館に帰って、ビーナスに投げ入れられた人形を探してみます ベッドの中に戻っていると思ったのですが、そこにはありませんでした 飾り棚や机の上にもありません どこに行ったんだろうと探していると、ドアをコンコンとノックする音がします 『どうぞ入って』と返事をして、入ってきた女性を見て少しビックリしました ハイキングに行く前に見た女戦士が、私の部屋にきたのです 先ほどとは服装が変わっていて、騎士のような衣装をまとっています 白のゴスロリのようでありながら、肩にはパッドが入っていて戦う女性を意識させられます そして、ミニ丈のフレアスカートとニーハイブーツの組み合わせはグレイスが力強い戦士を目指していることを感じさせます それでいて黒のロングヘアーに可愛らしい顔とのアンバランスは、私が理想とする女戦士そのものです 可愛くてカッコいいグレイスさんだけど、彼女のことは何も知らないなあ それに、私が着替え終わるのを待っていたかのように来るなんてどんな話だろう 顔色を伺うと、困惑しながらも喜びに満ちた表情をしています 「お帰りグレース、楽しかった?」 私はビーナスにされた厭らしいことを思い出し、顔を少し赤らめながら、 『凄く楽しかったですよ、今まで行ったことのない場所にも連れていってもらいました』と答えたところで、目の前の彼女との関係に気づきました グレイスさんは私のことを「さん」付けで呼ばないんだ しかも、私の方が敬語を使っているのは、どう見てもグレイスさんが年上だからかな? 声のトーンも落ち着いていて私より5歳から7歳くらい年上な感じがします 「そっか、ついにあの割れ目に行ったんだね」 グレイスさんも知っているんだ、でも、ほんと、人形は何処にいったんだろう? 「それでビーナスは割れ目のことをなんて説明してくれた?クリスタルのことも、ちゃんと教えてもらった?」 少し心配したような口調で、いろいろと聞いてきます 私はセクリスがあのクリスタルから始まったこと、割れ目の穴は異世界に通じているかもしれないこと そして、そこが欲望の現れでもあると自分に言い聞かせるように答えました 「ビーナスは正直な子だね、そこまで教えてもらったなら、もう隠すことはないよね」 何?何を隠してるの? 「グレース、これ君の人形でしょ?」 あ! 割れ目の穴に投げ入れられた人形を、何故かグレイスさんが持っていたのです えっ?どうして彼女が持っているの? 「さっき部屋に戻ってみると、ボクのベッドの中にこの人形があったんだ」 グレイスさんが後ろに回り込んできて、私の耳元でささやきます 「これ、君が一番大切にしている人形でしょ?どうして、ボクのベッドの中にあったのかな?」 私はハッとして、違う、そんなことは思っていないと心の中で打ち消しました 「ボクのベッドの中にあったってことは、グレース、もしかして・・・」 私はまだグレイスさんのことを何も知らないのに、そんなこと思うわけない! あ! 「ボクがこの館にきてから君のことをずっと見てきたけど、やっと女の子から女になったんだね」 グレイスさんはふたなりだったんだ! だから自分のことをボクと呼ぶし、女戦士みたいな恰好をしていたんだ 「ボクの両親があの世に行ったことを知った君のお母さんが、ボクを引き取ってくれてからもう5年も経ったんだね」 君のボディーガードとしてこの館に来たけど、最近、グレースの性教育もして欲しいと君のお母さんに頼まれたんだ」 性教育?それはビーナスの役目じゃないの? 「女性がセクリスに罹るとレズセックスだけで満足してしまうようになるんだ でも、それだと子供が生まれないでしょ? だから女性はペニスを挿入される喜びを体で覚えないといけないんだよ」 ペニスを入れられる喜び・・・ 「それをボクが君に教えてあげるよ」 グレイスさんに抱かれるところを想像すると、顔が火照ってきます アソコに血液が流れ込み、バギナがヒクヒクし始めます 自分がこんなに入れられることを望んでいるなんて思ってもいませんでした 『でも、ちょっと待って、じゃあグレイスさんは今まで誰とセックスをして、私に教えることが出来るようになったの?』 自分が興奮していることを隠すように彼女に聞いてみました 「この館に女性は何人いると思う?」 え?あっ! 「そう、ターシャだよ、ボクは彼女とのセックスで経験を積んだんだ、今ではボクが彼女をリードしているよ」 あのターシャが… 夜ごとターシャがグレイスさんに抱かれているところを想像して、さらにアソコがヒクヒクし始めます そして、不思議な感情が心の底から湧いてきました あのまじめでいつもニコニコ微笑んでいるターシャが、夜になると喘ぎ声を上げていたなんて… 「どうしたの?もしかして妬いてる?」 ハッキリと自分の心の中を言い当てられて、ハッとします 「グレース、君はほんと純真な子だね、じゃあ、ビーナスについても少し教えてあげるよ」 何なの?ビーナスのことって? 「ビーナスは誰にテクニックを教えてもらったと思う? 本当なら君はターシャに教えてもらえばいいのに、何故ビーナスなのかな? それにビーナスは一人っ子だよね、彼女の親が安心して自分の子供の性教育を任せられるのはどこの家だと思う?」 え、嘘! 「やっと気づいた?そう、ターシャだよ、もちろんビーナスのご近所で信頼できる子も絡んでいるけどね ビーナスはレズセックスの高等テクニックを、最近ターシャから教えてもらったんだ わずか一年でビーナスは凄いテクニシャンになったらしいよ 彼女の方が君より早生まれだし早熟だったらしく、セックスの経験はグレース、君より2年ほど早いらしい 彼女はペニスを挿入された経験はないけど、その分レズセックスのテクニックは凄いそうだよ ターシャでさえも、逆に何度も絶頂させられるんだって!」 ビーナスは女性だけど、確かに少しSっぽいところがあるよね ターシャに教えてもらったテクニックを自分なりにアレンジしたと思う ターシャはどちらかと言えばM気が強いみたいだし、グレイスさんに抱かれるのが好きなんだろうな 「それで、今日からビーナスに色々と教えて貰うんだよね? セクリスヴィールスに罹った状態でビーナスに責められたら、君はあの快感に耐えられるかな? しかもビーナスはテクニシャンだから、今晩君がどうなるか答えが目に見えるよ 君の喘ぎ声が館中に響くのを楽しみにしているからね」 今晩自分の喘ぎ声をみんなに聞かれるかもしれないと思うだけで顔が火照って、アソコがジュンと濡れてきます 血液が顔とアソコに集まり、どちらも赤く充血しているのが鏡を見なくても分かりました 「でもボクならビーナスよりも、君にもっと凄い喘ぎ声を上げさせれるよ ビーナスから責められる快感よりも凄いエクスタシーを君に教えてあげるからね」 自信たっぷりにそう言われると、確かにそうかもしれないと思います でも、そこ自信はどこからくるのでしょうか?