ドMプロレス4 [後編] 【カオリ】 「うふふ♪やっと捕まえましたよぉ♪」 【ゆめ】 「さぁバイト君!ちょこまかと逃げ回っていましたが、ついにカオリ選手にコーナーへと追い詰められてしまったぁ!これはいよいよ年貢の納め時かーっ!」 - - - つい先日、メリーちゃんとのファイトで生死の境を彷徨ったばかりだというのに、再び僕はドMプロレスのリングに立っていた。 この前は本当に鼻か頭がいかれて再起不能を覚悟するくらいまでヒドい目に遭ったし、今回のオファーを受けるかどうかは実際、多少は迷ったものだった。 だけど結局、表面上はあくまでゆめさんの口のうまさとメリーちゃんのお尻の感触への欲望に絡め取られたような格好で、こうして僕は今またここにいる。 今回のお相手は、僕にとって幸か不幸か、メリーちゃんじゃない別の新人レスラーさんだった…。 すごく可愛い……でも、この人も多分…いや、きっと…… 再起不能は嫌だ、怖い……。だけど、僕は…… 僕はもう覚悟を決めた。そして受け入れよう。 ノー・ドM、ノー・ライフ。さぁ、どこからでもかかってくるがいい……! - - - 【カオリ】 「うふふ♪もう逃がしませんよぉ♪ほらほらっ、ご堪能下さい♪」 【主人公】 「んむぷっ!!」 【ゆめ】 「カオリ選手、追い詰めたバイト君の顔に、自慢のむっちりヒップを押し付けた! いきなり大ピンチのバイト君、さぁてどうする、どうするぅ!?」 そういえばスティンクフェイスとかいうんだっけか、この技…!柔らかい尻肉で顔面を覆われてしまい、呼吸がままならない。 いや、それよりこの体勢はほんとにヤバい……なんせカオリさんのコスチュームも、どっからどう見たって「あの動物」がモチーフなのは明らかなんだし、それってつまり…… 【ゆめ】 「ケツ圧から逃れようと必死に体を捻って脱出を試みております、バイト君!しかしカオリ選手のお尻は、ビクともしませんっ!」 【カオリ】 「あぁん♪もう…そんなに激しく動かないでくださいな♪『アレ』が出ちゃいますぅ♪」 アレが出ちゃう…ってやっぱり、嫌な予感しかしない…!この前それでえらい目に遭ったばっかりだってのに、またデスヵ…!? 【ゆめ】 「カオリ選手、バイト君の顔にお尻を押し付けたまま、手でお腹の辺りをなでさすり始めました! あのお腹には、例の恐ろしいガスが渦巻いているとみて間違いないでしょう! 地獄の門が開く前にカオリ選手のお尻から逃げることができるのでしょうか、バイト君!」 【カオリ】 「あらあらぁ♪ますます激しく暴れちゃってぇ……そんなに『アレ』がお嫌いですかぁ?」 【ゆめ】 「バイト君、必死に抵抗を試みるものの、カオリ選手はまるで意に介しません! 文字通り無駄な抵抗といった感じになってしまっております!それでいいのか、バイト君!?」 もちろん僕だって、あんな臭くて苦しい目にあわされるのは御免だ。 だけどどれほど必死で体を動かしても、顔をギューっと押さえ付けてくるカオリさんのお尻から逃れることはできなかった。 【カオリ】 「はぁい♪そろそろタイムアップですよぉ♪ ご観戦中の皆様をあんまりお待たせするわけにもいきませんから♪ さて、覚悟はいいですかぁ…んっ!」 【主人公】 「んむむむむむっっ!!!!」 生ぬるい気体が吹きかけられるのを感じた次の瞬間、まるで逃れられない運命のように、凄まじい悪臭が鼻腔を襲った。 口が塞がれた状態で、ちょうどお尻の割れ目にハマり込んでいた鼻だけで何とか呼吸していたため、身動きもできないまま鼻でもろにオナラを吸い込む羽目になってしまったのだ。 【ゆめ】 「下品な音とともに、カオリ選手のくさいガスがバイト君を叩きのめすっ! そうです!なんとカオリ選手もあのメフィー選手と同じく、アブノーマルでデンジャラスなニオイのオナラを武器にするスカンクレスラーだったのです!!」 【主人公】 「んぐぐぐぐぅ!!!!」 知ってた!最初っから知ってた、スカンクなのは!またそんなコスチュームなんだから流石にバレバレだってぇぇ! 僕は少しでもこの悪臭から逃れようと再び脱出を試みたものの、目の前の大きなお尻は相変わらず微動だにしなかった。 正直、お尻の感触は気持ちイイ…でも…うぅ……く、く、くさいぃいいいいいいいいいいいい…!!! 【ゆめ】 「前回の試合に引き続き、スカンクレスラーの必殺ガスを浴びせられてしまったバイト君! しかしオナラ攻撃への耐性は一向に身に付いていない模様! この調子では今回もこのまま、あっけなく敗北を喫してしまうのではないでしょうか!?」 【主人公】 「…ぁ……んがぁ……」 薄まりすらしない激烈なオナラ臭で、ついに意識が遠のき始めた…。 こんなものすごい臭さに慣れろって方がそもそもムリめなわけで…… 【カオリ】 「あらあら、まさかオナラ一発で参っちゃったりなんてしませんよねぇ♪」 【主人公】 「んむむむむっ!!」 【ゆめ】 「カオリ選手、さらにもう一発をお見舞いだーっ!バイト君に容赦なくダメージを与えていきますっ!」 【カオリ】 「いかがですぅ?スカンクちゃんの恐ろしさ、少しは身にしみていただけましたぁ?」 【主人公】 「…あひ………ぅ」 は…、鼻が…、壊…れ…る… 【ゆめ】 「バイト君、ぐったりとしてもはやほとんど動きが見られません!早くも失神KOされてしまったのでしょうか!?」 【カオリ】 「うふふっ♪そうあっさり勝負がついちゃっては困りますぅ♪」 【ゆめ】 「おーっと、カオリ選手!完全に極まっていたスティンクフェイスからバイト君の顔を解放しました! すぐさま新鮮な空気を吸い込むバイト君!なんとか気絶はしていなかったようです!試合、続行ーっ!」 【主人公】 「…はぁ…はぁ…はぁ……な、なん…で…」 【カオリ】 「なんでトドメを刺さなかったか、ですかぁ?さぁーて、なんででしょうねぇー?…えーいっ♪」 【主人公】 「おわわっぁ!!」 【ゆめ】 「カオリ選手、一息ついて油断していたバイトくんを素早く組み伏せたぁ! そ、そして!大きくお股を広げたポーズでバイトくんの顔面に鎮座! 大胆かつセクシーなM字開脚顔面騎乗が炸裂ですっ!!」 【カオリ】 「あらあら♪一方的にヤラれまくってるっていうのに、ここはこんなにお元気なんですねぇ♪ …ほらほら、そのいやらしいお下品ちんぽ、皆さんの前に晒してあげますっ!」 【主人公】 「んんんんんんっ!!」 【ゆめ】 「カオリ選手、バイト君のハーフパンツを強奪! 大きくそそり立ったおちんちんが、またもや露わにされてしまいましたぁ!!」 【カオリ】 「もう…こんなに硬くしちゃってるなんて、本当にお尻だーい好きなドMの変態さんなんですねぇ♪」 【ゆめ】 「またまたお尻で顔を潰された上にスカンクガスを嗅がされるという大変な目に遭いながらも、おちんちんはガッツリ怒張!相変わらずの性欲の権化ぶりを見せ付けてくれます、バイト君!」 【カオリ】 「うふふ♪その意気です!本番はこれからなんですからね♪ あぁ、噂をすれば……ようやく、お目見えになられたみたいですぅ♪」 ??なん……だと……??本番はこれから…? 【メリー】 「あらあら〜ぁ♪私がこの前あれだけそのお鼻にオシオキして差し上げましたのに、まるで反省してらっしゃいませんのねぇ、このエロ猿さんは♪」 こ、この声……!…も、もしかして…ひ、ひぃいいい! 【ゆめ】 「ああーっと!このサディスティックでお嬢様チックな声とセリフ! トレードマークのゴージャスな金髪をなびかせながらリングに歩み寄るその優雅な物腰は! そうです!もう一人のスカンクレスラー、あのメリー・メフィティス選手が、只今リングイン!!」 【カオリ】 「メリー様、お待ちしておりました。 獲物の方はこの通りカオリが捕らえておきましたので、後は煮るなり焼くなり、どうぞお好きなように…」 ……!?? 僕の視界はカオリさんの巨大なお尻に塞がれていて、なにも見えない… メリーちゃんがいきなりなんでここに……!? 【メリー】 「ふふふ♪下ごしらえはもうできているようですね♪ご苦労さま、カオリ♪」 【主人公】 「んんんんっ!!」 すぐ側でメリーちゃんの声がしたかと思ったら、突然の衝撃が僕の股間を襲った。 【ゆめ】 「試合に乱入したメリー選手、無防備にそそり立っていたバイト君のおちんちんをいきなり、足の裏で踏みつけましたぁっ!」 【メリー】 「この前の試合で徹底的に教育して差し上げられたものと思っておりましたのに、このエロ猿さんは本当、また性懲りも無くおチンポをこんなに硬くしてしまっているんですの?」 【主人公】 「んんーっ!んんーっ!」 メリーちゃんのものと思しき足の裏が、ぐぐぐっと僕の股間を押しつぶしていく…。 そ、それ以上は、ダメえぇぇ…!! 【カオリ】 「うふふ♪メリー様?あまりそう強く踏まれては、早々に壊れてしまいますよ♪」 【ゆめ】 「どうやらメリー選手とカオリ選手は、主従関係にあるようです!さしずめお嬢様と召使いといった感じでしょうか? なんにせよ、突然の変則マッチが勃発!バイト君はたった一人で、二人のスカンクを相手にしなければならなくなりましたっ! しかも顔はすでに大きなお尻の下!おちんちんはスラリと美しいおみ足の下!バイト君の運命はもはや、風前の灯火か!」 【主人公】 「んんーっ!!!」 何も見えないながらも、ゆめさんの実況のおかげで何となく事態はのみ込めた。 もともと予定にあったのかなかったのか、メリーちゃんの飛び入り参加は正式に認められてしまったみたいで、僕はますますのっぴきならない状況に追い込まれてしまったらしい。 もうすでに限界ギリギリレベルにキツかったのに、あのメリーちゃんのニオイまで加わってしまったらもう本気でシャレにならない。 今度こそ病院送りじゃ済まないかも……焦った僕は、カオリさんのふとももを必死にタップし続けた。 【ゆめ】 「おっと、バイト君、激しいタップでカオリ選手に降伏のサインを送っているようですが、これは…ギブアップということでしょうか?」 【カオリ】 「きゃぁん!いたぁい!」 【メリー】 「タップなどではございませんわよ、ゆめさん♪ほら、よく御覧になって? カオリは痛がっています。これは明らかに、往生際の悪いエロ猿さんの反撃じゃございませんこと?」 !??? ち、違うっ!普通にタップだって!ギブアップだってば!! 声に出してそう叫びたかったけど、口はお尻で塞がっていて満足に声も上げられない。 【ゆめ】 「…ど、どうやら、タップと見えたあの動作で、彼なりに必死の反撃を行なっていた模様ですっ!バイト君はまだまだ勝負を諦めてはいなかったぁ!」 違うぅぅっ!ギブアップだってぇぇ!! 僕はなんとか真意を伝えようと、さらに必死に手足をばたつかせた。 【メリー】 「あんっ!」 【カオリ】 「ご無事ですかっ!?メリー様っ!?」 【ゆめ】 「あーっとバイト君、破れかぶれ気味のラフなローキックで、メリー選手の軸足を攻撃っ!やはり闘志は衰えていないようだーっ!」 ち、違うのっ!!今のはたまたま足が当たっただけぇ!!戦うつもりなんてない!ないってー!! 【メリー】 「この期に及んで私に歯向かおうだなんて、やはりこの前のオシオキでは少々不足でしたようですわね。 それが少々癪ですけれど、ここは私達二人で力を合わせて、お猿さんに心底からの服従心を植え付けて差し上げる必要がありそうですわ…♪ さぁ、カオリ?やっておしまいなさい♪」 【カオリ】 「かしこまりました♪それでは行きますぅ…んっ!」 【ゆめ】 「カオリ選手!バイト君に再び濃厚な一発をお見舞いっ!」 【主人公】 「むごぉぇぇぇええええ!!」 臭いっ!臭いっ!くさいよぉぉぉっ!!! 何の弁明もさせてもらえないまま再び鼻先に熱く強烈なオナラが吹きかけられ、凄まじい悪臭が鼻腔に流れ込んで行く…。 【メリー】 「きゃははははっ♪このお猿さんったら、カオリのガスを嗅いでますますチンポを硬くしてますわ。救いようのないエロマゾ猿ですわねぇ♪」 【カオリ】 「本当に汚らわしい…。今度という今度こそ、そうやってビンビンにおっ立ててる余裕なんてなくして、そんなチンポあっという間に萎え萎えにさせてあげますから!ほら、これで……」 【ゆめ】 「おっとカオリ選手、バイト君の顔からお尻を浮かせ、なにやらモゾモゾと動いておりますが……一体なにをしているのでしょう…?」 【カオリ】 「純度100パーセントのくっさいガスを、このお尻の穴からダイレクトにお鼻の穴へぶち込んで差し上げます♪」 【ゆめ】 「おーっと!カオリ選手、美少女が大胆にもアナルをご開帳!桃色のプクッとした肛門が丸見えになってしまっています! しかも、それをためらうことなくバイト君の顔に…!な、なんと、バイト君のお鼻とカオリ選手のアナルが、むにゅっとディープキスっ!」 【主人公】 「や、やべでぇぇ!ぞ、ぞんなの無理ひぃぃ!!!」 【ゆめ】 「やっとお尻から口が解放されたバイト君、何やらを必死に訴えておりますっ!さぁ、カオリ選手とメリー選手はどうするのかぁ!?」 【メリー】 「どうする?決まってますでしょ♪ほら、カオリ、遠慮なくく〜っさいのをブッこいておしまいなさい♪」 【カオリ】 「かしこまりました、メリー様♪…ふんっ!」 【主人公】 「やべで、やべで、やべ…」 「ふっぎゃあああばあああああああああああぁぁぁ!!!」 【ゆめ】 「バイト君の懇願も虚しく、カオリ選手の生アナルからのダイレクトアタックが、鼻に注ぎ込まれてしまったぁ!!まさにスカンクにやられた猿の断末魔のような悲鳴が会場に響きわたります!」 【メリー】 「きゃははははっ♪エロ猿さんがビックンビックンしてますわっ!カオリのアナルがそんなによろしくてぇ?」 【主人公】 「あひぃ!!むごぉ!!」 【ゆめ】 「バイト君、言葉にならない声を発しております!カオリ選手の生ガスを直接鼻に注ぎ込まれたのですから無理もないでしょう! 鼻腔はもちろん、喉や肺までもが全てカオリ選手のオナラに蹂躙されてしまったに違いありません!これはもはや勝負ありでしょうか!?」 【メリー】「その割におちんぽはまだまだ硬いままですわね…このお猿さんったら、どこまで性欲が強いのでしょうか…。 ここはやはり私が直々に退治して差し上げなければならないでしょうね♪」 【カオリ】 「くっ、手強い…力及ばず申し訳ございません、メリー様……ではタッチ交代で、後はよろしくお願いいたします♪」 【ゆめ】 「カオリ選手が立ち上がり、バイト君の顔面椅子をメリー選手に譲ります! ああっ!いまチラッとバイト君の顔が見えましたが、完全に白目を剥いてしまっておりましたっ! 状況からいって気絶しているのはほぼ間違いないでしょう、これはもう完全に勝負ありですっ! さぁ、ついに試合終了を告げるゴングが打ち鳴らされ…!あれ…鳴らない!?」 【カオリ】 「ふふっ♪動かないで下さいね♪大きな音なんか出されたら私、ビックリして凄いのをブッ放しちゃうかもしれません♪」 【ゆめ】 「ああーっ、なんと!いつの間にかカオリ選手が、リング脇に控えていたゴング係の顔の前にお尻を突き出していますっ!尻尾を片手でつまみ上げたその姿はまさに、発射まで秒読み状態! 先日の悪夢の試合でスカンクガスの洗礼を受けてしまったゴング係に対し、この脅しは効果てきめんのようです!脂汗を流したまま、微動だにできません!」 【カオリ】 「うふふ♪物分かりのいいスタッフさんで良かったです♪ご褒美にカオリのエッチなお尻をじっくり眺めさせてあげますね。 あのお猿みたいに半殺しのくぅっさぁーい目に遭いたいなら別ですけど、妙な真似さえしなければただのお尻ですのでご安心下さい♪ さぁメリー様、ごゆっくりお楽しみ下さいませ♪」 【メリー】 「うふふ♪そういうことですのよ、エロ猿さん♪ゴングは鳴りませんので、観念してくださいませね♪ といっても、もう聞こえてはいらっしゃらないようですけれど♪きゃははははっ♪ さぁ、行きますわよぉ♪…んっ!」 【ゆめ】 「バイト君の鼻先にメリー選手のオナラが吹きかけられますっ!あーっと!既に意識のなかったバイト君の体が、ビクンビクンと痙攣を始めました!まさに死者に鞭打つがごときメリー選手のえげつない毒ガス放屁責めーっ!」 【メリー】 「あぁん♪やっぱり溜まりに溜まったのを放出するのは気持ちいいですわ♪」 【メリー】 「はぁん♪あっつぅい♪」 【メリー】 「ああん♪凄いのが出てしまいました♪」 【メリー】 「私のとカオリのとでは、どちらのニオイがお好きですの?ねぇエロ猿さん」 【メリー】 「あら、ごめんあそばせ♪そういえばもう意識はないのでしたわね♪」 【ゆめ】 「メリー選手、聴いているだけでこちらまで臭って来そうな下品な音を立てながら、次々とバイト君の顔にスカンク級のガスを浴びせ続けます!既にバイト君はピクリとも動かないっ!今度も病院送りは確実でしょう…!」 【カオリ】 「僭越ながらメリー様、少し加減なさっていただきませんと、そのオモチャが本当に壊れてしまいます。また楽しくお遊びになられるためにも、そろそろフィニッシュとされては…?」 【メリー】 「うーん。仕方ないですわねぇ。ではお名残惜しいですが、最後にまた私の本気のぷぅ〜を特別にほんのちょこっとだけ、お鼻に注入して差し上げましょう♪」 【ゆめ】 「メリー選手、あらためてバイト君の顔面にお尻の穴をグリグリと押し付けます!」 【メリー】 「はぁん♪お尻、くすぐったいですわぁ♪」 【ゆめ】 「バイト君の鼻が、メリー選手のお尻の割れ目にぱっくりと咥え込まれてしまいましたっ!まるで獲物を咥える猛獣のようです!」 【メリー】 「熟成させた極上の一発…さぁ、くさいうちにどうぞ召し上がれ♪」 【主人公】 「……!!」 【ゆめ】 「メリー選手のデッドリーな一発が、バイト君の鼻の穴に炸裂! 量的にはかなり控えめだった模様ですが、ピクリとも動かなかったバイト君の体が痙攣し始めております!細胞レベルで体中が悲鳴を上げているかのようですっ!」 【メリー】 「きゃあぁぁぁん!」 【ゆめ】 「ああーっと!バイト君、突如として大量に射精!!メリー選手の必殺デッドリーガスを嗅いで、なんと手も触れずに昇天してしまいましたぁ! どれだけマゾなのかバイト君!それともメリー選手のあの恐怖の本気ガスによって、ついに完全にブッ壊れてしまったのでしょうか!」 【メリー】 「もう…少々驚いてしまいましたわ……ふふ♪まったく、エロ猿は最後までエロ猿ですわね…♪ まぁいいですわ。お下品を貫くその根性に免じて、本日はこの辺で見逃して差し上げましょうか。もし無事でしたならまた今度、イイことをして遊びましょうね。さ、行きますわよ、カオリ」 【カオリ】 「はいっ。この度も御見事な大勝利でございました、メリー様!」 【ゆめ】 「失神したままイキ果ててしまい、染み付いたオナラ臭と精液にまみれてぐったりとマットに転がるバイト君を尻目に、優雅にしてデンジャラスな二人の美少女スカンクがリングを後にします!」 【ゆめ】 「そしてここでようやくゴングだーっ!ゴング係は何とか無事だった模様!よしOK! サプライズで急遽行われた変則マッチでしたが、ともにスカンクレスラーであるメリー選手とカオリ選手の強烈毒ガスタッグが、変態エロ猿ことバイト君を文字通り屁でもないほどあっさりと完膚なきまでに制圧、勝利いたしましたぁ!!」 【ゆめ】 「…オッケーオッケー、スカンクちゃん達、今回はグーよ、グー…!やればできるじゃーん…っ! でも…本気のやつはプゥしちゃダメって言ったじゃーん……きゅ、救護班っ!バイト君を早くー!!」 - - - 目覚めると、例によって病院のベッドの上だった。 お見舞いに来てくれたゆめさんによると、あの興業はまたまた大成功だったようで、随分と収益も上がったらしい。 僕も特別ボーナスとかいう御祝儀袋をもらったものの、流石というかなんというか、中身は金一封とかじゃなくてゆめさんの脱ぎたて生パンティだった……うん、いいけど…。 これまた例によってゆめさんに頭を下げられ、これに懲りずまた試合に出てくれないかと熱心にお願いされてしまった……。 僕がいつになく黙ったままでいると、ゆめさんはそのうち土下座まで始めそうな勢いだったので結局最後はいつものようにOKしたわけだけど、僕が少し渋ったのはべつに試合が怖くなったとか、嫌になったといったことからじゃなかった。 覚悟ならもうとっくにできているし、僕自身の気持ちとしてはむしろ、試合ならいつでもウェルカムなくらいだ。 また病院送りにはされちゃったけど、カオリさんやメリーちゃんのお尻の感触はやっぱりたまらないものがあったし、その生々しい記憶だけでも当分オカズには困らなさそうだし…。 デンジャラスで臭すぎるオナラ責めも、試合の最中はとてつもなく苦しい恐怖の毒ガス地獄以外の何ものでもないっていうのに、むちゃくちゃエロいお尻や行為といつもセットで味わわされるせいなのかどうか、後から場面を思い出し思い出し頭の中で再現してみるとこれが意外にイけるという……。 自分はやっぱりもうどうしようもなくMなんだと実感する。 それはともかく、僕が気にしていたのは僕のことじゃなくて、ゆめさんやドミナントプロレスのみんなのことだった。 みんないい人ばかり……なんて言っちゃうほどみんなのことをよく知ってるわけじゃないんだけど、あそこの誰もかれもが大好きだ。 僕はもうドミナントプロレスにどっぷり首までのめり込んでいるし、あのバイトのことをかけがえのないものと感じ始めている。 だからこそ、ちょっぴり心配になってしまった。 法治国家であるこの日本で、あんな過激で無茶な興行を繰り返していて、本当に大丈夫なんだろうか……? 例えば、この前のお客さんに被害が出たケースにしても、この僕の入院にしてもそう…、知る人ぞ知るといったアングラ気味な世界とはいえ、ほとんどギリギリの綱渡り状態なんじゃないのか…? 確かに僕は何があろうとも、口が裂けたってドミナントプロレスの不利になるようなことをするつもりはない。だけどそれでも、例え間接的にであれ、僕のせいでドMプロレスの興行が摘発される羽目になってしまったら……? そんなことを考えてみただけで、ぶるっと背筋に得体の知れない震えが走る。 いつか「そんな時」が来たら僕は、それにゆめさん達は、どうなってしまうんだろうか……。 あえて考えないようにしてベッドの上で寝返りを打つと、あの御祝儀袋…っていうかゆめさんのパンティが目に入った。 目の前いっぱいに迫るメリーちゃんやカオリさんの少し冷たくて柔らかいお尻を思い出しつつ僕は、頭をよぎる不穏な考えを追い払うように、密やかで個人的な行為にいつしか没頭していった。