「待ちなさい!」 「異海からの邪悪な侵略者、異海妖アビス! これ以上の悪事は許さないわ!」 「清浄なる水の流れよ、母なる海の涙よッ! わたしに力を……大切なものを守るための、清らかなる力を与えて!」 「システムデルフィナス、セットアップ!」 「エマージェンシー! エクスチェンジ・ネレイディア!」 「異海の波間に揺蕩う正義! 異海特捜ネレイディア! 悪の現場にただいま参上……ですっ!」 「いきますっ! フルムーンスプラッシュ!」 「必殺っ! ドルフィンムーンサルト!」 「これでトドメです! ハイドロプレッシャーカノン!」 「その邪悪な魂、母なる海へと還りなさい! セブン・シー・ジャッジメント!」 (はんっ……異海特捜のコスチューム……肌にすいついて……すごいフィット感。き、気持ち……いい…………) (や、やだ……変身スーツ、濡れて透けちゃってる。うう、は、恥ずかしいわ……) 「今日は競泳の県大会……目指すは優勝ッ! 絶対負けないわよ!」 「そこっ! 練習サボらないっ! もっと真剣に取り組みなさい!」 「もうっ……仕方ないわね。わたしがフォーム見ててあげるから、もう一回泳いでみて?」 「いいじゃない! やればできるのよ、頑張ったわね貴方!」 「よしっ! 自己ベスト更新よっ!」 「ちょっ……また胸大きくなってるわ。水着のサイズ……少し小さいかも……) (で、でも……ん、ふぁっ! このフィット感……ちょっと、いい…………かも…………) 「み、水着の食い込み……っふぅ。な、直さないと…………くふぅ、んっ……!」