(とても気まずい感じで) あ、はは… だよ、ね… 前のやつと、その… 字が一緒だったから… ははっ… まさかまたここに呼び出されるなんて、思っても… みなかったけど… えっと… その… …今日ね? ほら… 前に言った… ピアノの習い事、あるから… 早く、その… 学校を出ないといけないんだけど… えっと…   えっと… (相手の話を聞く) うん…  うん…  っ… うん… (男性から再度告白される) …っ… その… えっと… この前… この前、断った、じゃん… そんな、困るよ… 諦めきれない、って、言われても… もう…  ん~…… (本当に困った様子で) 告白、して、くれるのは… その、嬉しい? っていうか… ありがたい…けど… 前も言ったけど、私には、彼氏が… その… りーくんが、いるから… 付き合えないよ… もう… 一度断ったのに… こんな… (男性がしつこく言い寄る) もう… その… えっと… ううう…… (絞り出すような小声で、相手をやや拒絶するように) …やめて… ほしい… (一息置いて) もう… やめて… ほしいの…… だって、ほら… 私たち、元々、その… あんまり教室でも、話す方じゃ、無かったじゃない…? そっちから… 話しかけてきて…くれた、けど… っていうか、グループ、違う、っていうか…… そんな、急に… えっと… 告白されて… それも二回も、されても… 本当に困るの… 本当に… もう… 困るよぉ…っ… (男性が近付いてくる) …っ! やめて… やめて… ……ごめん… (一瞬の沈黙) …りーくんがね、すごく、その… 私の事、心配してくれて… クラスが違うから、何か変なことされてないかって、いつも、電話する時、聞いてくれるの… もう… もう… その… (自分でも言いたくない台詞を絞り出すように) あんまり… し… っ… しつこい…と… りーくんに… りーくんに言うから… ごめん、でも… だって…… っ… この前、断った… ばっかり、なのに… うぅ… (困惑し、今にも泣き出しそうな感じで) もう… どうしよう… もう…  うう… どうすればいいの… りーくん… りーくんっ…… うう… (泣き声まではいかず、鼻を鳴らす感じで) ぐす… もう… やめて… ほしいの… こういう、こと… ぐす… 本当に、ごめん… でも… ぐす… これで、最後に…  ぐす…  最後にして欲しい…  お願い… お願い、だから… (一息置いて) もう、やめてね…  ぐす… …付き合えない…   付き合えない、から… ぐす… (一息置いて) もう… ピアノに、行く… ね… ごめん… でも、これで、最後にして欲しい… お願い… ね… じゃあ… 行くから… ぐす…