こんにちは。 サークルトランセルのKohです。 前回は、挫折する理由についてこんな話をしました。 ●回避と自然消滅 ●3つの壁とマインドフルネス ●心理的・物理的な進捗 今回は、特にマインドフルネスに関する話として、壁立伏せを行うスピードのおはなし。 【速いトレーニングと遅いトレーニング】 筋トレのメニューには、素早い動きで筋肉に負担をかけるものと、ゆっくりとした動きで筋肉に負担をかけるものの2種類があります。どちらが劣っているというわけではなく、まったく別の性質のものなので使い分けが重要になります。 ○速いトレーニング 勢いをつけて素早い動きをすると、勢いの分だけ重力が働き体重以上の大きな力を筋肉にかけることができます。そうして傷ついた筋肉は、回復するために大きくなります。勢いで体を動かすことになりがちだから、フォームが身についてないとケガする可能性アリ。 ○ゆっくりしたトレーニング ゆっくり動くトレーニングでは、体に勢いをつけることができません。加えて長い時間負荷がかかるので、そのフォームで生じる負荷をすべて筋肉に与えることができます。つまり、壁立伏せのような小さな動きでも、けっこう大きな負荷を与えられる。 この段階ではまだまだ負荷は弱く余裕だと思いますが、今後負荷が大きくなりトレーニング中に酸欠を感じ取った脳は、疲れや痛みという形で身体の動きを止めようとします。あなたはその不快感から主導権を守り抜く必要があります。 僕たちは、目の前に脅威が現れると次の2つのどちらかを選ぶことになります。つまり、逃げるか戦うか(闘争・逃走)。もちろん、明らかに逃げなければならないものもあるのだけれど、筋トレは「逃げたいけど戦わななければならないもの。」 それは自分の感情を観察し、ネガティブな感情に流されず向き合うということ。 葛藤のなかで冷静に状況を見極める訓練を続けることで、徐々に”自分の感情や感覚をコントロールする”のが上手くなっていきます。不快感と自分の思考を切り離すことで、自分の状態を俯瞰してみることが出来るようになります。 この力を養うことが、このトレーニングの目的の一つになります。 復習ではありますが、とても大事なことなので覚えておいてください。 ということで、今回はここまで。 最後まで読んで下さりありがとうございました。 今日もトレーニング頑張りましょう。