頑張らないとできないことって、どうやっても3つ目の壁を超えるのが難しいんですよね。いつかどこかで肉体的・精神的に消耗しきってしまう。だから、頑張らなくても出来るところから始めるキッカケには適してると言うわけです。 ちなみに、壁はそれぞれどこかにすり抜けられる穴が開いていて、壁を上るより安全に超えることができます。だから、トレーニングを続けながら地道に穴を探していきましょう。 今回はここまで。 お付き合いくださりありがとうございます。