//SE 水車が上がる ざぱぁんっ (水、非粘液)(トラック1最初のみ) //演技 止めていた息を吸う 「っ……ぷはっ、はぁっ!」 //演技 ここはそんなに呼吸乱れていない感じで、冷静に整える感じ 「ふぅ……はぁ、はぁ…………ふぅ…………すぅ…………」 (これで……何度目かしら? 水車に括り付けられて、回転させられて……水につけられては引き上げられる、その繰り返し) (映画で見たことあるわ。水責めの拷問……。普通の人なら溺れちゃうぐらい苦しいだろうけれど……ふふっ!) 「……無駄ですよ。こんなコト、いくら続けたって…………」 「こんなの……全然平気です。わたしは、こんなことで屈したりしません…………」 「異海特捜ネレイディアには……こんなの、全然効きませんからっ!」 (そうよ……こんなの、全然平気) (わたしは異海特捜ネレイディア……異海からの侵略者アビスと戦う正義の変身ヒロイン。奴らは人間を襲う時、まずは自分たちの世界へと引きずり込む) (異海……異形の魔力に汚染された、無限に広がる悪夢の海。わたしたちの世界は、空気で満たされているけれど……そこでは代わりに。見えない海水に満たされている) (空気ではなく水に満たされた世界……そんな空間で、まともに戦えるはずがない。水中では自在に動くこともできないし、体力の消耗も激しい……息だって続かずに溺れてしまう) (対して奴らは……異海妖アビスは、もともと異海に棲む水妖。異海化した空間は、奴らにとって最高の環境。空中を自在に泳いで、ろくに動くこともできない獲物を一方的に襲い、嬲り、蹂躙し……そして、思うがままに陵辱する) (異海化した空間でのアビスたちは、まさに、水を得た魚。それとは逆に、わたしたち人間はただの獲物。どんなに強い人間だって……ううん。どんな兵器だって、奴らのテリトリーの中では力を発揮できない) (でも……わたしだけは違うのよ!) 「ふふ……どうしました? もう、これで終わりですか?」 「それとも、まだ続けます? でも、そろそろ理解したんじゃないですか? こんな責め、わたしには通じない……って」 「異海にあっても、貴方たちアビスと互角に……いいえ。それ以上に渡り合える戦闘力。水中でも呼吸可能な特殊装備、空間を泳ぐことの出来る機動性。そして五感を数倍にも研ぎ澄まし、身体機能を跳ねあげてくれるアシスト機能!」 「変身して、この特殊スーツに身を包んだこのわたし……異海特捜ネレイディアには! こんな水責めなんて、何の効果もありませんよ!」 (そう……。このコスチュームはアビスと戦うために、異海での活動に対応した水中戦用の特殊スーツ!) (こんな水責め、何時間続けられたって問題ない。息が詰まったり水を飲んでしまったり、あまつさえ溺れたり……そんなこと、このわたしにはまったくの無縁) (もともと水泳部エース、競泳インターハイだって狙ってるこのわたし……蓮水渚(はすみ なぎさ)にとって、水の中慣れたものよ。それに加えてこのスーツと装備……異海特捜ネレイディアに変身したわたしに、水中で敵う相手なんていない!) (異海特捜ネレイディアは、無敵の変身ヒロインなのよ!) (ふふ……今回だって……こいつら、わたしを捕まえたつもりでいるんだろうけど……まるでお笑いよ) (こいつらは、襲った女性を攫い、異海の巣へと引きずり込む。繁殖のための苗床にするために……本当、同じ女性として許せない…………反吐が出るわ!) (今回は攫われた人々を助けるために、わざと捕まったふりをしているだけなのよ。こいつらの巣……アジトを見つけ出すためにね) (それに気づかず、こんなくだらない拷問を続けて……ふふっ! それもまるで効いてないのに……バカな奴ら) 「さぁ……どうしました? わかったら、こんな拘束なんて早く解きなさい。それとも、無駄だとわかりながらこんな事をまだ続けるつもりですか?」 (もっとも……この水車への拘束、すごくきつくって……ヤラれたときに、スーツにも損傷があったみたいで、パワーも不足してる。力任せに解くのは難しいけど……) (異海特捜の装備には、自己修復機能もある。じきに力も回復するわ。それまではこうやって、無駄な拷問に付き合ってあげてもいいけれど……) //SE 水につけられる ドボンッ!(水、非粘液)(トラック1のみ) 「っ! まだ続けるんですね……いいですよ。こんなの、何度やっても無駄……」 //水につけられる バシャアアンッ!(並) 「んっ……ふっ、んんっ!」 ・BG 水中(トラック1のみ //処理 水中での台詞や心の声には、それっぽい処理をしたり、あるいはBGで水音を流し続けるとかもありでしょうか? //演技 水中なので喋れず、ゴポゴポな感じ //演技 心の声は普通に明瞭な発音 「んぶっ……っふ。んん………………ん…………っつ…………」 (ふふっ、結局これしかやることがないのね。近づくのが怖いのかしら? ま、それもわかるけれど) (せっかく捕まえて、水車に拘束したんだものね。なら、こうやって無駄な水責めを続けるしかないか) //SE 水車の回転(並) 「んっ……ふっ! ん…………っ………………っっ……!」 (馬鹿の一つ覚え……ふふっ! こんなの、苦しくともなんともないわ。手足を動かせないのは窮屈だけど、そのぐらい、我慢できないわけじゃない) (水の流れや冷たさなんて、わたしには慣れたものよ。異海での戦いに比べたらなんでもない……競泳の大会のほうが、よっぽど緊張するわ) (だから……こんなの、どれだけ続けられても……) //SE 水車が上がる ざぱぁんっ (水、非粘液)(トラック1最初のみ) //演技 息を吸う演技、苦しくはない 「ぷっ……はぁっ! はぁ……っすう。すう、は――っ…………」 (ネレイディアは、一時間ぐらいなら潜水してても平気なのよ。こうして息継ぎまでさせてくれるんだから、楽なものだわ) (まぁ……じっと動かないよりも、こうして水車を回して身体に負荷をかけたほうが拷問になるんだろうけれど……結局は無駄。こんなの、どれだけ続けても……?)